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【中学受験】算数が苦手なのは実は国語ができないから!?

最終更新
【中学受験】算数が苦手なのは実は国語ができないから!?

こんにちは、SS-1の田畠です。私はSS-1では珍しく、国語と算数の両方を担当しています。
今回は、「国語と算数は実は"同じ力"で解ける」というテーマで、特に「国語は得意だけど算数は苦手...」というご家庭に向けてお話しします。

国語は「言い換えの力」を育てる教科

国語の読解問題では
 「『〇〇〇』とありますが、どういうことですか?」
というように、"言葉の言い換えや内容の対応"を見つける設問が必ず出てきます。

たとえば、「環境問題」と書かれていたら、それが具体的に何を指すのか、本文中から探し出して同じ意味になるように言い換える力が必要です。

この言い換え力は、単なる暗記ではなく、情報を整理し、言葉を対応させる力です。
 実はこの「言い換え力」が、そのまま算数の文章題でも必要とされるのです。

算数の文章題も「言い換え」がカギ

算数の文章題で求められる力も、実は「問題文の内容を"式の型"に言い換える力」です。

算数の文章題は、単に計算力を問うものではありません。
 「1あたり量 × 個数 = 合計」という"型"に、文章中の情報を対応させて整理する――
 これができれば、どんな文章題も本質的には同じ方法で解けるのです。

例題で「言い換えの力」を実感しよう

まず、算数の典型的な「型」を見てみましょう。

1あたり量 × 個数 = 合計

どんな単元でも、まずはこの型に文章の情報を言い換えて当てはめることが大切です。

【速さの問題】
 分速50mの人が10分歩きました。何m進んだでしょう?
 → 50m/分 × 10分 = 500m

【濃度の問題】
 濃度5%の食塩水200gには、何gの食塩が含まれていますか?
 → 200g × 0.05 = 10g

【売買算】
 定価100円の商品を30個売りました。売上高はいくらでしょう?
 → 100円 × 30個 = 3,000円

単位や言葉が違っても、やっていることは全部「1あたり量 × 個数 = 合計」の言い換えです。
 文章題が苦手な子ほど、情報を式の型に「置き換える」力が弱いのです。

応用問題も「言い換え」で解決!

例えば、こんな問題があります。

Aさんは家から学校へ、分速50mで歩いて向かいました。途中、家から400m離れた図書館の前を通り、そこから分速150mで走って学校まで進んだところ、家から学校まで12分かかりました。図書館から学校までの距離は何mですか?

一見複雑そうですが、ここでも「1あたり量 × 個数 = 合計」の型に言い換えて整理します。

【情報を分解してみましょう】
〈家→図書館まで〉
速さ(1あたり量):分速50m
 時間(個数):□分
 きょり(合計):400m

〈図書館→学校まで〉
速さ(1あたり量):分速150m
 時間(個数):(12分-□分)
きょり(合計):◯m

まず、〈家→図書館まで〉のところで□に当てはまる数を計算します。
 → 50m/分 × □分 = 400m
 → □分 = 8分

次に〈図書館→学校まで〉のところで□を8分を置き換えて計算します。
 → 150m/分 × (12分-8分) = 600m

A 600m

これが答えです。

この問題も、「1あたり量 × 個数 = 合計」の型に文章中の言葉を言い換えて当てはめているだけです。

まとめ:算数が苦手な子こそ、国語の言い換え力を活かそう

算数が苦手な子の多くは、「計算」そのものではなく、情報を式の型に"言い換えて"整理する力に課題があります。
これはまさに、国語の読解や選択肢問題で鍛える「言い換え力」と同じです。

  • 国語の「言い換え問題」を解く感覚で、算数の文章題も「型」に置き換えていく。
  • 「国語は得意だけど算数は苦手...」というお子さんこそ、国語力を算数に応用できれば、一気に苦手克服のチャンスです。

逆に、国語の言い換えや情報整理力が弱い場合、算数の文章題も苦戦します。

「算数は難しい教科じゃありません。国語ができる子は、必ず算数もできるようになります!」

算数を解くための「国語力」に課題がありそう......そんな方は、ぜひ一度SS-1の学習カウンセリングへお越しください。
 算数と国語、両方を得意にできる学習法をご提案します。

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この相談に答えた講師
田畠 靖大(Tabata Yasuhiro)
中学受験専門のプロ個別指導教室SS-1(エスエスワン)関東副代表・渋谷教室長。関東にあるSS-1渋谷教室を中心に多くの受験生を指導し、毎年難関中学に送り出しています。担当教科は国語・算数。論理性を重視しながらも、ソフトな語り口でお子様の課題解決に取り組みます。テストでの得点向上のみならず、科目の根本理解、体系理解を実現、得意科目に仕上げていきます。

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