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【中学受験】「時計算」の裏ワザ!? 苦手な時計算が簡単に解けるテクニック

最終更新
カテゴリー:算数の勉強法
【中学受験】「時計算」の裏ワザ!? 苦手な時計算が簡単に解けるテクニック

第1回 「小さい方の角度を求める」

中学受験の算数において、多くの受験生が苦手意識を持ちやすい「時計算」。
実は、ルールさえマスターしてしまえば、パズルを解くようにスラスラと答えを出すことができます。

今回は、基本となる「小さい方の角度を求める」テクニックを、わかりやすく整理して解説します。

時計算を攻略する「3つの裏技」

時計算を解く前に、まずはこの3点を頭に叩き込みましょう。

これだけで、「時計算」が驚くほどシンプルに見えてきます。

1. 「長針」が「短針」を追いかける「旅人算」と考える

時計算は、長針が、短針を追いかける「旅人算」だと考えましょう。

「兄」が「弟」を追いかけるのと同じことです。

今回はわかりやすく「長針さん」「短針さん」と呼んでみます。

2. 「長針さん」と「短針さん」の「速さ」を覚える

旅人算に出てくる「兄」と「弟」は速さが毎回異なりますが、時計算の「長針さん」と「短針さん」は基本的に速さが変わりません。とっても簡単ですね。

それぞれの速さを覚えてしまいましょう。

  • 長針さん: 分速 6°(60分で360°進む)
  • 短針さん: 分速 0.5°(60分で30°進む)

同時に、「長針さん」が「短針さん」を追いかけたとき、「1分間に縮まるきょり(角度)」も計算しておきましょう。

1分間で縮まるきょり(角度): 6° - 0.5° = 5.5°

3. スタート位置は必ず「〇時ちょうど」にする

唯一、時計算が難しいポイントは「スタート地点が決まっていない」ということです。

旅人算なら「兄は家から、弟は駅から」というように問題文の方でスタート位置を指定してくれていますが、時計算ではスタート位置を自分で決めなければいけません。

ゆえに「『◯時ちょうど』をスタート地点にする」と覚えておきましょう。

例)6時20分のとき、長針と短針が作る小さい方の角度は何度ですか。

→直接「6時20分のときの角度」を求めるのではなく、スタート地点を「6時ちょうど(6時00分)」にして、そこから旅人算(追いかけ算)で求める。

実践!例題を解いてみよう「小さい方の角度を求める」

では、実際に問題を解いてテクニックの使い方を確認しましょう。

問題①

5時12分のとき、長針と短針が作る小さい方の角度は何度ですか。

解き方のステップ

① スタート地点(5時ちょうど)の角度を出す

まずは「5時00分」のときの二人の間のきょり(へだたり)を調べます。

時計の文字盤は、数字1つ分(1メモリ)が 30°です。

30° × 5メモリ = 150°・・・スタート時、二人は 150° 離れている

② 12分間で「縮まった角度」を出す

1分間に 5.5° ずつ差が縮まっていくので、

5時12分では、合計「5.5° × 12分 = 66°」の差が縮まることになります。

はじめの二人の差が「150°」でしたから、

5時12分の小さい方の角度は「150° - 66° = 84°」となります。

答え)84°

問題②

11時38分のとき、長針と短針が作る小さい方の角度は何度ですか。

解き方のステップ

① スタート地点(11時ちょうど)の角度を出す

まずは「11時00分」のときの二人の間のきょり(へだたり)を調べます。

時計の文字盤は、数字1つ分(1メモリ)が 30°です。

30° × 11メモリ = 330°・・・スタート時、二人は 330° 離れている

〈注意!〉
「長針さん」も「短針さん」も「時計回り」に動きます。
「長針さん」が反時計回りに進まないよう注意しましょう。

② 38分間で「縮まった角度」を出す

1分間に 5.5° ずつ差が縮まっていくので、

11時38分では、合計「5.5° × 38分 = 209°」の差が縮まることになります。

はじめの二人の差が「330°」でしたから、

11時38分の小さい方の角度は「330° - 209° = 121°」となります。

答え)121°

問題③

8時7分のとき、長針と短針が作る小さい方の角度は何度ですか。

解き方のステップ

① スタート地点(8時ちょうど)の角度を出す

まずは「8時00分」のときの二人の間のきょり(へだたり)を調べます。

時計の文字盤は、数字1つ分(1メモリ)が 30°です。

30° × 8メモリ = 240°・・・スタート時、二人は 240° 離れている

② 7分間で「縮まった角度」を出す

1分間に 5.5° ずつ差が縮まっていくので、

8時7分では、合計「5.5° × 7分 = 38.5°」の差が縮まることになります。

はじめの二人の差が「240°」でしたから、

8時7分のときの角度は「240° - 38.5° = 201.5°」となります。

〈注意!〉
ここで次のことに気をつけましょう。

【答えが180°よりも大きいときは、360°が引く】

今回は201.5°だったので、180°よりも大きいです。
つまり、小さい方の角ではありませんね。

この場合は、360°から引いて答えを求めます。

360° - 201.5° = 158.5°

答え)158.5°

「わかったつもり」で終わらせないために

時計算の基本、「小さい方の角度を求めるテクニック」はいかがでしたか? 「なんだ、意外と簡単じゃないか!」と感じた方も多いかもしれません。

しかし、中学受験の算数はここからが本番です。 基本のルールを理解したあと、「お子さん一人で、初見の問題に対応できるか」は全く別の話になります。

  • 「家で教えるとわかるのに、テストになると間違える」
  • 「式の意味を答えられない(丸暗記してしまっている)」
  • 「途中計算のミスが減らない」

もし、このようなお悩みをお持ちであれば、それは単なる「練習不足」ではなく、「学習のやり方」そのものに原因があるかもしれません。

SS-1の学習カウンセリングでは、プロの講師がマンツーマンでお子さんの答案用紙やノートを分析し、「なぜ点数が伸び悩んでいるのか」「今、何をすべきなのか」を明確にします。

「時計算」だけでなく、お子さんの算数の成績を最短でアップさせるための「次の一手」を、一緒に見つけませんか?

まずは無料の学習カウンセリングで、お気軽にご相談ください。

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この相談に答えた講師
田畠 靖大(Tabata Yasuhiro)
中学受験専門のプロ個別指導教室SS-1(エスエスワン)国語科講師。関東にあるSS-1白金台教室、渋谷教室、お茶の水教室や、オンライン教室でも全国の生徒さんを指導しており、毎年難関中学に送り出しています。担当教科は国語・算数。論理性を重視しながらも、ソフトな語り口でお子様の課題解決に取り組みます。テストでの得点向上のみならず、科目の根本理解、体系理解を実現、得意科目に仕上げていきます。

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