【中学受験算数】5年生から6年生に上がると何が変わる?
第1回「小さい方の角度を求める」
第2回「『重なる・反対方向・直角』の時間」
第3回「『比』を使って解く時計算の極意」
第1回、第2回では、1分間に5.5°ずつ差が縮まる「旅人算」の考え方で時計算を攻略してきました。 今回は、さらにステップアップ!「比」を使った一歩先のテクニックをご紹介します。
時計算の主役、長針と短針の「速さ」を比で表してみましょう。
この2つの速さを比にすると、6:0.5 = 12:1 となります。 つまり、長針が「12」進む間に、短針は「1」進むということです。
この関係を使って、角度を度数(°)ではなく、「まる数字(①、⑫)」で表して考えてみましょう。
7時と8時の間で、長針と短針が12時のメモリを挟んで左右対称になるのは7時何分ですか。
まずは答えとなる7時◯分の時計を作図しましょう。

次に、長針と短針が「7時ちょうどからどれくらい動いたのか」を「①」「⑫」を使って書き込みます。

「左右対称」であることを利用して、反対側にも同じきょり(角度)を書き込みましょう。

ここまできたらあと少しです。
「7のメモリ」から「12のメモリ」までの「25分」に注目すると、「①+⑫=⑬」になっていることがわかります。
つまり、⑬=25分
ということですね。
今求めたいのは、「7時◯分」つまり「長針が動いた時間」ですから、「⑫」にあたります。
25分× 12 13 =23と 1 13 分
答)7時23と 1 13 分
9時と10時の間で、長針と短針が8時のメモリを挟んで左右対称になるのは9時何分ですか。
問題1と同様に考えていきましょう。
まずは答えとなる9時◯分の時計を作図しましょう。

次に、長針と短針が「9時ちょうどからどれくらい動いたのか」を「①」「⑫」を使って書き込みます。

「左右対称」であることを利用して、反対側にも同じきょり(角度)を書き込みましょう。
前回と異なり、「①+30°」で考えなければいけないので、注意しましょう。

「12のメモリ」から「7のメモリ」までの「35分」に注目すると、「①+⑫=⑬」になっていることがわかります。
つまり、⑬=35分
ということですね。
今求めたいのは、「9時◯分」つまり「長針が動いた時間」ですから、「⑫」にあたります。
35分× 12 13 =32と 4 13 分
答)9時32と 4 13 分
第3回まで続いた時計算のテクニック、いかがでしたか? 「旅人算」で基礎を固め、「比」で応用力を高める。この2段構えがあれば、入試の時計算はもう怖くありません。
しかし、比の考え方は非常に強力な反面、「なぜその比になるのか」という本質的な理解ができていないと、少しひねられた問題で手が止まってしまいます。
こうした「理解のあやふやさ」を解消するには、プロによる的確なアドバイスが一番の近道です。
SS-1では、お子様が今持っている知識を最大限に活かし、確実に得点へ結びつけるための指導を行っています。 「算数の楽しさを知ってほしい」「志望校の過去問をスラスラ解けるようになってほしい」 そんな願いをお持ちの方は、ぜひSS-1の無料学習カウンセリングにお越しください。
お子様の思考回路を分析し、合格への最短ルートを一緒に描き出しましょう。

この相談に答えた講師
田畠 靖大(Tabata Yasuhiro)
中学受験専門のプロ個別指導教室SS-1(エスエスワン)関東副代表・渋谷教室長。関東にあるSS-1渋谷教室を中心に多くの受験生を指導し、毎年難関中学に送り出しています。担当教科は国語・算数。論理性を重視しながらも、ソフトな語り口でお子様の課題解決に取り組みます。テストでの得点向上のみならず、科目の根本理解、体系理解を実現、得意科目に仕上げていきます。
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