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【中学受験算数】夏期講習の期間中、頑張ったのに結果が出ない理由

 
カテゴリー:サピックス 小学5年生の勉強法 算数の勉強法
【中学受験算数】夏期講習の期間中、頑張ったのに結果が出ない理由

こんにちは。
SS-1算数科講師の日野です。

今回は、夏期講習で頑張ったのに、その後のテストで結果が出ない理由について、SAPIX5年生をターゲットにお話したいと思います。

サピックス5年生
夏期講習期間のカリキュラムはどのくらいハード?

5年生の夏期講習では、算数の授業が計14回あります。見た目上は、これまでに学習した単元と新しく学習する単元が半々という構成です。

既出単元(7回分)

  • N51-01 約数・倍数
  • N51-02 規則性
  • N51-03、13 立体図形(1)~(2)
  • N51-08 平均算
  • N51-10 円と多角形
  • N51-12 点の移動

新出単元(7回分)

  • N51-04 2量の関係
  • N51-05、06、09、14 比と割合(1)~(4)
  • N51-07 比と図形
  • N51-11 線対称・点対称

ただ、既出単元の中にも「新しいパターンの問題」が入っていたり、夏に習った比を使うことで夏前と違う解き方になっていたりと、新しく学習することの方が確実に多いと言えます。

それを約1か月で身に着けるというカリキュラムですので、かなりハードです。

算数以外の3科目の学習や学校の宿題、ご家庭の予定なども当然ありますから、夏期講習の内容を完璧にしてから8月マンスリーに臨むことができる方は実は多くありません。

夏期講習の重要性は当然分かっていて、意気込みもある方が多いのに、なぜ上手くいかないのか、原因をいくつか見てみたいと思います。

夏期講習の期間の学習が上手くいかない...!
その原因と対策を徹底解説

①学習スケジュールを適宜修正し、柔軟に考える

まず、夏期講習のスケジュールは事前に立てておきましょう。ただし、そのスケジュールは「修正することを前提に」立てることが第一ポイントです。次に、上手く進まなかった場合に備えて「予備日」を設定しておくことが第二ポイントです。

予備日とは、上手くいっていない場合に備えてスケジュールに「空き」の日をあらかじめ作っておくことです。予備日のないスケジュールでは、上手くいかない場合の修正が難しくなります。学習が上手くいけば外出、上手くいっていなければ外出ではなく勉強にあてる、といった具合です。

長丁場の夏期講習ですから、事前に立てたスケジュール通りに進むことはレアケースです。疲労からくる体調不良や、気分が乗らない日、想定外の予定が入ることなども十分考えられます。

事前に立てた予定通りに進まないと焦ったりイライラしてしまうよりも、あらかじめ「そういうものだ」と心の準備をしておき、修正前提でスケジュールを組みましょう。

上手くいかない場合の夏期講習が始まってからの修正ポイントを挙げておきます。

1. 始まって3~4日

→立てたスケジュールがどれくらいこなせるか、現実が見えてきます。上手くいかない場合は、ここで一旦修正を入れましょう。

2. 8月初旬

→お盆期間の使い方を考えておきましょう。上手くいっていない部分をどう取り返すか、優先順位を考えておきましょう。

3. お盆期間

→講習終了時から8月マンスリーの期間までの使い方を考えておきましょう。こちらも、マンスリーに向けてどう優先順位をつけるか考えておきましょう。

②あれもこれもと詰め込みすぎない。勇気を持って優先順位をつける

夏期講習と言えば、「弱点補強!」と考える方も多いと思います。算数だけでなく、他科目でも気になる分野がたくさん思い浮かぶ保護者も多いでしょう。

時間もあるし、「できる限り弱点をつぶしたい!」というお気持ちは十分分かります。ただ、現実は以下の通りです。

夏期講習内容を身に着けるだけで手一杯の生徒が大半である

前述のとおり、夏期講習内容はかなりハードです。それを余裕でこなしたうえで、さらに弱点補強ができる生徒は多くありません。

よって、夏期講習前に夏にやりたい弱点補強項目を挙げておくのは問題ないのですが、状況次第で優先順位を柔軟に見直すことが大切です。そして、優先順位の第一は夏期講習内容の習得です。

これをせずに、夏期講習内容も弱点補強もと欲張ってしまうと、結局どれも中途半端になってしまい、消化不良で8月マンスリーに臨むことになりかねません。

①と同様に、弱点補強についても優先順位をつけ、勇気を持ってやることを絞り、やらないことを決める必要があります。夏期講習前に優先順位をつけておくと、なお良いでしょう。

  1. 夏期講習で学習したことの習得が最優先
  2. ①の修正ポイントの時期に弱点補強の時間が確保可能かどうかを冷静に確認
  3. 手が回っていない場合は、弱点補強の優先順位を下げる。夏期講習に集中する。

この3点を押さえておきましょう。

③こなす学習になってしまう。定着が確認できるまで繰り返す。

①②はスケジュールや弱点補強の優先順位付けのお話が主体でしたが、③は学習の取り組み方についてです。算数以外の学習も大変なため、とかく「こなす学習」に陥りがちです。

「こなす学習」をもう少し具体的に言うと、分かった気になってしまい、本当に自力で解けるかまで確認できていない状態を指します。

それを回避するためには、本当に分かっているか、時間をあけて解いてみて確認することが必要です。

とはいえ、すべての問題を解き直すのは時間がかかりすぎるため、ターゲットを明確にしておく必要があります。

  • 〇:再度解いても確実に解ける。迷わずにすらすら解けた。
  • △:解くときに少しでも迷った。解説を見て分かった。
  • ×:ほとんど分からなかった。解説を見てもよく分からなかった。

問題に印をつけて、△の問題を優先的に確認しましょう。8月マンスリーまでに最低でも△の問題を2周程度確認してテストに臨めると良いでしょう。

ただし、繰り返し過ぎには注意です。なぜなら、過度に繰り返すと「丸暗記」に走りがちで、少し言い回しが変わるだけで解けなくなるなどの弊害が出てくるからです。

④正確さ・精度に対する意識が下がる。8月マンスリーでミスが多発してしまう

夏期講習のボリュームの多さから量をこなすことに意識がいってしまい、「ミス」に対する意識が下がってしまうことがあります。

「間違っていても、解き方が合っていればいいじゃん」と思っている生徒も多いですが、ボリュームに対処する子どもたちの自己防衛的な部分でもあり、気持ちは理解しますが、放置すると危険です。

正確さ、精度を担保する取り組みが必要です。一番分かりやすいのは「基礎トレ」をおろそかにしないことです。夏期講習中でも毎日取り組み、2日に1回ペースで満点が取れるように取り組みましょう。ここで基礎トレの点数が下がってしまう場合は危険です。

また、1日の学習の中で「この3問だけはミスなく解き切ろう」というメリハリをつけることも大切です。

ミスは「作業が雑になっていることが原因」であることが多いです。量をこなすために字が雑になる、図を書かなくなる、暗算で解こうとしてしまうなどです。

ミスを減らすための具体的な行動の指示も大切です。字が普段より雑になっている、書き込みの量が少ないなどの、普段との違いに目を光らせておいて、変化があればお子様にお伝えして改善を促してください。

ただし、ここが一番難しく、子どもからの反発があるかもしれません。
ご家庭だけで対応が難しい場合は、第三者の力を借りることをお考えください。

算数の成績を何とかしたいとお悩みでしたら、最寄のSS-1の教室にご相談ください。無料の学習カウンセリングを行わせていただき、お子様に応じたベストアドバイスを差し上げます。

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