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【中学受験】記述問題で得点するには?

最終更新
【中学受験】記述問題で得点するには?

中学受験において「記述が書けない」「記述で得点できない」と悩まれるご家庭は少なくありません。
特に集団塾の模範解答を見ても難解な表現が多く、何をどう指導すればよいのか戸惑うことも多いでしょう。

本記事では、そうした悩みに対して、記述問題で得点するための基本的な考え方と具体的な指導法をご紹介します。

  • 1. 「結論」から考えることが第一歩
  • 2. 「理由」を加えることで点数が伸びる
  • 3. 「対比」を加えて説得力を高める
  • 4. 対比が長くなりすぎないよう注意する
  • 5. 「ただ書きなさい」はNG
  • 6. 文章中から抜き出す?それとも言い換える?
  • 7. 間違えやすいポイント
  • まとめ:記述は「型」で得点できる

1. 「結論」から考えることが第一歩

論説文でも物語文でも、まずは「結論から書く」ことを意識しましょう。

記述が苦手な子どもは、選択肢問題と比べて「何を書けば正解になるのか」が曖昧に見えるため、「どうせ丸がもらえない」と感じて手が止まってしまうことが多いのです。

しかし、記述は部分点がある形式です。完璧な答えでなくても、結論だけで3〜5割の点数が取れるケースもあります。
つまり、一言でも「核心」を書けば、それだけで選択問題一問分に相当する得点が見込めるのです。

まずは「この問いに一言で答えるなら、何と書く?」という問いかけで、最も大事な一文=結論を導き出す練習をしましょう。
これにより、記述への心理的ハードルが下がり、子どもが自信を持って書き出せるようになります。

2. 「理由」を加えることで点数が伸びる

結論が書けたら、次はその理由を加えます。

文章の根拠をもとに、「〜ため」「〜ので」の形で因果関係をはっきりさせていきましょう。
設問の字数や問い方によって、必要な理由の数は変わるため、本文を一緒に確認しながら指導することが重要です。

3. 「対比」を加えて説得力を高める

より完成度の高い記述を書くためには、「対比」の構造を取り入れると効果的です。
たとえば、「〜だが」「〜が」の形で、他の立場や状況と比較することで、主張がより明確になります。

基本的な構造は以下の通りです。

【対比】〜だが、【理由】〜ので、【理由】〜ため、【結論】〜ということ。

ただし、【対比】と【理由】は字数制限等によって必要な場合と必要でない場合があるので注意しましょう。

4. 対比が長くなりすぎないよう注意する

ただし、「対比」に偏りすぎると本末転倒です。

記述が苦手な子どもほど、「前置き(対比)」が長くなりがちです。
たとえば、学校での出来事を説明するときに、「あのね、◯◯くんが〜」「でも僕は〜」と前置きが延々と続くような場面に心当たりのあるご家庭も多いでしょう。

記述問題でも同様で、対比が長くなりすぎると、結論がぼやけてしまいます。
文章全体の3分の2以上が対比に偏っている場合は、構成を見直しましょう。

5. 「ただ書きなさい」はNG

子どもに「書きなさい」「白紙にしないで」と言うだけでは、記述力は育ちません。

「対比→理由→理由→結論」という"型"を教えることで、初めて子どもは自信を持って書けるようになります。
この構造を意識して指導してあげてください。

6. 文章中から抜き出す?それとも言い換える?

記述に慣れてくると、今度は「本文からそのまま抜き出していいの?」「言い換えた方がいいの?」という悩みが出てきます。

以下の4つに該当する場合は言い換えが必要です。

① 比喩表現

たとえば「Aちゃんのドレス姿が眩しくて」は、実際にまぶしいわけではありません。
「素敵に見えて」「あこがれて」など、意味を明確にする言い換えをしましょう。

② 具体例

「ニュートンやアインシュタイン、ノーベル」などの列挙は具体例です。
ここでは「偉大な科学者」とまとめて抽象化する必要があります。

③ 指示語

指示語は何を指しているのかが文章を読んでいない人には伝わらないため、言い換える必要があります。記述内の言葉を指している場合は書いてもよいので、使い方に注意しましょう。

④ あいまい語

たとえば「話してきたのが明里だったので安心した」という記述では、明里がどんな人かが伝わらなければ「安心した」理由として成立しません。

接続語などもあいまい語に該当します。突然「しかし」と書き出しても意味が伝わらないので注意しましょう。

7. 間違えやすいポイント

記述のミスで特に多いのは以下の2点です。

① 主語の抜け

設問で主語が明示されていない場合、自分で補う必要があります。
「誰が」が伝わるように主語を明確にしましょう。

② 語尾のミス

「なぜ」「理由は」と問われていれば「〜から」「〜ため」などで締める。
「どういうこと」と問われていれば「〜ということ」と語尾を合わせましょう。
書き終わった後には、設問との整合性を必ず確認する習慣をつけましょう。

まとめ:記述は「型」で得点できる

白紙で出すくらいなら、「とにかく一言でも書く」ことで部分点が取れる。
記述は書いた者勝ちです。ご家庭では、まず「一言の結論」から始めさせてあげてください。

そして、徐々に理由や対比を補うようにすれば、確実に点数が伸びていきます。
お子さまが記述問題を「得点源」に変えられるよう、ぜひこの考え方と指導法を取り入れてみてください。

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この相談に答えた講師
田畠 靖大(Tabata Yasuhiro)
中学受験専門のプロ個別指導教室SS-1(エスエスワン)国語科講師。関東にあるSS-1白金台教室、渋谷教室、お茶の水教室や、オンライン教室でも全国の生徒さんを指導しており、毎年難関中学に送り出しています。担当教科は国語・算数。論理性を重視しながらも、ソフトな語り口でお子様の課題解決に取り組みます。テストでの得点向上のみならず、科目の根本理解、体系理解を実現、得意科目に仕上げていきます。

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