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【中学受験国語】テスト直前の「国語の読解対策」って何をすればいいの?30分で20点変わるテストの対策方法

最終更新
【中学受験国語】テスト直前の「国語の読解対策」って何をすればいいの?30分で20点変わるテストの対策方法

テスト前は算数や理科、社会の対策に追われ、国語の勉強が後回しになったり、何をすればよいか分からず諦めてしまったりする声をよく聞きます。

今回は、テスト直前に「30分」でできる読解問題の対策方法をご紹介します。ぜひご家庭で実践してみてください。

1.「正解できたはず」の選択肢問題で確実に点を取る方法 その1

まずは選択肢問題についてです。多くの生徒が「正解できたはずの選択肢」を2〜3問落としています。これは"読解力"の問題ではなく、本文中の言葉が書かれた選択肢に誘導されてしまうことが原因で起こるミスです。誘導されているだけなので、意識を改善するだけで解けるようになるケースが多く、テスト前対策だけでも5〜10点を確保できるようになるでしょう。

「本文中の言葉に誘導される」とは?

国語のケアレスミスともいうべき間違えの一つに「本文を正しく読めているのに、本文中の言葉がそのまま使われている選択肢に引き寄せられ、安易にそれを選んでしまう」というものがあります。

自分の読み取った内容ではなく、本文中に書いてある言葉を探す形で選択肢を選んでしまうため、間違った選択肢の「意味のズレ」に気づけなくなっているのです。

間違え方の例

では、本文中の言葉に誘導される例を見てみましょう。

毎日の食事は、私たちの体を支える大切な土台である。もし栄養が偏ったり欠けたりすると、力が出にくくなり、集中しづらくなる。たとえば、朝食を抜くことで、授業中に頭がぼんやりしてしまうことがある。だからこそ、ただおなかを満たすだけでなく、日々栄養バランスを考えて食事を続けることが重要だ。

 本⽂の内容に最も合っているものを一つ選びなさい。
ア おなかを満たしても授業に集中できないので、バランスを考えて食事をとることが大切である。
イ 毎日の生活で力を発揮するには、栄養の整った食事を続けることが大切である。

正解はイです。

 アは「ただおなかを満たすだけ」「授業に集中できない」といった本文の語を含んでいますが、本文に書かれているのは「朝ごはんを抜く→授業に集中できない」「栄養がかたよる→力が出にくい」であって、「おなかを満たしても授業に集中できない」とまでは書かれていません。 本文と似た言葉を選ぶだけでは間違え選択肢に引っかかってしまう理由がこれです。

選択肢を見る前に自分で"ひとこと答え"を作る

この対策として有効なのは、「選択肢を見る前に自分で答えを作る」というものです。

選択肢を先に見ると本文の語に引っ張られてミスが起こります。だからこそ、事前に「食事は体を支える大切なもの。だからバランスを考えて食べるべきだ」といった"ひとこと答え"を自分の中に用意しておくのです。

自分の答えと選択肢を照らし合わせることで、本文中と同じ言葉が使われていても「因果関係のズレ」や「要素不足」に気づき、正しい選択肢が選べるようになります。

練習方法

普段の塾のテキスト、もしくは前回のテスト問題を使い、一問だけ練習するのがおすすめです。

時間は10分程度で十分です。「事前に答えを用意してみたら間違えなかった!」という経験を積ませてあげてください。

また、テスト終了後の振り返りでは、同じやり方でもう一度解き直すと、さらなる定着が見込めます。

2.「正解できたはず」の選択肢問題で確実に点を取る方法 その2

さらに、先ほどのような選択肢問題で起こりがちなミスがもう一つあります。それは、選択肢の中に、ひときわ目を引くような正しい言葉が書かれていた場合、それに誘導されて間違え選択肢を選んでしまうというものです。

「ひときわ目を引くような言葉に引っ張られる」とは?

国語の選択肢問題は、一部に間違いがあればその選択肢は✕です。しかし「前半がとても正しそうに見える/後半がとても正しそうに見える」といった理由で、間違え選択肢に引っ張られてしまうことがよくあります。

間違え方の例

以下に「正しい言葉に引っ張られてしまう」例を記載します。

選択肢を分割した上で、その内容を本文と照らし合わせ、正しさに応じて「〇」「△〇(〇に近い△)」「△✕(✕に近い△)」「✕」を付けたものです。

ア (△〇)環境を守るためには、ただ資源の利用を減らすだけでなく/(△✕)生活の中で資源をどのように循環させていくかを考え続けることが大切である。
イ (〇)地球温暖化の主な原因は石油や石炭などの使用であり/(〇)それを少しでもやめれば/(✕)すぐに地球の気温が下がって快適な環境が戻ると考えられる。
ウ (✕)私たちが自然と共生していくためには、便利さを求める気持ちと/(〇)環境を守ろうとする姿勢との両方を意識し/(〇)その中でバランスを取っていくことが必要である。
エ (△✕)ごみを減らすためには、リサイクルや再利用といった方法を知るだけで十分であり/(✕)それを実際に行動に移す必要はそれほど大きくないといえる。

正解はアです。記号だけで見ると「〇」が多いイやウが正解に見えますよね。

間違えた選択肢を選んでしまった理由を尋ねると、「後半に書かれた内容が一番正しそうだったから」と答えることが多いのですが、一番はじめに記載したように「一部の内容が不一致なら全体も✕」です。この視点を共有するだけで惜しい失点は確実に減ります。

練習方法

普段の塾のテキストや前回のテスト問題を使い、選択肢を分割して「〇・△〇・△✕・✕」をつけてみてください。その上で、正しい選択肢を選ぶ練習をすると効果的です。

3.時間配分を調整してすべて解き切る

次に「時間配分」についてです。

時間配分を誤り、後半の問題や記述に手をつけられず、思ったように点数が伸びなかった経験はどのご家庭にもあるのではないでしょうか。そんな「時間配分が課題」のお子さんに向けて、テスト前に簡単にできる対策をお伝えします。

時間を守る「仕組み」を作る

「時間配分を守りなさい」「最後まで解きなさい」と言っても、子どもにはなかなか伝わりにくいものです。時間配分を意識させるためには、「仕組み」を整えてあげることが一番です。以下に二つの「仕組み」を記載します。

⑴ 節目で時間を確認する習慣作り

時間配分の意識を作る一つ目の仕組みは「時間を確認するタイミングの指定」です。

時間配分を間違える生徒の多くが「時間を確認する回数が少ない」傾向にあることがわかっています。時間を確認せずに問題を解き、後半に入ったところで残り10分しかなくなってしまう...このような状態になっているお子さんが多いのです。

そこで、以下のタイミングで時間を確認する約束を決めましょう。

①【漢字と語句】をすべて解き終わったあと
②【文章1】本文を読み終わったあと
③【文章1】記述を書く前・書いたあと
④【文章1】の問題がすべて解き終わったあと
⑤【文章2】本文を読み終わったあと
⑥【文章2】記述を書く前・書いたあと
⑦【文章2】の問題がすべて解き終わったあと

これでも時間配分が調整できない場合は、「すべての問題で一問ごとに確認する」のも手です。こまめに時間を確認する習慣がつけば、時間を調整しようとする意識も同時に芽生えます。

練習方法

どのタイミングで時間を確認するかを親子で決めておきましょう。
前回のテストを使いながらチェックするとよいでしょう。

⑵ 事前に時間を決めておく

二つ目の「仕組み」は、各問題に対して「使ってよい時間」を事前に決めておくというものです。

  • 漢字と語句:3〜5分程度
  • 物語文:23〜25分程度
  • 論説文:20〜22分程度
  • 選択肢・抜き出し問題:1分30秒程度
  • 記述:3〜5分程度


問題の量と質によって変わるので、あくまでも目安としてください。
ただ、上記の時間を大きく超えてしまう生徒が多いのも事実です。

練習方法

極端に時間を浪費している場面がないか、前回のテストを用いて確認するとよいでしょう。

4.記述は"要素"で整えて多くの部分点をもらう

記述は「要素」を意識することが必要です。
採点要素をだらだらと長く書いてしまうと、「たくさん書いたのに点数がもらえない」という状況が生まれます。まずは、採点要素を意識しながら、書く訓練をしましょう。

記述例

以下に「良い記述例」と「悪い記述例」を記載します。

良い記述例
人間は効率だけを追うと豊かさを失うため、科学技術を活用しつつ、人との関わりや文化を大切にすべきだ。
 (=効率・豊かさ・科学技術・人との関わり・文化の5要素)

悪い記述例
毎日の生活は便利になったとしても、便利になるだけではよくないので、それ以外のことも考えなければならない。
 (=「便利では不十分」という1要素しか採点されない)

このように、要素として採点される部分を意識できていないと点は伸びません。
まずは要素を意識することが大切です。

練習方法

前回のテストの記述の解答を見ながら、どこが要素になっていたのか、要素数はいくつあったのかを一緒に確認してみましょう。
また、書くべきでない具体例を書いてしまっている場合は、その点を指摘するだけで改善するケースも多くあります。

直前であっても正しく対策することで、本番での得点力が身につきます。
SS-1の学習カウンセリングでは、お子さまの答案を短時間で分析し、直前期に効く個別の声かけまで具体化します。ご希望の方はぜひお気軽にご相談ください。

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この相談に答えた講師
田畠 靖大(Tabata Yasuhiro)
中学受験専門のプロ個別指導教室SS-1(エスエスワン)国語科講師。関東にあるSS-1白金台教室、渋谷教室、お茶の水教室や、オンライン教室でも全国の生徒さんを指導しており、毎年難関中学に送り出しています。担当教科は国語・算数。論理性を重視しながらも、ソフトな語り口でお子様の課題解決に取り組みます。テストでの得点向上のみならず、科目の根本理解、体系理解を実現、得意科目に仕上げていきます。

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