【中学受験】サピックス5年生 理科「植物」の攻略ポイント

今週の攻略ポイント
皆さんこんにちは。
SS-1理科講師の村橋です。
サピックス5年生の皆さんへ、今週の理科の攻略ポイントをお届けします!
「植物」の攻略ポイントは、セットにすることで楽に覚えることです。
➀花のつくり
➁受粉
➂植物の分類
➀花のつくり
花のつくりは、次のようになっています。
がく・花びら・おしべ・めしべがそろっている花を完全花といい、ひとつでも欠けていると不完全化といいます。
名称はセットにして、それぞれ説明できるようにして覚えましょう。
柱頭 ・・・めしべの先端で、花粉がつくべたべたしている部分
やく ・・・おしべの先端で、花粉をつくる部分
子房 ・・・成長して果実になる部分
胚珠 ・・・成長して種子になる部分
花びら ・・・昆虫などをおびき寄せる
がく ・・・つぼみのときに内部を守る
また、ヘチマやトウモロコシのように、お花とめ花に分かれるものを単性花といい、ひとつの花におしべとめしべがある花を両性花といいます。
単性花は、語呂合わせでセットにして覚えましょう。
➁受粉
やくから出た花粉が、柱頭につくことを受粉といいます。
また、同じ花の中で受粉が行われることを自家受粉といい、ほかの花の花粉がつくことを他家受粉といいます。
花粉の運ばれ方で分けると、次の3つに分類できます。
虫媒花 ・・・花びらにおびき寄せられた昆虫に花粉がつき、花粉が運ばれる
虫媒花の花粉は、とげとげ、ねばねばしています。
風媒花 ・・・花粉が風に乗って運ばれる
風媒花の花粉は軽く、空気袋を持つものもあります。
鳥媒花 ・・・鳥に花粉がつき、花粉が運ばれる
昆虫が活動しない冬に花を咲かせる植物に多いです。
➂植物の分類
植物の分け方はさまざまありますが、次の分け方でセットにして覚えることがおすすめです。
まずは、増え方で分けます。胞子で増えるなら胞子植物、種子をつくって増えるなら種子植物です。
次に、種子植物を子房の有無で分けます。子房があれば被子植物、なければ裸子植物です。
そして、被子植物を子葉で分けます。2枚なら双子葉類、1枚なら単子葉類です。
最後に、双子葉類と単子葉類を花びらの枚数で分けます。双子葉類は5枚と4枚、単子葉類は3枚と0枚です。
また、このマップはさらにほかの特徴でも分けることができます。
1つ目は、合弁花と離弁花で、ウリ科を境目として、それより上は合弁花、それより下は5枚のものも、4枚のアブラナ科も、3枚ユリ科も離弁花です。ちなみに、3枚はユリ科に加えてアヤメ科も覚えられるとなおよいです。
2つ目は、虫媒花と風媒花で、花びらがあれば虫媒花、花びら0枚、つまり、花びらがなければ風媒花です。イネの下に位置する裸子植物も風媒花です。
3つ目は、胞子植物の光合成の有無です。ソウ類やキン類を植物とするかは諸説あるので問われませんが、光合成をするかで分類することはあります。光合成のための葉緑体を持ち、緑色のシダ・コケ・ソウ類は、光合成をします。キン類は光合成をしません。
まとめ
このように、植物は、図表や語呂合わせを用いてセットにして覚えることが大切です。
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この相談に答えた講師
村橋 寛人(Murahashi Hiroto)
中学受験専門のプロ個別指導教室SS-1(エスエスワン)理科教務主任。関東にあるSS-1横浜教室を中心に指導しており、中学受験を目指すお子さんを難関中学に送り出しています。生徒さんが問題文のどこを見て、何を感じ、どう判断したのかを考え抜き、授業では「自分で気付ける」ような問いかけを徹底する講師です。生徒さんからも「柔らかく何でも話しやすい」という声が多く集まっています。
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