【中学受験】サピックス5年生 理科「滑車と輪軸」の攻略ポイント
今週の攻略ポイント
皆さんこんにちは。
SS-1理科講師の村橋です。
サピックス5年生の皆さんへ、今週の理科の攻略ポイントをお届けします!
「滑車と輪軸」の攻略ポイントは、解き方を固定することです。
➀滑車
➁滑車のパターン
➂輪軸
①滑車
滑車には、定滑車と動滑車の2種類があります。
この形は、天井などに固定されているので「定滑車」といいます。定滑車を使っても「引く力」も「引く距離」も変わりませんが、「引く向き」が変わります。
次に、この形は、ひもを引くとおもりと一緒に滑車も動くので「動滑車」といいます。
滑車の計算で、重さを問われた場合はてこの考え方で解きます。
長さ(距離)を問われた場合は相似の考え方で解きます。
そのため、「重さはてこ」「長さは相似」で解き方を覚えましょう。
「重さは半分で、長さは2倍で・・・」と言葉で覚えるよりも図で覚えた方が忘れにくくなります。
※「③輪軸」のところに図でまとめてありますので、参照してください。
また、定滑車と動滑車の引く向きを変える問題は、理由とセットで押さえましょう。
定滑車はひもを斜めの向きに引いても、引く力は変わりません。
しかし、動滑車はひもを斜めの向きに引くと、動滑車とおもりを「上+横=斜め」に引くことになるため、上向きに引くよりも大きな力が必要になります。
②滑車のパターン
滑車に重さがなければ、「おもりの重さ×おもりが動く距離=手で引く力×手で引く距離」の関係になります。
たとえば、300gのおもりを10㎝持ち上げるとき、動滑車1つを使うと、150gの力で20㎝引くことになります。
つまり、「300g×10㎝=150g×20㎝」が成り立ちます。
なお、滑車に重さがあると使えないので注意しましょう。
複雑な滑車は、「動滑車を何点で支えているか」を数えます。
図のような複雑な滑車は、「重さはてこ」「長さは相似」で解きづらいため、定滑車と動滑車の間に線を1本引き、「動滑車を何点で支えているか」を数えて、重さを均等に分けます。
たとえば、このような滑車なら、重さが500gのおもりを5点で支えているので、矢印の部分を手で引く力は500÷5=100で100gとなります。
③輪軸
輪軸とは、大きさがちがう滑車を組み合わせたものです。蛇口やドアノブ、ハンドルなどに使われています。
輪軸の計算も動滑車と同様に、「重さはてこ」「長さは相似」で考えます。
「重さはてこ」「長さは相似」のまとめ
まとめ
滑車と輪軸は、解き方を固定することが大切です。
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この相談に答えた講師
村橋 寛人(Murahashi Hiroto)
中学受験専門のプロ個別指導教室SS-1(エスエスワン)理科教務主任。関東にあるSS-1横浜教室を中心に指導しており、中学受験を目指すお子さんを難関中学に送り出しています。生徒さんが問題文のどこを見て、何を感じ、どう判断したのかを考え抜き、授業では「自分で気付ける」ような問いかけを徹底する講師です。生徒さんからも「柔らかく何でも話しやすい」という声が多く集まっています。
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