【中学受験】サピックス5年生 理科「溶解度」の攻略ポイント
今週の攻略ポイント
皆さんこんにちは。
SS-1理科講師の村橋です。
サピックス5年生の皆さんへ、今週の理科の攻略ポイントをお届けします!
「溶解度」の攻略ポイントは、ひとつずつ計算することです。
➀溶解度曲線
➁溶解度の計算
➂濃度の計算
➀溶解度曲線
水溶液の重さを求めるときに、溶け残りは「水溶液の重さ」にならないことに注意しましょう。
(例)80℃の水100gに食塩50gを加えると12g溶け残りがあった。
このときの水溶液の重さを答えなさい。
(答)100+50-12=138となり、水溶液の重さは138gになります。
また、溶解度曲線のようにグラフが出てくると難しそうに感じるかもしれませんが、変化前の温度のときに溶ける量と、変化後の温度のときに溶ける量の差を見るだけで大丈夫です。
➁溶解度の計算
溶解度も比例計算なので、比例計算は「表」を書いて解くことがお勧めです。次の(1)~(3)の3ステップで解いていきます。
(1)問われている温度の溶解度を確認する
(2)与えられた条件を項目ごとに書き出して「表」の形で条件整理
(3)比例計算
(例)80℃の水200gに、物質Aと物質Bをそれぞれ40gずつ溶かしました。
水温を20℃まで下げたとき、物質AとBの結晶はそれぞれ何g出てきますか。
ただし、物質Aは、80℃の水100gに60g、20℃の水100gに10g溶け、物質Bは80℃の水100gに20g、20℃の水100gに15g溶けるものとします。
(答)AとBに分けてひとつずつ計算していきます。
水の量が200gであることに注意して「表」にしていきます。
Aを➀~➂の手順で解くと、次のようになります。
80℃のときに溶け残りはなく、20℃のときは水200gにAが20g溶けることから、40-20=20となり、つまり、Aの結晶は20g出てくるとわかります。
Bも➀~➂の手順で解くと、次のようになります。
80℃のときに溶け残りはなく、20℃のときは水200gにBが30g溶けることから、40-30=10となり、つまり、Bの結晶は10g出てくるとわかります。
これらより、20+10=30となり、出てくる結晶は30gとわかります。
➂濃度の計算
水溶液をうすめる問題は、「溶けている物質(=溶質)」の重さを求めて解くようにしましょう。もちろん、面積図やてんびん図で解くこともできますが、理科であれば溶質の重さを出す方が、速く、ミスなく、解くことができます。
(例)20%の食塩水100gに水100gを加えたときの濃度(%)を答えなさい。
(答)濃度は20%なので、食塩の重さは 20g 100g です。
食塩の量は変えずに水を100gたすので、 20g 200g となり、10%だとわかります。
(例)15%の食塩水100gを3倍にうすめるときに必要な水の量
(答)ひとつずつ順を追って整理しながら計算していきます。
濃度は15%なので、食塩の重さは 15g 100g です。
3倍にうすめたいので濃度を5%(15%÷3=5%)にします。
食塩の量は変えずに水をたして5%にするので、 15g 300g となり、300-100=200、つまり200gとわかります。
まとめ
溶解度は、ひとつずつ計算することが大切です。
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