「一年の計は元旦にあり」って本当?
元日から1週間。
昔から
「一年の計は元旦にあり」
と言われていますね。
受験生は「合格」をめざして、何に取り組めばいいのかなど、目標に向かって気持ちも新たに引き締まったのではないでしょうか。
5年生以下のお子さんたちの場合は
「毎週日曜日にテスト直しをする」
「漢字と熟語を毎日5個ずつ覚える」
など「決意表明」をすることも大切です。
具体的な学習方法や学習サイクルの検討などは、塾での新学年がスタートする2月までにしておきたいものです。
ところが中には、そういった準備が間に合わず、新学年をスタートしてしまうお子さんもおられます。
新しい学年の授業がはじまって1ヶ月ほどが経過すると、ご相談をいただくことがあります。
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テストで緊張してしまい、ふだん解ける問題もミスしてしまいます。
基礎固めをしたいのですが宿題に追われていて、時間がとれません。
問題集をひとつ決めて何度も繰り返した方がよいのではと思っていますが、塾のテキストが多く、親もファイリングに追われてしまい子供の勉強を手伝うことがなかなかできません。
(サピックス 6年)
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サピックス以外の塾にお通いの場合でも、新6年生に多いご相談です。
大半のケースは、学年がかわることによっておこる、
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(学習レベルの向上)×(問題数の増加) = (学習負担の大幅増)
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に対応しきれないため、
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1.宿題に時間がかかる
2.定着学習(振り返り学習)をする時間が取れない
3.自分に自信が持てない
4.リラックスした環境でなければ正解できない
5.クラスが下がる
6.塾の授業で、学習量が減り、学習レベルも低下する
7.元のクラスに上がるために習っていない問題も自分で解く
8.家庭学習の時間が延びる
9.睡眠時間が不足する
10.塾の授業の吸収効率が落ちる
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という悪循環に陥っています。
この悪循環に6年生の2,3月に陥ってしまうお子さんは
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小5国語のAテキスト、Bテキストのどちらもが小4に比べて解説が少なくなり、家庭学習が難しくなってきました。
(サピックス 5年)
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というご相談のように、5年生の段階でつまずきはじめます。
5年生になると問題のレベルが上がるため、テキストの限られたスペースでは十分な解説を記載できなくないという現実があるのです。
それによって家庭学習がうまくいかなくなると、5年生の夏を境に問題の設定が複雑になっていく、マンスリーテストや組分けテストの得点が不安定になります。
悪循環に陥りかけているのです。
苦手な科目だと、より早い時期にお子さんがつまずいていることに気づきます。
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サピックスのBテキはかなり長文で、内容も難しく新年度が始まって早くもつまずきかけています。
(サピックス 5年)
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お子さん一人では正解にたどり着けない場合は、本人に任せ切りだと時間だけがかかる学習になりがちなので、さりげなくアドバイスをして、後押しをしてあげましょう。
「ここに気をつければ出来そうだね」
「もしかして、これじゃないかな」
といった寄り添う表現で最小限のコメントがいいと思います。
早い段階のつまずきでしたら、お父さんとお母さんの的確なサポートと励ましが次のテスト、家庭での学習の大きな力になります。
でも、できることなら、お父さん、お母さんが新学年になると今までと何が変わるのかを知り、スタートを手伝ってあげられるといいですね。
たとえば、サピックス Bテキストの模範解答に記載されている、部分点の使い方をアドバイスすることで、自分一人で学習するときにどうすればよいかを少し後押ししてあげることもひとつの方法です。
新学年のことは新年度説明会でお話や資料をもらえるので、新学年が始まるまでに検討を済ませることができます。
もちろん、お子さんが見てわからないことは、まずはお父さん、お母さんが資料をごらんになり、新学年の生活をイメージしてみてください。
そして、新学年が始まるまでにお子さんにどんな応援をしてあげると、レベルの上がる新学年に対応できるかを見つけてあげましょう。
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