【動画】第一志望校と併願校の「相性」とは
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第一志望校と併願校の「相性」とは
※文章化にあたり、一部文言を修正しています。
馬屋原:皆さん、こんにちは、SS-1副代表の馬屋原です。
先週の動画で、併願校あるいは押さえの学校の入試問題をやっていくことが、第一志望校突破に繋がることがある、あるいは繋げることができるという話をしました。
ここについてはもう少し具体的に学校ごとの相性について今日は話してみようと思います。
相性が合う学校は必ずしもそう簡単には見つかりません。
本当に科目によっても変わりますし、扱う講師によってもそれぞれ感じ方は違うので、「私はこう感じてるよ」というだけの話だと聞いてもらえたらと思います。
例えば国語という科目で見たときに、青山学院中等部と慶應義塾中等部の国語って......違いますよ、全然違うんですけれど、なんとなく、類似性を見つけようと思えば見つけられるんですね。
大問の数が多いとか、そこまで大きな長文の記述が無いですとか、本当にスピード勝負、瞬発力勝負だったりするようなところなんかは似通っているところがありまして、青山学院をやり込みながら少し慶應中等部も意識した指導はできるし、慶應中等部をやり込みながら青山学院を意識した指導も個別ではやろうと思えばできます。
こういう相性の良さもあるんですよね。
逆に青山学院と慶應中等部をやり込みながら他の学校の国語をできるようにしていくのは、できない訳ではないけど、結構しんどい、そういう癖がある学校ですね。
癖がある学校って他にもありますよね。
私は社会も担当しているので、例えば、もう名前を出しますけれど攻玉社中学校。
上位難関校の併願として志望する方が多く、かつ第一志望とする方も多いレベルの学校ですが、攻玉社の社会、国語もですか、癖がすごいですからね。
あそこの社会をすごいやり込んで直しを徹底的にやったからといって、あそこの学校の社会や他の学校の社会ができるようになるかと言ったら、もう少し別の効率の良いルートがあるんじゃないかと考えるわけですね。
男子校だと、学習院中等科とかもなかなか癖がある。
ここでいう癖があると言うのは別に批判してないです。
良し悪しではなく、いわゆる一般の大手塾が基本だと言っている知識からどれだけはみ出てるかどうか。
だから、癖があるから悪いとは一切言うつもりないですし、その塾のカリキュラムにあっているからいいテストかと言うとわからないです。
それは価値観の問題なんでなんとも言えないです。
ただ、塾のテキストを丁寧にやってたからできるかと言ったら、実際の塾のテキストをきちんとやってたから解けるという問題がきちんと解ききれれば、実際は合格するんですよ。
癖の強い問題を別に解けなくても合格するんですけれども、テキストとしてその学校の過去問をどのタイミングでやるかというのは結構頭を使うところですね。
反対に、例えば1月の受験校で、栄東中学校のA日程とか、あとは、1月20日台になりますが立教新座中学校、いずれも簡単な学校ではないです。
なので、実際に受験するというのは慎重に考えることが多い学校です。
特に立教新座は、行く可能性がないのに受けるのは不合格を貰うリスクが大きいので、そこは慎重になるべきだと思います。
ただ、この2校って決して簡単ではないのですが、問題の出し方が比較的オーソドックスなので、少なくとも私が見てる文系科目に関しては非常にオーソドックスで簡単という意味ではないです、基本と簡単は違いますからね。
ただ、比較的オーソドックス、ここでオーソドックスというのはさっきの繰り返しになりますけれど、一般的に塾で覚えようね、できるようになろうねと言われている問題がしっかりできていれば、それなりの点数が取れるという意味です。
なので、ここの学校の過去問をある程度やり込んでおけば、基本なので、割と他の学校ですね、その学校、今度は第一志望の癖がどれだけ強いかにもよるんですけれど、割と、他の学校を受けるときに必要とされる力も磨かれていくことが多い。
そんな学校というのがパッと思い浮かぶのはいま話した2校ですね。
ここの過去問をやってくださいという意味じゃないですよ、もちろん。
ただ、もし併願校とか前受校の中にその辺りがあったら、1月校だから、例えば過去問一回でいいよねとかじゃなくて、何回か真面目にやることで意外と他のもっと行きたい学校群、2月に入ってから受ける学校群を受ける際に必要とされる力がつくことがあると、そんなことも考えながらアドバイスくれるような塾の先生と結構コミュニケーションを取れるのであれば、家庭学習の過去問のプランにその知恵を取り入れていく価値はあると思います。
本日はこの辺りまでにします、ありがとうございました。
動画「第一志望校と併願校の『相性』とは」まとめ
- 出題傾向が似ている2校の過去問演習は相互効果が期待できることがある
- オーソドックスな入試問題による基礎力アップがくせの強い入試問題を突破する鍵になることもある。
次回も、ぜひお楽しみに!
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