- サピックス5年生の夏期講習期間はどのように過ごすべき?
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サピックス5年生の夏期講習は、当日復習を軸に積み残しを管理することが大切です。勉強時間の目安、テキストの使い方、弱点補強の進め方を解説します。
家庭学習の方法で悩んでいる
サピックス生の成績の上げ方-マンスリー・組分けテストで結果を出す復習サイクルとは?

サピックスで成績が伸び悩んでいる方へ
個別指導のSS-1による「サピックス生の成績の上げ方」をご覧いただきありがとうございます。
サピックスに通いながらも、「毎週の復習や宿題が終わらない」「マンスリー確認テストでは点数が取れるのに、組分けテストになると成績が下がる」「クラスがなかなか上がらない」とお悩みのご家庭は少なくありません。6年生になると、土曜志望校別特訓や難関校SS特訓も加わり、何を優先して取り組めばよいのか分からなくなるケースもあります。実際にSS-1には、サピックス生の成績アップやクラスアップ、志望校対策に関するご相談が多く寄せられています。
本記事では、サピックスの授業や教材、テスト、志望校対策の特徴を踏まえながら、成績を上げるためのポイントや、つまずきやすい原因とその解決方法を分かりやすく解説します。サピックスの復習中心の学習システムに合わせて、取り組む問題の優先順位を整理することで、効率よく成績アップ・クラスアップを目指すことができます。ぜひ最後までご覧ください。
難関中学を目指すならハイレベルな「SAPIX小学部(サピックス)」
SAPIX小学部(以下、サピックス)は、難関中学・最難関中学への高い合格実績で知られる中学受験塾です。首都圏を中心に校舎を展開し、御三家をはじめとする難関校を目指す多くの受験生が学んでいます。
2026年度の公式合格実績では、2026年1月まで継続して在籍した第37期生5,969名を対象に、首都圏の難関校を中心とする多数の合格実績が公表されています。長年にわたって難関校への合格者を輩出し続けていることは、サピックスの指導力を示す大きな特長といえるでしょう。
サピックスの魅力は、単に難しい問題を数多く解かせることではありません。授業では、講師の問いかけをきっかけに生徒同士が意見を交わす「討論式授業」が行われます。答えだけを覚えるのではなく、「なぜそうなるのか」「ほかの考え方はないか」と考えることで、初めて見る問題にも対応できる思考力を育てていきます。
学習の中心となるのは、授業で学んだ内容を家庭で定着させる「復習中心」の学習サイクルです。重要な単元を学年や時期を変えながら繰り返し扱い、少しずつ難度を上げていく「らせん型」のカリキュラムによって、知識と解法を段階的に身につけていきます。
さらに、授業後の復習教材や各種テストも学習システムの一部として設計されています。授業で新しい考え方を学び、家庭学習で自分の力で解き直し、テストで理解度を確認する。このサイクルを繰り返すことで、入試で必要となる思考力・処理力・正確さを高めていけることが、サピックスの大きな強みです。
一方、学年が上がるにつれて授業の進度は速くなり、教材の量や問題の難度も増していきます。すべての問題を同じようにこなそうとするのではなく、お子さんの理解度や志望校に合わせて、復習する問題や学習の優先順位を整理することが大切です。
サピックスの質の高い授業と教材を十分に生かすためには、毎週の学習サイクルを安定させ、授業で扱った内容を着実に自分の力へ変えていく必要があります。
サピックスと授業の特徴
予習ではなく、授業後の復習を中心に学ぶ
サピックスでは、原則として授業当日に教材が配られます。生徒は、その日に初めて出会う問題について、講師の問いかけを受けながら考えていきます。
あらかじめ解き方を覚えてから授業に参加するのではなく、授業の中で試行錯誤し、自分で考え方を発見することを重視しているためです。
家庭では、授業中の板書やノート、配布された教材を使い、授業で学んだ考え方を自分の力で再現します。
つまり、サピックスにおける家庭学習は、単に宿題を終わらせるための作業ではありません。授業中に得た理解を、自分一人でも問題を解ける力へ変えるための大切な時間です。
討論形式の授業で思考力を育てる
サピックスの授業では、講師が一方的に知識や解法を説明するだけではなく、生徒への問いかけを通して考えを引き出します。
初めて見る問題に対して、次のような思考の過程を経験できることが、サピックスの授業の大きな特徴です。
- 問題の条件を整理する
- これまでに学んだ知識と結びつける
- 解決の糸口を探す
- 自分の考えを言葉にする
講師やほかの生徒とのやり取りを通じて、さまざまな考え方に触れられるため、知識を覚えるだけではなく、初見の問題に対応する思考力を養うことができます。
ただし、授業中に「分かった」と感じていても、自宅で一人になると解けないことがあります。
これは、内容をまったく理解できていないというよりも、講師の問いかけや誘導がある状態から、自力で考える状態へ移れていないためです。
授業後の復習では、答えや解説を見ずに、「この問題では最初に何を考えるのか」「なぜこの解き方を使うのか」を自分の言葉で説明できるか確認しましょう。
繰り返しながら難度を上げるカリキュラム
サピックスでは、重要な単元を一度学習して終わりにはしません。同じ学年の授業や季節講習、その後の学年でも、難度を上げながら繰り返し扱います。
基礎的な内容から応用問題、さらに入試で必要となる実戦的な問題へと、段階的に発展させていく「らせん状」のカリキュラムが特徴です。
そのため、以前学習した内容の理解が不十分なままだと、次に同じ単元が登場したときについていけなくなることがあります。
新しい単元の復習だけでなく、テスト結果などをもとに過去の弱点を見つけ、必要な単元へ戻って学習することも大切です。
学力別クラスと定期的なクラス変動
サピックスでは、入室テストや入室後に行われる各種テストの結果をもとに、学力別のクラス編成が行われます。
校舎によってクラス数や名称は異なりますが、同じ学年でも、クラスに応じて授業で扱う問題の難度や深さ、進め方などが変わります。
テストは、学力や理解度を確認するだけでなく、現在の力に合ったクラスで授業を受けるための仕組みでもあります。
ただし、クラスの上下だけに意識が向くと、テストの直前に大量の問題を解き直したり、解法を丸暗記したりする学習になりがちです。
短期的な暗記によって一時的に点数が上がっても、出題範囲の広いテストや、複数の単元を組み合わせた問題では成績が安定しません。
クラスアップそのものを目的にするのではなく、毎週の復習の質が高まった結果として、クラスが上がる状態を目指しましょう。
家庭学習の質が成績を左右する
サピックスの学習システムは、授業後の家庭学習が適切に進んでいることを前提としています。
しかし、教材には基本問題から難度の高い問題まで含まれているため、すべての問題を同じように解こうとすると、宿題を終わらせるだけで精いっぱいになってしまいます。
成績を伸ばすためには、毎週の教材を次の段階に分けて復習することが重要です。
- 授業で扱った考え方を理解する
- 答えや解説を見ずに自力で解けるようにする
- 時間を空けても解き方を再現できるようにする
「何ページ終わったか」ではなく、「どの問題を、何も見ずに説明して解けるようになったか」を基準に、学習の成果を確認しましょう。
サピックス生が伸び悩みやすい3つの原因
サピックスに通っているにもかかわらず、成績が思うように伸びない場合、特に多いのが次の3つのケースです。
- 教材をすべて終わらせようとして、重要な問題の理解が浅くなっている
- 答えや解法を覚えてしまい、数値や設定が変わると解けない
- テスト後に点数だけを確認し、失点の原因を次の学習へ反映していない
これらを防ぐためには、家庭学習を「取り組んだ量」ではなく、「できるようになった状態」で管理する必要があります。
お子さんの現在のクラスや理解度、次回のテストで目指す点数に合わせて、優先的に取り組む問題を選ぶことが、サピックスで成績を上げるための重要なポイントです。
サピックスの教材・宿題の効果的な使い方
すべてを同じ回数こなす必要はない
サピックスの教材には、基礎から発展まで幅広いレベルの問題が含まれています。
すべての問題を同じ回数こなそうとすると、時間が足りなくなるだけでなく、本来落としてはいけない問題の復習が薄くなります。
教材の優先順位は、現在のクラスだけでなく、
- テスト答案
- 単元ごとの理解度
- 志望校の出題傾向
- 次回テストまでの残り時間
を踏まえて決めます。
まずは授業で扱った問題と、正答率の高い問題を確実にし、その後に差がつく問題へ進むのが基本です。
デイリーサピックス
デイリーサピックスは、授業内容の理解と復習の中心となる教材です。
授業当日から翌日までに、ノートや板書を見ながら、授業で扱った考え方を確認します。
ただ解答を書き写すのではなく、
- どの条件に注目するのか
- どの知識を使うのか
- なぜその式や答えになるのか
を確認しましょう。
その後、数日空けて、何も見ずに同じ考え方を再現できるか確かめます。
デイリーサポート
デイリーサポートは、算数の演習と定着に使われる教材です。
授業で扱った問題と家庭学習用の問題が含まれていますが、すべての問題を同じように解き直す必要はありません。
まずは授業で扱った問題を優先し、お子さんの理解度に応じて、取り組む難度を絞りましょう。
正解している問題でも、解き方を説明できない場合は、解答の流れを覚えているだけかもしれません。そのような問題は、数日後にもう一度解き直します。
基礎力トレーニング
基礎力トレーニングは、計算問題や一行問題を通して、算数の基礎力と処理速度を養う教材です。
毎日決まった時間に取り組み、
- 途中式を残す
- ミスの種類を記録する
- 解答時間を測る
- 間違えた問題を翌日以降に再確認する
ことを意識しましょう。
最初から速さだけを求めると、暗算や雑な途中式が増え、かえってミスが定着することがあります。
まずは正確に解ける状態を作り、その後に少しずつ処理速度を上げることが大切です。
理科・社会のコアプラス
コアプラスは、理科・社会の重要知識を確認し、反復するための教材です。
一度に広い範囲を進めるのではなく、範囲を小さく区切りましょう。
また、答えを見て「知っている」と判断するだけでは不十分です。口頭で答える、ノートに書く、関連する知識も説明するなど、何も見ずに再現できるかを確認してください。
覚えた直後ではなく、忘れかけた時期に再テストすることで、知識が定着しやすくなります。
言葉ナビ
言葉ナビは、国語の語句や知識分野を定着させるための教材です。
毎週少量ずつ反復し、言葉の意味を言えるだけでなく、文章の中でどのように使われるかまで確認しましょう。
知識問題は、一度覚えて終わりではありません。短時間でも繰り返し触れることが、テストで迷わず答える力につながります。
土特・SS教材
6年生になると、土曜志望校別特訓や難関校SS特訓の教材が加わります。
これらの教材は量も難度も高いため、すべてを解き直そうとすると、平常授業や過去問の復習時間が不足します。
優先すべきなのは、
- 志望校で必要な問題
- 授業で重要と指示された問題
- 過去問や模試で弱点と分かった問題
- 解説を聞けば理解できたが、自力では解けなかった問題
です。
成績につながる「1週間の復習サイクル」
1.授業当日:理解を取り戻す
授業ノートを見ながら、
- 何を学んだか
- どこまで理解できたか
- どの問題で止まったか
を確認します。
授業当日に長時間解き直す必要はありません。授業の記憶が残っているうちに、疑問点を特定することが重要です。
2.翌日まで:基本問題を自力で解く
答えやノートを閉じ、授業で扱った基本問題を解きます。
解けなかった場合は、すぐに解答を写すのではなく、「どの条件を使う問題なのか」「何を求めるための式なのか」を整理しましょう。
3.2~3日後:類題で再現性を確かめる
同じ問題を覚えているだけでないか確認するため、類題や数字を変えた問題に取り組みます。
解き方を自分の言葉で説明できれば、理解が定着し始めています。
4.週末:弱点だけを再テストする
1週間の間違いをすべて解き直すのではなく、「次のテストでも落としそうな問題」を絞って再テストします。
できた問題は終了し、できなかった問題だけ翌週へ持ち越しましょう。
5.テスト後:優先順位を組み替える
正答率・失点原因・時間配分を確認し、翌週の教材の取り組み方を調整します。
テストは、単に成績を評価するものではありません。復習計画を修正するための材料として活用しましょう。
プリント整理は「単元」と「再演習の要否」で分ける
サピックスはプリント教材が多いため、整理方法が複雑になると続きません。
学年・科目・単元ごとにまとめたうえで、間違えた問題に、
- 理解不足
- 知識不足
- 手順ミス
- 計算ミス
- 読み違い
- 時間不足
などの印を付けておくと、テスト前の復習がしやすくなります。
別冊の間違いノートを作り込むより、元の教材に付箋や記号を付け、再演習する問題だけを一覧化した方が、復習時間を短縮できることもあります。
サピックスの学年別対策について
4年生:学習量を増やす前に、毎週の型を作る
4年生は、4科目の本格的な学習が始まり、授業・家庭学習・テストのサイクルに慣れる時期です。
この段階では、難しい問題を大量に解くことよりも、
- 授業を聞く姿勢
- 途中式を書く習慣
- 決めた時間に復習する習慣
- 間違いを放置しない習慣
を整えることが優先されます。
具体的には、次の点を意識しましょう。
- 授業当日か翌日に、ノートと教材を開く時間を固定する
- 算数は暗算だけで済ませず、式・図・条件を書き残す
- 国語は正解・不正解だけでなく、本文の根拠を確認する
- テスト後は、正答率の高い問題の取りこぼしから直す
保護者の役割は、問題をすべて教えることではありません。学習の順番と時間を整えることが重要です。
4年生のうちに「授業→復習→再テスト」の型ができれば、学習量が増える5年生になっても崩れにくくなります。
5年生前半:頻出分野の基礎を確実にする
5年生は、算数で割合・比・速さ・相似などの入試頻出分野を学びます。
理科では小学校理科の全履修範囲を扱い、社会では地理の完成から歴史の学習へ進む重要な学年です。
この時期に優先したいのは、応用問題を数多く解くことではありません。重要単元の基本原理を説明できる状態を作ることです。
例えば、
- 算数では「なぜこの比を置くのか」
- 理科では「なぜこの現象が起こるのか」
- 社会では「地形と産業がどのように結びつくのか」
を、お子さん自身の言葉で説明させましょう。
5年生後半:6年生に持ち越す穴を絞り込む
5年生後半は、学習内容が抽象化・複合化し、週3日の通塾と宿題によって、家庭学習が圧迫されやすい時期です。
ここで教材をすべてこなそうとすると、前半で学んだ重要単元の復習が止まってしまいます。
5年生の終わりまでに、すべての単元を完璧にする必要はありません。ただし、6年生の演習の土台となる単元は優先して穴を埋めます。
例えば、次のような分野です。
- 算数:割合・比・速さ・平面図形
- 理科:力学・電気・化学計算
- 社会:地理と歴史の因果関係
- 国語:本文の根拠をもとに答える読解の基本
他の単元と結びつく分野から先に立て直しましょう。
6年生前半:復習授業を「もう一度習える期間」と考えない
6年生の平常授業では、既習分野を繰り返しながら、入試レベルの問題へ進みます。
復習といっても、5年生と同じ難度で丁寧に教え直すわけではありません。基礎が抜けていると、演習問題の解説自体を理解できないことがあります。
6年生前半は、模試の判定だけを気にするのではなく、夏までに過去問演習へ入れる土台を作ることが重要です。
毎週の授業復習と並行し、
- 正答率が高いのに落としている単元
- 志望校で頻出なのに弱い単元
- 複数回のテストで繰り返し失点している問題
- 解き方は分かるが、時間がかかりすぎる問題
を優先して補強します。
6年生後半:平常・土特・SS・過去問を一つの計画にまとめる
6年生は、平常授業に加えて土曜志望校別特訓があり、9月以降は難関校SS特訓も加わります。
教材が増えるほど、「全部復習する」という計画は破綻しやすくなります。
志望校合格に直結する学習の優先順位は、一般的に次のようになります。
- 過去問や学校別模試で判明した課題
- 志望校別講座の重要問題
- 平常授業で抜けている基礎
- その他の発展問題
教材ごとに時間を均等配分するのではなく、志望校で必要な得点力から逆算してください。
サピックスの科目別対策について
国語:A授業とB授業で育てる力を分けて復習する
サピックスの国語は、知識・客観問題・読解の手順を扱うA授業と、長文・記述を中心に扱うB授業を柱としています。
記述問題だけに注目されがちですが、
- 選択問題
- 抜き出し問題
- 漢字
- 語句
- 文法
などの客観問題を安定させることも重要です。
国語の成績を上げる復習方法
- 選択問題は、正解の根拠と不正解の理由を本文から示す
- 記述問題は、模範解答を書き写す前に、必要な要素を箇条書きにする
- 抜き出し問題は、設問の条件・文末・字数から探す範囲を絞る
- 言葉ナビや漢字は、意味・使い方・書き取りを分けて確認する
記述問題の添削結果は、点数を見るだけでは不十分です。
- 必要な要素が不足している
- 因果関係が伝わっていない
- 本文の表現を適切に使えていない
- 設問に合った文末になっていない
など、直すポイントを一つに絞り、次の答案へ反映しましょう。
算数:解法暗記から「条件と方針の説明」へ
サピックスの算数は、らせん状のカリキュラムで重要分野を繰り返し、5年生までに入試頻出分野の基礎を広く扱います。
表裏や類似問題を反復する教材は定着に効果的ですが、答えの流れを覚えてしまうと、数字や図が変わっただけで解けなくなります。
算数の復習で確認する3点
- 問題文のどの条件を使うのか
- 最初に何を書き、どの考え方を選ぶのか
- 別の数値や図でも同じ方針が使えるのか
正解した問題でも、式の意味を説明できない場合は「未定着」と考えます。
一方、時間がかかっても考え方が正しい問題は、理解不足ではなく、処理速度の課題です。
原因を分けて、理解が必要な問題と、反復によって速くする問題を混同しないことが大切です。
理科:知識と原理を往復する
サピックスの理科は、5年生までに小学校理科の全履修範囲を扱い、知識を整理しながら現象を考える力を育てます。
コアプラスだけを繰り返しても、実験・グラフ・計算問題で使える知識にはなりません。
理科の復習で意識すること
- 用語を覚えた後、図・実験・身近な現象と結びつける
- 問題文の条件に線を引き、何が変化し、何が一定かを整理する
- 計算問題は公式だけでなく、比例関係や単位の意味を説明する
- 間違えた知識は、その設問だけでなく周辺知識とセットで確認する
理科の間違いには、
- 知識を覚えていなかった
- 知識はあったが、問題文から使うべき知識を選べなかった
- 実験やグラフの条件を読み違えた
- 計算の仕組みを理解していなかった
など、複数の原因があります。
テスト直しでは、知識不足と読み取り不足を必ず分けましょう。
社会:単語暗記から、場所・時代・因果関係の整理へ
サピックスの社会では、5年生の夏までに地理を仕上げ、9月から歴史へ進みます。
用語を漢字で正確に書く力に加え、
- 地形・気候・産業のつながり
- 出来事の前後関係
- 政治や制度が変化した理由
- 資料やグラフから情報を読み取る力
が必要です。
社会の復習で使いたい3つの道具
- 地図帳:地名・地形・産業を位置と一緒に確認する
- 年表:出来事を単独で覚えず、前後の流れを並べる
- 資料・グラフ:タイトル、単位、年代、増減の理由を読む
正誤問題では、選択肢の一部分だけが誤っていることがあります。
答え合わせの際は、単に正解の番号を確認するのではなく、誤っている箇所を正しい内容へ直すところまで行いましょう。
サピックスのテスト対策について
サピックスでは、
- 授業内容の定着度を測るテスト
- コース編成に関わるテスト
- 志望校への適性や合格可能性を見る公開模試
が実施されます。
名称・対象学年・実施時期は年度によって変更されるため、最新の年間スケジュールを確認しながら対策してください。
マンスリー確認テスト:直近の学習を自力で再現できるかを測る
マンスリー確認テストは、直近の授業内容を中心に出題されるため、日々の復習の質が結果に表れやすいテストです。
テスト直前に全範囲を解き直すのではなく、毎週の授業後に疑問点を解消し、テスト前は再テストに集中できる状態を作ります。
マンスリー対策の優先順位
- 授業で扱った基本問題と、デイリーチェックなどで間違えた問題
- 正答率が高いのに落としやすい単元・問題形式
- 過去のテストで繰り返しているミス
- クラスアップに必要な差がつく問題
難問に時間を使いすぎて、基本問題の解き直しが終わらない状態は避けましょう。
まず、現在の得点帯で落としてはいけない問題を安定させ、その後に得点の上積みを狙います。
組分けテスト:広い範囲で使える知識かを測る
組分けテストは、マンスリー確認テストより出題範囲が広く、コース昇降への影響も大きいテストです。
実施回数や時期は学年・年度によって異なるため、最新の年間スケジュールを確認しましょう。
マンスリーでは点数が取れるのに、組分けテストになると下がる場合、直前に解法を覚えているだけで、時間がたつと再現できなくなっている可能性があります。
組分けテストの対策は、過去数か月分の教材を直前に一気に解き直すことではありません。
普段から、習った数日後や数週間後に再テストする仕組みを作ることが重要です。
復習テスト・確認テスト:点数より、毎週の定着確認に使う
授業内容の確認を目的としたテストは、満点を取ること自体が目的ではありません。
間違えた問題から、
- 授業の理解が不十分だったのか
- 復習回数が足りなかったのか
- 知識を覚えきれていなかったのか
- 時間内に処理できなかったのか
を確認します。
小テストで間違えた問題を放置すると、マンスリーや組分けテストで同じ単元を再び落とします。
答案返却後、できれば当日か翌日までに原因を分類し、数日後に何も見ずに解き直しましょう。
サピックスオープン:判定より答案分析を優先する
5年生では志望校診断サピックスオープン、6年生では合格力判定サピックスオープンや学校別サピックスオープンなどが実施されます。
6年生では、春から夏に前期合格力判定サピックスオープンが2回、秋以降に後期合格力判定サピックスオープンが4回実施されます。
模試の判定は、受験校を考える材料の一つですが、判定だけで志望校を上げ下げするのは早計です。
学校別模試以外は、志望校ごとの出題形式と完全に一致するわけではありません。
答案から、次の点を確認しましょう。
- 基礎問題の取りこぼし
- 時間配分
- 問題を解く順番
- 科目間の偏り
- 志望校で必要な分野の弱点
- 記述や作図などの答案作成力
テスト後24時間以内に行う4つの分析
1.知識・理解
知らなかったのか、知っていたものの使えなかったのかを分けます。
2.解法・手順
問題の方針が立たなかったのか、途中で手順を崩したのかを確認します。
3.処理・時間
時間をかければ解けたのか、問題を解く順番や選択を誤ったのかを確認します。
4.ミス
計算、読み違い、条件の見落とし、転記など、ミスの種類を分類し、再発防止策を決めます。
解き直しは、すべての不正解を同じ日に終わらせる必要はありません。
- 正答率が高い問題
- 志望校で必要な問題
- 再発しやすいミス
から優先し、現時点では難しすぎる問題を一度保留する判断も必要です。
サピックス生がクラスを上げる7つのポイント
1.授業の理解不足を翌週へ持ち越さない
授業当日か翌日に「分からなかった問題」を特定し、質問や解説によって理解を補います。
宿題を進める前に、理解の穴を見つけることが先です。
2.復習する問題を絞る
全教材を均等に進めるのではなく、
- 授業で扱った問題
- 正答率の高い問題
- 繰り返し間違える問題
- 今のクラスで落としてはいけない問題
を優先します。
3.基礎問題を速く正確に解ける状態を作る
クラスアップには、難問の正解数だけでなく、基本問題の取りこぼしを減らすことが重要です。
計算・語句・知識などの短時間学習を習慣化しましょう。
4.解き方を言葉で説明する
答えや手順を覚えていないか確かめるため、「なぜその式・選択肢・知識を使うのか」を説明させます。
正解していても説明できない場合は、再演習の対象です。
5.間違いを原因別に分類する
間違いを、次のように分類します。
- 理解不足
- 知識不足
- 時間不足
- 読み違い
- 計算ミス
- 条件の見落とし
原因によって、必要な対策は異なります。
6.数日後に再テストする
その場で解き直して終わらせず、2~7日後に何も見ずにもう一度解きます。
時間がたっても再現できれば、初めて定着したと判断できます。
7.テストごとに学習計画を更新する
テスト結果が悪いと、新しい教材や問題集を増やしたくなります。
しかし、必要なのは教材の追加ではなく、優先順位の修正です。
次のテストまでに直す課題を2~3個に絞り、毎週の学習へ組み込みましょう。
クラスアップで最も大切な考え方
「上位クラスの問題まで全部解く」ことが、クラスアップの近道とは限りません。
現在の得点帯で落としてはいけない問題を安定させ、毎回の失点を少しずつ減らす方が、クラスは上がりやすくなります。
サピックスの志望校対策について
6年生は学力別・志望校別の学習へ
サピックスの6年生は、平常授業に加えて週1日の土曜志望校別特訓を行い、9月以降は難関校SS特訓が加わります。
志望校の出題傾向に合わせた志望校別授業を中心に、希望者は理科または社会の「基礎知識確認講座」も併せて受講し、入試本番に向けた実戦力を高めます。
ただし、講座を受けるだけで志望校対策が完結するわけではありません。
- 授業で扱った問題
- 学校別模試
- 過去問
- 通常の模試
- 平常授業のテスト
の結果を一つにまとめ、志望校で合格点を取るために何が足りないかを明確にする必要があります。
SS特訓は「受講すること」より「復習の選別」が重要
SS特訓の教材は量も難度も高く、すべてを完璧に復習することは現実的ではありません。
次のような問題を優先しましょう。
- 志望校の出題傾向に近い問題
- 授業で重要と指示された問題
- 過去問で弱点と判明した分野
- 合格点を取るために必要な問題
- 繰り返し失点している問題形式
一方、志望校でほとんど出ない形式や、現在の学力から離れすぎた問題に時間を使いすぎると、基礎の補強や過去問の時間が不足します。
受講講座や復習範囲は、志望校・答案・残り期間を踏まえて定期的に見直しましょう。
過去問は点数ではなく「合格点との差」を分析する
過去問演習では、年度ごとの点数だけを記録するのではなく、大問ごとに、
- 取るべき問題
- 合否を分ける問題
- 現時点では取らなくてよい問題
を分けます。
確認したいのは、次の点です。
- 時間配分と問題を解く順番は適切だったか
- 頻出単元で同じ失点を繰り返していないか
- 記述・作図・途中式など、学校特有の採点形式に対応できているか
- 合格最低点との差を、どの科目・大問で埋めるのか
過去問の点数が低くても、基礎問題の取りこぼしが中心なら改善余地があります。
反対に、模試の判定が良くても、志望校特有の形式で得点できなければ安心できません。模試と過去問は役割を分けて活用しましょう。
学校別サピックスオープンの結果を過去問計画へ反映する
学校別サピックスオープンは、志望校に近い出題傾向で実施されるため、合格可能性だけでなく、
- 受験者集団の中での位置
- 学校特有の問題への適性
- 科目別の弱点
- 時間配分
- 答案の作り方
を確認できます。
結果が出たら、過去問・SS教材・平常授業のどこで弱点を補うかを決めます。
同じ弱点を複数の教材で重複して復習するのではなく、最も適した教材を一つ選び、解ける状態まで仕上げることが重要です。
SS-1では、このように解決します
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サピックス5年後半が大変になる理由を、算数・国語・理社の学習負荷と家庭学習の優先順位から解説。クラス落ちや成績低下を防ぐ立て直し方も紹介します。
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- サピックス6年生の勉強法|家庭学習・土特・SS特訓・過去問の優先順位と立て直し方
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サピックス6年生の勉強法を、家庭学習・土特・SS特訓・過去問の優先順位から解説。宿題が終わらない時の取捨選択も整理します。
家庭学習の方法で悩んでいる
- サピックス5年生の勉強法|家庭学習が回らない時の優先順位と科目別の進め方
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サピックス5年生の家庭学習は、量をこなすより優先順位が重要です。週間サイクル、教材の取捨選択、科目別の勉強法を具体的に解説します。
家庭学習の方法で悩んでいる
- サピックス4年生の勉強法|家庭学習の回し方と科目別の優先順位
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サピックス4年生の勉強法を、家庭学習の週間サイクル・教材別優先順位・科目別復習法まで具体的に解説します。
家庭学習の方法で悩んでいる
- サピックスはどんな塾?特徴・向いている子と合わない場合の見極め方
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サピックスに向いている子の特徴を、入塾前に見える傾向から解説。家庭の伴走、転塾時の注意点、合わない場合の見極め方まで整理します。
テストの成績の事で悩んでいる
- サピックスの成績が下がったときの立て直し方|失速の原因と家庭学習の見直しポイント
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サピックスで成績が下がる原因を、テスト別・学年別・科目別に整理。失速時に増やす勉強ではなく、優先順位を見直す立て直し方を解説します。
テストの成績の事で悩んでいる
- サピックスのクラス分けの仕組みとは?上がるために家庭で見るべきポイント
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サピックスのクラス分けの仕組み、コース昇降に関わるテスト、クラスアップのために家庭で見るべき復習・答案・宿題のポイントを解説します。
テストの成績の事で悩んでいる
サピックスとSS-1を併用された皆さんの声
2025年合格体験談
- 大宮開成中学校
相川 華奈さん(サピックス) - 香蘭女学校中等科
椎名 まみさん(サピックス) - 高輪中学校
吉田 健一さん(サピックス) - 攻玉社中学校
大倉 二郎さん(サピックス) - 桜蔭中学校
高松 直花さん(サピックス) - 栄東中学校
佐藤 真希さん(サピックス) - 国学院大学久我山中学校
山口 久美子さんのお母さま(サピックス) - 国学院大学久我山中学校
山口 久美子さん(サピックス) - 慶應義塾中等部
進藤 多美子さん(サピックス) - 巣鴨中学校
花田 潔さんのお母さま(サピックス) - 巣鴨中学校
花田 潔さん(サピックス) - 武蔵中学校
植村 俊さん(サピックス) - 慶應義塾中等部
園田 潤一さん(サピックス) - 横浜雙葉中学校
橘 桃香さん(サピックス) - 東京農業大学第一高等学校中等部
濱田 紀美子さんのお母さま(サピックス) - 東京農業大学第一高等学校中等部
濱田 紀美子さん(サピックス) - 国学院大学久我山中学校
黒川 正行さんのお母さま(サピックス) - 国学院大学久我山中学校
黒川 正行さん(サピックス) - 駒場東邦中学校
長島 悠さん(サピックス) - 慶應義塾普通部
小松 浩一さんのお母さま(サピックス) - 慶應義塾普通部
小松 浩一さん(サピックス) - 栄光学園中学校
嶋田 達哉さん(サピックス) - 横浜共立学園中学校
大崎 有沙さん(サピックス) - 麻布中学校
黒田 賢二さんのお母さま(サピックス) - 麻布中学校
黒田 賢二さん(サピックス) - 東京農業大学第一高等学校中等部
宮島 和也さん(サピックス) - 筑波大学附属中学校
吉原 理絵さん(サピックス) - 本郷中学校
星野 俊明さん(サピックス) - 逗子開成中学校
向井 茂樹さん(サピックス) - 洗足学園中学校
小島 志乃さん(サピックス) - 神戸大学附属中等教育学校住吉校舎
大久保 勝也さん(サピックス) - 慶應義塾湘南藤沢中等部
杉浦 駿さん(サピックス) - 普連土学園中学校
寺田 さゆりさんのお母さま(サピックス) - 普連土学園中学校
寺田 さゆりさん(サピックス) - 鷗友学園女子中学校
石塚 順子さんのお母さま(サピックス) - 鷗友学園女子中学校
石塚 順子さん(サピックス) - 神戸女学院中学部
森本 杏奈さん(サピックス)
SS-1の集団塾別対策
- 新学年、お子さんにあった学習をアドバイス塾の成績を上げたい
サピックス生の皆さんへ - 新学年から成績を伸ばすプランをご提案塾の成績を上げたい
浜学園生の皆さんへ - 新学年から得点UPするために塾の成績を上げたい
グノーブル生の皆さんへ
SS-1の学年別対策
- 取捨選択で自分に合った方法を中学受験を目指す
6年生の皆さんへ - 基礎と苦手克服が成功のカギ中学受験を目指す
5年生の皆さんへ - 良い学習習慣を身に付けよう中学受験を目指す
4年生の皆さんへ
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