【中学受験】サピックス5年生 理科「水溶液の性質」の攻略ポイント
今週の攻略ポイント
皆さんこんにちは。
SS-1理科講師の村橋です。
サピックス5年生の皆さんへ、今週の理科の攻略ポイントをお届けします!
「水溶液の性質」の攻略ポイントは、少ない方や例外から覚えることです。
➀気体発生
➁中和反応
➂水溶液の性質
➀気体発生
水素は金属が溶けて発生しますが、「金・銀・銅」の「メダル」に使われる金属は溶かせないため水素が発生しません。ちなみに、希少で高価な金属であるプラチナ(白金)も溶けません。
また、水酸化ナトリウム水溶液はアルミだけなら溶かせます。
さらに、濃くて高温にした水酸化ナトリウム水溶液であれば、亜鉛も溶かせます。
なお、水溶液は「高温で、濃く」、金属は「表面積が大きく」なるように、板状よりも粉末状のものを使うと、反応がより激しくなります。
発生した気体が水素か確認する方法は次のようになります。
試験管の口にマッチの火を近づけるとポンと音を立てて燃え、水ができる。
このことから、水素は可燃性の気体だとわかります。
このほかにも、水素の性質として、次のものが挙げられます。
・無色
・無臭
・最も軽い(空気の約0.07倍)
➁中和反応
酸とアルカリが互いの性質を打ち消し合う化学反応のことを、中和といいます。
塩酸と水酸化ナトリウム水溶液を中和させると食塩(塩化ナトリウム)と水ができます。
中和反応は次のようになります。
なお、反応しているのは、塩酸の溶質である塩化水素と、水酸化ナトリウム水溶液の溶質である水酸化ナトリウムです。
また、中和でできる固体のことを塩(えん)といいます。食塩でなくとも、中和でできた固体はすべて塩と呼ぶので混乱しないように注意しましょう。
この反応でできる塩の物質名を間違えてしまう生徒が多いですが、こちらは、塩化水素の「塩化」と水酸化ナトリウムの「ナトリウム」をくっつけて、「塩化ナトリウム」と覚えると迷わなくなります。
➂水溶液の性質
水溶液の性質として、溶質の物質名と状態、液性を覚えたうえで、必ず覚えたいものは、次の2つです。
・においがあるか
・電気を通すか
中学受験で頻出の「においがある水溶液」は次の4つです。
塩酸・酢酸水溶液・アルコール水・アンモニア水
中学受験で頻出の「電気を通す水溶液」は、酸性とアルカリ性、そして食塩水です。
まとめ
水溶液の性質は、少ない方や例外から覚えることで効率よく学習していくことが大切です。
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