模試や過去問を見返すと、記述だけが空欄のまま残る。時間は使っているのに、いざ書く段になると手が止まる。 こうした現象は、最近の生徒によく起こ...
※文章化にあたり、一部文言を修正しています。
馬屋原:こんにちは、SS-1副代表の馬屋原です。
4月はまたSS-1白金台教室から日野室長と一緒にお送りします。
4月は中学受験あるあるのお悩みにひとつずつお答えしていく、そんな回にしていきたいと思います。
それでは早速、まず第一回を始めます。
よくある相談ですが、4年生、5年生の時に、そこそこ...と言うと失礼かもしれませんが、良い成績を取れていて、6年生になると失速するケースが、例年、一定数見られるんですね。
そういったケースについてなぜそうなるのかと、そうならないために何ができるのかを、主に算数という切り口から日野室長に話してもらいます。
よろしくお願いします。
日野:6年生になると成績が下がることに関しては、お子さんによって様々な理由があると思うんですね。
ただ、算数のカリキュラムの中身に関して、どういう原因があるのかを考えてみたときに、5年生までのカリキュラムと、6年生になってからのカリキュラムに大きな差があると思っているので、今日はその話をしていきます。
ほとんどの塾は5年生までで受験に必要な算数のカリキュラムを一通りやり終わるカリキュラムになっています。
5年生まではカリキュラムの主眼といいますか、目的が毎週新しく習った単元をインプットするというところですね。
いかに正しくインプットするかが学習の主眼になります。
ですので、大手塾でだいたい月に一回程度行われるテストに関しては、インプットがちゃんとできているかがテストのメインの確認事項になるので、前半の問題の大半はテキストに載っている内容とほとんど変わらないということなので、極端なことを言うと、テキストを何周も繰り返して丸暗記していてもなんとかなるんです。
ただ6年生になると受験に向けて、初見問題をいかに解きこなすかが学習のメインになってくるので、今まで習ってきたことを、少し設定や問われていることが変わったりしても、ちゃんと出し切れるかがメインになってきます。
つまり、テキストで載ってる問題がそのまま出るわけではないので、そうなると暗記型学習をしてきた生徒さんは初見問題に対応できなくなるというところです。
馬屋原:初めて解く問題は、閃きを求めているわけではないんですよね、今まで勉強してきたことをどうアレンジできるかですよね?
日野:そうです。
目の前の問題で何を使えば解けそうなのかを自分でちゃんと出し切れるか。
馬屋原:そうであれば、対応できるように5年や6年の前期から何かしらできることはあるのではと思いますけれど、どうでしょうか?
日野:出し切れるかどうかは丸暗記してるのではなく、言葉が平たいのですが、いかに理解しているかになってくるので、お子さんたちに説明してもらったりすると、結構分かったりする部分でもあります。
自分が出した答えとか、あるいは途中で行き詰まっていてもいいんですけど、自分が何を求めたのか、この式で何がわかったの?とか確認してみると、だいたいお子さんがどれくらい理解しているかとか、全然わかってないなということも結構わかるので、お子さんに丸投げするのではなくちょっと聞いてみたりする、嫌がられない程度に。
馬屋原:そうですね、説明してと言って、説明してくれるなら楽なことはないわけで、間違えた問題の説明とかは嫌がるので、家でのやり取りはコミュニケーションだと思ってますので、最初は正解できてる問題についてあえて説明してもらうと、意外とその中に実は理解があやしいことが潜んでいたりするものなので不毛な作業ではないんですよね。
なので、ちょっとした工夫も交えつつ、お子さんにいろいろと解き方を説明してもらう形で理解の深さをチラッチラッとチェックしていくのは実りあるステップかなと思います。
というわけで、第一弾はここまでとします。
ありがとうございました。
動画「『6年生になったら成績が下がる』の真相」まとめ
次回も白金台教室の日野室長と対談予定です。
中学受験は算国の比重が高いものですが、果たして理社を後回しにして良いのでしょうか?そんな疑問にお答えしたいと思います。ぜひお楽しみに!
同シリーズを順次公開しています。以下ラインナップより、ご覧ください!
SS-1では、受験情報、学習情報、勉強のしかたのヒントなど動画の配信を行っていきます。
YouTubeチャンネル登録はこちらから。

この相談に答えた講師
中学受験 個別指導のSS-1
中学受験 個別指導のSS-1 編集部です。本コーナーは中学受験を目指すご家庭のお母さん、お父さんから実際に成績や学習に関するお悩みについてご相談いただいた経験をもとに、中学受験専門のプロ講師による学習アドバイスを発信している中学受験ブログです。お子さまの努力とご家庭のサポートが実を結ぶよう、SS-1がその一歩を支えられましたら嬉しく思います。
「中学受験を考え始めたけれど、塾にはいつから通わせるのが正解?」 「新4年生からでは遅い?それとも低学年から準備すべき?」 お子様の中学受験...
漢字の失点で偏差値が伸び悩んでいませんか?中学受験のプロが「覚えられない本当の原因」をタイプ別に診断。ただの暗記で終わらせない、国語力アップ...
新学年の学習方法や学習サイクルの検討は塾での新学年がスタートする2月までにしておきたいものです。準備が間に合わず新学年をスタートしてしまう原因とその対策についてご紹介します。
テスト前は算数や理科、社会の対策に追われ、国語の勉強が後回しになったり、何をすればよいか分からず諦めてしまったりする声をよく聞きます。 今回...
中学受験国語でよく出題される「比喩」の問題は、苦手とする小学生が少なくありません。本稿では、その「比喩」に注目し、どのように読み解いていくか...

SS-1の無料メルマガ『Challenge Eyes』では、中学受験専門の個別指導ノウハウが詰まった塾の成績アップ情報をお届けしています。