【動画】6年後半、志望校に特化したコースがありません!
6年後半、志望校に特化したコースがありません!
※文章化にあたり、一部文言を修正しています。
馬屋原:皆さん、こんにちは、SS-1副代表の馬屋原です。
7月は私1人ですが、SS-1 下北沢教室からお届けしていきます。
というわけで、2回目となる今回はどんな話題でいきましょうか?
質問: 9月から志望校別の特訓講座が始まると思うのですが、自分が受けたい受験校向けの講座がない場合、どうすればいいでしょうか?
馬屋原:はい、ありがとうございます。
どうでしょうね、実際に数えたわけではないけれども、少なくとも単体ですよね。
学校名単体で冠が付いたコース、例えば「〇〇開成」「〇〇桜蔭」「灘特訓」とか、そういったものに行ける子のほうがもしかしたら少ないかもしれないので、今いただいたお悩みをお抱えの方のほうがもしかしたら多いかもしれないですね。
あくまで一般論になりますけれど、このケースに関してお話しできることは2点ありまして、1点目は、恐らく単体での志望校別特訓が用意されている子達っていうのは、言い方が申し訳ないですが比較的学力が上の方の子達であって、夏くらいまでにある程度、基本ができていることが前提で、秋の9月から学校別に研ぎ澄ませていこうよ、という話になるのですが、大多数のお子さんは、実は夏が終わったところでまだ基本が全部染み付いていないことのほうが多い。
これがよくある、夏期講習すごい頑張ったのに、何故か夏の最後の点数が上がらない、というお悩みの1つの答えになっているんですけれど、そうではなく、いろんな設計とかお子さんのキャパシティーの問題で8月までがんばったとしてもまだそこで結果に跳ね返ってこなくて、9月、10月、11月くらいでやっと1巡。
なんとなく頭の中に全体像が入って、そこから「さぁ、過去問だ」というのが難関校向けの塾のスピード感とか見ていると遅いように感じられるんですけれど、そっちのほうが多いんですね、全体を見ていると。
なので、この場合は例えば11月、12月くらいにどうするという悩みが出てくるのですが、9月、10月くらいは良し悪しですけれども、冠がついてないような、あるいは複数の学校がまとまっているようなコースでも、そこに通って基本的な問題、いろんな学校に役立つ問題を延々とコツコツとやるっていうことには実は大きな意味があることがあります。
なので、その辺りのタイムラインを塾の先生がどう捉えているか、どの辺りでカスタマイズに入るか、どの辺りまではまだまだ夏が終わっても基本を積み重ねていくか、そこに集中させようと思っているかとか、もしもそんな話を塾の先生に聞けるのであれば相談してみたほうがいいかなと、その上で色々決めてみるほうがいいかな、と思います。
もう1つはやはり「過去問」ですね。
結局、受ける学校の過去問というのは、やらないといけないと言うとそうじゃないケースもあるかもしれませんが、基本的にはやっていたほうがいいですね。
学校毎に癖っていうものがあるので、塾の先生がどこまで対応できるか、丸付けだけして返してくれる、それも1週間後になってしまうというような忙しさでやっている先生もいますし、生徒が丸付けをして、批判ではないのですが点数だけ見て頑張ったねって判子を押して終わるような先生も中にはいるわけですよ。
なので、お通いの塾が子供が受ける学校の過去問演習というものに、どこまで付き合ってくれるかを前もって確認したうえで、もうちょっとやった方がいいだろうなということは、わからないですが、親が直接やるとなると大変かもしれませんが、何かしらのサポートを検討したほうが良いことも出てくるのかな、と思います。
というわけで、2点ですね。
1点は、学校名が冠していないコースでも行く価値がある、子供の受験までのプランを逆算した時に過去問演習はもう少し後でもいいから、志望校別に合わせていくのはもう少し後でもいいから、夏過ぎも基本的な勉強を繰り返した方が良いのではないかというケースがありますよ、そういう場合は冠がなくても行く価値がありますよというお話と。
もう1個は、いずれにせよ志望校対策はしたほうが良いので、それをまず塾がどこまで手伝ってくれるか一人一人どこまで見てくれるか足りない所をどう補うか、というところを考えるのは、今ご家庭に任されていることが多いのかなと感じています。
本日はここまでとします。
ありがとうございました。
動画「6年後半、志望校に特化したコースがありません!」まとめ
- 10月、11月頃まで基本の確認に集中した方が良い受験生も少なくない
- 受験する学校の過去問演習を塾の先生がどこまでサポートしてくれるかの確認はお早めに
次回も、ぜひお楽しみに!
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