模試や過去問を見返すと、記述だけが空欄のまま残る。時間は使っているのに、いざ書く段になると手が止まる。 こうした現象は、最近の生徒によく起こ...
成城学園前教室からお届けしていた「2020年秋・中学受験サポートの最前線」の第4回「5年生サポート」を配信。
今の時期気になる5年生のサポートについて、引き続き、SS-1副代表の馬屋原と、成城学園前教室教室長の河合がお話します。
馬屋原:せっかくなのでもう1つ話題いってもいいですか?
5年生について、社会の進度は塾によって色々個性が出ますが、多くのお子さんは歴史の中盤に差し掛かろうとしているんです。
この先の理科・社会と算数・国語のバランスについて、アドバイスはありますか?
河合:5年生の後半というのは、各塾が、とくにSAPIXだったり、四谷大塚系早稲田アカデミーも含めた塾ですけど、算数を仕上げにかかっている、全単元を終わろうとしているのでやはり優先順位とすると算数が高くなってしまうんです。
ただ、覚えなければいけない理科・社会は、どうしてもご家庭で後回しになって、正直に言いますと、6年生の今頃から「先生どうしましょう」という理科・社会についての相談が急増するんですよね。
それは5年生の時のスピード感に付いていってなくて、理科・社会は覚えるものだから、今は算数優先だから後で追い込めるよね、と言うのですが、意外と覚える方法を知らないまま過ごしてしまうと良くないので、最低限やらなければいけないことをある程度絞り込んでもいいので、絶対にその部分だけ手を抜かずに付いていく努力はしておいていただきたい。
というのは、特に社会では、平安時代くらいから一気に量が多くなることを皆知らずに過ごすわけじゃないですか。
いきなりSAPIXや四谷大塚のテキストをやった時に、ページ数は変わらないが量が多いんだよということを大人側はある程度知っておいて、土日など時間に余裕があるときに「一緒に読もうよ」と声をかけることも結構有効な手段になりますよというアドバイスをよくおくらせてもらっていただいてますかね。
馬屋原:まずは、新出単元がある内は、優先順位では新そこが最優先ですよね。
先程覚える技術の話になりましたが、理解の伴わない暗記は今の入試においては「悪」と言ってもいいかなっていうくらい得点に結びつかない問題が作られるようになってきてはいるので、「暗記重視」「暗記尊重」とはなかなか言いづらいですが、適切にちゃんと教えてあげられる環境があれば、先に詰め込んで後で教えてあげることも出来ないわけではないので、ひとえに暗記を否定するものでもないですけれども。
ただ、1回1回の内容をある程度その週の内にきちんと頭に詰めておくっていう、当然限度はお子さんによってありますが、これを繰り返して、積み重ねて、まずはいけるかどうかの当たり前の話ですよね。
加えて、例えばSAPIXの場合は、一月年が明けるとすぐに"1月組み分け"というのがきて、これで6年生のスタート地点のクラスが決まりますが、これが半分、社会だと地理なんですよね。
河合:そうです。それも、資料系なので......
馬屋原:そう、資料系・統計系で、それを本気でやるのは6年生の夏だよみたいなところが来るんですけど。
来月のアドバイスになりますが、1つは、5年生の前期ですね。
ちょうど歴史が始まる前の5年生のテキストで、農業や工業をやっていた頃、ページを1ページ分めくって、白黒の1ページ目に、その回の大事なグラフや表が載っていて大体ここから問題が出るっていうことはありますよね。
なので、SS-1では年末に最速という形で、統計データの復習なども提供しているのですが、忘却との戦いが優先順位の2番、出来れば何らかの形で地理の復習をやっておけると有利なのは確かですが、とは言ってもやはり算数が勉強の幅を取りますからね。
今日は算数の具体的な内容は避けますが、算数を優先しつつ、その中でいかに理科・社会をないがしろにせずに過ごすかと、あれもこれもになって大変ですけれども。
河合:1つの考え方として、理科だと割とやりやすいと思うんですけど、どうしても間に合わない週って出てきたりするんですよ。
そしたら「理科のここの単元が弱い」というような「まだ積み残されているはずだ」というような事を大人側がチェックしておいて、6年生に変わる春休みでもいいので、そこで潰せるような計画立てを少し考えておくといいと思っています。
馬屋原:理科は分野別な所があるので、「ちょっとここ後にしようかな」と優先順位をうっすら付けておくことが出来るかなと。
とにかくモニタリングをして、優先順位を整理して、つけていくことに尽きますかね、忙しいこの時期は。
では、本日はここまでにしたいと思います。
成城学園前教室の教室責任者である河合と、SS-1副代表の馬屋原でここまでお話させていただきました。
また成城学園前教室から、あるいは別の教室からこのような番組をお届けできればいいなと思っておりますので、引き続き宜しくお願いいたします。
ありがとうございました。
動画「5年生サポート」まとめ
算数の学習比率がどうしても高くなる5年生後半の理社は、進出単元を最優先しつつ、年明けの範囲の広いテストに備える。
2020年11月に4回配信してきました河合教室長との対談はいったん最終回です。
次回は、自由が丘教室の中島教室長と対談します。さて、どんなお話が聞けるのでしょうか?ぜひお楽しみに!
同シリーズを順次公開しています。以下ラインナップより、ご覧ください!
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この相談に答えた講師
中学受験 個別指導のSS-1
中学受験 個別指導のSS-1 編集部です。本コーナーは中学受験を目指すご家庭のお母さん、お父さんから実際に成績や学習に関するお悩みについてご相談いただいた経験をもとに、中学受験専門のプロ講師による学習アドバイスを発信している中学受験ブログです。お子さまの努力とご家庭のサポートが実を結ぶよう、SS-1がその一歩を支えられましたら嬉しく思います。
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