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【動画】低学年サポート

 
カテゴリー:学習計画 小学1年生の勉強法 小学3年生の勉強法

大手塾の中に、いつでも入塾できるわけではない校舎が増えてきたことも一因となっているのか、昨今、中学受験の準備を始める年齢が徐々に低下してきているように感じます。
「小4になるまでに〇〇算はできて当たり前」といった話を耳にすることも増えてきました。
今回はそんな「低学年サポート」について、SS-1副代表の馬屋原と成城学園前教室教室長河合SS-1の2人が思うところを語ります。

#3 低学年サポート

馬屋原:最近のお問い合わせの中で、これは純粋にデータになっているのですが、より低学年ですね。
低学年層のお問い合わせが以前に比べて増えたという印象があるのですが、そのあたり実際どうですか?

河合: 成城教室をしばらく預かっていますが、最初の方は3年生や1年生の問い合わせはなかったのですけれど、この2~3年、非常に増えてきている状況です。
恐らくですが、お母様方のグループの中で「大変よ」というお話が回って、早めにスタートしておいた方が後が楽じゃないかしらと、割と早めにお問い合わせいただいている感じがします。

馬屋原:そうですね。
各教室、いろいろと立地によって、また問い合わせの傾向の差で変わるかもしれないんですが、首都圏では去年くらいからのSAPIXの募集停止ですよね。
(河合:そうです。)4年生、5年生、特に6年生も含めて、希望してすぐに入れない校舎が実現してきた中で、であれば3年生とか、2年生のうちに入れておかないと、とお考えのご家庭が増えた。
あとは、どことは申しませんが大手塾の中で受験勉強が、以前だと4年生くらいからが標準だったかなと思うのですが、やっぱり公式に"3年生から"とアナウンスする塾も出てきたので、そのあたりは、もう1年、2年の段階でお悩みの方が増えているかなとは思いますが......
どうですか、受験を考えた時に、1・2・3年生の内にどんなことをしておけばよいかっていうのは、どう思いますか?

河合:3年生の例えば今の時期であれば、4年生がもう目前なので入塾に向けた最低限の項目をとりあえずはお伝えするということはあるんですけど。
1年生、2年生はどちらかというと遊びの中や体験を通して、今から勉強する内容を皮膚感覚で知っておいてほしいなって言うことをと助言させていただくことが多いですね。

馬屋原:やっぱり色々なところで、多くのご意見番と申しますか、色々な先生方が仰っていることかもしれませんが、やっぱり準備は必要だと。
4年生になってからゼロベースで受験勉強を始めるということは、やはりビハインドが大きいのは確かだと思うんですが、その準備が必ずしも受験塾に行って、勉強することとイコールではないっていうことですね?(河合:同意)
例えば「体験」っていうのは具体的にどんな?

河合:簡単に言うと、ジェットコースターに乗ってもらってもいいんですよ。
これ何キロくらいだね、という自動車を乗った時の感覚で、スピードの感覚であったり。
それが分かる、分からないではなく皮膚感覚ですよね。
特に理科だと女の子は虫関係は嫌いだと思いますが、ただその季節感とか、なんか文字だけで覚えていくとか、夏はこうだよねという形で抑えていくよりも、見たことあるな、という方が絶対的に強いんですよね。
それだけでも子供は勉強する気になれる。私知ってるよ、というだけで前向きになれるので、そういう体験をいっぱいしてほしい。
社会でお伝えしてくれているからなのか(※馬屋原は、社会科講師)全国を飛び回ってくれているお母様方が、 いま4、5年生にいたりするんです。

馬屋原:まぁうん......そうですね、私は勉強してから行ったほうが効率が良いよ派なので(笑) でもね、でもね!社会においてどんな旅行をするといいかというのは話すと1時間以上かかるので今日は止めておきますけれども。
でも確かに、数字ですよね。速度や重さや温度とか。
スピードと実際の具体物の繋がりというのは、確かに身につけている子の方が圧倒的に有利っちゃあ有利ですよね。
重さは色々あるんですが、やはり料理でしょうか?

河合:だと思いますね。

馬屋原:私は料理をしないわけではないのですが、その......1キロは砂糖と塩で思い浮かぶんですけど。
いまだに200グラムとか400グラムとか自信がなくて、肉を食べに行って「200です」と言われても、いまいちピンときてない、いまだにきていないんですよね。
っていうのはちょっと恥ずかしい話だけど。
でも、そういう悩んだ感覚が出てきて、5年生になって速さの単元をやった時に、人間が300キロで動いているとあれ?と思うような感覚とかが身についていればいいよねっていう。

河合:そうですね。

馬屋原:なるほど。
低学年に関しては私もいろいろ思うところがあって、今の理社に繋がるような、生活に繋がるような実体験と......まぁ、3つかな。
1つはやっぱりコミュニケーションだと思うんですよ。
「まともな」と言うと語弊がありますけど、噛み合った会話が出来ること。
あとは、ちょっと頭を使った、感情ではないんですよね。嫌だから嫌、好きだからやる以外のちょっとだけ頭を使わなければならないような会話っていうものが、どれだけやっているか・出来るかというのは、5年、6年になった時に重たくのしかかってくるかなというのはありますね。
ここはやっぱり動画文化の中で、昔はテレビを見ていただけなので一緒といえば一緒だけど、テレビだろうがYouTubeだろうが受動的なことに変わりはなく、向こうが楽しませてくれることに変わりはないので、結局は受け身なんですよね。
受け身なコミュニケーションなので、知識は増えるかもしれないけど、基本頭が良くはならない。

思考力を鍛えるのは基本は会話だと思っていて、人との会話を繰り返している中で、いずれ自分との会話が出来る、これが考えるということなんでしょうね一般的には。
自分との会話が出来るようになっていく、あるいは本ですよね。文字情報。
本の向こうとの対話が出来るようになっていくというところまでいけば、ある意味他人の力は要らなかったりするんですけど、そこまでいっていない子供の考える力を磨こうと思えば、基本的にコミュニケーションしか手段はないのかなと私は思っていて、いかに対話の時間を作るか。
沢山喋る子が頭がいいと言うわけでもないというか。
また難しいところですね。黙っていても自分の中で色々なことを考えている子もいるので。

河合:そうですね。
口を開かないから考えていないのではなく、本気でまとめている子が少なからずいるんですね。
で、仲良くなってくるとその子はバーッて喋りだしてくれる。
あぁやっぱり持っていたねということで、そうすると、子供たちはいっぱいテストを受けさせられるので、〇×を恐れる傾向が少し前よりも強くなっている気もするんです。 だから、言っていいのかどうかというのをブレーキをかけている子が結構、前より多いのかなという。

馬屋原:言っていいのかというのは?

河合:つまり、恥ずかしくないかです。間違っていたら恥ずかしいから......というのがありますね。

馬屋原:なるほど。
それも含めると、先ほど、コミュニケーション、思考力という話をしましたけれど、コミュニケーションするための道具ですよね。
道具になる言葉の種類、語彙と言っていいかな。バリエーションというか、自分が使いこなせる道具としての言葉の数っていうものを持っているということは、当然、国語を中心とした学力にも大きな影響を及ぼしますし、同時に自分の状態を正しく大人に伝えられるんですよね。
聞くスタンスが大人側にあれば、自分の状況を適切に伝えられるので、勉強以外のあれやこれやが上手いく可能性が上がるというのが絶対的にあるので。
やっぱり、小さい頃にあれもこれもが出来ない中でも何かしてあげられることがないかな、と思った時に、読み聞かせみたいなものが大きな存在感を示すのは、そこに繋がるからだと思いますね。
後は、ちょと小さい子の問い合わせの話に繋がっちゃいますけど。先ほど、数字と実生活を結びつけるという話がありましたが、もう一個、計算とかあとは立体感覚ですよね。この辺がコメントされることが多いとは思いますが、算数も教えている河合室長としては「こういうことを心掛けておけばいい」などありますか?

河合:数の仕組みが理解できていない子供が増えていて、

馬屋原:数の仕組み?

河合:つまり、十進法があって、"位"とか、そういうものがそもそも理解できず、25と書いた時に「2」、「5」だったりするわけです。

馬屋原:何年生くらいで?

河合:3~4年生です。
教えながら思うのは、最初の入り口というのはとても大事で、数というのが記号ではなくて、実生活に結び付いたものなんだということが、どこかで飛んでしまうんですね。

馬屋原:いま切り離して考えていましたけど、計算というのは必ずしもドリルだけをやって身に付けると同時に、数量の感覚がっていうのが...なるほど。

河合:物差しのメモリを平気で右から目で追ってみたり、記号を見つけているだけなんですよね。こっちから長さだよねという。
意外と今の子は単位換算が弱いというのはそういう部分がちょっと絡んでいるのかなという気はする。
先ほどの低学年だったらお料理やりながら温まったねみたいな感覚というのを、お勉強は3年生くらいでもいいかなとは思いますが、実生活で皮膚感覚として持っていく、そうするとコミュニケーションも取れるじゃないですか。
そういうことを少し心掛けておけば、後々活きてくるよってことをぜひ知っていただきたいなという気はしています。

馬屋原:ありがとうございます。

動画「低学年サポート」まとめ

  • 数や量のイメージを皮膚感覚として知っておく
  • 頭を使った対話をする経験を積んで思考力をみがく

次回で、河合教室長との対談はいったん最終回です。
さて、どんなお話が聞けるのでしょうか?ぜひお楽しみに!
同シリーズを順次公開しています。以下ラインナップより、ご覧ください!

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