模試や過去問を見返すと、記述だけが空欄のまま残る。時間は使っているのに、いざ書く段になると手が止まる。 こうした現象は、最近の生徒によく起こ...
中学受験の「4年生と5年生の算数、何が変わる? 」を算数講師の中島がお話しします。
※文章化にあたり、一部文言を修正しています。
馬屋原:こんにちは、SS-1副代表の馬屋原です。
今日も先週に引き続きSS-1自由が丘教室から中島室長と一緒にお送りします。
今日は算数のお悩みです。
SAPIXに通っているお子さんから先日もらった声なんですけれど、4年生から5年生に上がって算数が一段階難しくなったように感じて苦労しているという、お子さんへのアドバイスということですけれど。
ちょうど4月の第一週のこの番組で、白金台教室の日野と一緒に、5年生までの勉強と6年生までの勉強は少し違うというお話をしました。
大まかに言って5年生は「インプット」中心の勉強だったのが、6年生になるとそれを使いこなしていく「アウトプット」の練習になっていく大きな流れがありますよねという話だったんですけれど、もう少し詳しく見ていくと「インプット」と言われている4年生と5年生でも微妙に段階というか、差異があるようなので
その辺りの話を普段算数を教えている中島室長に聞いてみたく、今日はお願いします。
中島:4年生と5年生の学年が上がるタイミングに、お困りの声が多く寄せられます。
4年生まではテストで点数を取れていたけれど、5年生になって、勉強の時間は取れている。
課題もやっているけれど成績がじりじりと下がっていく現象ですね。
4年生までの算数ですけれども、出てくる数字、条件が計算の式で処理をしていけば答えが出るような構成が多いんですね。
問題がひねっていないということですね。
5年生になってくると問題に書かれている条件を一度整理したうえで、そこに持っている解法をはめていって答えを作り上げていくようなプロセスが必要になってきます。
馬屋原:4年生まではある程度できる子は、見た瞬間にどうすればいいかが分かる?
中島:そうですね。
一問一答的に「知ってる」「答えはこれ」とパッと出る感じですね。
馬屋原:5年生になると一段階挟まるんですね。
中島:そうですね。
一旦、問題の文章に書かれている情報を整理する、一手間をかけないといけなくなっている。
例えば「割合」「売買損益」の問題で仕入れ値に「2割」の利益を見込んで定価をつけました。
その定価の「一割五分引き」で売りました。
というように「定価」「売値」「割引」だったり、割合の元にしているのが違うと同じ「2割」でも数字が違ってくる、というような条件の整理を押さえていかないと正解が出ないことになりますね。
馬屋原:ある程度勘のいい子であれば、自分なりに乗り越えていけるんでしょうけども、その段階で詰まっているお子さんが、それなりにいるということですよね。
アドバイスというかサポートのコツを教えてもらえますか?
中島:5年生になった段階で、自分の頭の中で考えた「履歴」を残す。
よく「式を書き残しましょう」という話になると思うんですけれども、4年生の段階で式を書き残さなくても答えが出るので式を書く必要性を感じずにやってこない子が結構いる。
5年生の段階に入って情報整理が必要になってきた場合に、自分の頭の中で考えた履歴を残して、確認しながら問題を解いていくような、書き残しをして、手を動かしながら解くことが必須になってくる。
それをやっていなかったら一声掛けてあげたほうがいいと思いますね。
馬屋原:あとは伝え方ですね、よくある話ですけれど、「一回、式書いて」とだけ言われると「自分ができないから言われているんだ」という受け取り方をする子もいるので、「それは違うよ」ということを私は少し演技で言うこともあって「できる子が書くから強いんだ」とか。
声の掛け方も工夫1つで、書くことを受け入れられるようになる子もいると思います。
何か他にコツとかあります?
中島:馬屋原副代表が言っているように「できる子は書くんだ」みたいな。
馬屋原:やっぱりそうなりますよね。
中島:くすぐる感じで言います。
馬屋原:「できないから書いて」って言われると、大人ならやるかもしれないけれど
まだすんなり受け入れられない子供もそれなりに多いですよね。
声の掛け方も工夫して、この時期の勉強履歴を残すかどうかが6年生になってからの点数も左右しますからね。
中島:そうですね、これは...
馬屋原:お願いだから書いてほしい。
中島:5年生のうちに習慣づけてほしい。
馬屋原:分かりました!ありがとうございます。
本日はここまでにします。
また来週よろしくお願いします。
動画「4年生と5年生の算数、何が変わる?」まとめ
次回は「国語のテストが時間内に終わりません!」というお話予定です。ぜひお楽しみに!
同シリーズを順次公開しています。以下ラインナップより、ご覧ください!

この相談に答えた講師
中学受験 個別指導のSS-1
中学受験 個別指導のSS-1 編集部です。本コーナーは中学受験を目指すご家庭のお母さん、お父さんから実際に成績や学習に関するお悩みについてご相談いただいた経験をもとに、中学受験専門のプロ講師による学習アドバイスを発信している中学受験ブログです。お子さまの努力とご家庭のサポートが実を結ぶよう、SS-1がその一歩を支えられましたら嬉しく思います。
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