随筆文は「体験」と「感想」でできている 説明文は事実を伝える文章、論説文は筆者の主張を述べる文章、物語文はフィクションの世界を通じて感情を表...
ここ数年、理科ではどの分野がニュースと絡めて出題されているか。
そして、よく練られた興味深い問題を世に送り出し続けてくれている学校はどこか。
パッと見ただけでは分かりにくいかもしれませんが、入試問題は、学校や学校の先生方のお考えやお人柄、知に対する姿勢などを如実に反映します。
今回は入試が迫る時期となり、理科のベテラン講師である中島に直近の理科の入試について聞いてみました。
今年はコロナに翻弄された1年でしたが、はたしてそういった内容も問題に絡められるのでしょうか?
引き続き、馬屋原と中島がざっくばらんにお話ししています。
馬屋原:こんにちは、SS-1副代表の馬屋原です。
前回に引き続き、SS-1自由が丘教室で教室長の中島に中学受験について、お話を聞いていきます。
中島:今回は入試も迫っている時期ということで、中島は算数と理科のベテラン講師ですので、せっかくなので理科で、直近の入試について話をしましょうか。
私も社会担当なので縁はありますが、理科にも時事問題の要素は、それなりに強く中学受験ではあるものでございます。
今年、特に理科の時事問題で、厚く準備しておいた方がいい所があれば教えてください。
中島:今年に限らず最近の傾向ですが、やはり気象系、地学系の問題ですかね。
自然災害に関する知識や意識を高める意味で、そういうところを出す学校が増えた印象です。
馬屋原:新型コロナの話は理科で関わってきたりは、そんなにないかなっていう?
中島:そうですね、内容としては免疫の話なので、ちょっと人体系に絡めて問題を出すとしても難しい。
馬屋原:話が中学受験レベルではなくなってくると......なるほど。
読解問題でもしかするとあるかなっていう?
中島:似たような問題として、遺伝子絡みで、以前の入試問題で、バナナと桜の話で、「バナナはパナマ病が発生すると全滅してしまう。一気にパナマ病が広まってしまうのは何故でしょう?」という問題があったんですけれども、バナナは食べても種がないですよね。種ができないということは、植物として種が作れないんです。
改良されていて、種できないようにおいしく食べられるように作られていて、結局それはどうやって増やすのか?ってことなんですけど、根っこのところに生えてくる新しい株を取って別の場所に植えて、どんどん増やしていく形になるんですね。
そうすると同じ遺伝子を持つ株がひたすら増え続けていくことになるので、遺伝子の多様性がなくなるから、かかりやすい病気が発生した場合、全滅してしまう。そういう絡みがもしかしたらあるかもしれない。
馬屋原:へぇ......あっ感染ですよね。免疫だけではなく人体がらみではなく、流行そのもの。
私も、コロナとの戦いみたいなのは話題になるのかなと思っています。
理科が専門的なところにいくとちょっと厳しいというのであれば、社会の方で子供たちに心してもらって。
コロナに関しては社会で言うと、ソーシャル・ディスタンスや三密などが話題なるかもしれないけれど、本質的には感染症の歴史と絡めて聞いていくのが分かりやすいかと。
そういう形で出題されたら全部打ち返せるくらいに子供たちをさせてあげて、入試に送り出してあげたいなとは思ってるんですけど、すみません、話が逸れました。
気象関連の問題はここ数年で増えましたね。やっぱりね。
中島:そうですね。
やはり、台風で大きな被害が出たり、50年に1度の大雨が毎年やって来るとか。
温暖化に関係するだろうとは言われてますけど、意識を高めるという意味でも出題される率が高くなったと思います。
馬屋原:気象、特に台風などの学習についてワンポイントアドバイスはありますか?
中島:気象のところで習う内容をまずは抑えておくのが基本ですが、普段の生活や実際のニュースなどで、どういう形で自分に関わってくるのか机の上の紙だけに集中するのではなく、それを元にして世界がどうなっているのかという所に意識を広げていくということが大事だと思います。
馬屋原:それは理科の先生が100人いたら100人そう言いますよね。
いかに実生活と世界と勉強している内容を関連付けていくか、やはり中学校の先生もそういった視点で問題を作っているのでしょうか?
中島:そうですね、よく練られている面白いなと思う問題は、普段の生活の中でこういうことがあります、という所から入っていき、ちゃんと習った単元に落とし込まれている。かつ、興味が広がるようなかたちで好奇心を掻き立てるような、素晴らしい問題だと思います。
馬屋原:3つでいいです。個人的な好みになりますが、よく出来ているなと思う事が多い理科の問題を出題する中学校は......褒める話ならいいですよね?
中島:毎年面白いなと思うのは 麻布中学校。
馬屋原:長い文章をしっかり読み込んでその中からヒントを拾いつつ、自分の実体験を絡めて考えて結論を導くというスタイルの理科の問題ですね。
後は?
中島:似ているのですが渋谷教育学園渋谷中学校。
去年ですかね、高級なトースターのお話を......
馬屋原:(笑)やめておきましょう、長くなるで。絶対面白いので皆調べてみましょう。
もう1校ありますか?
中島:標準的な知識をベースにしてより内容を昇華させるという意味では、海城中学校の問題。
海城中学校は気象の問題も多いですね。
馬屋原:大体が社会の問題が面白い学校と被りますね。
もし受験がもう少し先、あと数年あるよという保護者の方が見ていらっしゃいましたら、チラチラといま名前が挙がったような学校の理科・社会の問題を見ていただけると、今の中学受験、まぁ最先端とはまたちょっと違うかもしれませんが、こういった力を子供たちに求めているんだなというのが、少し触れることが出来るかなと思います。
そういったこともお勧めします。
動画「2021年度入試、理科の時事問題」まとめ
2020年12月に4回配信してきました中島教室長との対談は以上です。
さて、2021年、年明け第一弾は、白金台教室の日野教室長とお届けします!
いよいよ本格的な受験が始まるところですが、どんなお話が聞けるのでしょうか?お楽しみに!
同シリーズを順次公開しています。以下ラインナップより、ご覧ください!
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この相談に答えた講師
中学受験 個別指導のSS-1
中学受験 個別指導のSS-1 編集部です。本コーナーは中学受験を目指すご家庭のお母さん、お父さんから実際に成績や学習に関するお悩みについてご相談いただいた経験をもとに、中学受験専門のプロ講師による学習アドバイスを発信している中学受験ブログです。お子さまの努力とご家庭のサポートが実を結ぶよう、SS-1がその一歩を支えられましたら嬉しく思います。
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