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早稲田アカデミーにお通いの保護者様より「早稲田アカデミーの宿題が多くカリキュラムの速さにもついていけないので、転塾を考えています。」というご相談をいただきました。中学受験プロ講師のアドバイスをご紹介。
テストの成績の事で悩んでいる
早稲田アカデミー生の成績の上げ方-クラスアップできない原因と正しい勉強法とは?

早稲田アカデミーで成績が伸び悩んでいる方へ
個別指導のSS-1による「早稲田アカデミー生の成績の上げ方」をご覧いただきありがとうございます。
早稲田アカデミーに通いながらも、「思うように成績が上がらない」「クラスが上がらない」とお悩みのご家庭は少なくありません。実際にSS-1には、早稲田アカデミー生の成績アップやクラスアップに関するご相談が多く寄せられています。
本記事では、早稲田アカデミーの授業やカリキュラムの特徴を踏まえながら、成績の上げ方のポイントや、つまずきやすい原因とその解決方法をわかりやすく解説します。早稲田アカデミーに最適化した学習の進め方を知ることで、効率よく成績アップ・クラスアップを目指すことができます。ぜひ最後までご覧ください。
最難関校への高い合格実績を誇る「早稲田アカデミー」
早稲田アカデミーは、御三家や筑駒、早慶附属校など、最難関校への高い合格実績を誇る進学塾です。熱量の高い授業と競争環境の中で、志望校合格に向けて実力を伸ばせる点が大きな魅力です。
一方で、授業の進度や宿題量、テストの難度は決して易しくありません。カリキュラムテスト・組分けテスト・合不合判定テスト・NN志望校別コースなど、それぞれの特徴に合わせた対策が必要です。
早稲田アカデミーで成果を出すには、塾のカリキュラムを正しく理解し、家庭学習の優先順位を明確にすることが重要です。
早稲田アカデミー生と授業の特徴
早稲田アカデミーは、御三家・筑駒・早慶附属校をはじめとする難関中学合格を目指すお子さんを対象に指導を行っている進学塾です。ここでは、早稲田アカデミーのカリキュラムの特徴と、早稲田アカデミー生が成績を上げていくための対策ポイントをお伝えします。
早稲田アカデミーの授業やカリキュラムの特徴
早稲田アカデミーの授業やカリキュラムについて、主な特徴を挙げると、以下のようになります。
- 御三家・筑駒・早慶附属校など、難関校への高い合格実績
- 熱量の高い授業と、競争環境を活かした指導
- 四谷大塚系カリキュラムに基づく、体系的な学習内容
- 『予習シリーズ』『演習問題集』『Wベーシック』など、複数教材を使った学習
- カリキュラムテスト・組分けテストなど、定期的な確認テスト
- 合不合判定テストによる志望校判定
- 6年生から本格化するNN志望校別コースによる学校別対策
色々な特徴がありますが、何と言っても、早稲田アカデミーのカリキュラムは、難関校合格を見据えた学習量の多さと、テストによる競争環境が大きな特徴です。
そのため、早稲田アカデミーにお通いのお子さんのなかには、
「カリキュラムテストで点数が取れない」
「組分けテストになると成績が下がる」
「合不合判定テストで偏差値が伸びない」
「宿題が多くてこなしきれない」
「家庭学習のやり方が分からない」
「クラスアップできない」
「志望校のNNクラスに入れない」
といったケースが多く見られます。
早稲田アカデミーで成績を上げるためには?
こうした早稲田アカデミーのカリキュラムについていくためには、普段の家庭学習の進め方が何より大切になってきます。ここからは、早稲田アカデミーで成績を伸ばすためのポイントをいくつかご紹介します。
家庭学習をお子さん任せにしない
早稲田アカデミーの授業は、難度・進度・学習量のいずれも高く、小学生のお子さんが一人ですべてを管理しきるのは簡単ではありません。
勉強する内容をお子さん任せにしていると、
「苦手がいつまでも克服できない」
「頑張っているのに偏差値が上がらない」
「時間ばかりかかってはかどらない」
「好きな科目ばかり勉強してしまう」
といった状況に陥りがちです。
早稲田アカデミーで成績を伸ばすためには、まず家庭学習の内容を整理し、何を・いつ・どの順番で取り組むのかを明確にすることが重要です。
宿題をすべてこなそうとしない
早稲田アカデミーでは、『予習シリーズ』『演習問題集』『Wベーシック』など、複数の教材を使いながら学習を進めていきます。そのため、宿題の量が多く、すべてを完璧にこなそうとすると、かえって理解が浅くなってしまうことがあります。
特に、6年生になるとNN志望校別コースも始まり、通塾日数や宿題量はさらに増えていきます。
限られた時間の中で効率よく成績を上げるためには、すべての宿題を同じ重さで扱うのではなく、お子さんの状況に合わせて優先順位をつけることが必要です。
教材の特徴を理解して使う
早稲田アカデミーでは、豊富な教材を使って学習を進めます。だからこそ、それぞれの教材の特徴を理解し、目的に合わせて使い分けることが大切です。
たとえば、『予習シリーズ』の内容を定着させるには、『演習問題集』を使って類題演習を行うことが効果的です。国語では、『予習シリーズ』の解説を活用することで、読解の考え方を家庭学習でも確認しやすくなります。
一方で、教材をただ順番にこなすだけでは、成績アップにつながりにくい場合もあります。どの教材を、どの目的で、どのレベルまで取り組むのかを整理して進めることがポイントです。
テストごとの対策を変える
早稲田アカデミーでは、カリキュラムテスト・組分けテスト・合不合判定テストなど、目的の異なるテストが行われます。
カリキュラムテストは、比較的範囲が決まっているため、授業内容をしっかり復習し、分からなかったところを家庭学習で解消しておくことが大切です。
一方、組分けテストは範囲が広く、以前に学習した内容も含まれるため、直前に何を復習するかの判断が重要になります。カリキュラムテストで間違えた問題や苦手単元をもとに、『演習問題集』などを使って類題演習を行うとよいでしょう。
また、合不合判定テストでは、単なる暗記やパターン学習だけでは対応しきれない問題も出題されます。「なぜそうなるのか」「どうしてその式になるのか」といった理屈まで理解する学習が必要です。
NN志望校別コースを見据えて対策する
6年生になると、志望校別の対策としてNN志望校別コースが始まります。難関校や上位校を目指す場合、志望校のNNクラスに入れるかどうかは、受験戦略上の大きなポイントになります。
ただし、NNクラスに入るためには、オープン模試などで基準をクリアする必要があります。そのため、「6年生になってから考える」のではなく、早い段階から志望校に必要な力を意識して対策を進めることが大切です。
もし志望校のNNクラスに入れなかった場合や、志望校のNNクラスがない場合でも、過去問や出題傾向に合わせた対策を独自に進めていく必要があります。
早稲田アカデミーの生徒さんが注意すべきポイント
このように、早稲田アカデミーにお通いのお子さんが成績を伸ばすためには、授業・宿題・教材・テストの特徴を踏まえた家庭学習が大切なポイントになります。
ただ、早稲田アカデミーの場合、宿題量が多く、テストの種類も多いため、やみくもにすべてをこなそうとすると、お子さんがパンクしてしまうことがあります。
早稲田アカデミー生が成績を伸ばすためには、お子さんに必要なものから優先的に取り組み、テストや志望校に合わせて効率良く対策を進めていくことが重要です。
家庭学習の時間を有効に使いながら、早稲田アカデミーのカリキュラムを成績アップにつなげていきましょう。
早稲田アカデミーの教材・宿題の効果的な使い方
早稲田アカデミーでは、『予習シリーズ』を中心に、『演習問題集』『Wベーシック』などの教材を組み合わせながら学習を進めていきます。
教材が充実している一方で、宿題量が多く、すべてを同じようにこなそうとすると、理解が浅いまま先へ進んでしまうことがあります。早稲田アカデミーで成績を伸ばすためには、教材ごとの役割を理解し、お子さんの状況に合わせて優先順位をつけることが大切です。
「Wベーシック」の効果的な使い方
早稲田アカデミーの中学受験コースでは、四谷大塚の「予習シリーズ」を軸に学習が進みます。そのうえで、授業で扱った単元の定着や反復演習のために、「Wベーシック」や「演習問題集」などの問題集に取り組むことがあります。
このページでは、特に基礎知識の定着や典型問題への対応力を高めるために使われることの多い「Wベーシック」の特徴と、効果的な使い方についてお伝えします。
「Wベーシック」はどのような教材か
「Wベーシック」は、授業で学んだ内容を家庭学習で定着させるための演習教材です。単元ごとに基本事項を確認し、典型問題を繰り返し解くことで、知識や解法を自分のものにしていくことを目的としています。
掲載されている問題は、いわゆる初見の難問に挑戦するためのものというより、授業内容を確実に使えるようにするための問題が中心です。そのため、うまく活用できれば、基礎力の穴を埋め、テストで安定して得点するための土台づくりに役立ちます。
ただし、問題量が多くなりやすい教材でもあるため、「とにかく終わらせる」ことだけが目的になってしまうと、思ったように成績につながらないことがあります。
「大量に解いているのに成績が伸びない」ときの原因
Wベーシックにしっかり取り組んでいるにもかかわらず成績が伸びない場合、よくある原因は「解き方を理解する前に、作業としてこなしてしまっている」ことです。
たとえば算数であれば、答えは合っていても途中式や考え方があいまいなまま進んでいるケースがあります。理科・社会であれば、用語だけを覚えていて、なぜそうなるのか、どの知識とつながっているのかを説明できないケースがあります。国語であれば、解答の根拠を本文中から確認せず、感覚で選んでしまっていることもあります。
このような状態では、同じ形式の問題は解けても、少し聞かれ方が変わっただけで対応できなくなってしまいます。
そのため、Wベーシックを使うときは、丸つけをして終わりにするのではなく、「なぜその答えになるのか」「どこで間違えたのか」「次に同じ問題が出たら何に気をつけるのか」まで確認することが大切です。
算数では「途中式」と「説明」を重視する
算数が苦手なお子さんの場合は、答えだけでなく、途中式や図、考え方を書かせることが重要です。
特に、解説を読んだ後にもう一度解き直すときは、ただ答えを再現するのではなく、「この問題はどう考えればよいのか」を説明できるかを確認すると効果的です。
保護者の方が横について教え込む必要はありません。むしろ、「この式は何を求めているの?」「どうしてこの解き方にしたの?」と問いかけるだけでも、お子さん自身が理解の浅い部分に気づきやすくなります。
ただし、すべての問題でこれを行うと負担が大きくなりすぎるため、間違えた問題や時間がかかった問題に絞って確認するのがおすすめです。
苦手科目では「全部やる」より優先順位をつける
Wベーシックは反復に向いた教材ですが、問題量が多いため、すべてを完璧にこなそうとすると、かえって復習が浅くなることがあります。
特に苦手科目では、「まずは基本問題を確実に解けるようにする」「間違えた問題だけを解き直す」「正答率の低い単元に絞って取り組む」など、優先順位をつけることが大切です。
大切なのは、問題集を何ページ進めたかではなく、できなかった問題が次に自力で解けるようになっているかです。
そのため、家庭学習では、1回目で間違えた問題に印をつけ、数日後に解き直す仕組みを作ると効果的です。解き直しで正解できた問題と、まだ不安が残る問題を分けて管理すると、復習の効率も上がります。
得意科目では「演習問題集」への接続も考える
Wベーシックの基本問題や標準的な問題が安定して解けるようになっている場合は、次の段階として「演習問題集」など、より幅広いレベルの問題に取り組むことも選択肢になります。
四谷大塚の「演習問題集」は、予習シリーズの学習内容に沿って、基礎から応用まで幅広い問題を扱う教材です。Wベーシックで基礎を固めたうえで、演習問題集に進むことで、初見問題への対応力や応用力を高めやすくなります。
ただし、基礎が不十分なまま難しい問題に進むと、解説を読んで終わるだけの学習になりがちです。得意科目・得意単元であっても、Wベーシックの基本問題や標準的な問題をスムーズに解けることを確認してから、演習問題集に進むようにしましょう。
Wベーシックは「解きっぱなし」にしないことが大切
Wベーシックは、授業内容を定着させるために有効な教材です。しかし、量をこなすことだけが目的になると、理解が浅いまま先に進んでしまい、成績につながりにくくなります。
効果的に使うためには、次の3点を意識することが大切です。
1つ目は、間違えた問題を必ず解き直すこと。 2つ目は、答えだけでなく、考え方や根拠を確認すること。 3つ目は、お子さんの得意・不得意に合わせて、取り組む問題に優先順位をつけることです。
小学生が一人で、自分に合った教材の使い方や復習方法を判断するのは簡単ではありません。ご家庭での管理が難しい場合は、塾の先生に相談したり、専門的な指導者に学習状況を見てもらったりすることも有効です。
Wベーシックを「終わらせる教材」ではなく、「できない問題をできるようにする教材」として使うことで、日々の宿題を成績向上につながる学習に変えていくことができます。
早稲田アカデミー「予習シリーズ」の効果的な使い方
早稲田アカデミーの中学受験コースでは、四谷大塚の「予習シリーズ」を中心に学習が進みます。小4以降は、この「予習シリーズ」に加えて、「演習問題集」や「予習シリーズ 計算」「漢字とことば」などの副教材を組み合わせながら、各単元の理解と定着を図っていきます。
「予習シリーズ」は、中学受験に必要な内容を体系的に学べる教材です。単元ごとに重要事項が整理されており、基本から標準、応用へと段階的に学習を進められる構成になっています。
一方で、内容がコンパクトにまとまっている分、お子さんによっては「説明を読んでも理解しきれない」「例題から難しく感じる」「どの問題まで解けばよいかわからない」と感じることもあります。
このページでは、早稲田アカデミーで使用される「予習シリーズ」の特徴と、家庭学習での効果的な使い方についてお伝えします。
「予習シリーズ」はどのような教材か
「予習シリーズ」は、四谷大塚が作成している中学受験用の教材です。小4・小5・小6の各学年で上巻・下巻が用意されており、学年をまたいで学習内容がつながっていくカリキュラムになっています。
たとえば算数では、ある単元を一度学んで終わりにするのではなく、学年が上がるにつれてより発展的な内容に進んでいきます。そのため、前の学年で学んだ内容が十分に定着していないと、次の単元でつまずきやすくなります。
「予習シリーズ」は、ただ問題をたくさん解くための教材ではなく、単元の考え方を理解し、入試問題につながる土台を作るための教材です。
内容は整理されているが、理解にはサポートが必要なこともある
「予習シリーズ」は、重要な内容が整理されている教材です。しかし、説明がすっきりしている分、苦手な単元では「読めばすぐにわかる」とは限りません。
特に算数では、例題や類題の段階から考え方をしっかり理解する必要があります。解き方の手順だけを覚えてしまうと、少し形が変わった問題に対応できなくなることがあります。
また、理科や社会でも、用語を覚えるだけではなく、「なぜそうなるのか」「他の単元とどうつながるのか」を理解することが大切です。国語では、本文の内容をなんとなく読むのではなく、設問の根拠を本文中から確認する習慣が必要になります。
そのため、予習シリーズを使う際は、本文を読んで終わり、問題を解いて丸つけをして終わり、という使い方にならないよう注意が必要です。
苦手な単元では「全部やる」よりも基本の理解を優先する
早稲田アカデミーの宿題は、校舎やクラス、担当講師によって量や指示の出し方が異なります。なかには、予習シリーズに加えて、演習問題集やその他の副教材まで取り組む必要があり、家庭学習の負担が大きくなることもあります。
そのようなときに注意したいのが、「とりあえず全部終わらせる」ことを目的にしてしまうことです。
苦手な単元で無理にすべての問題をこなそうとすると、基本の理解が浅いまま先に進んでしまうことがあります。結果として、宿題には時間をかけているのに、テストでは得点につながらないという状態になりがちです。
苦手な単元では、まず予習シリーズの例題・類題・基本問題を丁寧に確認し、「なぜその解き方になるのか」を理解することを優先しましょう。算数であれば途中式や図を書いて考える、理科・社会であれば用語の意味や因果関係を説明できるようにする、国語であれば答えの根拠を本文中から探す、といった学習が大切です。
「予習シリーズ 計算」や副教材で基礎を補う
算数の計算力や一行問題に不安がある場合は、「予習シリーズ 計算」などの副教材を使って、基礎部分を補うことも重要です。
予習シリーズ本体で扱う内容を理解するためには、計算の正確さや基本的な処理力が土台になります。計算ミスが多い、基本的な式の立て方で迷う、単位換算や割合でつまずくといった場合は、応用問題に進む前に、基礎的な問題をくり返し練習する必要があります。
ただし、基礎練習も「量をこなせばよい」というものではありません。間違えた問題をそのままにせず、どのタイプのミスが多いのかを確認することが大切です。
計算ミスなのか、問題文の読み違いなのか、考え方そのものがわかっていないのかによって、必要な対策は変わります。
得意な単元では「演習問題集」で理解度を確認する
予習シリーズの内容がある程度理解できている単元では、「演習問題集」を使って理解度を確認することが効果的です。
演習問題集は、予習シリーズで学んだ内容をもとに、実際に問題を解きながら定着度を確認するための教材です。基本問題が安定して解けるようになっている場合は、演習問題集を使うことで、カリキュラムテストや組分けテストに向けた実戦力を高めやすくなります。
ただし、予習シリーズの例題や基本問題があいまいなまま演習問題集に進むと、解けない問題が増え、解説を読んで終わるだけの学習になってしまうことがあります。
演習問題集に進む前に、「予習シリーズの基本内容を自分の言葉で説明できるか」「同じタイプの問題を自力で解き直せるか」を確認するとよいでしょう。
効果的に使うためには問題の取捨選択が必要
予習シリーズを効果的に使ううえで大切なのは、お子さんの学力や理解度に合わせて、取り組む問題に優先順位をつけることです。
自分のレベルより簡単な問題だけをくり返していても、得点力は伸びにくくなります。一方で、理解が不十分なまま難しい問題に多くの時間を使っても、学習効果は上がりにくくなります。
大切なのは、今のお子さんにとって「少し頑張れば解ける問題」を見極めることです。
そのためには、テスト結果だけでなく、普段の宿題でどこに時間がかかっているのか、どの単元でミスが多いのか、解説を読んだ後に自力で解き直せているのかを確認する必要があります。
家庭学習では「何をやるか」より「どう直すか」を重視する
予習シリーズを使った家庭学習では、どの問題を解くかだけでなく、間違えた問題をどう直すかが重要です。
間違えた問題は、解説を読んで理解したつもりになっていても、数日後にもう一度解くと解けないことがあります。これは、考え方がまだ定着していないサインです。
解き直しをするときは、答えを覚えているかどうかではなく、考え方を再現できるかを確認しましょう。算数であれば式や図をもう一度書く、理科・社会であれば理由や背景を説明する、国語であれば本文中の根拠を確認することが大切です。
予習シリーズは、正しく使えば中学受験に必要な学力を体系的に身につけることができる教材です。しかし、問題量や難度の調整をお子さん一人で判断するのは簡単ではありません。
宿題に追われて理解が浅くなっている場合や、どの教材を優先すべきかわからない場合は、塾の先生に相談したり、専門的な指導者に学習状況を見てもらったりすることも有効です。
予習シリーズを「ただ進める教材」ではなく、「理解を深め、弱点を見つけ、次の学習につなげる教材」として使うことが、成績向上への近道になります。
早稲田アカデミー「演習問題集」の効果的な使い方
早稲田アカデミーの中学受験コースでは、四谷大塚の「予習シリーズ」を中心に学習が進みます。その内容を定着させ、実際に問題を解く力を高めるために使われる教材の一つが「予習シリーズ 演習問題集」です。
「演習問題集」は、予習シリーズで学んだ単元に沿って、基礎から応用まで幅広い問題に取り組めるように構成されています。単に難しい問題だけを集めた教材ではなく、授業内容の理解度を確認し、カリキュラムテストや組分けテスト、入試問題につながる実戦力を養うための教材と考えるとよいでしょう。
このページでは、早稲田アカデミーで使用される「演習問題集」の特徴と、家庭学習での効果的な使い方についてお伝えします。
「演習問題集」はどのような教材か
「演習問題集」は、四谷大塚の「予習シリーズ」に対応した問題集です。予習シリーズ本体で学んだ内容をもとに、実際に問題を解きながら理解度を確認し、定着を図るために使います。
予習シリーズ本体では、単元の考え方や例題、基本的な内容を学びます。一方、演習問題集では、その内容を使ってさまざまな形式の問題に取り組むことで、「わかったつもり」になっている部分を見つけやすくなります。
そのため、演習問題集は、予習シリーズの内容を本当に使えるようになっているかを確認する教材として位置づけることができます。
「応用力を伸ばす教材」として使う前に確認したいこと
演習問題集には、基本的な確認問題から応用的な問題まで幅広く掲載されています。そのため、得意な単元では応用力を伸ばすための演習として活用できます。
ただし、予習シリーズ本体の例題や基本問題があいまいなまま演習問題集に進むと、解けない問題が増え、解説を読んで終わるだけの学習になりがちです。
特に算数では、解法の手順だけを覚えている状態だと、少し条件が変わった問題に対応できません。理科や社会でも、用語を覚えているだけでは、理由や背景を問われる問題で失点しやすくなります。国語でも、本文中の根拠を確認せずに解いていると、選択肢問題や記述問題で安定して得点することが難しくなります。
演習問題集を使って応用力を伸ばすためには、まず予習シリーズの基本内容を理解していることが前提になります。
「全部解く」よりも目的に合わせて使うことが大切
演習問題集は、問題量も内容も充実している教材です。その分、すべての問題を同じ力の入れ方で解こうとすると、家庭学習の負担が大きくなりすぎることがあります。
特に、早稲田アカデミーでは校舎・クラス・担当講師によって宿題の出され方が異なります。予習シリーズ本体、演習問題集、計算教材、漢字教材、早稲田アカデミー独自教材などが組み合わさると、家庭学習の量が多く感じられることもあります。
そのような場合に大切なのは、「今のお子さんにとって、どの問題を優先すべきか」を見極めることです。
苦手な単元であれば、無理に応用問題まで進むよりも、基本問題や標準的な問題を確実に解けるようにすることを優先した方がよい場合があります。反対に、得意な単元であれば、標準問題で止まらず、応用問題まで取り組むことで、テストでの得点力を高めやすくなります。
苦手単元では「解き直し」を中心に使う
苦手な単元で演習問題集を使う場合は、問題をたくさん解くことよりも、間違えた問題を解き直すことを重視しましょう。
1回目で間違えた問題は、解説を読んだだけでは定着しません。数日後にもう一度解き直し、自力で正解できるかを確認することが大切です。
算数であれば、途中式や図をもう一度書いて考える。理科や社会であれば、なぜその答えになるのかを説明する。国語であれば、答えの根拠を本文中から探す。このように、科目ごとに「考え方を再現する」ことを意識すると、演習問題集の効果が高まります。
間違えた問題に印をつけておき、「解説を読んで理解した問題」「解き直して正解できた問題」「まだ自力では不安な問題」に分けて管理すると、復習の優先順位もつけやすくなります。
得意単元では「少し難しい問題」に挑戦する
得意な単元では、演習問題集を使って「少し難しい問題」に挑戦することが効果的です。
中学受験では、基本問題を正確に解く力に加えて、初めて見る問題に対応する力も必要になります。その力を伸ばすためには、今の自分にとって簡単すぎる問題だけでなく、少し考えれば解けるレベルの問題に取り組むことが大切です。
ただし、難しい問題に時間をかけすぎると、他の教科や宿題に影響が出ることもあります。解説を読んでも理解できない問題に長時間こだわるより、先生に質問する、いったん印をつけて次に進む、週末にまとめて復習するなど、時間の使い方を決めておくとよいでしょう。
カリキュラムテスト・組分けテスト対策として活用する
演習問題集は、カリキュラムテストや組分けテストに向けた確認にも活用できます。
テスト前には、すべての問題を解き直すのではなく、授業で扱った単元のうち、間違えた問題や時間がかかった問題を優先して見直しましょう。特に、同じ単元で似たようなミスを繰り返している場合は、その単元の理解が不十分な可能性があります。
テスト後にも、演習問題集は役立ちます。テストで間違えた問題と似た問題を演習問題集から探して解き直すことで、弱点補強につなげることができます。
「テストで間違えた問題を直す」だけで終わらせるのではなく、「同じ単元の類題を解き直す」ところまで行うと、次のテストで同じ失点を防ぎやすくなります。
志望校対策では「出題傾向」と照らし合わせる
中学受験では、学校によって出題傾向が異なります。そのため、6年生後半になると、志望校別の過去問演習や対策が重要になります。
演習問題集は、予習シリーズに沿った単元学習の教材であり、志望校別対策そのものではありません。ただし、志望校でよく出る単元や形式に合わせて、演習問題集の中から優先的に復習する問題を選ぶことはできます。
たとえば、志望校で速さや図形の出題が多い場合は、その単元の演習問題を重点的に解き直す。理科で計算問題がよく出る場合は、該当単元の問題を繰り返す。国語で記述が多い学校を目指す場合は、根拠をもとに説明する練習を意識する、といった使い方が考えられます。
ただし、志望校対策は演習問題集だけで完結するものではありません。過去問、塾の志望校別講座、先生からの指示と組み合わせて、必要な学習を整理することが大切です。
演習問題集を効果的に使うために
演習問題集を効果的に使うためには、ただ問題数をこなすのではなく、目的を決めて取り組むことが大切です。
苦手単元では、基本問題や間違えた問題の解き直しを優先する。得意単元では、少し難しい問題に挑戦して応用力を伸ばす。テスト前後には、ミスの多い単元や類題を重点的に復習する。このように、お子さんの状況に合わせて使い方を変えることで、演習問題集はより効果的な教材になります。
一方で、小学生が一人で「どの問題を解くべきか」「どの問題は後回しでよいか」「どのペースで進めるべきか」を判断するのは簡単ではありません。
家庭学習で迷いが出ている場合は、塾の先生に優先順位を確認したり、学習状況を専門的に見てもらったりすることも有効です。演習問題集を「宿題として終わらせる教材」ではなく、「理解度を確認し、弱点を補強し、得点力につなげる教材」として使うことが、成績向上への近道になります。
早稲田アカデミーの学年別対策について
早稲田アカデミーでは、学年が上がるごとに学習内容の難度や宿題量、テストで求められる力が大きく変わっていきます。 そのため、同じ「早稲アカ対策」でも、4年生・5年生・6年生では意識すべきポイントが異なります。
4年生では、学習習慣を整え、予習シリーズの基本内容を確実に理解することが大切です。5年生になると、算数を中心に難度が上がり、苦手単元を放置しないことが成績維持のカギになります。6年生では、通常授業の復習に加えて、志望校別対策や過去問演習とのバランスを取る必要があります。
ここでは、早稲田アカデミーに通うお子さんが、それぞれの学年でつまずきやすいポイントと、成績を伸ばすために意識したい学習の進め方を学年別に整理してお伝えします。
早稲田アカデミー6年生の対策
早稲田アカデミーの6年生は、中学受験本番に向けて学習内容が大きく実戦化していく時期です。
これまでに学んできた単元を総復習しながら、入試問題に対応するための演習、テスト対策、志望校別対策を並行して進めていく必要があります。特に6年生になると、通常授業に加えて、YT講座、各種テスト、講習会、NN志望校別コースなどが加わることもあり、家庭学習の優先順位を決めることがこれまで以上に重要になります。
ここでは、早稲田アカデミーに通う6年生のご家庭に向けて、6年生の時期に意識したい勉強法や注意点をお伝えします。
早稲田アカデミーの6年生はどのような時期か
早稲田アカデミーの小6Sコースは、中学受験を予定しているお子さんを対象としたコースです。
6年生前期は、これまでに学んできた中学受験に必要な内容を復習し、知識や解法を入試で使える形に整えていく時期です。夏期講習以降は、志望校対策を意識した実戦的な問題演習が増え、得点力を高める学習へと移っていきます。
つまり、6年生の学習は「もう一度基礎からゆっくり学び直す時期」というよりも、「これまでの学習内容を入試問題に対応できるレベルまで引き上げる時期」と考える必要があります。
6年生の授業は「復習」でも難度が高い
6年生の授業では、5年生までに学んだ単元が再び扱われることがあります。
ただし、それは単に同じ内容をもう一度なぞるだけではありません。たとえば算数の平面図形であれば、基本的な面積の求め方を確認するだけでなく、入試で出やすい複合問題や、条件整理が必要な問題に取り組むことになります。
理科や社会でも、基本事項を覚えていることを前提に、実験考察、資料読解、記述、時事との関連など、より実戦的な出題に対応する力が求められます。国語でも、文章量や設問の難度が上がり、選択肢の見極めや記述答案の精度が重要になります。
「6年生は復習だから安心」と考えていると、授業についていくのが難しくなることがあります。5年生までの内容に不安がある場合は、早めに弱点単元を洗い出して補強することが大切です。
NN志望校別コースが始まる
早稲田アカデミーの6年生を代表する講座の一つが、NN志望校別コースです。
NNとは「何がなんでも」の略で、難関中学を目指す小6生を対象にした志望校別対策講座です。志望校ごとに研究されたオリジナル教材やカリキュラムを用いて、通常授業だけでは補いきれない学校別の対策を進めます。
NN志望校別コースは、受講資格を得た生徒が参加する講座です。クラスによっては4月から前期講座が始まり、9月以降の後期講座に向けて、より本格的な志望校対策へと進んでいきます。
ただし、NNに入ること自体が目的ではありません。大切なのは、通常授業、家庭学習、過去問演習、志望校別対策のバランスを取りながら、志望校合格に必要な力を積み上げることです。
テスト対策で注意したいこと
早稲田アカデミーの6年生では、週ごとの確認テスト、組分けに関わるテスト、合不合判定テスト、NN志望校別オープン模試など、さまざまなテストを受ける機会があります。
それぞれのテストは目的が異なります。直近の単元理解を確認するテストもあれば、広い範囲から実力を測るテストもあります。志望校別の適性や課題を確認する模試もあります。
そのため、「どのテストで点を取るか」だけでなく、「そのテストで何を確認するのか」を意識することが大切です。
毎週の学習内容を定着させるためのテストをおろそかにすると、あとで広い範囲のテストを受けたときに弱点が一気に表面化しやすくなります。一方で、目の前のテストだけに追われると、過去単元の復習や志望校対策が後回しになることもあります。
6年生では、直近の授業内容の復習と、少し前に学んだ単元の復習をバランスよく進めることが重要です。
組分けテスト対策だけに偏らない
クラスアップを目指すうえで、組分けテストの結果は重要です。
しかし、組分けテストの直前だけ集中的に勉強する形では、6年生の学習を安定させるのが難しくなります。6年生になると、通塾日数や講座、宿題、模試、志望校対策が増え、まとまった家庭学習の時間を確保しにくくなるためです。
組分けテストで結果を出すためにも、日々の授業内容をその都度定着させ、週ごとの復習を積み重ねることが大切です。
テスト前だけでなく、普段から間違えた問題を解き直し、数週間後にもう一度確認する仕組みを作っておくと、広い範囲のテストにも対応しやすくなります。
YTテストと組分けテストの違いを意識する
YTテストと組分けテストでは、出題範囲や求められる力が異なります。
YTテストは、比較的直近の学習内容を確認する役割が強いテストです。一方、組分けテストでは、より広い範囲の内容を整理し、限られた時間内で処理する力が求められます。
そのため、YTテストで点数が取れていても、組分けテストになると解き終わらない、広い範囲になると忘れている、応用問題で手が止まる、ということがあります。
YTテストの結果だけを見て安心するのではなく、間違えた問題を数週間後にもう一度解き直す、苦手単元をリスト化する、組分けテスト前に広い範囲を見直す、といった復習の仕組みを作ることが大切です。
家庭学習の時間が足りない場合
6年生になると、塾にいる時間や講座の時間が増え、家庭学習に使える時間が限られやすくなります。
このような時期に、すべての宿題や教材を同じ力の入れ方で完璧にこなそうとすると、消化不良になってしまうことがあります。
大切なのは、今のお子さんにとって必要な学習を選ぶことです。
たとえば、算数で苦手単元がある場合は、難問に長時間取り組むよりも、授業で扱った問題や基本問題の解き直しを優先した方がよいことがあります。国語で記述が苦手な場合は、問題数を増やすよりも、本文の根拠や答案の要素を確認する時間が必要です。理科・社会では、知識の穴を埋めるのか、計算・資料問題を練習するのかによって、取り組むべき教材が変わります。
家庭学習の時間が足りないときほど、「何をやらないか」を決めることも重要です。
クラスアップのためには弱点の見える化が必要
クラスアップを目指す場合、ただ勉強時間を増やすだけでは不十分です。
まずは、現在の成績が伸び悩んでいる原因を見える化する必要があります。知識が不足しているのか、解き方はわかるがスピードが足りないのか、応用問題で条件整理ができないのか、テスト範囲が広くなると忘れてしまうのかによって、必要な対策は変わります。
テスト後は、点数だけでなく、間違えた問題の種類を確認しましょう。
基礎知識の抜けなのか。 計算ミスや読み違いなのか。 解法の理解不足なのか。 時間配分の問題なのか。 過去単元の忘れなのか。
原因を分けることで、次に何を優先すべきかが見えやすくなります。
6年生で成績が伸び悩むときの注意点
6年生で成績が伸び悩む場合、「頑張っていない」ことが原因とは限りません。
むしろ、通塾や宿題に追われているにもかかわらず、復習が浅くなっている、解き直しができていない、苦手単元が放置されている、というケースが多くあります。
特に注意したいのは、授業を受けることや宿題を終わらせることが目的になってしまうことです。6年生では、学習量が多くなるからこそ、「できなかった問題を次に解けるようにする」ことに時間を使う必要があります。
成績が伸び悩んでいる場合は、まず一週間の学習を見直し、授業の復習、宿題、解き直し、過去単元の復習、志望校対策の時間配分を確認しましょう。
志望校対策とのバランスを取る
6年生後半になると、志望校別対策や過去問演習の比重が高まります。
ただし、過去問を解けば自動的に合格力がつくわけではありません。過去問演習で大切なのは、結果を見て、志望校合格に向けて何が足りないのかを分析することです。
算数で頻出単元が取れていないのか。 国語で記述の要素が不足しているのか。 理科で実験考察や計算問題に弱いのか。 社会で資料読解や時事との関連に課題があるのか。
こうした課題を通常授業の復習や教材演習に戻して補強することで、過去問演習が得点力につながります。
早稲アカ6年生で大切なのは「優先順位」と「復習設計」
早稲田アカデミーの6年生では、通常授業、テスト、講習会、NN志望校別コース、過去問演習など、取り組むべきことが一気に増えていきます。
だからこそ、すべてを同じようにこなすのではなく、お子さんの状況に合わせて優先順位をつけることが大切です。
6年前期は、これまでの学習内容を総復習し、弱点をできるだけ残さないこと。夏以降は、実戦演習や志望校対策を進めながら、過去問で見つかった課題を補強すること。テスト後は、点数だけでなく、間違えた原因を分析して次の学習につなげること。
この流れを作ることで、6年生の学習を「ただ忙しいだけ」で終わらせず、志望校合格に向けた力に変えていくことができます。
お子さん一人で、テスト対策、宿題、弱点補強、志望校対策の優先順位を判断するのは簡単ではありません。学習量が多くなり、成績が伸び悩んでいる場合は、塾の先生に相談したり、専門的な指導者に学習状況を見てもらったりすることも有効です。
早稲田アカデミー5年生後半の対策
早稲田アカデミーの5年生後半は、6年生の受験学年に向けて、学習の土台を固める非常に重要な時期です。
5年生になると、授業時間や宿題量が増え、扱う内容の難度も上がります。特に5年生後半は、算数の比・速さ・図形、理科の物理・化学系単元、社会の歴史・地理の整理、国語の読解・記述など、6年生の総復習や入試演習につながる重要単元が多くなります。
ここでは、早稲田アカデミーに通う5年生後半のご家庭に向けて、この時期に意識したい勉強法や注意点をお伝えします。
5年生後半は6年生への準備期間
早稲田アカデミーの小5Sコースでは、中学受験を予定しているお子さんを対象に、国語・算数・理科・社会の4科目を学習します。授業は週3日実施され、隔週土曜日にはカリキュラムテストが行われます。
5年生後半は、6年生に向けて少しずつ受験色が強まっていく時期です。6年生になると、これまで学んだ内容の総復習や実戦的な演習、志望校別対策が増えていきます。
そのため、5年生後半の段階で基本内容に大きな穴が残っていると、6年生になってから復習や演習に時間がかかり、学習全体が苦しくなりやすくなります。
この時期は、ただ目の前の宿題を終わらせるだけでなく、「6年生で入試問題に対応するための土台を作る時期」と考えることが大切です。
6年生では基礎からゆっくり戻る時間が取りにくい
6年生になると、通常授業に加えて、講習会、模試、志望校別対策、過去問演習など、取り組むべきことが一気に増えていきます。
そのため、5年生までの内容を基礎からゆっくりやり直す時間は、取りにくくなります。もちろん、6年生でも復習は行いますが、それは単なるおさらいではなく、入試問題を意識した総復習や演習になることが多くなります。
たとえば算数では、基本公式を確認するだけでなく、複数の単元を組み合わせた問題に取り組むことがあります。理科では、知識だけでなく実験考察や計算問題への対応が必要になります。社会では、用語暗記だけでなく、地理・歴史・公民をつなげて考える力が求められます。
だからこそ、5年生後半のうちに、基礎的な内容をできるだけ定着させておくことが重要です。
難関校志望者はNNジュニアも視野に入る
御三家中・早慶中などの難関校を志望するお子さんの場合、5年生の段階でNNジュニアなどの難関校志望者向け講座を意識するご家庭もあります。
NNジュニアは、難関校を志望する小5生を対象とした講座で、受講には公開組分けテストなどで一定の基準を満たす必要があります。通常授業とは異なる高いレベルの授業を受けられる一方で、受講する場合は、通常授業の宿題や復習とのバランスも考える必要があります。
NNジュニアを受講するかどうかは、成績だけでなく、お子さんの学習体力、家庭学習の状況、苦手単元の有無を踏まえて判断することが大切です。
カリキュラムテストの内容は定着しているか
5年生後半で確認したいのは、カリキュラムテストの内容がきちんと定着しているかどうかです。
カリキュラムテストは、直近で学んだ内容の理解度を確認する大切な機会です。ここで間違えた問題をそのままにしてしまうと、組分けテストや6年生の総復習で同じ弱点が表面化しやすくなります。
組分けテストで結果を出すためにも、直前だけの対策に頼るのではなく、日々の授業内容をカリキュラムテストの段階で定着させることが大切です。
カリキュラムテストで間違えた問題は、解説を読んで終わりにせず、数日後にもう一度解き直しましょう。特に算数や理科の計算問題は、考え方を再現できるかどうかを確認することが重要です。
組分けテスト前だけの対策に偏らない
上位クラスを目指す場合、組分けテストで結果を出すことは重要です。
ただし、組分けテストの直前だけまとまった時間を取って対策する学習になっている場合は注意が必要です。5年生後半から6年生にかけては、通塾日数や課題が増え、まとまった復習時間を確保しにくくなっていきます。
そのため、組分けテスト前だけ頑張る学習では、6年生になって成績が安定しにくくなることがあります。
大切なのは、普段の授業、宿題、カリキュラムテスト、組分けテストを一つの流れとして考えることです。毎週の内容をその都度定着させ、テスト後に解き直し、数週間後にもう一度確認する。このサイクルを5年生後半のうちに整えておくことが、6年生の学習につながります。
学習サイクルを整える
早稲田アカデミーの学習で成果を出すには、授業を受けて終わりではなく、家庭学習で復習し、テストで確認し、間違えた問題を解き直すサイクルを回すことが重要です。
基本の流れは、授業で学ぶ、宿題で復習する、カリキュラムテストで定着度を確認する、組分けテストで広い範囲の実力を確認する、というものです。
このサイクルがうまく回っているお子さんは、5年生後半の難度が上がる時期でも、学習内容を積み上げやすくなります。
一方で、宿題が消化不良になっている、テスト前だけ詰め込んでいる、解き直しができていない、学習リズムが安定していない場合は、早めに見直しが必要です。
宿題が消化不良になっている場合
早稲田アカデミーでは、学年・校舎・クラス・担当講師によって宿題の量や内容が異なります。5年生後半は学習内容が難しくなるため、宿題が重く感じられることもあります。
宿題が終わらない場合、すべてを同じ優先度で進めようとすると、かえって理解が浅くなることがあります。
大切なのは、今のお子さんに必要な問題を見極めることです。
算数であれば、応用問題に時間をかける前に、授業で扱った問題や基本問題を確実に解けるようにする。国語であれば、問題数を増やすよりも、本文の根拠や選択肢の違いを確認する。理科・社会であれば、用語を覚えるだけでなく、仕組みや流れを説明できるようにする。
宿題を「全部終わらせる」ことだけを目標にせず、「何を定着させるための宿題なのか」を意識することが大切です。
5年生後半で優先したい学習
5年生後半で優先したいのは、苦手単元の洗い出しと基礎の定着です。
算数では、比、割合、速さ、図形など、6年生以降の演習に直結する単元を確認しましょう。理科では、てこ、ばね、電流、水溶液など、計算や仕組みの理解が必要な単元を放置しないことが大切です。社会では、地理・歴史の知識をバラバラに覚えるのではなく、地図や年表を使って整理しましょう。国語では、語彙、読解の根拠確認、記述の基本を見直しておくとよいでしょう。
また、テスト後の解き直しを習慣化することも重要です。間違えた問題を「わかった」で終わらせず、数日後に自力で解けるかを確認することで、6年生に向けた土台が固まっていきます。
勉強内容を絞ることも必要
5年生後半は、学習量が増える一方で、すべてを完璧にこなすことが難しくなる時期です。
そのため、状況によっては、取り組む内容を絞ることも必要です。絞るというと、勉強量を減らすように感じられるかもしれません。しかし、理解が浅いまま多くの問題をこなすより、必要な問題を確実に解き直す方が、長期的には成績につながりやすくなります。
特に、宿題の段階で消化不良になっている場合は、どの問題を優先すべきか、どの教材を重点的に使うべきかを整理しましょう。
お子さん一人で、必要な問題と後回しにしてよい問題を判断するのは簡単ではありません。迷う場合は、塾の先生に相談したり、専門的な指導者に学習状況を見てもらったりすることも有効です。
早稲アカ5年生後半で大切なのは「基礎固め」と「学習サイクル」
早稲田アカデミーの5年生後半では、6年生に向けて、基礎内容の定着と学習サイクルの安定が重要になります。
この時期に、授業を受ける、宿題で復習する、カリキュラムテストで確認する、間違えた問題を解き直す、組分けテストで広い範囲の実力を確認する、という流れを整えておくことで、6年生の学習に入りやすくなります。
反対に、宿題が消化不良のまま、テスト前だけの対策に頼っていると、6年生になってから弱点が一気に表面化することがあります。
5年生後半は、受験までまだ時間があるようで、実は6年生の土台を作る最後の大切な時期です。今のお子さんに必要な内容を見極め、基礎固めと復習の仕組みを整えていきましょう。
早稲田アカデミー5年生前半の対策
早稲田アカデミーの5年生前半は、中学受験に向けた学習が本格化する時期です。
4年生と比べて授業時間や宿題量が増え、学ぶ内容の範囲も広がります。特に算数では、割合・比・速さ・図形など、入試に直結する重要単元が増えていきます。理科・社会でも覚える量が増え、国語では文章読解や記述の精度が求められるようになります。
ここでは、早稲田アカデミーに通う5年生前半のご家庭に向けて、この時期に意識したい勉強法や注意点をお伝えします。
早稲田アカデミー5年生の特徴
早稲田アカデミーの小5Sコースは、中学受験を予定しているお子さんを対象としたコースです。
5年生になると、4年生の頃よりも学習量が増え、各科目で扱う内容も難しくなります。授業は週3日で行われ、国語・算数は週2回、理科・社会は週1回の授業があります。また、隔週土曜日にはカリキュラムテストが実施され、直近で学習した内容の定着度を確認します。
そのため、5年生前半では、授業を受けるだけでなく、家庭学習で復習し、テストで確認し、間違えた問題を解き直すという学習サイクルを早めに整えることが大切です。
5年生前半は学習習慣の切り替えが必要
5年生の内容は、4年生までの基礎学習から一歩進み、入試に直結する単元が増えていきます。
この時期に大切なのは、授業後の復習を後回しにしないことです。授業を受けた直後は理解できているように見えても、宿題やテストで自力で解こうとすると手が止まることがあります。
そのため、授業を受ける、当日または翌日に復習する、宿題で確認する、カリキュラムテストで定着度を見る、間違えた問題を解き直す、という流れを家庭学習の中に組み込む必要があります。
5年生前半でこのサイクルが整っていないと、後半以降に学習量がさらに増えたとき、宿題やテスト対策に追われやすくなります。
算数は重要単元を積み残さない
5年生の算数では、中学入試につながる重要単元が多く扱われます。
数の性質、割合、比、速さ、平面図形、立体図形などは、6年生以降の総復習や入試演習でも繰り返し使う単元です。特に、割合や比の考え方は、速さ、図形、文章題などさまざまな単元とつながっていきます。
5年生前半でつまずきがある場合は、応用問題に進む前に、授業で扱った問題や基本問題を確実に解けるようにしましょう。
算数では、答えが合っているかどうかだけでなく、途中式や図を使って考え方を説明できるかが重要です。解き方を丸暗記しているだけでは、少し条件が変わった問題に対応できません。
間違えた問題は、解説を読んで終わりにせず、数日後にもう一度解き直し、自力で解ける状態にしておきましょう。
国語は読解の根拠を確認する
5年生の国語では、物語文・説明文・論説文・随筆文など、さまざまな文章を読んでいきます。
国語で成績が安定しない場合、本文は読めているつもりでも、設問の根拠を正しく確認できていないことがあります。選択肢問題では、なんとなく正しそうなものを選んでしまう。記述問題では、何を書けばよいかわからず、本文の一部をそのまま抜き出してしまう。このような状態では、テストごとに点数がぶれやすくなります。
国語の復習では、正解・不正解だけを見るのではなく、「本文のどこを見れば答えられたのか」「なぜ他の選択肢は違うのか」を確認しましょう。
また、漢字や語句の学習も後回しにしないことが大切です。語彙力が不足していると、本文の内容理解や記述表現にも影響します。日々の知識学習を短時間でも継続しましょう。
理科は知識と仕組みをセットで理解する
5年生の理科では、生物・地学・物理・化学の各分野を学んでいきます。
理科は暗記科目と思われがちですが、5年生以降は、知識を覚えるだけでは解けない問題が増えていきます。実験結果を読み取る問題、グラフや表を使う問題、計算を含む問題では、「なぜそうなるのか」を理解しているかが問われます。
生物や地学では、用語を覚えるだけでなく、図や表と結びつけて整理しましょう。物理や化学では、公式や解き方を覚えるだけでなく、条件を整理し、何を求める問題なのかを考える練習が必要です。
5年生前半のうちから、授業で習った内容を自分の言葉で説明できるかを確認しておくと、後半以降の難しい単元にも対応しやすくなります。
社会は後回しにしない
5年生の社会では、地理や歴史など、覚えるべき内容が多くなります。
社会は、算数や国語に比べて家庭学習の優先順位が下がりやすい科目です。しかし、後回しにしていると、テスト前に大量の用語を覚えることになり、定着しにくくなります。
地理では、地名や産業名だけを覚えるのではなく、地図や統計資料と結びつけて理解することが大切です。歴史では、人物名や出来事をバラバラに覚えるのではなく、時代の流れや原因・結果を意識して整理しましょう。
社会は、短時間でも継続して取り組むことで得点源にしやすい科目です。「何曜日の何時は社会を復習する」といった形で、家庭学習の中に固定の時間を作るとよいでしょう。
5年生前半で多い悩み
5年生前半で多い悩みの一つが、「宿題が多くてこなしきれない」というものです。
5年生になると授業時間も学習量も増えるため、宿題を終わらせるだけで精一杯になることがあります。しかし、宿題をただこなすだけでは、理解が浅いまま次の単元に進んでしまうことがあります。
もう一つ多いのが、「以前に習った単元を忘れてしまう」という悩みです。
目の前の宿題やテスト対策に追われていると、数週間前に学んだ単元の復習まで手が回らなくなります。その結果、授業中は解けていた問題が、組分けテストや広い範囲のテストになると解けなくなることがあります。
このような状態を防ぐためには、直近の宿題だけでなく、以前に間違えた問題を定期的に解き直す仕組みを作ることが大切です。
宿題は「全部同じように」ではなく優先順位をつける
宿題が多いときに大切なのは、すべてを同じ力の入れ方で進めようとしないことです。
苦手な単元では、応用問題に時間をかけるよりも、基本問題や授業で扱った問題の解き直しを優先した方がよい場合があります。反対に、基本問題が安定して解ける単元では、標準問題や応用問題に進むことで力を伸ばしやすくなります。
国語では、問題数を増やすよりも、本文の根拠や選択肢の違いを確認する方が効果的な場合があります。理科・社会では、用語暗記だけでなく、図や表、流れと結びつけて整理することが重要です。
宿題を「終わらせるもの」と考えるのではなく、「何を定着させるためのものか」を意識して取り組みましょう。
質問できない状態が続いていないか確認する
5年生になると、内容が難しくなるため、わからない問題が増えることがあります。
そのときに大切なのは、わからないまま放置しないことです。お子さんが塾で質問できているか、家庭で確認してみましょう。
「何がわからないのかがわからない」「質問するのが恥ずかしい」「授業後に時間がない」といった理由で、疑問点をそのままにしているケースもあります。
質問できない状態が続くと、苦手単元が積み重なってしまいます。ご家庭では、宿題の正答率だけでなく、どの問題で手が止まっているのか、どの単元を嫌がっているのかを見てあげることが大切です。
難関校志望者はNNジュニアも視野に入る
御三家中・早慶中などの難関校を志望するお子さんの場合、5年生の段階でNNジュニアを意識するご家庭もあります。
NNジュニアは、難関校を志望する小学5年生を対象とした講座です。受講には公開組分けテストなどで一定の基準を満たす必要があります。
難関校志望者にとっては、高いレベルの問題に触れ、同じ目標を持つ受験生と学ぶ機会になります。一方で、通常授業の宿題や復習が消化不良のまま受講すると、負担が大きくなることもあります。
NNジュニアを活用する場合は、通常授業の学習サイクルが回っているか、苦手単元が放置されていないかを確認したうえで検討しましょう。
早稲アカ5年生前半で大切なのは「学習サイクルの定着」
早稲田アカデミーの5年生前半では、学習量が増え、内容も難しくなります。
この時期に大切なのは、授業を受ける、家庭で復習する、宿題で確認する、カリキュラムテストで定着度を見る、間違えた問題を解き直す、という学習サイクルを整えることです。
宿題が多い、以前の単元を忘れてしまう、質問できずにわからない問題が残る、といった状態が続くと、5年生後半から6年生にかけて負担が大きくなります。
5年生前半は、受験学年に向けた土台を作る時期です。今のお子さんに必要な問題を見極め、復習と解き直しの仕組みを整えることで、後半以降の学習を安定させやすくなります。
早稲田アカデミー4年生の対策
早稲田アカデミーの4年生は、中学受験に向けた学習が本格的に始まる時期です。
小4Sコースでは、各科目の基礎を固めながら、小5以降の学習に対応するための学力と学習習慣を身につけていきます。授業や家庭学習の量も小3までと比べて増え、隔週でカリキュラムテストも行われるため、少しずつ「授業を受ける」「家庭で復習する」「テストで確認する」という学習サイクルに慣れていくことが大切です。
ここでは、早稲田アカデミーに通う4年生のご家庭に向けて、この時期に意識したい学習方法や注意点をお伝えします。
4年生は中学受験カリキュラムのスタート
早稲田アカデミーの4年生は、中学受験に向けた基礎づくりの時期です。
この時期に大切なのは、難しい問題をたくさん解くことよりも、授業で学んだ内容を家庭で復習し、基本的な考え方を定着させることです。
4年生の学習内容は、5年生・6年生の土台になります。算数であれば、計算、文章題、図形などの基本。国語であれば、文章を読む習慣、設問の根拠を確認する力、漢字・語句の知識。理科・社会であれば、身近な現象や地理・歴史の基礎につながる知識を少しずつ身につけていきます。
4年生の段階で「授業を受けっぱなし」にせず、家庭で復習する習慣を作っておくことが、5年生以降の成績の安定につながります。
授業が理解できていないと感じる場合
「テストの成績が伸びない」「クラスがなかなか上がらない」「宿題で手が止まる」といった様子があると、授業内容を理解できていないのではないかと不安になることがあります。
ただし、お子さん自身も、どこがわかっていないのかを言葉にできないことが少なくありません。授業ではわかったつもりでも、家庭で一人で解こうとすると手が止まることもあります。
そのような場合は、まず宿題や授業で扱った問題を見ながら、解答までの道筋を確認してみましょう。
算数であれば、答えだけでなく途中式や図を書けているかを見ます。国語であれば、なぜその答えを選んだのか、本文のどこを根拠にしたのかを確認します。理科・社会であれば、用語を覚えているだけでなく、意味や理由を説明できるかを見ていきます。
「説明してもらう」ことで理解度が見える
家庭学習で効果的なのは、お子さんに問題の解き方を説明してもらうことです。
「この問題はどうやって考えたの?」「どうしてこの答えになるの?」と聞いてみると、お子さんが本当に理解しているかどうかが見えやすくなります。
このとき、すぐに正解・不正解を指摘するのではなく、まずはお子さんの説明を聞くことが大切です。説明している途中で、お子さん自身が「あれ、ここがよくわからない」と気づくこともあります。
わからない問題には印をつけ、次の授業時に先生へ質問できるようにしておきましょう。4年生のうちから、わからない問題をそのままにしない習慣をつけることが重要です。
自主的に勉強しない場合
4年生では、まだ自分から計画的に勉強することが難しいお子さんも多くいます。
早稲田アカデミーの4年生では、授業が週2日あり、隔週でカリキュラムテストも行われます。家庭学習の時間も必要になるため、いきなりお子さん任せにすると、宿題が後回しになったり、テスト前に慌てたりすることがあります。
この時期は、「自分で全部管理させる」よりも、ご家庭で学習の流れを一緒に整えてあげることが大切です。
たとえば、「夕食前に20分だけ漢字をやる」「授業の翌日は算数の復習をする」「土曜日の午前中にテスト直しをする」といったように、時間と内容を具体的に決めると取り組みやすくなります。
声かけは「量」より「時間」で区切る
宿題が終わらないときに、「ここまで全部終わらせなさい」と言うと、お子さんにとって負担が大きく感じられることがあります。
特に4年生では、問題を解くスピードや集中力に個人差があります。難しい問題に時間がかかること自体は悪いことではありません。
最初は、「ご飯までの20分だけ集中しよう」「この時間は算数の復習をしよう」といったように、時間で区切って取り組ませるのがおすすめです。短い時間でも机に向かう習慣を作ることで、少しずつ家庭学習のリズムが整っていきます。
また、できなかったことだけでなく、「今日はここまで集中できた」「昨日より早く始められた」といった行動を認めることも大切です。
応用問題で点数が取れない場合
4年生のうちは、基本問題は解けても、少し形が変わった問題や応用問題になると手が止まることがあります。
この場合、解き方を丸暗記していて、考え方の根本が理解できていない可能性があります。授業で似た問題を解いた直後はできても、テストで聞かれ方が変わると対応できないというケースです。
応用問題に対応するには、まず基本問題の考え方を自分の言葉で説明できるようにすることが大切です。算数であれば、なぜその式になるのか、どの条件を使っているのかを確認します。国語であれば、正解の根拠を本文中から探します。理科・社会であれば、用語や知識のつながりを説明できるようにします。
基本を理解したうえで、少しずつ応用問題に取り組む時間を作ると、学習内容を使いこなす力が育ちやすくなります。
4年生で身につけたい学習習慣
早稲田アカデミーの4年生で最も大切なのは、学習習慣を整えることです。
4年生の段階では、長時間勉強することよりも、授業後に復習する、宿題を計画的に進める、テスト後に間違えた問題を直す、わからない問題を質問する、という基本的な習慣を身につけることが重要です。
特に、カリキュラムテストの直しは大切です。テストの点数だけを見るのではなく、どの単元で間違えたのか、なぜ間違えたのか、次に同じ問題が出たら解けるのかを確認しましょう。
4年生のうちにこの流れを作っておくと、5年生以降に学習量が増えても対応しやすくなります。
家庭での関わり方
4年生の家庭学習では、保護者の関わり方も重要です。
ただし、すべてを教え込む必要はありません。むしろ、学習の計画を一緒に立てる、問題の解き方を説明してもらう、わからない問題に印をつける、テスト直しの時間を確保する、といったサポートが効果的です。
早稲田アカデミー公式でも、保護者の関わりについて、志望校の選択や学習管理などをお子様と相談しながらサポートし、学習が軌道に乗ってきたら少しずつ見守ることも大切だと説明されています。
4年生のうちは、いきなり自立を求めるのではなく、少しずつ自分で学習を進められる状態に近づけていきましょう。
早稲アカ4年生で大切なのは「習慣」と「理解の確認」
早稲田アカデミーの4年生は、中学受験に向けた学習の土台を作る時期です。
この時期に大切なのは、難問をたくさん解くことではなく、授業で学んだ内容を家庭で復習し、基本を理解し、学習習慣を整えることです。
授業が理解できているか不安な場合は、答えだけでなく考え方を説明できるかを確認しましょう。自主的に勉強できない場合は、時間を短く区切りながら、毎日少しずつ机に向かう習慣を作りましょう。応用問題で点数が取れない場合は、まず基本問題の考え方を自分の言葉で説明できるようにすることが大切です。
4年生の学習習慣と基礎理解は、5年生・6年生の伸び方に大きく影響します。今のお子さんに必要なサポートを見極めながら、無理なく学習の土台を整えていきましょう。
早稲田アカデミーの科目別対策について
早稲田アカデミーでは、四谷大塚の「予習シリーズ」を中心に、各科目で多くの演習や復習を重ねながら学力を伸ばしていきます。
一方で、国語・算数・理科・社会では、つまずきやすいポイントや効果的な復習方法がそれぞれ異なります。
たとえば国語では、本文の読み方や設問の根拠の確認が欠かせません。算数では、解法の丸暗記ではなく考え方の理解が重要になります。理科・社会では、知識をただ覚えるだけでなく、仕組みや背景まで理解しておくことが得点力につながります。
ここでは、早稲田アカデミーに通うお子さんが、各科目で成績を伸ばすために意識したいポイントを科目別に整理してお伝えします。
早稲田アカデミーの国語対策|成績を上げるためのポイント
国語は、「家庭でどう教えればよいかわからない」「勉強しているのに点数が安定しない」というご相談が多い科目です。
早稲田アカデミーの中学受験コースでは、四谷大塚の「予習シリーズ」カリキュラムを軸に学習が進みます。国語では、読解問題に加えて、「漢字とことば」などを使った語彙・文法・漢字の学習や、「演習問題集」を使った問題演習を通じて、知識と読解力の定着を図ります。
ただし、国語は算数のように「この公式を覚えれば解ける」という科目ではありません。本文の読み方、設問の捉え方、選択肢の見分け方、記述答案の作り方など、つまずきの原因が見えにくい科目です。
このページでは、早稲田アカデミーの国語の特徴と、成績を上げるために家庭学習で意識したいポイントについてお伝えします。
早稲田アカデミーの国語の特徴
早稲田アカデミーの国語では、「予習シリーズ」を中心に、読解、漢字、語句、文法などを学習していきます。
「予習シリーズ」では、物語文・説明文・論説文・随筆文など、さまざまな文章を読みながら、設問に答える力を養います。あわせて、「漢字とことば」では、漢字だけでなく、熟語、ことわざ、慣用句、文法など、国語の土台となる知識を学びます。
国語の成績を安定させるには、読解問題だけでなく、こうした知識分野を日々積み重ねることが欠かせません。
宿題量が多く感じられやすい
早稲田アカデミーでは、学年やクラス、校舎、担当講師によって宿題の量や内容が異なります。国語でも、「予習シリーズ」「漢字とことば」「演習問題集」など、複数の教材から課題が出されることがあります。
そのため、家庭学習では「宿題を終わらせること」だけが目的になってしまうケースがあります。
しかし、国語では、ただ問題を解いて丸つけをするだけでは成績につながりにくいことがあります。特に読解問題では、「なぜその答えになるのか」「本文のどこに根拠があるのか」を確認しなければ、同じような問題でまた間違えてしまいます。
宿題に取り組むときは、量をこなすことよりも、間違えた問題の理由を確認することを重視しましょう。
語彙力は国語の土台になる
国語の成績が伸び悩む原因の一つに、語彙力不足があります。
文章中に出てくる言葉の意味がわからないと、本文全体の内容を正しくつかむことが難しくなります。また、記述問題でも、言葉を知らなければ、自分の考えを適切に表現することができません。
「漢字とことば」などの教材に取り組む際は、漢字を書けるようにするだけでなく、熟語やことわざ、慣用句の意味まで確認することが大切です。
わからない言葉が出てきたときは、意味を調べるだけで終わらせず、短い例文を作る、本文の中でどのように使われているかを確認する、といった学習を取り入れると定着しやすくなります。
テストで時間が足りない場合
「国語のテストで時間が足りず、最後まで解ききれない」というお子さんも少なくありません。
この場合、単に読むスピードが遅いだけでなく、本文と設問を行ったり来たりする回数が多い、選択肢で迷う時間が長い、記述問題で書き始めるまでに時間がかかる、といった原因が考えられます。
時間配分を改善するには、演習問題に取り組むときに、実際に時間を計ることが有効です。ただし、いきなり速く読む練習をするのではなく、どこに時間がかかっているのかを確認しましょう。
本文を読む時間が長いのか、設問を読み取る時間が長いのか、選択肢を比べる時間が長いのか、記述を書く時間が長いのかによって、必要な対策は変わります。
文章のポイントが読み取れない場合
「紛らわしい選択肢で間違える」「記述問題で何を書けばよいかわからない」という場合、文章の要点や設問の根拠を正しくつかめていない可能性があります。
国語の読解では、なんとなく本文を読むのではなく、筆者の主張、登場人物の気持ちの変化、理由や対比、具体例とまとめの関係などに注目する必要があります。
間違えた問題を直すときは、正解だけを確認するのではなく、「本文のどこを見れば答えられたのか」を確認しましょう。選択肢問題では、正解の根拠だけでなく、不正解の選択肢がなぜ違うのかを確認することも大切です。
「なんとなく合っていた」問題も、解説を読んで、自分の考え方と合っているかを確認すると、読解の型が身につきやすくなります。
記述問題が書けない場合
記述問題が苦手なお子さんは、ただ書く練習を増やすだけではなかなか改善しません。
記述が書けない原因は、お子さんによって異なります。本文の内容を読み取れていない場合もあれば、答えに入れるべき要素を選べていない場合もあります。問いに合った文末で答えられていない、字数内にまとめられない、主語と述語がねじれてしまう、といったケースもあります。
記述問題を直すときは、まず模範解答と自分の答えを比べて、何が足りなかったのかを確認しましょう。
たとえば、「理由」を問われているのに文末が「〜こと」になっていないか、「どういうことか」と聞かれているのに説明が抽象的すぎないか、本文中のキーワードを使えているか、といった点を確認します。
記述力を伸ばすには、本文の根拠を見つける力、必要な要素を選ぶ力、問いに合わせて文を整える力を分けて練習することが大切です。
選択肢問題で迷いやすい場合
国語の選択肢問題では、正解を選ぶ力だけでなく、不正解の選択肢を消す力も必要です。
紛らわしい選択肢で迷うお子さんは、選択肢の一部だけを見て判断していることがあります。たとえば、本文に書かれている言葉が含まれているだけで正しいと思ってしまったり、前半は合っているが後半が違う選択肢を選んでしまったりするケースです。
選択肢問題を復習するときは、「正解はどれか」だけでなく、「他の選択肢はどこが違うのか」を確認しましょう。
本文に書かれていない内容が入っている、理由と結果が逆になっている、言い過ぎの表現になっている、本文の一部だけを取り出している、など、不正解のパターンを知ることで、選択肢を見分ける力がついていきます。
国語の成績を上げるための家庭学習の進め方
早稲田アカデミーの国語で成績を上げるには、読解問題と知識分野をバランスよく進めることが大切です。
まず、「漢字とことば」などを使って、漢字・語句・文法を日々積み重ねましょう。知識分野は、短時間でも継続することで得点源にしやすい分野です。
次に、読解問題では、解いた後の復習を重視します。間違えた問題について、本文中の根拠、設問の聞かれ方、選択肢の違い、記述に必要な要素を確認しましょう。
時間があるときは、合っていた問題の解説も確認すると効果的です。たまたま正解した問題をそのままにせず、正しい考え方で解けていたかを見直すことで、読解力が安定しやすくなります。
早稲アカ国語で大切なのは「解いた後の確認」
国語は、問題をたくさん解くだけでは成績が伸びにくい科目です。大切なのは、解いた後に「なぜその答えになるのか」を確認することです。
語彙力が足りないのか、本文の要点をつかめていないのか、設問の聞かれ方を読み違えているのか、記述の書き方に課題があるのか。原因によって、必要な対策は変わります。
早稲田アカデミーの国語教材は、知識の積み重ねと読解演習を進めるうえで有効です。ただし、宿題を終わらせることだけが目的になると、弱点が見えないままになってしまいます。
お子さん一人で、国語のつまずきの原因を正確に見極めるのは簡単ではありません。成績が安定しない場合や、記述・読解のどこを直せばよいかわからない場合は、塾の先生に相談したり、専門的な指導者に学習状況を見てもらったりすることも有効です。
早稲田アカデミーの算数対策|成績を上げるためのポイント
早稲田アカデミーに通うお子さんのご家庭から、特にご相談が多い科目の一つが算数です。
早稲田アカデミーの中学受験コースでは、四谷大塚の「予習シリーズ」カリキュラムを軸に学習が進みます。算数では、「予習シリーズ」に加えて、「予習シリーズ 計算」や「演習問題集」などの教材を組み合わせながら、単元の理解、計算力の強化、問題演習を進めていきます。
そのため、算数の成績を上げるには、授業を受けるだけでなく、家庭学習の中でどの教材をどの順番で復習するかが重要になります。
このページでは、早稲田アカデミーの算数の特徴と、算数で成績を上げるための家庭学習のポイントについてお伝えします。
早稲田アカデミーの算数の特徴
早稲田アカデミーの算数では、授業で新しい単元を学び、その後の家庭学習で復習・演習を重ねる流れが基本になります。
「予習シリーズ」で単元の考え方を学び、「予習シリーズ 計算」で計算練習や基本一行問題に取り組み、「演習問題集」で理解度の確認や応用演習を行う、という形で学習を積み上げていきます。
教材ごとに役割が異なるため、ただ宿題を順番にこなすだけではなく、今のお子さんに必要な学習を見極めることが大切です。
宿題量が多く感じられやすい
早稲田アカデミーでは、学年やクラス、校舎、担当講師によって宿題の量や出され方が異なります。ただし、算数では複数の教材を組み合わせて学習するため、ご家庭によっては宿題量が多いと感じることがあります。
特に算数は、授業で扱った内容を復習するだけでなく、計算練習、基本問題、応用問題、解き直しまで必要になるため、家庭学習の時間配分が難しくなりやすい科目です。
宿題をすべて終わらせることだけを目標にしてしまうと、理解が浅いまま次の単元に進んでしまうことがあります。大切なのは、どれだけ多く解いたかではなく、授業で学んだ考え方を自力で使えるようになっているかです。
復習を通じて定着を図るカリキュラムになっている
早稲田アカデミーが採用している予習シリーズのカリキュラムでは、単元学習の後に総合回が設けられ、数回分の内容をまとめて復習する機会があります。
たとえば、テキストの第5回が「総合」となり、第1回から第4回までの学習内容を振り返る構成になっている時期があります。このように、一定期間ごとに復習の機会が設けられている点は、算数の定着を図るうえで重要です。
ただし、総合回で復習できるからといって、日々の復習を後回しにしてよいわけではありません。算数は、前の単元の理解が次の単元に影響しやすい科目です。毎週の復習で理解不足を残さないことが、組分けテストや入試問題への対応力につながります。
宿題が多すぎてこなしきれない場合
早稲田アカデミーの算数でよくある悩みの一つが、「宿題が多すぎてこなしきれない」というものです。
この場合、まず大切なのは、すべてを同じ優先度で進めようとしないことです。算数の宿題には、計算力をつけるための問題、授業内容を確認する問題、応用力を伸ばす問題、解き直しのための問題など、さまざまな役割があります。
苦手な単元では、応用問題に時間をかけすぎるよりも、予習シリーズの例題や基本問題、授業で扱った問題の解き直しを優先した方がよい場合があります。反対に、基本問題が安定して解ける単元では、演習問題集の標準問題や応用問題に進むことで、得点力を高めやすくなります。
「終わらせる宿題」と「理解を深める宿題」を分けて考えることが、家庭学習を回すうえで重要です。
勉強時間が長いのに結果が出ない場合
「毎日かなり勉強しているのに、算数の成績が伸びない」という場合は、勉強時間ではなく、学習の中身を見直す必要があります。
よくあるのは、宿題をこなすことが目的になっていて、間違えた問題の解き直しや理解の確認が不足しているケースです。解説を読んでわかったつもりになっていても、数日後に自力で解けなければ、テストでは得点につながりません。
また、今のお子さんにとって難しすぎる問題に時間をかけすぎている場合もあります。反対に、すでに解ける問題ばかりをくり返していて、少し負荷のかかる問題に取り組めていないこともあります。
算数の成績を伸ばすには、「今できないが、少し頑張ればできる問題」に取り組み、解き直しを通じて自力で解ける状態にすることが大切です。
計算ミスが多い場合
計算ミスが多いお子さんは、計算力そのものが不足している場合と、解くスピードを意識しすぎて雑になっている場合があります。
早く解くことは大切ですが、正確さが伴わなければ得点にはつながりません。特に算数では、途中の小さな計算ミスが最終答案の失点につながります。
普段の学習では、途中式を省略しすぎないことが大切です。式をきちんと書くことで、どこでミスをしたのかを後から確認しやすくなります。
また、計算ミスを「ケアレスミス」で片づけないことも重要です。ミスの原因が、筆算のずれなのか、約分忘れなのか、単位の見落としなのか、問題文の読み違いなのかを分けて確認しましょう。原因を分類することで、次に気をつけるポイントが明確になります。
応用問題が苦手な場合
早稲田アカデミーの算数で、基本問題は解けるのに応用問題になると手が止まる、というお子さんも少なくありません。
この場合、典型問題の解き方を覚えているだけで、考え方の根本が理解できていない可能性があります。算数では、同じ単元でも、条件や聞かれ方が少し変わるだけで、別の問題のように見えることがあります。
応用問題に対応するためには、解法パターンを丸暗記するのではなく、「なぜその式になるのか」「どの条件を使っているのか」「図や表にすると何がわかるのか」を確認することが大切です。
特に小5後半から小6にかけては、割合、比、速さ、図形、場合の数など、複数の考え方を組み合わせる問題が増えていきます。早稲田アカデミー公式ブログでも、予習シリーズの小5算数で扱う「速さ」「旅人算」は中学入試の頻出単元であり、出題パターンの幅が広い難しい単元として紹介されています。
応用問題が苦手な場合は、難問を大量に解くよりも、基本問題を解いた後に「別の聞かれ方をされたらどうなるか」を考える練習をすると効果的です。
算数の成績を上げるための家庭学習の進め方
早稲田アカデミーの算数で成績を上げるには、家庭学習の優先順位を明確にすることが重要です。
まずは、授業で扱った内容をその日のうち、または翌日までに復習します。次に、予習シリーズの例題や基本問題を使って、考え方を確認します。そのうえで、演習問題集などを使い、標準問題や応用問題に取り組みます。
間違えた問題は、解説を読んで終わりにせず、数日後にもう一度解き直しましょう。解き直しで自力で正解できた問題と、まだ不安が残る問題を分けて管理すると、復習の優先順位がつけやすくなります。
また、計算練習は短時間でも継続することが大切です。「予習シリーズ 計算」などを活用し、正確さとスピードを少しずつ高めていきましょう。
早稲アカ算数で大切なのは「量」より「直し方」
早稲田アカデミーの算数では、複数の教材を使って多くの問題に取り組む機会があります。その環境を生かすためには、ただ量をこなすのではなく、間違えた問題をどのように直すかが重要です。
宿題を終わらせることだけを目標にすると、勉強時間は長いのに成績が伸びない状態になりやすくなります。反対に、今のお子さんに必要な問題を選び、間違えた問題を自力で解けるようにしていけば、算数の得点力は少しずつ安定していきます。
算数の成績を上げるためには、家庭学習で「何をどこまでやるか」「どの問題を解き直すか」「どの単元を優先するか」を整理することが大切です。
お子さん一人でその判断をするのは簡単ではありません。宿題に追われて理解が浅くなっている場合や、頑張っているのに偏差値が伸びない場合は、塾の先生に相談したり、専門的な指導者に学習状況を見てもらったりすることも有効です。
早稲田アカデミーの理科対策|成績を上げるためのポイント
中学受験の理科は、暗記だけでは得点しにくい科目です。
生物・地学のように知識の整理が重要な単元もあれば、物理・化学のように計算や仕組みの理解が必要な単元もあります。特に上位校・難関校では、知識をそのまま答えるだけでなく、実験結果を読み取る力、条件を整理する力、理由を説明する力が求められることもあります。
早稲田アカデミーの理科では、四谷大塚の「予習シリーズ」を中心に、授業内容の理解と問題演習を積み重ねていきます。教材や宿題をうまく活用できれば力を伸ばしやすい一方で、ただ宿題をこなすだけになると、理解が浅いまま単元が進んでしまうこともあります。
このページでは、早稲田アカデミーの理科の特徴と、成績を上げるために家庭学習で意識したいポイントについてお伝えします。
早稲田アカデミーの理科の特徴
早稲田アカデミーの中学受験コースでは、四谷大塚の「予習シリーズ」カリキュラムを軸に理科の学習が進みます。
「予習シリーズ」では、各単元の基本事項を学びながら、入試につながる内容まで段階的に扱っていきます。学年が上がるにつれて、単なる知識確認だけでなく、計算問題、実験考察、グラフや表の読み取りなど、より実戦的な力が求められるようになります。
また、単元学習の後には総合回が設けられることがあり、一定期間ごとに復習しながら理解を定着させる構成になっています。
理科は単元ごとに必要な勉強法が異なる
理科で成績を上げるためには、単元ごとに勉強法を変えることが大切です。
生物や地学では、知識を整理して正確に覚えることが重要です。ただし、用語を丸暗記するだけでは不十分です。植物や動物の分類、天体や地層の仕組みなどは、図や表と結びつけて理解することで、テストで使える知識になります。
一方、物理や化学では、計算や仕組みの理解が必要です。てこ、滑車、ばね、浮力、電流、水溶液などの単元では、「なぜそうなるのか」を理解しないまま公式や解き方だけを覚えても、少し条件が変わると解けなくなってしまいます。
理科は、単元によって「覚えるべきこと」と「理解して使えるようにすべきこと」が違います。まずは、お子さんがどの単元でつまずいているのかを見極めることが大切です。
教材が多く、消化不良になりやすい
早稲田アカデミーでは、学年・クラス・校舎・担当講師によって、宿題の量や使う教材が異なります。理科でも、「予習シリーズ」や「演習問題集」、授業プリントなどを組み合わせて学習することがあります。
教材が充実していることはメリットですが、すべてを同じ力の入れ方でこなそうとすると、消化不良になってしまうことがあります。
特に理科は、算数や国語に比べて家庭学習の優先順位が下がりやすい科目です。その結果、宿題を急いで終わらせるだけになり、「なぜそうなるのか」を理解しないままテストを迎えてしまうことがあります。
理科の家庭学習では、教材をたくさん進めることよりも、習った内容を説明できる状態にすることを意識しましょう。
宿題をこなすだけの学習になっていないか確認する
理科で点数が伸び悩むお子さんに多いのが、宿題はやっているのに、理解が定着していないケースです。
たとえば、解説を見ればわかるけれど自力では解けない、同じ単元の問題で何度も間違える、知識問題は解けるが実験問題になると手が止まる、といった状態です。
この場合、問題を解く量を増やす前に、授業内容の理解を確認する必要があります。
家庭学習では、「この実験では何を調べているのか」「なぜこの結果になるのか」「この式は何を表しているのか」といった問いかけをしてみるとよいでしょう。お子さんが自分の言葉で説明できるかを確認することで、理解があいまいな部分が見つかりやすくなります。
知識単元は「暗記」ではなく「整理」を重視する
生物や地学などの知識単元では、覚える量が多くなります。
ただし、言葉だけを丸暗記していると、テストで聞かれ方が変わったときに対応できません。植物の分類、人体のはたらき、天体の動き、地層や岩石などは、図・表・流れと結びつけて整理することが大切です。
たとえば、植物のつくりであれば、花のつくり、受粉、種子のでき方をバラバラに覚えるのではなく、一連の流れとして理解します。天体であれば、太陽・月・星の動きを図で確認しながら、見え方が変わる理由を説明できるようにします。
知識を「言葉」として覚えるだけでなく、「図にできる」「説明できる」状態にすることが、得点力につながります。
計算単元は「公式の使い方」だけで終わらせない
物理・化学系の単元では、計算問題でつまずくお子さんが多く見られます。
てこ、ばね、浮力、電流、水溶液の濃度や中和などでは、公式や解き方を覚えるだけでは不十分です。なぜその式を使うのか、何と何を比べているのか、条件が変わるとどう変化するのかを理解する必要があります。
計算単元を復習するときは、まず問題文の条件を整理しましょう。図や表にまとめる、単位をそろえる、何を求める問題なのかを確認する、といった手順を身につけることが大切です。
また、答えが合っていても、途中の考え方があいまいな場合は注意が必要です。途中式や図を書かせることで、どこでつまずいているのかが見えやすくなります。
実験問題・考察問題では「結果の理由」を確認する
理科のテストでは、実験の結果を読み取る問題や、結果から理由を考える問題が出されることがあります。
このタイプの問題が苦手なお子さんは、知識を覚えていても、それを実験の場面で使うことに慣れていない場合があります。
実験問題を復習するときは、「何を調べる実験なのか」「変えている条件は何か」「変えていない条件は何か」「結果から何がわかるのか」を順番に確認しましょう。
また、正解を覚えるのではなく、結果の理由を説明する練習をすることが大切です。理科の成績を安定させるには、知識を持っているだけでなく、その知識を使って現象を説明できる力が必要です。
復習と反復で「わかる」から「解ける」に変える
理科は、一度理解しただけでは定着しにくい科目です。
授業を受けた直後はわかっていても、数日後には忘れてしまうことがあります。そのため、家庭学習では、復習と反復のタイミングを意識することが大切です。
まず、授業後できるだけ早いタイミングで、予習シリーズや授業ノートを見直します。次に、基本問題を使って理解を確認します。そのうえで、間違えた問題や説明できなかった内容を、数日後にもう一度復習します。
単元ごとに、苦手な内容をリストアップしておくと効果的です。「水溶液の濃度」「てこのつり合い」「月の満ち欠け」「植物の分類」など、苦手を具体的に書き出すことで、復習すべき内容が明確になります。
使う教材とやることを取捨選択する
理科の成績を上げるためには、すべての教材を完璧にこなすことよりも、今のお子さんに必要な学習を選ぶことが重要です。
知識が不足している場合は、予習シリーズ本文やまとめ部分を使って、基本事項を確認することを優先します。計算問題が苦手な場合は、応用問題に進む前に、基本的な考え方と式の立て方を復習します。実験問題が苦手な場合は、結果を覚えるのではなく、条件と理由を整理する練習をします。
反対に、基本事項が定着している単元では、演習問題集やテストの類題を使って、より実戦的な問題に取り組むことも有効です。
大切なのは、「全部やる」ことではなく、「今、点数を伸ばすために必要なこと」を優先することです。
理科で注意したいサイン
理科の学習で次のような状態が見られる場合は、家庭学習の進め方を見直す必要があります。
苦手単元が放置されている。 テスト範囲のどこを復習すればよいかわからない。 理屈を理解しないまま丸暗記している。 計算問題になると手が止まる。 実験問題や考察問題で失点が多い。 理科の勉強時間を十分に確保できていない。
このような状態が続くと、学年が上がるにつれて理科が足を引っ張る科目になってしまうことがあります。
早稲アカ理科で大切なのは「理解」と「優先順位」
早稲田アカデミーの理科で成績を上げるためには、習った内容を自分の言葉で説明できるくらいまで理解し、復習と反復で定着させることが大切です。
また、教材や宿題が多く感じられる場合は、お子さんの状況に合わせて、使う教材や取り組む問題に優先順位をつける必要があります。
理科は、知識、計算、実験考察が組み合わさる科目です。そのため、「暗記すればよい」「問題をたくさん解けばよい」といった一つの方法だけでは伸びにくいことがあります。
お子さん一人で、苦手単元や必要な対策を見極めるのは簡単ではありません。理科の成績が伸び悩んでいる場合や、宿題をこなしているのにテストで点数が取れない場合は、塾の先生に相談したり、専門的な指導者に学習状況を見てもらったりすることも有効です。
今のお子さんに「何が必要で、何を後回しにしてよいのか」を整理することが、理科の成績アップへの第一歩になります。
早稲田アカデミーの社会対策|成績を上げるためのポイント
中学受験の社会は、主に「地理」「歴史」「公民」の3分野から出題されます。
社会は暗記科目と思われがちですが、実際の入試では、用語を覚えているだけでは対応しきれない問題も多く出されます。地図や統計資料を読み取る問題、歴史の流れを問う問題、現代社会や時事と結びつけて考える問題など、知識を使って考える力も求められます。
早稲田アカデミーの社会では、四谷大塚の「予習シリーズ」カリキュラムを軸に、各分野の知識を学び、問題演習を通じて定着を図っていきます。
このページでは、早稲田アカデミーの社会の教材の特徴と、社会の成績を上げるために家庭学習で意識したいポイントについてお伝えします。
早稲田アカデミーの社会の特徴
早稲田アカデミーの中学受験コースでは、四谷大塚の「予習シリーズ」を中心に学習が進みます。
社会では、地理・歴史・公民の基本事項を学びながら、入試につながる知識や考え方を段階的に身につけていきます。学年が上がるにつれて、単なる用語暗記だけでなく、資料の読み取り、因果関係の理解、時事問題との関連づけなども重要になります。
また、6年生になると、これまでに学んだ内容の総復習や、入試に向けた実戦的な演習の比重が高まっていきます。
予習シリーズは社会の土台を作る教材
「予習シリーズ」は、社会の基本事項を学ぶための中心教材です。
地理では、都道府県、地形、気候、産業、統計資料などを学びます。歴史では、時代ごとの出来事、人物、政治や文化の流れを整理します。公民では、日本国憲法、政治の仕組み、国際社会、現代社会の課題などを扱います。
予習シリーズは、文章だけでなく、写真、地図、図表なども使いながら学習できる教材です。社会が苦手なお子さんは、本文だけを読むのではなく、地図やグラフ、年表、写真資料と結びつけて理解することが大切です。
演習問題集や副教材は目的を決めて使う
社会では、「予習シリーズ」に加えて、「演習問題集」や「四科のまとめ」、社会科地図などの副教材を使うことがあります。
「演習問題集」は、予習シリーズの学習内容に沿って、基礎から応用まで幅広い問題に取り組むための教材です。授業内容を本当に理解できているか、知識を問題の中で使えるかを確認するのに役立ちます。
「四科のまとめ」は、入試に必要な重要事項を整理し、繰り返し確認するための入試対策教材です。6年生の総復習や弱点補強に活用しやすい教材です。
ただし、教材が多い分、すべてを同じ力の入れ方で完璧にこなそうとすると、消化不良になることがあります。今のお子さんに必要な学習が、知識の確認なのか、演習なのか、弱点単元の復習なのかを見極めて使うことが大切です。
社会は「丸暗記」だけでは伸びにくい
社会の成績が伸び悩むお子さんには、用語や出来事を一つひとつ丸暗記しようとしているケースがよくあります。
もちろん、社会では覚えるべき知識が多くあります。しかし、言葉だけをバラバラに覚えていると、テストで聞かれ方が変わったときに対応しにくくなります。
たとえば歴史では、出来事の名前だけでなく、なぜ起こったのか、その後にどのような影響があったのかを理解することが重要です。地理では、地域の気候や地形と産業を結びつけて考えることで、知識が定着しやすくなります。公民では、政治の仕組みや社会の課題を、ニュースや身近な出来事と関連づけて理解するとよいでしょう。
社会は、知識を「点」で覚えるのではなく、「流れ」や「つながり」で整理することが大切です。
地理は地図・統計・理由をセットで覚える
地理で点数が伸びない場合、地名や産業名だけを暗記していることがあります。
地理では、「どこで」「何が」「なぜ盛んなのか」をセットで理解することが重要です。たとえば、農業や工業を学ぶときも、地域名だけを覚えるのではなく、気候、地形、交通、人口、歴史的背景などと結びつけて整理しましょう。
また、地図や統計資料を使って学習することも欠かせません。地図上で位置を確認する、グラフから変化を読み取る、表の数値を比較する、といった練習を重ねることで、入試で問われる資料読解にも対応しやすくなります。
歴史は年号よりも流れを重視する
歴史では、年号や人物名を覚えることも必要ですが、それだけでは得点につながりにくいことがあります。
大切なのは、時代の流れをつかむことです。どの出来事が先に起こり、その結果として何が変わったのかを理解することで、知識が整理されます。
たとえば、政治の仕組みが変わった背景、戦いが起こった理由、文化が発展した時代の特徴などをつなげて考えると、記憶に残りやすくなります。
歴史が苦手なお子さんは、年表を使って、出来事を順番に並べる練習をすると効果的です。単語カードのように用語だけを覚えるよりも、「原因→出来事→結果」の流れで説明できるようにしましょう。
公民は仕組みと時事を結びつける
公民分野では、日本国憲法、国会・内閣・裁判所、地方自治、選挙、国際社会などを学びます。
公民は抽象的な内容が多いため、言葉だけを覚えようとすると苦手意識を持ちやすい分野です。たとえば、国会・内閣・裁判所の関係を図で整理する、選挙制度をニュースと結びつけて考える、税金や社会保障を身近な生活と関連づける、といった学習が有効です。
また、入試では時事問題と公民の知識が結びついて出題されることもあります。日々のニュースに触れながら、「これは社会のどの単元と関係しているのか」を考える習慣をつけると、理解が深まりやすくなります。
効率的な家庭学習ができているか確認する
早稲田アカデミーでは、学年やクラス、校舎、担当講師によって宿題の量や内容が異なります。社会でも、教材やプリントが複数出されることがあり、家庭学習で何を優先すべきか迷うことがあります。
社会の家庭学習で大切なのは、時間をかけることそのものではなく、必要な内容に集中することです。
すでに覚えている用語を何度も書いていないか。 難しすぎる問題に時間をかけすぎていないか。 資料や地図を確認せず、言葉だけで覚えていないか。 苦手単元を後回しにしていないか。 テストで間違えた問題を解き直しているか。
このような点を確認しながら、学習の優先順位を決めていきましょう。
好きな分野ばかり勉強してしまう場合
社会では、歴史が好きなお子さん、地理が好きなお子さん、公民に興味を持つお子さんなど、分野ごとの好みが出やすい傾向があります。
好きな分野を伸ばすことは大切ですが、入試では地理・歴史・公民が幅広く問われます。好きな分野ばかりに時間を使っていると、苦手分野が大きな失点源になってしまうことがあります。
苦手分野に取り組ませるときは、「勉強しなさい」と言うだけではなかなか進みません。地理であれば地図や写真から入る、歴史であれば人物やストーリーから入る、公民であればニュースや身近な話題と結びつけるなど、興味を持ちやすい入口を作ることが大切です。
テスト後は間違えた問題を分類する
社会の成績を上げるには、テスト後の復習が重要です。
間違えた問題を、単なる暗記不足で終わらせず、原因ごとに分類しましょう。
用語を知らなかったのか。 漢字で正しく書けなかったのか。 地図や資料を読み取れなかったのか。 歴史の流れを理解していなかったのか。 問題文の条件を読み落としていたのか。 時事との関連がわからなかったのか。
原因を分けることで、次に何を復習すべきかが明確になります。社会は復習の仕方を変えるだけでも、得点が安定しやすい科目です。
早稲アカ社会で大切なのは「絞ること」と「つなげること」
早稲田アカデミーの社会で成績を上げるためには、教材や宿題をただこなすのではなく、今のお子さんに必要な学習を絞ることが大切です。
同時に、社会の知識をバラバラに覚えるのではなく、地理・歴史・公民それぞれの流れや関係性をつなげて理解することも重要です。
地理では、地域・地形・気候・産業を結びつける。歴史では、原因・出来事・結果をつなげる。公民では、制度や仕組みをニュースや生活と関連づける。このように学習することで、暗記した知識がテストで使える知識に変わっていきます。
お子さん一人で、どの教材を優先すべきか、どの単元を復習すべきかを判断するのは簡単ではありません。社会の成績が伸び悩んでいる場合や、宿題をこなしているのにテストで点数が取れない場合は、塾の先生に相談したり、専門的な指導者に学習状況を見てもらったりすることも有効です。
今のお子さんに必要な内容を見極め、知識をつなげて整理することが、早稲田アカデミーの社会で成績を上げるための第一歩です。
早稲田アカデミーのテスト対策について
早稲田アカデミーで成績を上げていくうえで、避けて通れないのが各種テストへの対策です。
早稲田アカデミーでは、日々の授業内容の定着を確認するカリキュラムテスト、クラス分けに関わる組分けテスト、そして小6の4月から年間を通じて実施される合不合判定テストなど、目的の異なるテストが実施されます。
それぞれのテストは、出題範囲・難度・対策の仕方が異なります。そのため、「とにかくテスト前にたくさん問題を解く」というやり方だけでは、思うように成績につながらないことがあります。
早稲田アカデミーで成績を伸ばすためには、テストごとの特徴を理解し、目的に合った対策を行うことが大切です。
カリキュラムテストの対策
カリキュラムテストは、授業で学習した内容がどれだけ定着しているかを確認するためのテストです。
比較的範囲が決まっているため、直前に特別な対策を詰め込むよりも、毎回の授業で理解できなかったところをその週のうちに解消し、宿題や類題演習を通して「自力で解ける状態」にしておくことが重要です。
早稲田アカデミー生に多いのが、宿題をこなすことに追われてしまい、テスト直しや弱点補強まで手が回らないケースです。
しかし、カリキュラムテストは、点数を取ることだけが目的ではありません。どの単元が理解できていて、どこに穴があるのかを確認するための重要な機会でもあります。
テスト後は、間違えた問題をただ解き直すだけでなく、
- なぜ間違えたのか
- 授業内容の理解不足なのか
- 解法の定着不足なのか
- 計算・読み取り・知識のミスなのか
- 次に同じ単元が出たときに何を復習すべきか
を整理しておくことが大切です。
カリキュラムテストで安定して点数を取るには、毎回の授業内容を「分かったつもり」で終わらせず、家庭学習で確実に定着させることがポイントです。
組分けテストの対策
組分けテストは、早稲田アカデミー生にとってクラスアップに直結する重要なテストです。
カリキュラムテストと比べると出題範囲が広く、以前に学習した内容も含めて総合的な定着度が問われます。そのため、
「カリキュラムテストでは点数が取れるのに、組分けテストになると点数が下がる」
「どこから復習すればいいか分からない」
「前に習った内容を忘れてしまっている」
「範囲が広く、直前対策が間に合わない」
といったご相談が多く見られます。
組分けテストで点数を取るためには、直前に全範囲をやり直そうとするのではなく、普段のテストや宿題の結果から、優先的に復習すべき単元を絞り込むことが大切です。
特に、カリキュラムテストで間違えた問題、宿題で時間がかかった問題、解説を見て分かったつもりになっている問題は、組分けテストでも失点につながりやすい部分です。
早稲田アカデミーで使用する『予習シリーズ』『演習問題集』『Wベーシック』などの教材は、それぞれ役割が異なります。組分けテスト前には、やみくもに教材を最初から解き直すのではなく、苦手単元や出題されやすい形式に合わせて、必要な問題を選んで復習することが効果的です。
また、組分けテストはクラスに関わるため、結果に一喜一憂しやすいテストでもあります。大切なのは、点数だけを見るのではなく、「どの単元で落としたのか」「なぜ時間内に解き切れなかったのか」「次回までに何を改善するのか」を明確にすることです。
合不合判定テストの対策
小6になると、志望校判定に関わる合不合判定テストも重要になります。
合不合判定テストは、カリキュラムテストのように直近の単元だけを確認するテストではありません。これまでに学習した内容をもとに、入試本番に近い総合力が問われます。
そのため、
「範囲の決まったテストでは取れるのに、合不合になると点数が取れない」
「見たことのある問題なのに、少し形が変わると解けない」
「解き方を覚えていたはずなのに、本番で使えない」
「志望校判定が思うように上がらない」
といった状況が起こりやすくなります。
この原因として多いのが、解き方や答えを丸暗記してしまい、「なぜそうなるのか」まで理解できていないケースです。
合不合判定テストで偏差値を伸ばすには、単に問題量を増やすだけでなく、解法の根拠を説明できる状態にすることが大切です。算数であれば、なぜその式になるのか。国語であれば、なぜその選択肢が正解で、他の選択肢が違うのか。理科・社会であれば、知識を単に覚えるだけでなく、問題文の条件に合わせて使えるかどうかを確認する必要があります。
また、合不合判定テストは志望校選びにも関わるため、結果を見て不安になるご家庭も少なくありません。しかし、1回の判定だけで志望校をすぐに変更するのではなく、科目別・単元別の課題を分析し、今後の学習計画に反映することが大切です。
早稲田アカデミー生がテスト対策で注意すべきポイント
早稲田アカデミーのテスト対策で大切なのは、すべてのテストを同じように対策しないことです。
カリキュラムテストでは、授業内容の理解と定着が重要です。
組分けテストでは、広い範囲の中から弱点を絞って復習することが重要です。
合不合判定テストでは、暗記やパターン学習に頼らず、入試に近い総合力を身につけることが重要です。
テストが続くと、どうしても目の前の点数に追われてしまいがちです。しかし、受けっぱなしにせず、間違えた原因を分析し、次の家庭学習に反映することで、テストは成績アップの大きな材料になります。
早稲田アカデミーで成績を伸ばすためには、テストごとの目的を理解し、お子さんに必要な復習を優先して進めることが大切です。
「何を復習すべきか」「どの教材を使うべきか」「どのテストに向けて何を優先すべきか」を整理しながら、効率よく対策を進めていきましょう。
早稲田アカデミー生のクラスを上げる7つのポイント
早稲田アカデミーは、御三家・筑駒・早慶附属校をはじめとする難関中学への高い合格実績を持つ進学塾です。
一方で、授業の進度や宿題量、テストの難度は決して易しくありません。早稲田アカデミーに通っているご家庭からは、次のようなご相談を多くいただきます。
- カリキュラムテストで点数が取れない
- 組分けテストで点数が取れない
- 合不合判定テストで成績が上がらない
- クラスアップできない
- 志望校のNNクラスに入れなかった
- 宿題が多すぎてこなしきれない
- 家庭学習のやり方が分からない
こうした悩みを改善するには、早稲田アカデミーのカリキュラムやテストの特徴を理解したうえで、家庭学習の進め方を見直すことが大切です。
ここでは、早稲田アカデミーで成績・クラスを上げるために押さえておきたい7つのポイントをお伝えします。
1.家庭学習をお子さん任せにしない
早稲田アカデミーの授業は、難度・進度・学習量のいずれも高く、小学生のお子さんが一人ですべてを管理しきるのは簡単ではありません。
勉強する内容をお子さん任せにしていると、次のような状況に陥りがちです。
- 苦手がいつまでも克服できない
- 頑張っているのに偏差値が上がらない
- 時間ばかりかかって、学習がはかどらない
- 好きな科目や得意な単元ばかり取り組んでしまう
早稲田アカデミーで成績を伸ばすためには、まず家庭学習の内容を整理し、「何を・いつ・どの順番で取り組むのか」を明確にすることが必要です。
2.宿題をすべてこなそうとしない
早稲田アカデミーでは、『予習シリーズ』『演習問題集』『Wベーシック』など、複数の教材を使いながら授業が進みます。学年やコースによっては宿題量も多く、すべてを完璧にこなそうとすると、かえって理解が浅くなってしまうことがあります。
特に、6年生になるとNN志望校別コースなどの志望校対策も本格化し、通塾日数や家庭学習の負担がさらに増えていきます。
限られた時間で効率よく成績を上げるには、すべての宿題を同じ重さで扱うのではなく、お子さんの状況に合わせて優先順位をつけることが重要です。
- 必ず解くべき問題
- 余裕があれば取り組む問題
- 今は後回しにしてよい問題
- テスト前に復習すべき問題
このように、宿題を「全部やる」ではなく、「必要なものから確実に定着させる」という考え方に切り替えることが大切です。
3.教材を効果的に使う
早稲田アカデミーでは、『予習シリーズ』『演習問題集』『Wベーシック』など、さまざまな教材を使って学習を進めます。
ただし、教材はただ順番にこなせばよいわけではありません。それぞれの教材の役割を理解し、目的に合わせて使い分けることが大切です。
たとえば、『予習シリーズ』は単元内容を理解するための軸になる教材です。授業で扱った内容を確認したり、解説を読み直したりすることで、理解を深めることができます。
一方で、定着や演習量を確保するには、『演習問題集』や『Wベーシック』などを使って、類題を解きながら自力で解ける状態にしていくことが必要です。
特に組分けテストやカリキュラムテストの前は、苦手単元やテストで間違えた問題をもとに、必要な問題を選んで復習することが効果的です。
4.カリキュラムテストの対策をする
早稲田アカデミーでは、学年や講座に応じて、カリキュラムテストなどの確認テストが実施されます。
これらのテストは、授業で学習した内容がどれだけ定着しているかを確認するためのものです。範囲が比較的はっきりしているため、毎回の授業内容をその都度復習し、分からなかったところを家庭学習で解消しておくことが重要です。
カリキュラムテストで点数を取るためには、次の点を意識しましょう。
- 授業で分からなかった問題をそのままにしない
- 宿題を通して、授業内容を自力で解ける状態にする
- 間違えた問題は、解き直しだけでなく原因まで確認する
- 覚えるべき知識と、理解すべき考え方を分けて復習する
- 次の組分けテストにつながる単元として復習する
カリキュラムテストを「その場限りの点数確認」で終わらせず、弱点発見と定着確認の機会として活用することが、クラスアップにつながります。
5.組分けテスト対策をする
組分けテストは、早稲田アカデミー生にとってクラスアップに関わる重要なテストです。
カリキュラムテストに比べると出題範囲が広く、以前に学習した内容も含めて総合的な定着度が問われます。そのため、次のようなお悩みが多く見られます。
- カリキュラムテストでは点数が取れるのに、組分けテストになると点数が取れない
- どこから勉強すればいいか分からない
- 前に学習した内容を忘れてしまっている
- 範囲が広く、直前対策が間に合わない
組分けテストで点数を取るには、直前に全範囲をやみくもに復習するのではなく、優先順位をつけて対策することが大切です。
特に、カリキュラムテストで間違えた問題、宿題で時間がかかった問題、解説を見て分かったつもりになっている問題は、組分けテストでも失点につながりやすい部分です。
組分けテスト前には、苦手単元や間違えた問題の類題を『演習問題集』などから選び、もう一度自力で解けるか確認しましょう。
6.合不合判定テスト対策をする
小6になると、志望校判定に関わる合不合判定テストも重要になります。
合不合判定テストは、範囲の決まった確認テストとは異なり、これまでに学習した内容をもとにした総合力が問われます。そのため、次のような状況が起こりやすくなります。
- 範囲の決まったテストでは取れるのに、合不合判定テストになると点数が取れない
- 見たことのある問題なのに、少し形が変わると解けない
- 解き方を覚えていたはずなのに、本番で使えない
- 志望校判定が思うように上がらない
この原因として多いのが、解き方や答えを丸暗記してしまい、「なぜそうなるのか」まで理解できていないケースです。
合不合判定テストで偏差値を伸ばすには、単に問題量を増やすだけでなく、解法の根拠を説明できる状態にすることが大切です。
算数であれば、なぜその式になるのか。国語であれば、なぜその選択肢が正解で、他の選択肢が違うのか。理科・社会であれば、知識を覚えるだけでなく、問題文の条件に合わせて使えるかどうかを確認する必要があります。
合不合判定テストは、志望校との距離を測るための重要な材料です。結果に一喜一憂するのではなく、科目別・単元別の課題を分析し、次の学習計画に反映させましょう。
7.NN志望校別コースを見据えて対策する
早稲田アカデミーの小6難関中学受験対策として、NN志望校別コースがあります。NNは「何がなんでも」の略で、志望校ごとに特化した対策を行う講座です。
難関校や上位校を目指す場合、志望校のNNクラスに入れるかどうかは、受験戦略上の大きなポイントになります。
ただし、NN志望校別コースでは、学校別の難度の高い問題を扱うため、基礎力が不十分なまま参加しても、授業内容を十分に吸収しきれない場合があります。
そのため、NNを見据える場合は、早い段階から次の点を意識しておくことが大切です。
- 志望校に必要な科目別の力を把握する
- 苦手単元を早めに洗い出す
- 組分けテストや合不合判定テストの結果を分析する
- NN志望校別オープン模試などを活用して、現在地を確認する
- 志望校の出題傾向に合わせた対策を始める
もし志望校のNNクラスに入れなかった場合や、志望校に対応するNNクラスがない場合でも、過去問や出題傾向に合わせた対策を独自に進めていく必要があります。
早稲田アカデミーでクラスアップするために
早稲田アカデミーで成績を上げ、クラスアップを目指すためには、授業・宿題・教材・テストの特徴を理解したうえで、家庭学習を最適化することが欠かせません。
すべてを完璧にこなそうとするのではなく、お子さんにとって今必要な学習を見極め、優先順位をつけて取り組むことが大切です。
早稲田アカデミーのカリキュラムをうまく活用しながら、テスト結果を次の学習につなげていくことで、成績アップ・クラスアップを目指していきましょう。
早稲田アカデミーの志望校対策について
早稲田アカデミーの小6難関中学受験対策を代表する講座の一つが、「NN志望校別コース」です。
NNとは「何がなんでも」の略で、開成・麻布・武蔵・桜蔭・女子学院・雙葉・早稲田・早実・早大学院・慶應義塾普通部・渋谷幕張・駒場東邦など、難関校・上位校を対象にした志望校別対策講座です。
各学校の出題傾向を研究した講師陣が、志望校別のオリジナルテキストやカリキュラムを用いて授業を行うため、第一志望校に向けた専門的な対策を進めやすいことが大きな特徴です。
一方で、NN志望校別コースは、受講資格を得た生徒が参加するハイレベルな講座です。入室できれば安心というものではなく、通常授業や家庭学習、過去問演習とのバランスを取りながら活用することが大切です。
NN志望校別コースとは
NN志望校別コースは、小6を対象とした志望校別の対策講座です。前期は4月以降に開講され、日曜講座、平日講座、オープン模試、夏期集中特訓などが学校別に用意されています。
通常の授業では、幅広い入試問題に対応できる力を養います。一方、NN志望校別コースでは、特定の学校の入試傾向に合わせて、より実戦的な演習や解説が行われます。
同じ学校を目指す受験生が集まるため、志望校への意識が高まりやすく、ライバルの存在から刺激を受けられる点も大きなメリットです。
NN志望校別コースの対象校
NN志望校別コースは、御三家・早慶附属・難関校を中心に設置されています。
男子校では、開成、麻布、武蔵、駒場東邦、早稲田、早大学院、慶應義塾普通部などが対象です。
女子校では、桜蔭、女子学院、雙葉などが対象です。
共学校では、渋谷幕張、早稲田実業などが対象です。
年度によって講座名称や実施形態、設置クラスの詳細が変わる可能性があるため、受講を検討する際は、必ず早稲田アカデミーの最新案内を確認することが大切です。
NN志望校別コースの受講には資格が必要
NN志望校別コースは、希望すれば誰でも受講できる講座ではありません。多くの場合、NN志望校別オープン模試などが入会試験を兼ねており、そこで基準を満たすことで受講資格を得る仕組みになっています。
そのため、「志望校のNNに入りたいが、基準に届かない」「受講資格は得たが、クラス内での立ち位置が厳しい」という悩みが出てくることがあります。
NNに入ること自体を目標にするのではなく、志望校合格に必要な力をつけるために、今どの学習を優先すべきかを見極めることが大切です。
NN志望校別コースのメリット
NN志望校別コースの大きなメリットは、志望校に特化した対策ができることです。
学校ごとの出題傾向に合わせたオリジナル教材や授業を通じて、通常授業だけでは補いにくい実戦的な力を鍛えることができます。
また、同じ学校を目指す生徒が集まるため、周囲のレベルや熱量を肌で感じやすくなります。受験本番に向けて、緊張感のある環境で学べることは、精神面でも大きな刺激になります。
さらに、志望校別オープン模試やそっくり模試を通じて、現時点での合格可能性や課題を確認しやすい点もメリットです。
NN志望校別コースの注意点
NN志望校別コースは非常に有効な講座ですが、すべてのお子さんにとって無条件に最優先すべきものとは限りません。
授業内容は志望校に特化しているため、基礎が不十分な状態で参加すると、授業についていくだけで精一杯になってしまうことがあります。また、日曜講座や宿題、復習が加わることで、通常授業の宿題や弱点補強の時間が不足する可能性もあります。
特に注意したいのは、「NNに通っているから安心」と考えてしまうことです。志望校別の対策は重要ですが、土台となる知識や基本問題の処理力が不足している場合は、まず通常授業の復習や弱点単元の補強を優先した方がよいケースもあります。
志望校のNNに入れなかった場合
志望校のNNに入れなかった場合でも、それだけで志望校合格の可能性がなくなるわけではありません。
まず確認すべきなのは、どの科目・どの単元で基準に届かなかったのかです。算数の特定単元なのか、国語の記述なのか、理社の知識不足なのかによって、必要な対策は変わります。
NNの入会試験やオープン模試の結果をもとに、弱点を整理し、次回の資格審査や模試に向けて優先順位を決めて学習することが大切です。
また、NN以外にも、通常授業、講習、過去問演習、個別の弱点補強など、志望校対策につながる学習はあります。NNに入れなかった場合ほど、「何をどの順番で立て直すか」を冷静に決めることが重要です。
志望校とは違うNNに入る場合
早稲田アカデミー生の中には、第一志望校とは異なるNNに参加するケースもあります。
この場合は、そのNNで扱う内容が、お子さんの志望校対策にどの程度つながるのかを確認する必要があります。出題傾向が近い学校であれば、得点力向上につながることもあります。一方で、入試形式や重視される力が大きく異なる場合は、時間や負担に対して効果が見合わないこともあります。
たとえば、記述の比重、算数の難度、理社の出題形式、国語の文章量などが志望校と大きく違う場合、そのNNの復習に時間をかけすぎることで、本来必要な対策が後回しになる可能性があります。
志望校とは違うNNに参加する場合は、「その講座で何を得るのか」「志望校対策として使える部分はどこか」「逆にやりすぎない方がよい部分はどこか」を整理しておくとよいでしょう。
志望校のNNがない場合
志望校のNNが設置されていない場合は、難関プログレスコースなど、学力レベルに応じた講座を活用する選択肢があります。
難関プログレスコースは、各地域の難関校を目指す生徒が集まり、同じ学力レベルの仲間と競い合いながら実力を高める講座です。NN志望校別コースにあと一歩届かなかった生徒や、志望校別NNがない学校を目指す生徒にとって、ハイレベルな演習環境として活用できる場合があります。
ただし、難関プログレスコースは特定の学校に完全特化した講座ではありません。そのため、志望校の入試傾向に合わせた対策は、別途整理する必要があります。
志望校でよく出る単元、記述量、問題形式、時間配分、合格者平均点などを確認し、通常授業や講座の復習に加えて、過去問演習や類題演習を計画的に進めることが大切です。
NN志望校別コースを効果的に使うために
NN志望校別コースを効果的に使うためには、受講すること自体を目的にしないことが大切です。
NNは、志望校に特化した実戦力を鍛えるための強力な講座です。しかし、基礎知識の定着、通常授業の復習、弱点補強、過去問演習とのバランスが崩れると、かえって学習が消化不良になることもあります。
受講する場合は、授業で扱った問題を復習し、間違えた問題を解き直し、次に同じ形式が出たときに得点できる状態まで仕上げることが重要です。
受講しない場合や、志望校のNNがない場合でも、志望校合格に必要な学習を整理すれば、対策を進めることは可能です。
大切なのは、「NNに入ったかどうか」ではなく、「志望校合格に必要な力が、今どこまで身についているか」を正しく把握することです。お子さんの現状と志望校の出題傾向を照らし合わせながら、通常授業、NN、難関プログレスコース、過去問演習、個別の弱点補強を組み合わせていきましょう。
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