早稲アカが合わない子の特徴を、性格だけでなく授業理解・宿題・答案・生活リズムから整理。続ける、校舎や学習法を見直す、転塾する際の判断基準と、転塾前の2週間の確認方法が分かります。

合不合判定テストの結果や偏差値が悪かったとき、志望校を変える前に何を確認すればよいですか?

こんにちは。中学受験 個別指導のSS-1です。
合不合判定テストの結果や偏差値が悪かったとしても、1回の結果だけで志望校をすぐに変更する必要はありません。
まず確認したいのは、合格可能性の数字そのものではなく、「多くの受験生が正解している問題を落としたのか」「時間切れで解ける問題を残したのか」「以前は解けた単元を忘れていたのか」です。答案と正答率をもとに失点原因を分けると、次回までに優先すべき学習が見えてきます。
一方で、合不合判定テストの偏差値が志望校に届いていなくても、志望校の過去問では得点できるケースがあります。反対に、模試の判定が良くても、志望校特有の記述や図形、スピードに対応できていないこともあります。
大切なのは、合不合判定テストを「合格・不合格を決める試験」ではなく、入試までに直すべき課題を見つける資料として使うことです。
合不合判定テストは、四谷大塚が小学6年生を対象に実施する公開模試です。早稲田アカデミー生や四谷大塚生にとって、幅広い学校の志望者の中で現在の位置を確認し、入試までの課題を整理するための重要なテストです。
算数・国語は各50分150点、理科・社会は各35分100点で、4科合計500点です。2026年度の予定は次のとおりです。
| 回 | 2026年度実施日 | 主な位置づけ |
|---|---|---|
| 第1回 | 4月12日 | 6年生前半の現在地を確認する |
| 第2回 | 7月5日 | 夏休みに補強する単元を決める |
| 第3回 | 9月6日 | 夏の学習が得点につながったか確認する |
| 第4回 | 10月11日 | 過去問と並行して受験校との距離を見る |
| 第5回 | 11月15日 | 受験校・併願校の組み方を具体化する |
| 第6回 | 12月6日 | 直前期に残った課題を最終確認する |
日程や会場は変更される場合があります。受験前には四谷大塚の合不合判定テスト実施要項を確認してください。
合不合判定テストは、最難関校から中堅校まで幅広い受験生を対象にしています。そのため、志望校では出ない難度や形式の問題が含まれることもあり、偏差値だけで学校との相性を判断することはできません。
しかし、受験者全体の中での位置、標準的な問題の取りこぼし、忘れている単元、時間配分の課題を確認する資料としては有効です。「判定だけを信じる」のも「意味ないと切り捨てる」のも避け、過去問や学校別模試と役割を分けて使いましょう。
結果が返ってきた直後は、偏差値や合格可能性に目が向きやすくなります。ただし、最初に見るべきなのは、前回より何ポイント下がったかではなく、今回の失点が次回までに直せるものかどうかです。
たとえば、算数の偏差値が下がったとしても、正答率60%以上の問題を計算ミスで3問落とした場合と、正答率20%前後の難問に手が届かなかった場合では、次にすることが異なります。
前者は途中式や見直し方法を整える必要があります。後者は、現時点で本当に取り組むべき問題かを志望校の難度と照らして判断する必要があります。
合不合判定テストの対策は、問題をもう一度解くだけでは不十分です。「なぜ本番で得点できなかったか」を4つに分けると、家庭学習の修正がしやすくなります。
正答率の高い問題を見ても、解き方が思い浮かばない場合です。算数なら割合・比・速さ・図形などの基本解法、理社なら重要語句や仕組み、国語なら語句・漢字や設問の読み方に抜けがある可能性があります。
解説を読んで納得するだけでなく、翌日また白紙から解けるかを確認してください。自力で再現できなければ、テスト直しではなく、該当単元の例題や基本問題まで戻る必要があります。
解説を見ると「習った」「前はできた」と言うものの、本番では手が止まった場合です。これは理解していないとは限らず、学習から時間がたったことで取り出せなくなっている可能性があります。
同じ問題をすぐ反復するだけでなく、3日後、1週間後に数字や聞かれ方を変えた問題で確認することが大切です。予習シリーズや塾教材の類題を1~2問選び、間隔を空けて解き直しましょう。
家で解き直すとできるのに、本番では後半が白紙、難しい1問に長く止まっている場合です。学力不足だけでなく、問題の飛ばし方や解く順番が決まっていないことがあります。
問題用紙のどこで予定時間を超えたかを確認し、「何分考えたら飛ばすか」「最後に戻る問題にどんな印を付けるか」を決めると、次回の得点が変わることがあります。
合不合判定テストは幅広い学校に対応するため、出題は総合的です。志望校が記述中心、算数1科目の難度が高い、選択問題中心などの特徴を持つ場合、模試の偏差値と過去問の得点が一致しないことがあります。
合不合の失点が志望校でも必要な力なのかを確認してから、復習量を決めることが重要です。模試の難問を全部解けるようにするより、志望校で合否を分ける典型問題や解答形式を優先すべき場合があります。
合不合判定テストは問題数が多く、4科すべてを全問解き直すと、通常授業や過去問の復習が回らなくなりやすいテストです。正答率と志望校に必要な力を組み合わせて、直す問題を絞りましょう。
| 問題の目安 | 優先度 | 確認すること |
|---|---|---|
| 正答率70%以上を間違えた | 最優先 | 知識不足、読み落とし、計算ミス、転記ミスを分ける |
| 正答率30~70%を間違えた | 選んで復習 | 現在の偏差値帯、得意単元、志望校の頻出分野と照らす |
| 正答率30%未満を間違えた | 後回しも可 | 難関校志望や志望校頻出でなければ、基本問題を優先する |
| 正解したが根拠が曖昧 | 要確認 | 勘、消去法だけ、途中式不足なら類題で再現性を確かめる |
| 時間切れで未着手 | 学力と別に分析 | 解く順番、飛ばす基準、各大問の目標時間を見直す |
この数値は一律の基準ではありません。偏差値50を目指す場合と60以上を目指す場合では、正答すべき問題の範囲が異なります。
また、同じ正答率でも、志望校の頻出単元であれば優先度は上がります。「正答率が高い順」だけでなく、「志望校で使う順」に並べ替えることが、秋以降の復習では欠かせません。
結果が悪いと、すぐに新しい問題集を増やしたくなるかもしれません。しかし、最初に必要なのは教材追加ではなく、今回の答案から次の1週間の学習を決めることです。
本人の記憶が残っているうちに、どこで困ったかを言葉にしておくことがポイントです。数日たってから聞くと、「何となくできなかった」で終わりやすくなります。
「算数を復習する」ではなく、「速さのダイヤグラムを自分で書く」「国語の選択肢で本文根拠に線を引く」まで具体化してください。
次回までの目標は偏差値だけにしないことが大切です。「正答率70%以上の問題の失点を3問以内にする」「算数は40分時点で最終大問まで目を通す」など、答案上の行動目標を設定します。
点数が上がる前に、解く順番、途中式、根拠の残し方が変わっているかを見てください。行動が変わらなければ、同じ種類の失点を繰り返す可能性があります。
算数は、難問を解けなかったことより、計算・小問・各大問の前半で失点していないかが重要です。大問番号ではなく正答率を見て、取るべき問題を落とした原因を先に直すようにしましょう。
途中式が少ない、図に条件を書き込んでいない、1問に長く止まる場合は、単元復習と同時にテストの受け方を練習します。解き直しでは、正解だけでなく「最初に何を書いたか」を確認してください。
国語で偏差値が下がったとき、読解力が急に落ちたとは限りません。漢字・語句の失点、文章を読む順番、記述に時間をかけすぎたことが影響している場合があります。
選択肢は本文のどこを根拠に選んだか、記述は必要な要素を何個拾えたかを確認します。解答を写すだけでは、次の文章で同じ判断ができるようになりません。
理科は「理科が苦手」とまとめず、知識を忘れたのか、計算手順が曖昧なのか、実験条件を読み取れなかったのかを分けます。
知識問題は短時間で反復し、計算問題は式の意味を説明し、実験問題は条件と変化を表や図に整理すると、復習内容が明確になります。
社会は、用語を知っていても、地図・統計・年表・史料から答えを選べないことがあります。間違えた問題の答えだけを覚えるのではなく、周辺知識とのつながりを確認してください。
地理は場所と産業、歴史は出来事の前後、公民は制度の目的まで説明できるかを見ると、聞かれ方が変わっても対応しやすくなります。
早稲アカ生は、通常授業の宿題に加え、時期によってNN志望校別コース、学校別模試、過去問演習が重なります。結果が悪いからといって合不合判定テストの全問直しを追加すると、どの学習も中途半端になりかねません。
合不合の復習は「次の模試でも入試でも必要な問題」に絞り、NNや過去問で見つかった課題と重なるものを優先してください。
たとえば、合不合でも過去問でも速さを落としているなら、優先して戻ります。合不合の難問だけを落とし、志望校では出にくい形式なら、通常授業や過去問の復習を優先する判断も必要です。
四谷大塚生は、予習シリーズ、週テスト、組分けテストの記録と合不合の答案を並べると、課題の発生時期を追いやすくなります。
週テストでは取れていたのに合不合で落としたなら定着不足、週テストから継続して落としているなら理解不足の可能性があります。
直近の単元だけでなく、5年生以前に習った比・割合・速さ・図形や、理社の既習範囲が取り出せるかも確認してください。復習教材を増やす前に、予習シリーズのどの回まで戻るかを決める方が効果的です。
合不合判定テストの結果が悪いと、「第一志望を下げるべきか」と考える保護者の方は少なくありません。ただし、1回の偏差値や合格可能性だけでは、志望校変更の判断材料として不十分です。
| 判断軸 | 確認する内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 複数回の推移 | 2~3回の偏差値、科目別の上下、志望者内での位置 | 1回だけの急落は、体調や時間配分の影響も確認する |
| 取るべき問題の失点 | 正答率の高い問題、志望校志望者が取っている問題 | 難問の未正解より、基本問題の取りこぼしを重く見る |
| 志望校過去問 | 合格最低点との差、科目ごとの不足点、出題形式への適応 | 初回得点だけでなく、直し後に同類問題へ対応できるかを見る |
前半の合不合判定テストは、入試までに補強する範囲を見つける意味が大きい時期です。低い判定が出ても、夏までに直せる基本単元やテストの受け方が原因なら、すぐに志望校を変える必要はありません。
9月の結果が悪いと、夏期講習や合宿の努力が無駄だったように感じるかもしれません。しかし、演習量が増えた一方で、知識や解法の整理が追いつかず、一時的に得点へ結び付かないこともあります。
9月・10月は、合不合の失点と過去問の不足点が同じかを確認してください。同じなら優先課題です。異なるなら、模試対策と志望校対策の時間配分を見直します。
後半は、複数回の結果、過去問得点、学校別模試、本人の学習状況を合わせて判断します。第一志望を残す場合も、入試日程や合格可能性を考えて併願校を準備する必要があります。
「第一志望を諦めるか」だけでなく、「どの学校で合格を確保しながら挑戦するか」まで含めて考えることが、現実的な志望校判断です。
お子さん自身も、合不合判定テストの結果に落ち込んでいることがあります。そこで「これだけ勉強したのに」「この偏差値では無理」と言われると、テスト直しから離れてしまいやすくなります。
最初の会話は、評価より事実確認にすることが大切です。
「もっと頑張る」という抽象的な目標ではなく、「算数の大問2を落とさない」「理科の知識問題を毎日10分確認する」など、本人が実行できる行動に変えます。
努力しているのに成績が上がらない場合は、勉強量が足りないと決めつけないでください。宿題をこなすことが中心になり、間違いの原因を直す時間が取れていない可能性があります。
合不合判定テストの結果を立て直すには、答案だけでなく、普段の宿題、解き直しノート、組分けテスト、過去問を並べて見る必要があります。同じ失点でも、理解不足、定着不足、時間不足では、戻る教材も学習量も異なるからです。
SS-1の合格体験談でも、早稲アカ生が速い授業進度の中で基本単元を取り直した例や、四谷大塚生が図形・理科の弱点補強と過去問演習をつなげた例があります。結果は一人ひとり異なりますが、模試の数字だけを追わず、答案から必要な学習を絞った点は共通しています。
まずご家庭で苦手単元を整理したい場合は、苦手単元の重要ポイントをまとめた資料をご活用ください。
一方で、「正答率の高い問題を落としている原因が分からない」「合不合と過去問の結果が大きく違う」「早稲アカや四谷大塚の宿題とテスト直しが回らない」という場合は、答案やノートを第三者と一緒に確認した方が、優先順位を決めやすくなります。
SS-1では、現在の答案、問題用紙、宿題ノート、志望校の過去問をもとに、次回の合不合判定テストまでに直すことと、志望校対策として残すことを整理しています。必要なときは、答案やノートをもとに相談できる無料学習カウンセリングをご利用ください。

この相談に答えた講師
中学受験 個別指導のSS-1 編集部
中学受験 個別指導のSS-1 編集部です。本コーナーは中学受験を目指すご家庭から実際にご相談いただいた内容をもとに、中学受験専門のプロ講師による学習アドバイスを発信しています。
早稲アカが合わない子の特徴を、性格だけでなく授業理解・宿題・答案・生活リズムから整理。続ける、校舎や学習法を見直す、転塾する際の判断基準と、転塾前の2週間の確認方法が分かります。
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