- 四谷大塚は校舎によって合否に差がでる?転塾を考える前に知っておきたいこと
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四谷大塚にお通いの保護者様より「実績が出ている校舎に移った方が良いのでしょうか?」というご相談をいただきました。中学受験プロ講師のアドバイスをご紹介。
授業の事で悩んでいる
四谷大塚生の成績の上げ方-予習シリーズと週テストを最大限活用する勉強法とは?

四谷大塚で成績が伸び悩んでいる方へ
個別指導のSS-1による「四谷大塚生の成績の上げ方」をご覧いただきありがとうございます。
四谷大塚に通いながらも、「予習シリーズの学習が予定どおりに進まない」「週テストでは点数が取れるのに、組分けテストになると成績が下がる」「宿題や復習に追われ、苦手単元を解き直す時間が取れない」とお悩みのご家庭は少なくありません。学年が上がると学習内容の難度や量が増え、合不合判定テストや志望校対策も加わるため、何を優先して取り組むべきか分からなくなるケースもあります。実際にSS-1には、四谷大塚生の成績アップやクラスアップ、志望校対策に関するご相談が多く寄せられています。
本記事では、四谷大塚の授業やカリキュラム、教材、テストの特徴を踏まえながら、成績を上げるためのポイントや、つまずきやすい原因とその解決方法を分かりやすく解説します。「予習シリーズ」を中心とした学習サイクルに合わせて、予習・授業・復習・テスト直しの進め方を整理することで、効率よく成績アップ・クラスアップを目指すことができます。ぜひ最後までご覧ください。
「予習シリーズ」とテストで学力を積み上げる「四谷大塚」
四谷大塚は、オリジナル教材「予習シリーズ」を中心に、予習・授業・テスト・復習を繰り返しながら学力を伸ばしていく進学塾です。1週間単位で学習範囲が設定されているため、学習の目標を立てやすく、毎週の積み重ねによって中学受験に必要な知識や思考力を身につけられる点が大きな特長です。
また、毎週の学習成果を確認する「週テスト」、定期的にコースや組を決める「組分けテスト」、6年生を対象とした「合不合判定テスト」など、テストを軸とした学習システムが整っています。短い間隔で理解度を確認し、間違えた問題を解き直すことで、知識の抜けを早い段階で補える仕組みです。
一方で、毎週新しい単元を学びながら、週テストの準備や組分けテストに向けた復習も進める必要があります。四谷大塚で成果を出すためには、「予習シリーズ」の問題をすべてこなそうとするのではなく、お子さんの学力や目標に合わせて取り組む問題の優先順位を整理し、テスト後の解き直しまで学習サイクルに組み込むことが重要です。
四谷大塚と授業の特徴
四谷大塚の学習システムは、オリジナル教材の『予習シリーズ』と、毎週実施される「週テスト」を軸に、1週間単位で学習を積み重ねていく点に特徴があります。
ただし、四谷大塚には、直営校舎に通う方法だけでなく、通信教育の「進学くらぶ」や、四谷大塚の教材・テストを導入しているYTnet提携塾など、複数の受講形態があります。使用する教材や宿題の量、授業の進め方、家庭学習へのフォロー体制は、通っている校舎や提携塾によって異なります。まずは、所属している教室で「どの教材が必修なのか」「週テストや組分けテストをどのように活用しているのか」を確認することが大切です。
1週間単位で学習内容を定着させるカリキュラム
四谷大塚では、基本的に次のような流れで学習を進めます。
『予習シリーズ』で授業内容を確認する
↓
授業や「予習ナビ」で単元の考え方を理解する
↓
家庭で復習し、問題演習に取り組む
↓
週末の「週テスト」で理解度を確認する
↓
間違えた問題を解き直し、次の単元へ進む
「週テスト」は、その週に学習した内容を中心に出題されるため、どの単元が理解できていて、どこに弱点が残っているのかを短い間隔で確認できます。四谷大塚の直営校舎やYTnet、進学くらぶで学ぶ4・5年生は、原則として5週に一度「公開組分けテスト」を受験し、それまでに学習した範囲を復習するとともに、その後の週テストのコースなどを決定します。
6年生も前期には公開組分けテストを受験しますが、実施は前期までとなり、その後は合不合判定テストや学校別判定テストなどが中心になります。
なお、一部のYTnet提携塾・NET加盟塾・準拠塾では、公開組分けテストではなく、基礎から標準レベルの定着度を確認する「月例テスト」を実施している場合があります。受験するテストやクラス分けへの反映方法は所属先によって異なるため、通塾先の制度を確認しておきましょう。
復習が遅れると、1週間の学習サイクルが崩れやすい
四谷大塚で成績が伸び悩むお子さんに多いのが、授業後の復習に時間がかかり、週テストまでに学習が完了しないケースです。
授業で理解できなかった問題が多い
↓
復習や宿題に時間がかかる
↓
週テスト対策が十分にできない
↓
テストの解き直しが終わらないまま次の単元が始まる
↓
未理解の単元が少しずつ積み重なる
この状態になると、「宿題は長時間やっているのに、週テストや組分けテストの点数が上がらない」という状況に陥りやすくなります。
大切なのは、すべての問題を完璧に終わらせることではありません。まずは授業で扱った基本事項と、週テストで得点すべき問題を優先し、その週の重要内容をその週のうちに理解することが必要です。
保護者は「教える役」よりも「学習を整理する役」を担う
旧来の四谷大塚対策では、「保護者が『予習シリーズ』を教えなければならない」と言われることもありました。しかし、必ずしも保護者がすべての問題を解説する必要はありません。
保護者の方に求められるのは、主に次のような学習管理です。
- 今週の学習範囲を確認する
- 宿題の優先順位を整理する
- 週テストまでの予定を組み立てる
- 解き直しが終わっているかを確認する
- 教材や宿題の量が本人に合っているかを見直す
四谷大塚には、「予習ナビ」や、週テストの間違いを映像解説と類似問題で復習する「復習ナビ」などの学習コンテンツもあります。ただし、映像を見るだけでは問題を解けるようにならないため、視聴後に自分の手で問題を解き直すことが重要です。
保護者が教えようとして親子関係が悪化したり、家庭だけでは学習状況を整理できなかったりする場合は、無理に家庭内で解決しようとせず、塾の先生や中学受験に詳しい第三者に相談することも選択肢の一つです。
四谷大塚の教材・宿題の効果的な使い方
四谷大塚では、メイン教材の『予習シリーズ』に加え、計算・漢字・演習用・発展用など、目的の異なる複数の副教材を使用します。
2026年度の5年生教材では、『予習シリーズ』を中心に、必修副教材として『予習シリーズ 計算』『予習シリーズ 漢字とことば』『予習シリーズ 演習問題集』が用意されています。選択副教材には、算数の基礎固めを目的とした『基礎トレーニング』、最難関校対策用の『最難関問題集』、過年度の週テストを収録した『週テスト問題集』などがあります。
6年生になると、総復習教材の『四科のまとめ』や、難関校向けの『算数難問題集』、テスト形式の『総合問題集』なども加わります。教材の選択肢が多いからこそ、「持っている教材をすべて解く」のではなく、現在の学力と志望校に合わせて使用する教材を絞ることが重要です。
まずは『予習シリーズ』と必修教材を優先する
家庭学習では、最初から発展問題に取り組むのではなく、次の順番で学習を進めましょう。
- 『予習シリーズ』で授業内容を理解する
- 授業で扱った例題や基本問題を解き直す
- 『演習問題集』で理解度を確認する
- 間違えた問題を解き直す
- 余力があれば発展問題に取り組む
『予習シリーズ』は、基本事項から高度な内容まで段階的に学べるように構成されています。そのため、解説を読むだけで終わらせず、例題や類題を自分の手で解き、「なぜその解き方になるのか」を説明できる状態にすることが大切です。
『演習問題集』は全問消化よりも、定着を優先する
『演習問題集』は、『予習シリーズ』の学習内容に沿って、基礎から応用まで幅広い問題が掲載されている教材です。授業内容の定着や、週テスト対策に活用しやすい一方で、問題数が多いため、すべてを同じように解こうとすると復習が間に合わなくなることがあります。
次のように優先順位をつけるとよいでしょう。
- 授業で指定された問題
- 授業中に間違えた問題
- 例題と同じ考え方を使う基本問題
- 週テストで得点につながりやすい標準問題
- 本人の苦手単元に関する問題
- 余力がある場合のみ応用・発展問題
一度正解した問題を何度も解くよりも、「解説を見ればわかるが、自力では解けない問題」を優先して解き直す方が、効率よく成績を伸ばせます。
また、週テストで高得点を取るために解法や答えだけを暗記してしまうと、組分けテストや模試、入試問題では対応できません。数字や条件が変わっても同じ考え方を使えるかを確認しましょう。
『計算』『漢字とことば』は毎日少量ずつ進める
『予習シリーズ 計算』は、計算と基本的な一行問題を繰り返し練習する教材です。『漢字とことば』は、漢字だけでなく、語句やことばに関する知識も身につける必修教材です。どちらも、週末にまとめて取り組むより、毎日少量ずつ継続した方が定着しやすくなります。
間違えた問題には印をつけ、週テスト前に印のある問題だけを確認します。ただ書き写すのではなく、翌日や数日後に何も見ずに解けるかを確認することがポイントです。
『四科のまとめ』は弱点単元を絞って繰り返す
『四科のまとめ』は、入試までに押さえておきたい重要事項をまとめた総復習教材です。公式には小学5年生の3月から6年生の1月まで使用する教材とされており、計画的に繰り返すことで、入試に必要な基礎学力を定着させる構成になっています。
ただし、すでに十分理解できている単元まで、最初からすべて解き直す必要はありません。
- 組分けテストや模試で正答率が低かった単元
- 以前に学習したものの忘れている単元
- 志望校で頻出する単元
- 知識が曖昧な理科・社会の分野
このような単元を優先し、1周目で間違えた問題だけを2周目、3周目と繰り返すと、限られた時間を有効に使えます。
教材を増やす前に、解き直しの時間を確保する
四谷大塚の教材は種類が豊富で、基礎固めから最難関校対策まで幅広く対応できます。しかし、教材を増やしただけでは成績は上がりません。
成績を上げるためには、次の3点を確認することが重要です。
- 今の学力に合った教材を選んでいるか
- 週テストまでに無理なく終えられる量になっているか
- 間違えた問題を解き直す時間が確保されているか
宿題が終わらない場合は、学習時間を増やすことだけを考えるのではなく、「どの問題を優先し、どの問題をいったん外すか」を見直しましょう。
四谷大塚で成績を伸ばすために最も重要なのは、教材をたくさんこなすことではありません。『予習シリーズ』を中心に、授業・復習・週テスト・解き直しのサイクルを崩さず、必要な問題を確実に自力で解ける状態にしていくことです。
四谷大塚の科目別対策について
四谷大塚では、『予習シリーズ』を中心に、算数の『予習シリーズ 計算』、国語の『予習シリーズ 漢字とことば』、各科目の『予習シリーズ 演習問題集』などを組み合わせて学習を進めます。『予習シリーズ』は1週間単位で学習範囲が区切られ、5週に一度の「総合」の回で、前4週分を復習する構成です。
教材には基礎から応用まで幅広い問題が含まれているため、成績を上げるうえで大切なのは、すべての問題を一律にこなすことではありません。
お子さんの理解度や志望校に合わせて、
- 必ず定着させたい基礎知識
- 週テストや公開組分けテストで得点するための標準問題
- 志望校対策として必要な応用問題
を分け、優先順位をつけて取り組むことが重要です。
ここでは、四谷大塚生や『予習シリーズ』を使用する準拠塾生が、各科目の成績を上げるためのポイントを解説します。
四谷大塚の国語対策
四谷大塚の国語は読解と知識を並行して学ぶ
四谷大塚の国語では、物語文・説明文・論説文・随筆文などを扱いながら、心情、主題、要旨、主張と根拠、抽象と具体、因果関係といった読解の視点を段階的に学びます。
同時に、『予習シリーズ 漢字とことば』を使って、漢字、慣用句、ことわざ、熟語、文法などの知識も身につけていきます。2026年度の学習予定表でも、5年生では文章の種類ごとに読解方法を学び、6年生では複数の読解技術を組み合わせた実戦的な学習へ進む構成になっています。
国語が伸び悩んでいるお子さんは、文章を読んだ量だけを増やすのではなく、「どのような手順で答えを作るか」を身につけることが大切です。
読解問題は「根拠を探して答えを作る」練習をする
国語の答えは、感覚だけで決めるものではありません。本文中の表現と設問の条件を照らし合わせ、根拠をもとに答えを作ります。
問題を解き直すときは、次の点を確認しましょう。
- 設問が何を聞いているか
- 答えの根拠が本文のどこにあるか
- 必要な要素をいくつ盛り込むべきか
- 自分の解答に足りなかった言葉は何か
選択問題では、正解の選択肢だけでなく、ほかの選択肢がなぜ誤りなのかまで説明できるようにします。
記述問題では、模範解答をそのまま写すだけで終わらせず、「自分の解答に不足していた要素」を確認してください。根拠となる箇所に線を引き、必要な言葉を組み合わせてもう一度書き直すことで、答案を作る力が身につきます。
国語が苦手な場合は前学年の教材を部分的に活用する
現在の『予習シリーズ』が難しく、文章を読んでもほとんど正解できない場合は、前学年の教材に戻る方法もあります。
ただし、前学年の『予習シリーズ』を最初からすべて解き直す必要はありません。
例えば、
- 物語文では心情問題だけを復習する
- 説明文では段落の役割や要旨の問題を選ぶ
- 記述が苦手なら短い記述問題から始める
というように、つまずいている部分に絞って取り組みます。
目安として、本文の内容をおおむね理解でき、設問の半分以上には自力で答えられる程度の文章から始めるとよいでしょう。難しすぎる文章を解き続けるよりも、根拠を確認しながら正解できる問題を積み重ねるほうが、読解方法を身につけやすくなります。
『漢字とことば』は短時間でも毎日続ける
漢字や語句の知識は、短期間にまとめて覚えるよりも、毎日少しずつ反復するほうが定着しやすくなります。
『予習シリーズ 漢字とことば』は、漢字と語句の知識を積み重ねるための必修教材として位置づけられています。
学習するときは、答えを覚えるだけではなく、
- その言葉を使って短い文を作る
- 似た意味の言葉や反対の意味の言葉を確認する
- 読解文章の中でどのように使われていたかを振り返る
といった方法を取り入れましょう。
語彙が増えると、本文の理解だけでなく、選択肢の細かな違いを判断する力や、記述答案を正確に表現する力も高まります。
志望校の出題形式に合わせて学習の比重を変える
国語の出題形式は学校によって大きく異なります。
選択問題や抜き出し問題が中心の学校もあれば、長い記述を複数出題する学校、漢字や語句の配点が高い学校もあります。「中堅校だから記述は不要」「難関校だから長い記述だけ練習すればよい」と一律に判断することはできません。
6年生後期の『予習シリーズ』では、選択肢問題、短い記述、長い記述、抜き出し・空欄補充など、入試を意識した形式別の学習が行われます。
過去問を確認し、志望校で重視される形式に合わせて、
- 知識問題の正答率
- 選択問題の処理速度
- 記述問題の文字数と必要要素
- 文章量と試験時間のバランス
を調整しましょう。
特に記述問題は、採点基準を意識した添削が重要です。書いた答案について「何が書けていて、何が不足しているのか」を具体的に確認できる環境を整えることが、得点の安定につながります。
四谷大塚の算数対策
算数は基礎から応用まで問題の幅が広い
四谷大塚の算数では、『予習シリーズ』に加えて、『予習シリーズ 計算』『予習シリーズ 演習問題集』などを使用します。
『予習シリーズ 計算』は、計算練習と基本的な一行問題を繰り返し、正確さとスピードを身につけるための教材です。『演習問題集』には基礎から応用まで幅広い問題が掲載されています。
そのため、算数の成績を上げるには、教材をどこまで進めたかではなく、「現在のお子さんに必要な問題を、解き方が定着するまで反復できたか」が重要です。
『予習シリーズ 計算』で計算力と一行問題を定着させる
算数の土台となるのが、計算力と基本的な一行問題です。
難しい問題の考え方を理解していても、途中の計算や単位換算を間違えれば得点にはなりません。『予習シリーズ 計算』には、短時間で継続できる計算問題と基本問題が収録されているため、できる限り毎日の学習に組み込みましょう。
ただし、丸つけをして終わるだけでは十分ではありません。間違えた問題は、
- 計算方法を理解していなかった
- 途中式を省略した
- 数字を写し間違えた
- 単位を確認しなかった
- 急ぎすぎた
など、原因を分類します。
同じ種類のミスが続いている場合は、問題数を増やすよりも、途中式の書き方や見直し方を修正する必要があります。
基礎問題を解けるようにしてから応用問題へ進む
算数が苦手なお子さんほど、応用問題に時間をかけすぎているケースがあります。
まずは、その週に学んだ単元について、
- 例題の解き方を理解する
- 基本問題を自力で解く
- 数値や条件が変わった類題を解く
- 標準問題を時間内に解く
という順番で進めましょう。
5年生向けには、最低限身につけたい基本手法を類題で反復する『基礎トレーニング』も用意されています。基礎問題の解法が安定しない場合は、難しい問題を増やすよりも、このような教材を使って基本手法を反復するほうが効果的です。
一度正解しただけでは、解法が定着したとは限りません。数日後に解き直し、問題を見たときに自分で方針を立てられるかを確認してください。
『予習シリーズ』から取り組む問題を選ぶ
『予習シリーズ』や『演習問題集』には、さまざまな難度の問題があります。すべてを均等に解こうとすると、難問に時間を取られ、基本問題の反復が不足しやすくなります。
家庭学習では、問題を次のように分けるとよいでしょう。
- 必ず自力で解けるようにする問題
- 授業で解き方を理解すればよい問題
- 現在は優先しない問題
週テストや公開組分けテストで基本・標準問題を落としている場合は、応用問題を増やす前に、授業例題や基本問題の解き直しを優先します。
一方、基本問題の正答率が高く、上位コースや難関校を目指している場合は、標準問題を短時間で処理する練習と、複数の単元を組み合わせた応用問題に取り組みましょう。
テスト直しは「解説を理解する」だけで終わらせない
算数のテスト直しでは、解説を読んで納得しただけでは、次のテストで同じ問題を解けるとは限りません。
次の3段階で確認しましょう。
- 解説を読んで考え方を理解する
- 解説を閉じて、自分の言葉で解き方を説明する
- 数日後に、時間を計ってもう一度解く
また、間違いを単元別・原因別に整理することも大切です。
「速さが苦手」と考えていても、実際には線分図が書けないのか、比に直せないのか、計算が遅いのかによって対策は異なります。間違えた原因を細かく確認することで、必要な学習が明確になります。
難関校対策は志望校に必要な問題へ絞る
2026年度の6年生後期の『予習シリーズ』と『演習問題集』には、「難関校対策」と「有名校対策」が用意され、合不合判定テストの偏差値を一つの目安として教材が分けられています。
また、算数には『最難関問題集』や『算数難問題集』などの選択教材もあります。
ただし、難関校を目指すからといって、難しい教材をすべて追加する必要はありません。
志望校の過去問を分析し、
- 頻出する単元
- 問題の難度
- 途中式や考え方の記述が必要か
- 問題数と制限時間
- 合格者が得点すべき問題
を確認したうえで、必要な教材と問題を選びましょう。
難問を解くこと自体が目的になると、合格に必要な標準問題の完成度が下がることがあります。難関校対策でも、まずは取るべき問題を確実に得点する力を整えることが大切です。
四谷大塚の理科対策
理科は各分野を繰り返しながら理解を深める
四谷大塚の理科では、生物・地学・物理・化学の各分野を幅広く学習します。
2026年度のカリキュラムでは、5年生で季節と生物、気象、水溶液、運動、天体、気体、人体、電流などを学び、6年生前期には植物、天体、電気、水溶液、光・音、燃焼、地層、力学、気象などを改めて扱います。6年生後期は、分野別の入試演習へ進みます。
一度習った時点ですべてを完璧にするのではなく、学年が上がるにつれて知識を整理し、計算や実験問題へつなげていくことが大切です。
太字を暗記する前に現象の仕組みを理解する
『予習シリーズ』の理科は、写真・図・表などが豊富で、内容を視覚的に理解しやすい教材です。一方で、掲載されている情報量が多いため、語句だけを丸暗記しようとすると、知識同士のつながりが見えにくくなることがあります。
復習するときは、最初から太字だけを覚えるのではなく、
- どのような現象が起きているか
- なぜその結果になるのか
- 条件が変わると結果はどう変わるか
- 図や実験から何を読み取れるか
を確認しましょう。
例えば、植物のはたらきであれば名称だけを覚えるのではなく、水や養分がどこを通り、どのような条件で変化するのかまで説明できるようにします。
「なぜそうなるのか」を自分の言葉で説明できる知識は、実験考察や記述問題でも使える知識になります。
1週間の中で複数回復習する
理科は、授業の直後には理解できていても、次の週には忘れてしまいやすい科目です。
次のように復習を分けると、知識を定着させやすくなります。
- 授業当日または翌日:テキストとノートを読み直す
- 週テスト前:重要語句と基本問題を確認する
- テスト返却後:間違えた問題と関連事項を復習する
一度に長時間勉強するよりも、短い復習を複数回行うほうが効果的です。
また、正解した問題でも、勘で選んだ問題や説明できない問題には印をつけてください。「正解したか」だけでなく、「根拠を説明できるか」を基準に理解度を判断しましょう。
計算・グラフ・実験問題を後回しにしない
理科で点数が安定しないお子さんの中には、知識問題は解けても、計算や実験問題になると手が止まってしまうケースがあります。
特に、
- 水溶液の濃度
- てこ、滑車、浮力、圧力
- 電流と抵抗
- 天体の動き
- 気象や地層の資料
- 実験結果をまとめた表やグラフ
は、知識を覚えるだけでは得点しにくい分野です。
計算問題では、公式だけを暗記するのではなく、図を書き、単位をそろえ、何を求めているのかを整理します。
実験問題では、「変えた条件」「そろえた条件」「観察された結果」を区別して読み取る練習をしましょう。
教材の情報に優先順位をつける
理科の学習では、内容を次の3段階に分けると効率的です。
- 必ず覚える基本語句と基本原理
- 週テストや公開組分けテストで必要な標準知識
- 難関校対策として必要な発展事項
まずは基本語句と代表的な実験を定着させ、その後に計算や応用問題へ進みます。
6年生では、入試に必要な重要事項をまとめた『四科のまとめ』も使用できます。公式サイトでは、小学5年生3月から6年生1月までを使用時期の目安としています。
ただし、『四科のまとめ』を一度解いただけで終わらせるのではなく、間違えた単元に印をつけ、期間を空けて繰り返すことが重要です。
テストは苦手分野を見つけるために活用する
四谷大塚の週テストは、1週間の学習範囲から出題され、5週に一度の「総合」の回では前4週分を復習します。月例テストも、前4週で学習した基礎から標準レベルの理解度・定着度を確認するテストです。
在籍する校舎や準拠塾によって受験するテストは異なりますが、どのテストも点数だけを見るのではなく、
- 知識を忘れていた
- 問題文や図を正しく読めなかった
- 計算方法が定着していなかった
- 時間が足りなかった
という原因まで確認しましょう。
テストに出なかった範囲も、総合回や長期休みに見直すことで、単元ごとの理解のムラを防ぐことができます。
四谷大塚の社会対策
5年生で地理と歴史、6年生で公民・総合演習へ進む
2026年度の『予習シリーズ』では、5年生前期に産業、貿易、各地方、地形図、統計資料などの地理分野を学び、5年生後期に旧石器・縄文時代から昭和時代までの歴史を学習します。
6年生前期には現代史、日本国憲法、国会、内閣、裁判所、地方政治、財政、外交などを扱い、後期には地理・歴史・政治を横断した入試演習へ進みます。
学習範囲が広いため、習った週だけ覚えて終わるのではなく、以前の単元を継続的に復習することが必要です。
社会を「用語の丸暗記」で終わらせない
社会は暗記の比重が高い科目ですが、用語だけを覚えても、資料問題や記述問題には十分対応できません。
地理では、
- なぜその地域でその産業が発達したのか
- 地形や気候が暮らしにどう影響しているか
- 地図と統計資料から何が読み取れるか
を考えます。
歴史では、
- 出来事の原因と結果
- 同じ時代に起きた政治・文化・外交のつながり
- 時代が変化したきっかけ
を整理します。
公民では、制度名だけでなく、「誰が、何のために、どのような仕組みで行うのか」を説明できるようにしましょう。
テキスト・地図・年表・問題演習を組み合わせる
社会の復習は、次の順番で行うと効果的です。
- 『予習シリーズ』の本文と図版を読む
- 地図や年表で場所と時代を確認する
- 『演習問題集』で知識を使う
- 間違えた内容をテキストに戻って確認する
- 何も見ずに口頭で説明する
社会では、『考える社会科地図』を参照しながら学習することが、2026年度の学習予定表にも示されています。
地名や産業を文字だけで覚えるのではなく、必ず地図上の位置と結びつけてください。歴史も、人物名や年号だけでなく、年表上の前後関係を確認しましょう。
社会の学習時間は短時間でも毎日確保する
算数や国語に時間を取られ、社会が後回しになるお子さんは少なくありません。
まとまった時間が取れない場合は、
- 朝に漢字と社会の用語を確認する
- 移動時間に地図や年表を見る
- 夕食後に10分だけ一問一答を行う
- 週末に演習問題をまとめて解く
というように、知識の確認と問題演習を分けましょう。
毎日10分から15分でも社会に触れる時間を作ることで、週末に一から覚え直す負担を減らせます。
好きな分野だけでなく苦手分野を見える化する
社会では、歴史は好きでも地理が苦手、地理は得意でも公民になると点数が下がるなど、分野による差が出やすくなります。
テスト結果は「社会」という一つの点数だけで見ず、
- 地理
- 歴史
- 公民
- 時事問題
- 地図・統計資料
- 記述問題
に分けて正答率を確認しましょう。
苦手分野は、ただ「勉強しなさい」と伝えるのではなく、教材を工夫します。
地理であれば白地図や統計資料、歴史であれば年表や図版、公民であればニュースや身近な制度と結びつけることで、内容を理解しやすくなります。
時事問題は地理・歴史・公民と関連づける
時事問題は、最近のニュースの名称だけを暗記する学習では不十分です。
例えば、選挙に関するニュースであれば国会や政党、国際情勢であれば地理や貿易、自然災害であれば地形や気象と結びつけて整理します。
四谷大塚の『ニュース最前線』は、国内外の出来事を写真・資料・地図・年表などで解説し、社会だけでなく理科の時事問題にも対応した教材です。
最新版を活用しながら、
- 何が起きたのか
- なぜ注目されているのか
- これまで学んだ単元とどう関係するのか
を確認しましょう。
時事問題だけを入試直前にまとめて暗記するのではなく、日頃からニュースと『予習シリーズ』の学習内容を結びつけておくことが大切です。
科目別対策で共通して意識したいこと
教材を増やす前に現在のつまずきを特定する
四谷大塚の教材は、基礎から難関校対策まで幅広くそろっています。成績が上がらないときに、すぐ別の問題集を追加すると、復習する教材が増え、かえって消化不良になることがあります。
まずは、テスト結果やノートを確認し、
- 授業内容を理解できていない
- 理解したが反復が不足している
- 覚えた知識を問題で使えていない
- 時間内に処理できない
- 現在の教材の難度が合っていない
のどこに原因があるかを整理しましょう。
そのうえで、『予習シリーズ』の例題に戻るのか、『演習問題集』を反復するのか、前学年の内容を補うのか、志望校向けの問題へ進むのかを決めることが重要です。
四谷大塚で成績を上げるためには、教材の量を増やすことよりも、今のお子さんに必要な問題を選び、解ける状態になるまで繰り返すことがポイントです。
四谷大塚のテスト対策について
四谷大塚の学習システムでは、テストは単に順位や偏差値を確認するものではなく、学習内容を定着させるための重要な役割を担っています。
基本となるのは、『予習シリーズ』で1週間分の単元を学び、週末の「週テスト」で理解度を確認するサイクルです。4・5年生と6年生前期には「公開組分けテスト」が実施され、それまでに学習した範囲の定着度を確認するとともに、結果をもとに次の週テストで受験するS・C・B・Aのコースなどが決まります。6年生は前期の公開組分けテスト終了後、合不合判定テストや学校別判定テストなどが中心になります。
なお、現在の四谷大塚では、「公開組分けテスト」と「月例テスト」は別のテストとして実施されています。月例テストは、『予習シリーズ』を学習している生徒を対象に、前4週分の基礎から標準レベルの理解度を確認するテストです。実施状況や日程は、通っている直営校舎・提携塾・受講形態によって異なるため、事前に確認しておきましょう。
週テストは「受ける前」より「受けた後」が重要
週テストは、『予習シリーズ』の1週間分の学習範囲から、現在の学力に合ったコース別の問題が出題されます。毎週の学習範囲が明確なため、授業・家庭学習・テスト・解き直しのサイクルを確立しやすいことが特徴です。
一方で、毎週テストがあるからこそ、宿題を終わらせるだけで精いっぱいになり、理解が不十分なまま次の単元へ進んでしまうお子さんも少なくありません。
週テストで安定して得点するためには、テスト前に問題を大量に解くことよりも、授業で扱った内容を「自分で再現できる状態」にしておくことが重要です。
週テストまでに確認したいこと
週テスト前には、次の順番で学習内容を確認しましょう。
- 授業で理解できなかった問題を解決する
授業ノートや『予習シリーズ』を見直し、解説を読んでも分からない問題を残さないようにします。すべての問題を完璧にする必要はありませんが、基本例題や授業で重点的に扱った問題は、自力で解ける状態にしておきましょう。 - 宿題の間違いを解き直す
一度間違えた問題を、解説を見ずにもう一度解きます。「解説を読めば分かる」という状態と、「テストで自力で解ける」という状態は異なります。 - 暗記内容を短時間で確認する
漢字・語句、理科や社会の重要事項は、テスト直前にまとめて覚えるのではなく、毎日少しずつ確認します。覚えた内容を口頭で説明したり、何も見ずに書き出したりすることで、定着度を確認できます。
成績資料を使って解き直しの優先順位を決める
四谷大塚では、テスト後に得点・偏差値・順位だけでなく、設問ごとの正答率や学習診断資料を確認できます。正答率を利用すると、どの問題から復習すべきかを判断しやすくなります。
正答率の高い問題から復習する
まず優先したいのは、多くの受験生が正解しているにもかかわらず間違えた問題です。
特に、正答率70%以上の問題を落としている場合は、基本事項の理解不足、計算ミス、問題文の読み落としなどが考えられます。クラスアップを目指す場合も、最初から難問を増やすのではなく、正答率の高い問題を確実に得点することが先決です。
正答率30~70%程度の問題は、現在のコースで差がつきやすい問題です。基本問題が安定してから、解き方を整理して解き直しましょう。
正答率30%以下の問題については、現在の学力や志望校によって優先順位が異なります。難問に長時間をかけることで、基本問題の復習ができなくならないよう注意が必要です。
公開組分けテスト・月例テストは毎週の復習を積み上げる
公開組分けテストと月例テストは、いずれも複数週の学習内容が出題範囲となります。
公開組分けテストは、四谷大塚の直営校舎・YTnet・NETで学ぶ生徒などが受験し、学力別のコースを決めるために行われます。一方、月例テストは、基礎から標準レベルを中心に、前4週分の理解度や定着度を確認するテストです。
テスト直前に全範囲を復習しようとしない
複数週分の内容を直前にまとめて復習しようとすると、時間が足りず、どの単元も中途半端になりがちです。
毎週の週テスト後に、
- 基本問題で間違えた問題
- 解き方を説明できなかった問題
- 漢字や知識の覚え直しが必要な部分
- 計算ミスや読み間違いがあった問題
を整理し、その週のうちに解決しておきましょう。
組分けテスト前には、これまでの週テストや宿題の間違いから、優先度の高い問題だけを選んで解き直します。教材を最初からすべてやり直すよりも、お子さんが失点しやすい問題に絞った方が効果的です。
6年生は合不合判定テストを志望校対策につなげる
6年生では、「合不合判定テスト」が志望校選びや併願校の検討における重要な資料となります。
合不合判定テストでは、志望校の合格可能性だけでなく、同じ学校を志望する受験生の中での位置や、今後克服すべき単元・領域を確認できます。2026年度は4月から12月まで計6回の実施が予定されています。
合格判定の数字だけで判断しない
合不合判定テストを受験した後は、合格可能性や偏差値だけを見るのではなく、次の点を確認しましょう。
- 志望校の合格ラインまで何点不足しているか
- どの科目で得点差が生じているか
- 正答率の高い問題を何問落としているか
- 時間不足になった大問はどこか
- 志望校で必要な単元に弱点がないか
1回の判定だけで志望校を変更するのではなく、複数回の成績推移と、過去問での得点状況を合わせて判断することが大切です。四谷大塚も、合不合判定テストについて、継続して受験し、その都度理解不十分な領域を復習することを推奨しています。
四谷大塚生がクラスを上げるポイント
四谷大塚でクラスアップを目指す4・5年生や6年生前期の生徒にとって、公開組分けテストで結果を出すことが重要です。
週テストがS・C・B・Aのコース別問題であるのに対し、公開組分けテストでは共通問題を受験し、その結果をもとに次のコースが決まります。ただし、直営校舎の授業クラスと週テストのコースは必ずしも完全に一致するとは限らず、具体的なクラス編成や基準は校舎・提携塾によって異なります。
クラスアップに必要な点数を具体的にする
「次はもっと頑張る」という目標だけでは、学習内容を決めることができません。
まずは、現在の得点と目標コースの基準との差を確認し、「あと何点必要なのか」を明確にしましょう。必要な点数が分かれば、算数の難問を解くべきなのか、国語の漢字や理科・社会の知識問題を確実に取るべきなのかを判断できます。
すべての科目を同じように勉強しない
クラスアップに必要な点数を取る方法は、お子さんによって異なります。
例えば、算数の応用問題に時間をかけている一方で、理科や社会の基本問題を落としている場合は、知識問題の復習を優先した方が短期間で得点を伸ばせる可能性があります。
反対に、暗記科目では安定して得点できているものの、算数の基本問題で失点している場合は、計算・一行問題・基本例題の精度を上げることが先決です。
科目ごとの偏差値だけでなく、「どの問題を正解できれば目標点に届くのか」を具体的に考えましょう。
基本問題の取りこぼしを減らす
組分けテストで成績が安定しないお子さんの多くは、難問が解けないことよりも、正解できるはずの問題を落としていることに課題があります。
ミスを原因別に分類する
テストの間違いは、次のように分類します。
- 知識や解法を知らなかった
- 習ったが、使い方を理解できていなかった
- 途中まで解けたが、計算を間違えた
- 問題文や条件を読み落とした
- 時間が足りなかった
- 見直しをしたが、誤りに気づけなかった
原因によって、必要な対策は異なります。
知識不足なら覚え直し、理解不足なら授業内容の確認、計算ミスなら途中式や筆算の書き方、時間不足なら大問ごとの時間配分を見直す必要があります。
すべてを「ケアレスミス」で終わらせず、次のテストで同じ失点を防ぐための行動に変えることが大切です。
週テストの復習を組分けテスト対策にする
組分けテスト対策は、テスト前の数日間だけで行うものではありません。毎週の週テストの解き直しが、そのまま組分けテスト対策になります。
間違いを次の週へ持ち越さない
週テスト後は、遅くとも次の授業までに、基本問題と標準問題の解き直しを終えましょう。
ただし、間違えた問題をすべて何度も解く必要はありません。現在のコースや目標に応じて、優先順位を決めることが重要です。
- 正答率が高いのに間違えた問題
- 授業で重点的に扱った問題
- 次の単元でも使う考え方を含む問題
- 過去にも同じ原因で間違えた問題
これらを優先して解き直します。
家庭学習の量ではなく、学習の順番を整える
四谷大塚では、『予習シリーズ』のほかにも演習教材や計算・漢字教材などがあり、すべてに取り組もうとすると家庭学習の負担が大きくなります。
クラスアップを目指す場合も、「教材を全部終わらせること」を目標にしてはいけません。
家庭学習の優先順位
基本的には、次の順番で取り組みます。
- 授業で理解できなかった内容を確認する
- 授業や宿題の基本問題を自力で解けるようにする
- 週テストの間違いを解き直す
- 計算・漢字・知識事項を継続する
- 余力があれば応用問題に取り組む
難しい問題に時間をかけ過ぎて、基本問題や週テストの復習が後回しになると、組分けテストの成績は安定しません。
保護者の方は問題を直接教え続けるよりも、「今週は何を優先するか」「どこまで終わればよいか」を整理し、お子さんが実行できる量に調整する役割を担うことが大切です。
クラスアップを目的にし過ぎない
上位クラスでは、授業の進度や扱う問題の難度が上がることがあります。クラスアップした後に授業についていけず、宿題や復習が回らなくなってしまっては、かえって成績が下がる可能性があります。
クラスアップは、志望校合格に向けた一つの手段です。
現在の学力に合ったコースで基本を定着させる方がよいのか、多少負荷をかけて上位コースを目指すべきなのかは、お子さんの理解度、学習時間、志望校によって異なります。
目先のコースだけでなく、数か月後に必要となる学力を見据えて学習計画を立てましょう。
四谷大塚の志望校対策について
四谷大塚では、『予習シリーズ』を中心としたカリキュラムによって、幅広い学校の入試に対応できる基礎力・応用力を身につけます。
一方で、中学入試は学校によって、頻出単元、問題量、記述量、解答形式、制限時間が大きく異なります。そのため、6年生後半からは通常のカリキュラムに加えて、志望校の出題傾向に合わせた対策が必要です。
6年生前半までは総合力を高める
志望校が決まっていても、早い時期から過去問だけに取り組むのはおすすめできません。
入試問題を解くためには、算数の主要単元、国語の読解方法、理科・社会の基本知識など、中学受験に必要な土台が必要です。
苦手単元を残したまま学校別対策へ進まない
6年生前半までは、公開組分けテストや合不合判定テストの結果を利用しながら、苦手単元を整理します。
特に、次のような状態がある場合は、学校別対策を始める前に補強が必要です。
- 算数の基本的な解法が定着していない
- 国語の記述問題で根拠を見つけられない
- 理科の計算単元に大きな苦手がある
- 社会の地理・歴史・公民の知識に抜けがある
- 時間を計ると得点が大きく下がる
基礎が不十分なまま過去問を解き続けても、解説を読んで終わるだけになり、得点力につながりにくくなります。
6年生後半は学校別対策コースを活用する
四谷大塚では、6年生を対象に、開成・麻布・駒場東邦・聖光学院・栄光学園・桜蔭・女子学院など、主要難関校の学校別対策コースを設置しています。
各学校の入試問題を分析したオリジナル教材を用い、学校ごとの出題傾向に合わせた指導が行われます。コースによって選抜方法は異なり、開成・桜蔭コースでは本番レベルテストによる選抜が行われます。
また、学校別対策コース以外にも、多数の中学校を対象とした「過去問演習コース」が用意されています。志望校と通える校舎、選抜基準、通常授業との両立を確認したうえで、受講するコースを検討しましょう。
学校別コースに在籍するだけでは十分ではない
学校別対策コースでは、志望校に合わせた質の高い問題演習ができますが、授業を受けるだけで合格力が完成するわけではありません。
授業後には、
- 扱った問題を時間内に解き直す
- 答案の書き方を修正する
- 関連する苦手単元へ戻る
- 授業で指摘された課題を次週までに改善する
といった復習が必要です。
学校別教材、通常授業の宿題、過去問をすべて同じように進めるのではなく、志望校で得点につながるものから優先しましょう。
過去問は得点だけでなく失点の原因を分析する
過去問演習では、合格最低点を超えたかどうかだけを確認するのでは不十分です。
過去問演習で記録する項目
過去問を解いた後は、次の項目を記録します。
- 科目ごとの得点
- 合格者平均点や合格最低点との差
- 大問ごとの所要時間
- 時間切れで手を付けられなかった問題
- 知識不足で間違えた問題
- 解法は分かったが処理できなかった問題
- 記述や途中式で減点される可能性がある答案
- 次回までに復習する単元
同じ年度を何度も解いて答えを覚えることよりも、失点の原因を次の学習へ反映させることが重要です。
合不合判定テストと学校別判定テストを使い分ける
合不合判定テストは、幅広い受験生の中での位置や、志望校の合格可能性を確認するために役立ちます。
一方、学校別判定テストは、対象校の出題形式や難度を踏まえた問題で、志望校に対する実戦力を確認するためのテストです。2026年度も、開成・麻布・駒場東邦・武蔵・桜蔭・女子学院などを対象とする学校別判定テストが予定されています。
模試と過去問で結果が異なる場合
合不合判定テストの偏差値が高くても、志望校の過去問で得点できない場合は、学校特有の形式への対応が不足している可能性があります。
反対に、合不合判定テストでは合格可能性が低くても、志望校の頻出分野との相性がよく、過去問で安定して合格点を取れている場合もあります。
模試の結果、学校別判定テスト、過去問の得点を総合して、今後の対策を判断しましょう。
学校別コースがない場合は個別に対策を組み立てる
志望校によっては、通える範囲に学校別コースがなかったり、対象となる講座が設置されていなかったりすることがあります。
その場合は、過去問を分析し、次の項目を整理したうえで学習計画を作ります。
- 頻出単元
- 問題の難度と問題量
- 記述問題の割合
- 途中式や考え方の記載が必要か
- 合格者が得点している大問
- 捨ててもよい難問
- 科目ごとの目標点
- 併願校との出題傾向の共通点
志望校対策では、難しい問題を数多く解くことよりも、入試本番で合格点を取るために必要な問題を見極めることが重要です。
四谷大塚の教材・テスト・学校別講座を活用しながら、お子さんの現在の学力と志望校の出題傾向に合わせて、取り組む内容の優先順位を調整していきましょう。
ここでは、四谷大塚に通われているお子様の成績向上に役立つ情報の一部をご紹介しています。SS-1では、これまでに多くの四谷大塚生の成績アップやクラス昇格をお手伝いし、その結果、志望校合格へと導いてまいりました。
SS-1の資料をご覧いただき、カウンセリングや体験授業を実際にご体験いただければ、その効果を実感していただけます。どちらも無料でご利用いただけますので、ぜひお気軽にお申込みください。
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四谷大塚とSS-1を併用された皆さんの声
2025年合格体験談
- 多摩大学附属聖ヶ丘中学校
遠藤 裕之さん(四谷大塚) - 東京都市大学付属中学校
竹村 康裕さん(四谷大塚) - 日本大学第二中学校
堀江 大輝さん(四谷大塚) - 日本女子大学附属中学校
石崎 有理さん(四谷大塚) - 青山学院中等部
那須 亮介さん(四谷大塚) - 成城学園中学校
吉永 雄一郎さん(四谷大塚) - 鎌倉女学院中学校
服部 かすみさん(四谷大塚) - 淑徳巣鴨中学校
水野 拓郎さん(四谷大塚) - 田園調布学園中等部
越智 美樹さん(四谷大塚)
SS-1の集団塾別対策
- 新学年、お子さんにあった学習をアドバイス塾の成績を上げたい
サピックス生の皆さんへ - 新学年から成績を伸ばすプランをご提案塾の成績を上げたい
浜学園生の皆さんへ - 新学年から得点UPするために塾の成績を上げたい
グノーブル生の皆さんへ
SS-1の学年別対策
- 取捨選択で自分に合った方法を中学受験を目指す
6年生の皆さんへ - 基礎と苦手克服が成功のカギ中学受験を目指す
5年生の皆さんへ - 良い学習習慣を身に付けよう中学受験を目指す
4年生の皆さんへ
お子さんだけの成績の上げ方をお渡しします。
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- 保護者様だけで、相談できる学習カウンセリングは
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