サピックス偏差値40台から中堅校を目指す家庭向けに、宿題の絞り方、科目別の復習、テスト直し、過去問の使い方を解説。SAPIXを続けるか転塾するかの確認点も整理します。

サピックスに通う6年生の息子がいます。ゴールデンウィーク中、GS特訓に行かせるかどうか、今になって悩みだしてしまっています(主に私が、です)。よく話を聞かせてくれる先輩ママたちのなかにも「行かせて良かった」とおっしゃる方と、無言になってしまう方がいらっしゃって......。息子の偏差値は良いときで50を少しこえるくらいなのですが、やはり塾の言う通り行かせたほうが良いものでしょうか。

この度はご相談いただきましてありがとうございます。
サピックス6年生のGS特訓の目的や効果ですが、外部から拝見している限りは、
(1)
難易度の高い(入試に近い)問題を扱うことで、最終的に求められるレベルや、現時点で自分がどこまで届いているか/いないかを知ることができる(危機感の醸成)
(2)
周囲の子たちと競い合い、切磋琢磨することでモチベーションを上げる
といったあたりにあるように見えます。
夏期講習や9月から始まるSS特訓の前哨戦として、演習主体の授業を経験しておくことには一定の価値を見出すことができます。
普段から塾の授業に積極的に参加し、家庭学習が順調にこなせているようであれば、応援の気持ちと一緒に送り出してあげたいと思います。
ただ、一点、考慮する余地があるとすれば、この特訓の主な効果が「理解が及んでいない分野の理解を深める」とか「まだ覚えていない知識を定着させる」というところにはないところです。
ゴールデンウィークが終わると、夏まで祝日がないこともあり、なかなか+αの勉強をする時間はとりにくいものです。
また、実際に夏期講習が始まると、今度は夏期講習のメニューを消化するのに追われ、これまたお子さんそれぞれの弱点補強の時間を確保しにくいのが実際のところです。
ということで、過去の学習内容で復習したいところ、定着させたいところが明確に存在する場合は、ゴールデンウィーク期間を有効活用するのが良いケースもあります。
私はよく「壁を作る」「穴を埋める」といった表現を使います。
各科目、すでに「壁」ができかけていて、あとは細かい穴を埋めるだけという状態であれば、演習主体の授業は大きな力を発揮します。
しかし、まだまだ「壁」自体を構築しなければならない段階のお子さんにとっては、演習よりも優先すべきことがあることが多いものです。
以上、わずかでも参考にしていただけますとありがたく思います。
この度はご相談いただきまして誠にありがとうございました。
サピックスでの成績アップの参考になりましたら幸いです。

この相談に答えた講師
中学受験 個別指導のSS-1 編集部
中学受験専門のプロ個別指導塾SS-1の編集部です。サピックス・浜学園・日能研・四谷大塚・早稲アカなど大手塾に通うご家庭の相談事例や指導実績をもとに、現場のプロ講師が記事を執筆・監修。塾対策から家庭学習の改善まで、根拠に基づいた実践的ノウハウを発信します。
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