日能研からサピックスへの転塾を迷うご家庭向けに、5年・6年の時期別リスク、カリキュラム差、入室後の家庭学習、転塾しない選択を解説。答案や生活リズムで判断するポイントも紹介します。

日能研の成城学園前校に通う4年生の男の子です。
自宅から一番近いため日能研に通わせていますが、御三家志望のため他塾にした方が良いのか不安があります。
子どもも塾を気に入っていますからなるべく日能研で頑張らせたいのですが、御三家合格に向けて今からやっておくべきことはありますか。

この度はご相談ありがとうございます。
日能研で御三家志望とのことですね。
昨年度の実績では開成56名、麻布68名、駒場東邦47名、武蔵45名となっており、一定数の結果を出し続けています。確かにサピックスや早稲田アカデミーの方が最難関校の合格者数を出しているため、ご不安が出てしまうかもしれませんが、日能研も最難関校に合格するカリキュラムを持っているため、そこはご安心ください。
日能研とサピックス・早稲田アカデミー(四谷大塚含め)との大きな違いはカリキュラムの進度にあります。日能研は6年の夏前までに受験に必要な全ての内容を一通り学習し終わるカリキュラムになっており、6年生の夏に一通り総復習に取り組みます。
過去問をスタートするのは10月か、遅くて11月からです。
SAXPI・早稲田アカデミーは5年生の終わりまでに一通り学習し終わるカリキュラムです。
6年生の2~7月の間に一通り復習をして、更に夏休みにももう一通り復習をして、9月から志望校対策および過去問に取り組みます。
つまり日能研の場合、カリキュラムに半年の差が出ることになります。
まずここはしっかり認識しておく必要があります。
その上で日能研で御三家を目指す場合、心がけておくべき事は
①クラスをなるべく早く上げて、そのクラスを維持しておく
②できる限り先取り学習に取り組む
の2点です。
①についてですが、クラスによって本科テキストの中の扱う問題も違いますし、夏期・冬期などの講習のテキストもクラスによってかなり違います。
最上位クラスでなければ、御三家に必要な問題に触れる機会が少なくなってしまいます。できる限り早い段階で一番上のクラスに入るようにしておきましょう。
②についてですが、進度に半年の差が出る事を考えるとその週の学習にしっかりと取り組むことは当然必要ですが、そこにプラスαして先取り学習をしておくと安心です。
この先取り学習は、適切に行えば①のクラスアップ、維持にもつながります。
日能研は他塾と比較すると、拘束時間や宿題が少ないという特性があります。
学習内容を塾頼みにしてしまっていると、量的に不安があることになりかねませんが、お子さんに合わせた学習に時間を割けるというメリットでもあります。
ご家庭で取り組みやすい先取り学習としては、暗記の比重が高い「社会」や「理科」が候補として挙げられるでしょう。
理科においては、一般的には、日能研のテキストはややレイアウトが味気ないと言われます。お子さんがより学習内容に興味を持てるように市販教材を取り入れるのもよいでしょう。
また、社会においては、4年生では地理をメインに扱います。地理における先取りはもちろん、歴史についても概要程度は4年生のうちに理解しておけるといいでしょう。
特に歴史では、小学生には難しい漢字が多く出てきます。小学4年生の段階ではついつい平仮名だけで済ませてしまいがちですが、低学年のうちに漢字まで習得できていると大きなアドバンテージとなります。
クラスアップの方法や先取り学習の内容について、どのように取り組むべきか分からない場合は最寄りのSS-1の教室にご相談ください。
無料の学習カウンセリングを行わせていただき、お子様に応じたベストアドバイスを差し上げます。

この相談に答えた講師
中学受験 個別指導のSS-1 編集部
中学受験 個別指導のSS-1 編集部です。本コーナーは中学受験を目指すご家庭から実際にご相談いただいた内容をもとに、中学受験専門のプロ講師による学習アドバイスを発信しています。
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