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希学園の算数が難しいときの対策|ベーシック・最高レベル演習・宿題の優先順位

最終更新  公開日
カテゴリー:家庭学習の方法で悩んでいる

Q

希学園の算数が難しく、ベーシックや最高レベル演習の宿題をこなしきれない場合、何を優先すればよいですか?

A

こんにちは。中学受験 個別指導のSS-1です。

希学園の算数が難しいと感じるときは、すべての問題を終わらせるより、ベーシックで「授業翌日に白紙から解き直せる問題」を増やすことを優先してください。

最高レベル演習算数は、最難関校を目指すお子さんの思考力や応用力を伸ばすための講座です。ただし、ベーシックの復習が残り、復習テストの直しや睡眠時間まで削られているなら、最高レベル演習算数の宿題量を減らす、質問する問題を絞る、受講の仕方を見直す余地があります。

判断の基準は、講座名やクラスだけではありません。宿題プリント、復習テスト、公開テスト、授業ノートを並べて、「理解していない」のか、「理解したが自力で再現できない」のか、「解けるが時間がかかる」のかを分けることが大切です。

希学園の算数が難しいと感じる原因を分ける

「希学園の算数が難しい」といっても、原因は一つではありません。問題の難度が高い場合と、前の単元に抜けがある場合と、宿題量が多すぎて復習が薄くなっている場合では、取るべき対策が異なります。

家庭で見える状態 考えられる原因 最初の対応
授業では分かったと言うが、翌日に同じ問題を解けない 分かったつもりで、自力再現まで進んでいない ベーシックの代表問題を白紙から解き直す
問題を読んでも最初の式や図が書けない 前提となる単元や解法に抜けがある 一つ前の基本問題や授業ノートに戻る
解ける問題でも一問に時間がかかり、宿題が終わらない 処理の手順が定まっていない、または問題量が過多 同じ型の重複問題を減らし、途中式を整える
ベーシックは解けるが、最高レベル演習算数だけ白紙が多い 現在の到達度と選択講座の難度に差がある 全部を解かず、授業で扱った問題と類題に絞る
宿題は終わるが、復習テストや公開テストで取れない 答えや手順の記憶に偏り、条件が変わると使えない 式の理由や別解を説明し、数字を変えて解き直す

難しい問題に時間をかければ、算数が伸びるとは限りません。まずは「どの段階で止まっているか」を一問ずつ確認し、原因に合わない演習を減らすことが、学習時間を取り戻す第一歩です。

最初に守るのはベーシックの自力再現

希学園のベーシックは、各学年の算数で必要となる知識や解法を学ぶ土台です。最高レベル演習算数は、その土台を使って思考力や応用力を伸ばす選択講座です。

ベーシックで習った代表問題を自力で解けないまま、最高レベル演習算数の難問に時間をかけても、学習が積み上がりにくくなります。まずは、次の三つができるかを確認してください。

  • 授業ノートを閉じ、白紙に図や式を書いて解き直せる
  • 「なぜこの式を使うのか」を自分の言葉で説明できる
  • 翌日や数日後に、数字や聞かれ方が変わっても解ける

三つのうち一つでも不安定なら、宿題のページ数を増やすより、ベーシックの代表問題を少数に絞って解き直す方が効果的です。解答を見た直後に解けたかではなく、時間を空けて白紙から再現できたかを基準にしてください。

復習テストで同じ単元の失点が続く場合も、最高レベル演習算数の追加演習より、ベーシックの授業問題と宿題プリントの誤答を優先します。計算ミスに見えても、途中式が省略されている、図に条件を書き込めていないなど、解法の土台に原因があることがあります。

最高レベル演習算数を続けるか判断する基準

最高レベル演習算数が難しいからといって、すぐに受講をやめる必要はありません。一方で、受講していること自体を目的にすると、ベーシックや他科目の復習が崩れることがあります。

「続ける」「宿題量を減らす」「いったん受講の仕方を見直す」の三段階で考えると、必要以上に迷いにくくなります。

判断 見られる状態 家庭学習の進め方
続ける ベーシックの代表問題を自力で解け、復習テストの直しも次の授業までに終わる。睡眠や他科目の時間も保てている 最高レベル演習算数は、授業で扱った問題と重要な類題を中心に定着させる
宿題量を減らす 解説後は理解できるが、全問を解くとベーシックの復習が遅れる。単元によって負担差が大きい 自力で解ける問題、解き直す問題、質問する問題を分け、重複問題や最難問を後回しにする
受講の仕方を見直す ベーシックの宿題が次週まで残る、復習テストの失点が続く、最高レベル演習算数の宿題が白紙や解答の写しになっている ベーシックの立て直しを優先し、講座の継続や問題範囲を塾と相談する

特に注意したいのは、最高レベル演習算数の宿題を終わらせるために、就寝時刻が遅くなったり、理科や国語の復習が毎週後回しになったりする状態です。一つの講座を守るために受験勉強全体が回らないなら、量の調整が必要なサインです。

最難関校を志望している場合でも、難問を長時間考え続けることだけが準備ではありません。ベーシックの典型題を速く正確に処理できること、条件を図や式に整理できること、途中まででも考え方を答案に残せることが、その先の難問演習を支えます。

宿題を4つに分けて優先順位を決める

希学園の算数の宿題が終わらないときは、「ページ順に全部やる」方法から離れます。宿題プリントを、問題の難度ではなく、お子さんの答案の状態で四つに分けると、今週必要な学習が見えやすくなります。

分類 答案の状態 扱い方
自力再現する問題 授業で扱った基本・重要問題だが、まだ白紙から安定して解けない 最優先で解き直し、翌日にも短く確認する
解き直す問題 途中で間違えたが、解説やヒントで考え方を理解できた 解答を閉じてもう一度解き、途中式や図を残す
質問する問題 最初の一手が出ない、解説を読んでも式の理由が分からない 長時間抱えず、質問する箇所を印で残して塾や指導者に持っていく
今週は後回しにする問題 現在の到達度に対して難しすぎる、同じ考え方の重複、志望校や直近テストへの優先度が低い 未完了として責めず、必要になった時期に戻れるよう印を付ける

この分け方では、正解した問題も確認が必要です。答えが合っていても、途中式が飛んでいる、授業ノートと同じ並びを記憶しているだけ、説明を求めると止まる場合は、「自力再現する問題」に戻します。

反対に、すでに短時間で解け、考え方も説明できる問題は、何度も繰り返す必要はありません。できる問題を減らし、できそうで不安定な問題に時間を移すことが、宿題を終えることより大切です。

答案から算数が伸びない原因を見分ける

算数の成績が上がらないときは、点数だけでなく、答案に残った過程を見ます。同じ不正解でも、白紙、立式ミス、計算ミス、時間切れでは、翌週に直す内容が異なります。

答案の兆候 原因の見立て 次に行うこと
白紙、または最初の図・式がない 問題文の条件整理か、前提解法に不足がある 問題文に線を引き、授業例題まで戻って最初の一手を確認する
式はあるが、なぜ使う式か説明できない 解法を記憶しているが、意味を理解していない 式の各数字が何を表すか言葉で説明する
図や表がなく、頭の中だけで処理している 条件が増えたときに整理できず、ミスが起きやすい 線分図、面積図、表など、授業で使った整理方法を再現する
解き直しではできるが、テストで同じミスをする 直後の記憶で解けており、時間を空けた定着確認が不足している 翌日と週末に、類題を一問ずつ白紙から解く
後半に未着手の易しい問題が残る 難しい問題に時間を使いすぎ、問題選択ができていない 解く順番と、いったん飛ばす基準を決めて再テストする

家庭では、「分かった?」と聞くだけでは判断しにくいため、次のように具体的に確かめます。

  • この問題で最初に書く図や式は何か
  • この数字は何を表しているか
  • 別の数字でも同じ考え方を使えるか
  • 間違えた理由は、理解不足、計算、読み違い、時間のどれか
  • 次に同じ失点を防ぐため、ノートに何を残すか

答えを教えるより、どこまで自力で考えられたかを言葉にしてもらう方が、必要な復習範囲を見つけやすくなります。親子で教え合うと衝突しやすい場合は、質問箇所を付箋や印で残す管理にとどめても構いません。

小4・小5・小6で変わる優先順位

同じ「希学園の算数が難しい」という悩みでも、学年によって守るべき学習が変わります。講座の継続を考えるときは、今の学年で身につけるべき力と、志望校までの残り時間を分けて考えてください。

学年 最優先にしたいこと 最高レベル演習算数の考え方
小4 授業を聞く、途中式を書く、翌日に解き直すという学習習慣をつくる 算数を楽しめ、ベーシックと睡眠が崩れない範囲で取り組む。全問完成を目標にしない
小5 比、割合、速さ、図形など、後の複合問題につながる土台をベーシックで固める 負担が大きくなりやすい時期。ベーシックの未消化が続くなら、宿題範囲や受講の仕方を見直す
小6 志望校で合格点を取るため、典型題の精度、時間配分、頻出単元を整える 講座の難度だけでなく、志望校の算数に必要な問題かを確認し、過去問や志望校別学習との優先順位を決める

小4では、難問を解けた数より、授業翌日に机へ戻れることの方が重要です。小5では、前の単元の抜けが次の単元に影響しやすいため、ベーシックの未消化を放置しないことが優先です。

小6では、希学園内の難しい問題をどこまで解けるかだけでなく、志望校の入試問題で必要な得点を取れるかを見ます。志望校で出題されにくい難問に長時間を使い、頻出の典型題や過去問の直しが遅れる状態は避ける必要があります。

一週間の家庭学習を立て直す手順

宿題が積み上がっているときは、いきなり完璧な予定表を作るより、一週間だけ学習の順番を変えてみます。授業当日から次の授業前までに、ベーシックの理解、解き直し、質問の三つを終える流れをつくります。

  1. 授業当日:授業ノートと宿題を見て、自力再現、解き直し、質問、後回しの印を付ける
  2. 翌日:ベーシックの代表問題を、解答とノートを閉じて白紙から解く
  3. 週の前半:間違えたが理解できた問題を解き直し、前提単元の不足があれば戻る
  4. 週の後半:最高レベル演習算数は、授業で扱った重要問題と解けそうな類題に絞る
  5. 次の授業前:復習テストを意識した短い確認と、質問する問題の整理を行う

一問に取り組む時間も決めます。目安として、十〜十五分考えても方針が立たず、図や式が一つも書けない場合は、考え続けるより「質問する問題」に移します。学年や単元によって必要時間は異なるため、機械的な制限ではなく、手が止まったまま長時間過ぎることを防ぐ基準として使ってください。

一週間を立て直す間は、新しい市販問題集を増やさない方がよいでしょう。希学園の授業ノート、ベーシック、宿題プリント、復習テストの四つだけでも、原因を特定して直す材料は十分にあります。

宿題を減らすことは、学習量を安易に落とすことではありません。今のお子さんに必要な問題へ時間を集め、解いた問題を自力で使える状態にするための調整です。

答案やノートをそろえて学習方針を確認する

ベーシックと最高レベル演習算数のどちらを優先するかは、講座名だけでは決められません。直近二〜三週間の宿題、復習テスト、公開テスト、授業ノートを並べると、難度の問題か、定着の問題か、時間配分の問題かが見えやすくなります。

相談するときは、次の資料をそろえると、学習状況を具体的に確認できます。

  • ベーシックの授業ノートと宿題プリント
  • 最高レベル演習算数の宿題と解き直しの跡
  • 直近の復習テストと公開テストの答案
  • 一週間の通塾日、学習時間、就寝時刻が分かる予定
  • 志望校と、算数で現在困っている単元

SS-1では、希学園の教材を別の教材に置き換えるのではなく、答案やノートから、どの問題を自力で解けるようにするか、どの問題は質問に回すか、どこまで前の単元に戻るかを整理します。希学園生のご相談でも、難問を追加するより、宿題の全量消化を見直し、理解できる問題と一週間の回し方を整えることが必要になる場合があります。

希学園と併用する個別指導の進め方や、家庭学習まで含めた支援内容を確認したい方は、SS-1の授業の仕組みやサポート内容がわかる資料をご覧ください。

最高レベル演習算数を続けるか、ベーシックのどこまで戻るかを判断できないときは、答案に残った途中式と一週間の予定を一緒に見ることが近道です。現在の教材をもとに優先順位を整理したい方は、答案やノートをもとに相談できる無料学習カウンセリングをご利用ください。

中学受験 個別指導のSS-1 編集部

この相談に答えた講師
中学受験 個別指導のSS-1 編集部
中学受験 個別指導のSS-1 編集部です。本コーナーは中学受験を目指すご家庭から実際にご相談いただいた内容をもとに、中学受験専門のプロ講師による学習アドバイスを発信しています。

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