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【インタビュー】開成中学出身講師が語る「中学受験で本当に重要な志望校選択の基準」とは?Vol.2

 
カテゴリー:学習計画
【インタビュー】開成中学出身講師が語る「中学受験で本当に重要な志望校選択の基準」とは?Vol.2

今回は、SS-1併設の中高生ブランドであるモチベーションアカデミアとの特別企画としてSS-1、モチベーションアカデミア両ブランドで講師として活躍中の江野本先生にインタビューを行った第二弾の記事になります。
→「前回の記事Vol.1 はこちら

中学受験を経て開成中学校に入学した江野本先生でしたが、学校生活はどうだったんでしょうか?
合格はスタートでしかなかった」と振り返える江野本先生に改めてお話を聞きました。

6年間の学校生活でのモチベーションの変化を「勉強」「部活」「課外活動」の3つに分けて書いていただきました。
curve.png かなり山あり谷ありのグラフですね。
中高生生活を大きく「勉強・部活モチベ下降期」「部活・課外活動上昇期」「混迷深める受験期」と3つに分けて紹介してもらいたいと思います。

日本一長い中学受験体験記~受験から始まる中高生活~(Vol.2)

★インタビューに答えてくれた江野本先生はこんな先生!

SS-1下北沢教室所属 江野本先生
下北沢教室所属
江野本諭吉

【担当教科】
中学受験個別指導塾SS-1:国語
進学塾モチベーションアカデミア:英語・AO(総合型選抜)


【教室長から見た江野本先生】
生徒の悩みや課題に丁寧に寄り添い、確かな論理で解決へ導く力に定評があります。
また自身の経験も含め、幅広い知識の持ち主です。お子さんの興味や関心を引き出し、世界を広げる指導や声掛けが大人気の講師です。

「せっかく受かったのに...... 勉強・モチベーション上昇から一転、下降期へ」

SS-1スタッフ まず「勉強・部活モチベ下降期」についてお聞きしていきたいと思います。中学1年生の初めの頃は勉強も部活もモチベーションが高かったんですね。

江野本 そうですね。入試のときの点数に自信がなく、ギリギリで受かったのだから普通にやっていたら置いていかれて退学になってしまう。そう思って必死で勉強していました。ある種の恐怖心がありましたね。最初の1年半、定期テスト前は半ば怯えながら勉強して、結果としてぐんぐんと成績が上がり、1番良い時で学年2位まで行きました。そしていつの間にか「勉強できるキャラ」になっていました。

SS-1スタッフ 恐怖心が理由とは言え、とても頑張っていたのですね。同級生の皆さんは中学1年生から熱心に勉強しているんですか。

江野本 そんなこともないです。周囲は、最初の半年くらいで手の抜き方を覚える人がかなり増え、定期試験の勉強に関して熱心に対策する人は少数派だったように思います。一方で、大学受験に向けて早くも塾に通い始める人が一定数いて、塾の課題だけは放課後教室に残ってやっている姿をちらほら見かけましたね。

SS-1スタッフ グラフを見ると、勉強以外に部活のモチベーションも高かったようですが。

江野本 部活動としては、小学校時代からやっていたサッカーを選びました。新しい環境での真新しさもあり、最初はすごくモチベーションが高かったです。実際、休みの日に友達と自主練したりと、中学ではサッカーにかけている時間がとても長かったですね。

SS-1スタッフ 中学1年後半から、勉強も部活もモチベーションがどんどん下がっていっていますが、一体何があったんですか?

江野本 まず、勉強に関してですが、自分が周囲の中で「勉強できるキャラ」になっていることが、自己認識と違っていてなんだかとても気持ち悪かったんです。どうしようと悩んだ結果、今考えると訳のわからない「勉強してない・できない」アピールが始まりました。どういうことかというと、成績を褒めてくれた先生に対して反発したり、答案を勝手に見た同級生と大喧嘩したりと、随分ひどいことをしてしまっていましたね。

SS-1スタッフ 答案を見られてケンカですか!穏やかな江野本さんからは想像できないですね。思春期!笑

江野本 ......まだ続きます。中学2年の後半になると、ゲームにはまったり手の抜き方を覚えたりしてどんどん勉強しなくなりました。一夜漬けが習慣化し、成績は総合で平均を辛うじて上回るくらい。数学理科は赤点もちらほらあるような状態になってしまいました。

SS-1スタッフ 合格後、勉強へのモチベーション低下で困っている卒業生は多いですね。何が原因でしょうか。

江野本 今ふりかえってみると僕は、受験生の時に少しでも偏差値の高い学校へ行きたいと思って、背伸びした状態で志望校に入学したわけです。そして中学に入った後、「今まで積み上げられてきた周囲の認識や期待」と「現実の自分」とのギャップにとても苦しんだのではないかと思います。
そう考えると、志望校選択の際に「自分は集団の中でどのくらいの立ち位置の時に力を発揮できるのか。レベルの高い集団に食らいつくのが得意なのか、多少レベルを下げてでもトップ層にいた方がいいのか。」を考えて志望校を決めるのも一案かもしれません。

SS-1スタッフ たしかに、「レベルの高い中で、必死で追いかけるのか」「余裕のある中、先頭を走るのか」どちらが本人にとって充実した6年間になるのかは考える価値がありますね。

「勉強もサッカーもどん底。そこから部活上昇期」

江野本 次に、中学時代にたくさん時間をかけていたサッカーについてですが、中学の後半くらいの時期から苦悩が出てきました。当時は学年ごとにチームが区切られていて、活躍すると上の学年の試合に呼ばれることがあったんですね。自分にもそのチャンスが回ってきたのですが、上の学年の試合に呼ばれはするが一切出られないという中途半端な状態に我慢ができず、コーチに反抗的な態度をとってこっぴどく叱られたりしました。当時の自分は、チームの中で誰と比べても自分が一番下手であるという状態に耐えられなかったんだと思います。

SS-1スタッフ あんなに夢中で頑張っていたサッカーもモチベダウン。つらい時間ですね。そんな低迷期から高校生になり、部活・課外活動ともにモチベーションがどんどん上がっていきましたよね。何かきっかけはあったのですか?

江野本 部活に関しては、高校1年生のときに、サッカー部の他に山岳部に入りました。サッカー部での活動が行き詰まっていたときに、山という、それまで生活になかった新しい空間に出会い、部活動自体への印象も良くなっていきましたね。
そのおかげか、試合に出られないことがストレスにならず、レギュラーになれなくても、レベル分けされたチームで切り替えて前向きに活動することができるようになりました。
結果として最終学年ではトップチームのレギュラーになり、一番大事な大会でゴールを決めたり、最後のカップ戦で優勝を決めるPKキッカーになったりと、達成感を得られるような経験をたくさんさせてもらいました。

SS-1スタッフ サッカーで躓いても、山岳部で自分に変化が起こり、良い影響がサッカーにもあったと。まるでドラマのようですね!自分の居場所が1つだと、うまくいかなかった場合、逃げるところがない。複数の居場所があったことが結果よかったのですね!
あと、課外活動のグラフも気になります。中学時代はほぼモチベーションがなかったようですが、高校1年生頃からすごく上がってきていますよね。

「高校の出会いがきっかけ。課外活動上昇期」

江野本 高校1年生の時、同じクラスで仲良くなった人に誘われて校外での課外活動を始めたんです。気になったものを調べて片っ端から参加しているうちに、すごく楽しくなっていきました。活動量もどんどん膨れ上がり、高校2年生の時には学校内の活動を上回るくらいでしたね。課外活動では「高校生」というだけで数え切れないほどのチャンスを与えてもらい、自分から手を上げて何かに取り組んでみる積極性の重要さを改めて感じました。

SS-1スタッフ 学外活動を通して得た人間関係や経験について、学校内との違いは何でしょうか?また、課外活動をしてみて、自分自身に変化はありましたか?

江野本 人間関係の面では、普段関わることのないバックグラウンドの人との交流が刺激的でした。中学の頃先生に「開成の常識は世間の非常識」とよく怒られていたのですが、その意味をやっと理解しましたね。 例えば、課外活動の支援体制が学校によって全然違う。開成では、新しい活動を始めるときに先生の反対に遭うということはほぼなくて、申請すれば活動資金まで援助してくれる仕組みがあったりします。でもそれが決して当たり前ではないことを、校外に出て痛感しました。 また個人的にも、学校に長くいるとどうしても出来上がってしまう「キャラクター」というか、役割/過ごし方の殻を破る意味で、校外の課外活動は貴重な経験でした。そもそもが外に向けての活動なので、発信する力の優れた人にも数多く出会います。学校ではなんだかんだいっても与えられた情報をうまく処理する力が求められるわけですが、「受信→発信」というチャンネルの切り替えがあったことで、後から振り返ったときに、できることの幅が予想外に広がっていたりしましたね。

SS-1スタッフ 新しい自分の発見ですね!学校の外にも、課外活動を通じて自分の居場所や人間関係ができるとより世界が広がりますね!参加した活動の中で何か印象に残っている活動はありますか?

江野本 そもそも開成高校はかなり学内の活動が充実していて、部活・委員会・学校行事で多くの人の課外活動は完結していたんですね。そんな環境の中、海外の大学を目指す人など一定数が学校の外でさまざまな活動に取り組んでいて、自分はそのコミュニティを通じて外の世界を知りました。
初めはクイズコンテストとかロボットコンテストなど、既に周囲に取り組んでいる人がいて身近なものからのスタートでしたが、徐々に国際的なものであったり、身近に取り組んでいる人がいない分野にチャレンジしていきました。
1つ選ぶというのは難しいのですが、レポートコンテストで入選して合宿形式の最終選考に呼んでもらえたり、大きな会場で大人向けにプレゼンテーションをしたり、海外研修に参加できたりと、今から振り返ってもワクワクする体験をたくさんさせてもらいました。その中で、大学の教授やNGOのリーダー、アイドルや著名なジャーナリストなど、身近にいないような人と出会えたことは、自分の視野を広げる上で役立ったかなと思います。

積極的に学校内外に居場所をつくった江野本さん。
中学時代の勉強・部活モチベ急降下時期にも、居場所が複数あることがモチベ停滞期の脱出に大きな役割を果たしました。また、高校生になり新たな出会いから活動する世界が大きく広がっていったようです。

次回は混迷極める受験期です。
部活、課外活動とモチベーションアップしてきましたが、勉強は下降したまま。
大学受験に向けてどんな出来事があったのでしょうか。

【まとめ】

  • 学校選びは偏差値だけでなく、「自分に合うレベル」や「どんな環境に身を置くと頑張れるか」などを考えよう!
  • 中高時代は自分の居場所を複数持つ方が良い。課外活動にも目を向けて志望校を探してみよう!

【お役立ち情報】江野本先生の国語授業が無料で視聴できる!

本記事でお話を伺った江野本先生が担当する「中学受験国語」の映像授業が、8月からSS-1テラスで公開されました!
1動画5-10分の全10回で、中学受験国語の読解問題全体を俯瞰する視点を手に入れられます。
「これ以上あり得ない」という限界まで遡って、国語の問題を解く上での原理原則を基礎から解説した内容です。
勉強を始めたばかりの4/5年生はもちろん、基礎を確認したい6年生、さらには塾の指導内容に理解を深めたい保護者の皆様にもおすすめです。
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