塾の授業で習ったことを覚えていなくて、宿題が解けません。

この度はご相談ありがとうございます。早稲田アカデミーに通っていらっしゃるのですね。
塾で受けている授業の時間が生かせていない状況を改善するため、受講の工夫やコツを、お子様にどのように伝えたらよいかという御相談ですね。

まず、親御さんが具体的なアドバイスを行うに先立ち、お子様しか知り得ない情報、つまり塾の授業の様子を、お子様ご自身から詳しく聞き出してあげる必要があるかと思います。

そのためには、「先生はどんな順番で授業を進めるの？」といった客観的な事柄の確認と、「先生の説明で分からないことは多いのかな？授業の最中から分からないと感じるのか、それとも終わると忘れちゃっているのか、どっちが近いかな？」といった、授業の最中にお子様に起こっていることの確認の２点を意識して声をかけて下さるとよいでしょう。
あまりお喋りなお子さんでない場合には、授業の流れを表などに書きこんでいただくなど、一工夫盛り込んでみるとスムーズに運びそうです。

その上で、お子様が授業のどのタイミングで、どんな原因でつまずいているかを特定し、受け方についてアドバイスをしていく順番で進めると効果的であろうと思われます。

以降はあくまで一般論ですが、たとえば授業中に説明を聞いても内容理解が不十分な場合であれば、早稲田アカデミーの平常時カリキュラムの基盤である『予習シリーズ』を、事前に授業で扱う回の予習シリーズを親御さんがご覧になられ、要点を簡単に予習させてあげた上で授業に臨むと、改善が見込まれることがございます。

また、仮に授業のスピードについていけない・もしくはノートを上手に記録できないことが原因で、授業後に「覚えていない」状態に陥っている場合には、お家でノートの取り方の練習をさせてあげる、あるいは事前にポイントや図表などを切り貼りしたノートを、お子様に持たせてあげるなど、余裕を持って受講ができる態勢を整えることも有効でしょう。

実際にお試しいただき、もしなかなか原因の特定ができない、あるいは有効な解決法を投げかけてあげるのが難しいとお感じになられましたら、いつでもお近くの教室宛にご連絡をください。
より個別具体的なアドバイスをさせていただきます。