プリバートと個別指導の違いを、SAPIX教材への対応、1対1・1対2、家庭学習設計、テスト・過去問対策で比較。サピックス生が目的別に併用先を選ぶ判断基準を解説します。

サピックスの自由が丘校に通っている小学6年生です。
6年になり、受験まであと1年になりました。
偏差値50弱の学校を目指していますが、あと偏差値が10くらい必要です。
ここからどんなことに気をつけて勉強していけば良いでしょうか。

ご相談ありがとうございます。サピックスに通っていらっしゃるのですね。
残りの1年という期間は長いようであっという間に過ぎ去っていきますから、志望校合格に向けて最短で成績を上げる道を探っていきたいですね。
もちろん細かなことは状況によって異なりますが、最も大切なのは「お子様にとって志望校合格に必要なことが何か見抜き、取捨選択する力」がより求められるということでしょう。
これはすべての学年で必要ではあるのですが、特に6年になったら一段と必要性が高まります。
サピックスは今年も最難関校に多数の合格者を出しました。
本当に優秀なお子さんが集まる塾ですから、必然的にそのテキスト・カリキュラムは最難関校を見据えて作ることになります。
6年になるとそこに照準を合わせ、かなり難易度の高い問題を解き進めていきます。
上手にその流れに乗って取り組んでいければ力がついていきますが、逆に難易度の高さに振り回されて必要以上に難しい問題にまで取り組むことになり、本当に必要な弱点補強等の学習に時間が割けなくなる可能性もあります。
順調に学習が進んでいて成績も安定していれば良いのですが、そうでない場合は「塾任せ、本人任せ」は危険だと言うことです。誰かが学習メニューの優先順位付け、要不要を判断して、本当に必要な学習に最適化してあげる必要があります。
また、適切な取捨選択にはお子様の状況を正確に分析しておく必要があります。
何が強みで、何が弱みなのか。さらに、志望校の傾向もつかんでおけるとなお良いです。
もしお子様が苦手としている分野が志望校にほとんど出ない単元であれば優先順位を高く対策を打つ必要はないかもしれませんが、苦手分野が志望校に出やすい単元であれば最優先で対策を打つ必要がある、という判断にもつながります。
可能であれば志望校の過去問を早めに入手して、問題を見てみましょう。
過去問の最初の方に各科目の分析が掲載されていますから、どういった単元・分野から出題されているのか分かります。
とはいえ、お子様の状況分析や必要なものの取捨選択は保護者の方には難しい場合もあるかと思いますので、サピックスの先生やその他の詳しい第三者に相談できる環境を確保しておく方がよいでしょう。
そして最後になりますが、お子様ご本人は現状に満足してはいらっしゃらないと思います。
ただ、そうはいっても現状を変えるために何をしたら良いか分からないはずですから、保護者の方が率先して(サピックスの先生に相談する、過去問に目を通してみる等の)行動を起こして頂けたらと思います。

この相談に答えた講師
中学受験 個別指導のSS-1 編集部
中学受験 個別指導のSS-1 編集部です。本コーナーは中学受験を目指すご家庭から実際にご相談いただいた内容をもとに、中学受験専門のプロ講師による学習アドバイスを発信しています。
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