溜まった学習力育成テスト(旧カリキュラムテスト)の直しはいつまでにすべきでしょうか？...

最終更新：2023/05/15

6年の女子で日能研の上本町校に通わせております。
春期講習も参加することにしていますが、算数のことで特に困っています。
春期講習で習う「文章題」はなんとかわかっているように思えるのですが、「数の性質」や「場合の数」は、以前に習ったことの復習のはずなのに間違える問題、わからない問題が多いように感じます。

復習をしていきたいと思うのですが、平日は日能研の授業、日曜日にセンター模試や難関校特訓があり、宿題消化がやっとの状態で、テスト直しをする余裕がまったくなく、テストのファイルの山ができています。
春休みのような長期休暇だけでやり切れるのか、もしかしたら出来ないんじゃないのかと不安に思っています。

この度はご相談ありがとうございます。日能研にお通いなのですね。

いよいよ受験学年となり、中学入試まで9ヶ月と少しを余すだけとなりました。
そのような時期に苦手な単元が見つかると不安になりますよね。
まして理解が不十分な単元が二つも見つかれば、「他にもあるのでは？」と不安がより募るものです。
苦手単元を克服する時期を早急に決めていく必要がありますね。

さてその時期ですが、実は長期休みではないのです。

春期講習会中において多くの日能研の6年生は昼の１時過ぎから夜の7時まで講習会に参加することになります。
宿題も当然出されますから帰宅後、宿題消化が優先されます。
その後にプラスαの勉強を行う時間を確保することが可能でしょうか？

実は、「やろうとしたけれど、宿題以外にはほとんど何もできなかった。」という方が大半なのです。

これが夏期講習会になりますと、午前中にも質問と自習の時間などが入ってきますし、終了時刻も夜の8時ころです。
お盆と日曜日以外はほとんどの時間を日能研で勉強する状態になるのです。

春よりもずっと忙しい毎日となるでしょう。
ですから、苦手単元の克服は長期休みに入るまでに行うことをおすすめします。

特別の期間を期待するのではなく、日々の学習の中に組み込んでください。

そのためには、選択と集中が必要です。次の手順で計画だてをしてください。

①まず、苦手な単元、克服したい単元をリストアップします。
②次に、お子様の受験予定校の難度や傾向を確認してください。
③そして、どの単元から順に取組んでいくか優先順位を明確にします。
④同時に、塾のない曜日のどの時間帯が苦手の克服にあてられるのかを1週間単位で拾い出しましょう。

このように進めていき、3月～6月中旬までの具体的な実行計画を立てます。
学習対象の絞り込みをしておかなければ、重要な単元に着手する前に夏休みが来てしまいます。

何について取り組むべきかはお子様によって違うので、早めに塾の先生に相談なさってください。
上記以外で気になるテストをＳＳ-1にお持ちいただいて分析して差し上げることも可能です。どうぞお気軽にお問い合わせください。