四谷大塚・早稲田アカデミーに通っている5年生です。夏期講習明けの9月組分けテストの対策を進めたいのですが、何から始めてよいかわかりません。今...

塾別 成績の上げ方[四谷大塚]

四谷大塚の渋谷校舎でYTのSコースにいますが、毎週のテストが難しくあまり点が取れません。
組分けや合不合の方ではまずまずの点数が取れるのですが、子供は週例テストの点数が良くないと少なからずショックを受けるようです。
私の方からは、あまり気にしなくても良いと言っているのですが、クラスの友達が良い点数を取っているようで、くやしいようです。
どのように言ってあげればよいでしょうか?

この度はご相談ありがとうございます。四谷大塚にお通いで、合不合などのオープンテストでは良い成績でも、Sクラスで受ける週例テストになると思ったほど点数が取れないことにお子さんが悩んでいらっしゃるのですね。
おそらく、お子さんは自分の現時点での立ち位置をつかみきれず混乱しているのではないかと思われます。
そもそも組分けや、合不合のようなオープンテストと週例とは、テストを受ける母集団が違うので成績数値に違いが出るのは当然予測されることです。
Sクラスの週例は各教室の最上位生の中での数値ですが、オープンは全クラスおよび外部受験生も含めての数値なので、たとえばオープンでは60台の偏差が取れても週例になると50台という現象は珍しくありません。
なので、まずはお子さんには、テストによって「できたりできなかったりするわけではない」ことを伝えてあげてください。
そして合不合で結果を出せているのであれば「今の時点で絶対に出来ていてほしいことはきちんとできているよ」と伝えて、志望校に対するお子さん自身の立ち位置を客観的に見せてあげてください。
そのうえで、週例テストに対する考え方を決めていきましょう。
ここでのポイントは「比較の対象を何に置くか」です。
今、お子さんの比較の対象は「クラスの友達」ですね。
もちろんそれも一つの目安ではありますが、より合理的でストレスが少ないのは「志望校合格への目標値」です。
最上位生ばかりのSクラスの週例で、志望校に合格する目安としてはどのくらいの数値を目標にすればいいのか、ということです。
たとえば、昨年Sクラスからお子さんの志望校に合格した生徒さんは週例でどの程度の偏差値を取っていたのか、今の時期でどの程度まで週例で取れていればいいのか、このあたりの目安は各塾とも昨年までの合格実績からある程度の感触は持っているはずなので、個別に教室にご相談されるのがよいでしょう。
また、テストも「自分の到達度を客観的に分析し、学習の強化ポイントを洗い出すための手段」と考えれば、数字の見え方も変わってくると思います。
週例での目標偏差値が58であれば、テスト結果を見て「○○と○○はできるようになった。次は○○の復習を中心に勉強して、次回のテストでは○○の問題は解けるようにする」という分析と声掛けがあると、お子さんもお母様も数字に一喜一憂せず安心して勉強に向かえるのではないかと思います。
このあたりの分析や数字の見方については、プロの視点が大いに参考になると思いますので、機会があればご相談ください。
四谷大塚の学習システムにおいて、コース分けは生徒の習熟度を測る重要な指標です。その中でも「Sコース(Special Course)」は、全国の受験生の中でも上位数%しか在籍できない最上位クラスを指します。
四谷大塚のコースは、基本的に「組分けテスト」の結果によって決定されます。このテストは5週に一度(5年生・6年生の場合)実施され、その時の偏差値や順位によって、上からS・C・B・Aの4つのコースに振り分けられます。
具体的には、全受験生の中での相対評価で決まるため、テストの難易度に関わらず、常に上位の順位をキープし続ける必要があります。Sコース内でもさらに「1組」「2組」といった細かいクラス分けがあり、最上位のS1組は全国トップレベルの猛者が集う環境となっています。この仕組みがあることで、子供たちは常に緊張感を持って学習に取り組むことが求められます。
Sコースに在籍するために必要な偏差値の目安は、四谷大塚内での公開模試(組分けテスト)において以下のようになっています。
| コース名 | 偏差値の目安(四谷偏差値) | 対象層のイメージ |
|---|---|---|
| Sコース | 約64以上 | 全国最難関校(開成・桜蔭等)を目指す層 |
| Cコース | 約56〜63 | 難関私立・国立中学を目指す層 |
| Bコース | 約46〜55 | 中堅私立中学を目指す層 |
| Aコース | 約45以下 | 基礎を固め、中堅校を目指す層 |
※性別や学年、その時の受験者数によってボーダーラインは数ポイント変動しますが、概ね「偏差値64」がSコースの壁と言えるでしょう。
Sコースが他のコースと決定的に違う点は、「授業のスピード」と「扱う問題の深さ」です。
A・Bコースが基礎・標準問題の定着を主眼に置くのに対し、Sコースでは「予習シリーズ」の内容を早期に理解していることを前提に、応用問題や発展問題(最難関校の過去問レベル)を中心とした演習が行われます。
また、毎週行われる「週テスト」においても、Sコース専用の問題(S問題)が出題されます。このS問題は非常に難易度が高く、単なる公式の暗記では太刀打ちできません。論理的思考力と高い記述力が試される内容となっており、このハイレベルな競争環境こそがSコースの最大の特徴です。
Sコースに長期間在籍している子供たちには、単に「頭が良い」という言葉だけでは片付けられない、共通した行動習慣や思考特性が見られます。
Sコースの子供たちの第一の特徴は、計算や漢字、語句といった「基礎事項」が完全に自動化されている点です。彼らは基礎問題で迷うことがほとんどなく、無意識レベルで正確に解き進めることができます。
これにより、テスト中に捻った応用問題や思考力を要する難問に対して、十分な時間を割くことが可能になります。BコースやCコースで足踏みしている生徒の多くが「基礎のケアレスミス」で失点するのに対し、S生は基礎で取りこぼさない安定感を持っています。
次に挙げられるのが、学習内容に対する深い興味関心です。S生は新しい単元を学ぶ際、単に解法を覚えるだけでなく「なぜこの公式が成り立つのか」「なぜこの時代にこの事件が起きたのか」という背景や原理原則を理解しようとします。
この「丸暗記に頼らない理解」が、未知の初見問題に直面した際に応用を利かせる力に繋がっています。彼らにとって勉強は「作業」ではなく「謎解き」に近い感覚であり、難しい問題であればあるほど燃えるという傾向があります。
Sコースの生徒は、保護者に言われなくても自分なりの学習リズムを確立していることが多いです。学校から帰宅後の過ごし方、週テストに向けた準備、そしてテスト後の解き直し。これらの一連の流れが生活習慣の一部(ルーティン)になっています。
特に「解き直し」の質が非常に高いのが特徴です。間違えた原因を「計算ミス」「理解不足」「時間不足」と冷静に分析し、次に向けてどう対策すべきかを考える習慣が身についています。このPDCAサイクルを子供自身が回せていることが、Sコース維持の最大の秘訣と言えるでしょう
Sコースを目指す、あるいは維持するためには、ただ長時間机に向かうだけでは不十分です。四谷大塚のカリキュラムを最大限に活かした「戦略的」な学習が不可欠です。
四谷大塚の学習の核は「週テスト」にあります。Sコースを維持する生徒は、この週テストを単なる練習ではなく「毎週の入試」と考えて取り組んでいます。
このサイクルを一切妥協せずに回し続けることが、Sコースへの最短ルートです。
算数における「初見問題」への対応力を磨く
Sコースの算数は、単純なパターン学習では対応できない問題が頻出します。ここで差をつけるためには、日頃から「試行錯誤」のプロセスを大切にすることです。
図を書いてみる、条件を整理して表にする、具体的な数字を当てはめて法則性を見つけるといった「手を動かす作業」を厭わないようにしましょう。また、予習シリーズの「例題」を暗記するのではなく、別解を考えたり、条件が少し変わった場合にどうなるかをシミュレーションしたりする深掘りの学習が、Sコース維持には不可欠です。
国語の「論理的読解」と「語彙力」の強化
国語で安定して高得点を取るためには、感覚ではなく「論理」で解く技術が必要です。Sコースの問題は本文が長く、設問の選択肢も紛らわしいものが多いです。
学習の際は、傍線部の前後だけでなく、文章全体の構成(序論・本論・結論)を捉える訓練を行いましょう。また、S生に共通して必要なのは圧倒的な語彙力です。言葉の意味を知らなければ、文章の真意を読み取ることはできません。日常生活の中でも「ことば」に対する感度を高め、辞書を引く習慣を徹底させることが、記述力の向上にも直結します。
理科・社会の「体系化」と「関連付け」
理科と社会は、単なる暗記科目と捉えられがちですが、Sコースでは「データ読み取り」や「時事問題との関連」を問われる問題が多く出題されます。
単語を一つずつ覚えるのではなく、社会であれば歴史の因果関係や地理的背景をセットで、理科であれば現象のメカニズムを原理から理解するように心がけましょう。自分の手でまとめノートを作成したり、地図や図録を頻繁に眺めたりすることで、知識を「点」ではなく「面」で捉えられるようになります。
子供がSコースを目指したり、実際に在籍したりしていると、保護者の悩みは尽きないものです。ここでは代表的な悩みとそのアドバイスをまとめました。
「前回はSコースだったのに、今回はBコースまで落ちてしまった......」というような成績の波は、中学受験では珍しくありません。しかし、親が過剰に一喜一憂すると、子供は失敗を恐れて消極的になってしまいます。
アドバイス: 偏差値やコースのアルファベットに固執しすぎず、「何ができていて、何が課題なのか」という中身に目を向けてください。Sコースから落ちたとしても、それは「基礎を見直すチャンス」と捉えるくらいの心の余裕を持つことが、長期戦を勝ち抜くポイントです。
Sコースの教材や課題は難易度も量も膨大です。真面目な子ほど全てを完璧にやろうとして、深夜まで起きてしまうことがあります。
アドバイス: 「捨てる勇気」を持ってください。Sコースであっても、その時の子供の定着度に応じて、取り組むべき問題の優先順位をつける必要があります。塾の先生や個別指導の講師と相談し、今の子供に本当に必要な演習に絞ることで、睡眠時間と学習効率を両立させましょう。
いわゆる「Sコースの壁」にぶつかり、維持ができない状態です。
アドバイス: この状態にある子は、基礎力はあるものの「初見問題への粘り」や「ケアレスミスの排除」が最後の数点に響いていることが多いです。テストの解き直しを徹底し、「なぜ間違えたか」を徹底的に言語化させる練習をしましょう。また、週テストの結果に一喜一憂せず、5週に一度の「組分けテスト」で本領を発揮できるよう、長期的な視点でスケジューリングを組むのが得策です。
関連記事:中学受験は母親で決まる?成功に導く方法と注意すべきポイントとは
どんなに優秀な子でも、成績が停滞(スランプ)する時期はあります。Sコースを目指す中でのスランプ脱出法を解説します。
成績が下がった時、まずは「失点の質」を分析します。
これらを区別せずに「もっと勉強しろ」と言うのは逆効果です。ミスであれば「見直しルーティン」の確立を、実力不足であれば「予習シリーズ」の該当箇所に戻る勇気を持ちましょう。
Sコースレベルの生徒にありがちなのが、難問ばかりに目が行き、基礎が疎かになるケースです。算数の「一行問題」を毎日欠かさず解く、漢字を1日10個確実に覚えるといった、当たり前のことを徹底し直すだけで、偏差値の下支えが安定します。「急がば回れ」の精神が、スランプ脱出には有効です。
親子の関係が悪化している場合や、特定の苦手単元が自力で解決できない場合は、個別指導や家庭教師をスポットで活用するのも一つの手です。四谷大塚のカリキュラムを熟知しているプロに、現在の学習状況を診断してもらうことで、親だけでは気づけなかった「成績が伸びない真因」が見えてくることがあります。
関連記事:塾の掛け持ちはアリ?メリット・デメリットと成功させるポイントを解説
四谷大塚のSコースに在籍する生徒の多くは、日本最高峰の難関校を志望し、実際に合格を勝ち取っています。
Sコースでの学習は、これらの学校で出題される「思考の深さ」や「多角的な視点」を養うのに最適な内容となっています。Sコースを維持できているということは、これらの最難関校と戦える土俵に立っているという証でもあります。
中学受験界の二大巨頭である四谷大塚とサピックス。どちらを選ぶべきか迷う方も多いですが、Sコースレベルを検討する上での主な違いは以下の通りです。
「じっくり腰を据えてテキストで学びたい、予習も大事にしたい」なら四谷大塚、「圧倒的な演習量と競争の中で揉まれたい」ならサピックスが向いていると言えます。
四谷大塚のSコースは、単なる成績優秀者の集まりではなく、自律した学習習慣と深い思考力を持った子供たちが切磋琢磨する場所です。
Sコースに入ること、そしてそれを維持することは確かに大変な努力を要しますが、そこで得られる「論理的思考力」や「最後までやり抜く力」は、中学受験の結果以上に、その後の人生において大きな財産となります。
保護者の方は、テストの数字に振り回されることなく、子供が前向きに「なぜ?」を解決していける環境をサポートしてあげてください。日々の小さな「分かった!」の積み重ねこそが、Sコースへの一番の近道です。
もしご家庭での学習に迷いや不安を感じたときは、SS-1の学習カウンセリングをご利用ください。第三者の視点も活用しながら、最適なアプローチを一緒に探していきましょう。

この相談に答えた講師
中学受験 個別指導のSS-1
中学受験 個別指導のSS-1 編集部です。本コーナーは中学受験を目指すご家庭のお母さん、お父さんから実際に成績や学習に関するお悩みについてご相談いただいた経験をもとに、中学受験専門のプロ講師による学習アドバイスを発信している中学受験ブログです。お子さまの努力とご家庭のサポートが実を結ぶよう、SS-1がその一歩を支えられましたら嬉しく思います。

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