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苦手科目になかなか手を付けられないまま、合不合・組分けの成績が下がりました。

最終更新  公開日
カテゴリー:テストの成績の事で悩んでいる
苦手科目になかなか手を付けられないまま、合不合・組分けの成績が下がりました。

Q

今年6年生になる息子がいます。小3から早稲田アカデミーに通っています。
6年にもなってお恥ずかしい話ですが、苦手科目の学習を後回しにしがちで、ほとんど手を付けません。宿題すら中途半端な状態です。
4月の合不合・5月の組分けと、立て続けにひどい成績をとり、さすがに子供の中にもやらなければという気持ちが芽生えてきているようではあるのですが......。
何かアドバイスをいただけますとありがたく思います。

A

この度はご相談ありがとうございます。

親御さんの視点から「やらなければ」という気持ちが垣間見えるということは、それだけでもお子さんが受験生としてかなり成長してきた証です。

2科目受験や単科受験が以前に比べると増えてきたとはいえ、多くの人気校の入試は4科目の総合得点勝負です。
得意な科目を伸ばすだけではなく、苦手な科目において大きな穴を埋め、失点を防ぐ学習がどうしても必要になってきます。

とはいえ苦手科目、やる気出ないですよね。
気持ちが乗らない苦手科目に取り組むのは、小学生にとって容易なことではありません。

サポートする大人が真っ先にすべきは「やらない」と「できない」の見極めです。


苦手科目に向き合おうとしたときに、

「具体的にどの教材を使ってどんな作業をすればよいか」が、
子どもの中で明確になっているか。
(ここがあいまいだと、これを考えるだけで時間がすぎていきます)

上記の作業は、ひとりでも実行可能なものか。

その作業を進めるための知識は入っているか、
あるいは何かを調べれば分かる状態か、
もしくは誰かに教わる必要があるのか。


このあたりが明確になっていない状態で「やりなさい」と言っても、事態はなかなか改善しません。

「分からない」が多すぎて、ひとりではどうしようもない場合は、しばらくの間、周囲の大人が一緒についてあげる必要が出てきます。

動画教材などである程度情報を手に入れられるお子さんであれば、そういったものをフル活用するのもありでしょう。


嫌いになりすぎて、大人と一緒にやること・誰かに教わることすら拒むケースもあります。

その場合は、お子さんが耳を傾けやすい第三者が見つけられればそれが理想的ですが、そうでなければ目標の見直しなどが必要になってくるかもしれません。


上記のポイントがある程度クリアになり、あとはやるだけ、しかしモチベーションが......という段階までくれば、あとは取り組むための仕組み作りです。


どんなに勉強量が少なくてもゼロよりはマシですから、一日の学習スケジュールの中で、5分だけでも苦手科目に向き合う時間を作るところから始めましょう。

苦手科目が何かによっても具体的な対策は変わってきますが、仮に苦手科目が理科や社会でしたら、授業毎の小テスト対策から始め、まずは気分よく授業を受けられる状態を作ってあげたいところです。

そのあたりはすでにクリアできているということでしたら、今後周回することになるであろうまとめ教材を今の時期から少しずつ進めておくのもひとつの手です。

早稲アカでしたら『基本事項』がメインになるかと思われますが、市販の『コアプラス』や『メモリーチェック』『四科のまとめ』といった教材の中に、よりお子さんがやりやすいと感じられるものがあればそれで良いかと思います。

まとめ教材にはそれぞれメリット・デメリットがありますが、苦手を克服するステージにおいては、「お子さんにとってのとっつきやすさ」を優先して教材を選ぶほうがよいかと思います。

1日2~4ページ、コツコツ進めるだけでも、だいぶ状況は変わってきます。


とはいえ、初めてのお子さんの初めての中学受験ですと、冒頭の「やらない」のか「できない」のかの見極めもけっして簡単ではありません。

塾の苦手科目の先生が信頼できる先生であれば、直近の答案分析なども含めて積極的に相談してみましょう。

何らかの事情でそれが難しい場合は、SS-1の学習カウンセリングなど、相談相手として別のプロを探してみるのもひとつの方法です。


この度はご相談いただきましてありがとうございました。

お子さんが「やらないと」という気持ちをできるだけ行動と結果に変えていけるよう、応援しております。

馬屋原 吉博(Umayahara Yoshihiro)

この相談に答えた講師
馬屋原 吉博(Umayahara Yoshihiro)
バラバラだった知識同士がつながりを持ち始め、みるみる立体的になっていく授業は、受験生はもちろん、保護者の方にも楽しんでいただけると好評です。「頭がよくなる謎解き社会ドリル」「CD2枚で古代から現代まで 聞くだけで一気にわかる日本史」「今さら聞けない!政治のキホンが2時間で全部頭に入る」など、中学受験生に役立つ著書も多数執筆しています。

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