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早稲アカで御三家対策は足りる?NNを活かせる子・補強が必要な子の判断基準

最終更新 / 公開日
カテゴリー:授業の事で悩んでいる
早稲アカで御三家対策は足りる?NNを活かせる子・補強が必要な子の判断基準

Q

早稲アカに通っています。御三家対策は塾とNN志望校別コースだけで足りるのでしょうか?

A

こんにちは。中学受験 個別指導のSS-1です。

結論からお伝えすると、早稲アカでも御三家を目指せますが、通常授業やNN志望校別コースを「受けているだけ」で対策が足りるとは限りません。

判断したいのは、塾名や合格者数ではなく、標準問題の取りこぼしが減っているか、初めて見る問題でも考え方を組み立てられるか、NNや過去問の誤答を翌週までに白紙から解き直せるかです。これらが回っていれば、早稲アカを軸に御三家対策を進めやすいでしょう。

早稲アカでも御三家は目指せる。ただし「NNに入れば十分」ではない

「SAPIXから早稲アカに移ったら算数が簡単に感じる」「通常授業だけで開成や麻布の思考力問題に間に合うのか」と不安になるご家庭は少なくありません。ただし、問題が簡単に見えることだけで、御三家対策が不足しているとは判断できません。

標準問題を速く正確に処理する力は、御三家の入試でも得点の土台になります。難問に取り組めても、計算、典型題、知識問題で失点が続けば、合格点は安定しにくいためです。

一方、基本パターンの反復だけで、初見の条件を整理する力、理由を言葉で説明する力、長い記述答案を組み立てる力まで自然に身につくとは限りません。そこで小6では、通常授業で土台を固めながら、NN志望校別コースや過去問で学校別の力を伸ばせているかを確認する必要があります。

「早稲アカかSAPIXか」という塾比較だけで決めるのではなく、通常授業で基礎を整え、NNや過去問で志望校特有の課題を補えているかを見ます。

2026年度合格実績とNN志望校別コースから分かること

早稲田アカデミーの公式サイトでは、2026年度の御三家合格者数として、次の人数が公表されています。

学校 2026年度の公表合格者数
開成 179名
麻布 115名
武蔵 71名
桜蔭 118名
女子学院 144名
雙葉 70名

この実績から、早稲アカを軸に御三家へ合格する道筋があることは確認できます。ただし、合格者数は塾全体の人数であり、在籍人数、受講講座、他塾や個別指導との併用状況まで含めた、お子さん個人の合格率を示す数字ではありません。

早稲アカの御三家対策の中心になるのが、小6のNN志望校別コースです。開成、麻布、武蔵、桜蔭、女子学院、雙葉の各クラスがあり、学校ごとの出題傾向に合わせたオリジナル教材と授業が用意されています。

  • 同じ第一志望校を目指す受験生が集まり、学校別の演習に取り組む
  • 通常授業では扱いにくい、初見問題、記述、問題選択などを学校別に練習する
  • NN担当講師が模試結果や学習状況を見ながら、志望校に向けた助言を行う
  • 受講資格が必要なため、NN志望校別オープン模試などで現在地を確認できる

したがって、早稲アカの御三家対策を考える際は、「NNに申し込んだか」ではなく、「志望校のNN資格を得られる位置にいるか」「NNの問題を自力で復習できているか」まで確認することが重要です。

御三家対策が足りているかを判断する5つの基準

御三家対策が足りるかは、偏差値一つでは判断できません。次の5項目を、答案、ノート、宿題の残り方から確認してください。

判断基準 足りている可能性が高い状態 補強を考えたい状態
NN資格と模試の位置 志望校NNの資格を得ており、得点源と弱点を説明できる 資格に届かない原因が毎回同じで、対策が「難問を増やす」だけになっている
標準問題の精度 計算、典型題、知識問題の失点が少なく、時間を難問に残せる 難問は解けても、正答率の高い問題で計算ミスや読み落としが続く
白紙での解き直し 解説を閉じ、数日後に自力で再現し、考え方を説明できる 答えを見れば分かるが、数字や条件が変わると手が止まる
1週間の復習回転 NN、通常授業、テストの優先問題を次の授業までに復習できる 宿題の提出だけで週が終わり、間違えた問題が積み残される
過去問の失点原因 年度ごとの点数だけでなく、失点原因が減り、合格点への道筋が見える 同じ単元、時間不足、記述不足を繰り返し、点数差が縮まらない

特に大切なのは、解き直しで正解したかではなく、「なぜその方針を選んだのか」を本人が説明できるかです。解説の手順を覚えただけでは、御三家で出やすい初見問題や条件変更に対応しにくくなります。

また、合不合判定テストやNN志望校別オープン模試で判定が良くても、過去問の答案で記述の根拠が抜ける、最後まで解き切れないといった状態が続けば、学校別対策はまだ十分とはいえません。模試と過去問は役割が違うため、両方の答案を見て判断しましょう。

学校別に見る、答案で確認したい力

男子御三家・女子御三家は、どの学校も難関校ですが、求められる答案の形は同じではありません。「御三家向けの難問を増やす」のではなく、第一志望校で必要な力が答案に表れているかを確認します。

学校 答案で確認したい力 不足を疑うサイン
開成 複数の条件を整理し、途中式や根拠を残しながら正確に処理する力 難問に時間を使いすぎ、取るべき問題を落とす。途中式がなく、見直しができない
麻布 初めて見る設定を試しながら整理し、考えた過程を言葉や図で説明する力 知っている解法を探すだけになり、条件が変わると方針を立てられない
武蔵 資料や文章を丁寧に読み、自分の考えを筋道立てて表現する力 結論だけを書き、理由や観察した事実を答案に残せない
桜蔭 高い難度の問題を時間内に処理し、4科で大きな穴を作らない力 一つの科目に時間が偏り、記述の要素不足や未着手が続く
女子学院 幅広い範囲を短時間で処理し、選択肢や知識問題の根拠を正確に判断する力 選択肢を感覚で選び、本文や資料に戻って根拠を確認できない
雙葉 設問を丁寧に読み、基礎知識を正確に使い、必要な内容を簡潔に書く力 読み落とし、表記ミス、条件不足が多く、分かっている内容を得点にできない

同じ算数の失点でも、開成で問題選択が遅い場合と、麻布で試行の過程を組み立てられない場合では、必要な練習が異なります。国語でも、長い記述を書けばよい学校と、選択肢の根拠を素早く見抜く必要がある学校では、復習の仕方が変わります。

NNの教材を全部終えることより、第一志望校で点になる問題を選び、誤答の原因に合った解き直しをすることが優先です。

ケース別:早稲アカの学習をどう整えるか

早稲アカで御三家を目指す場合、全員に同じ追加教材や個別指導が必要なわけではありません。現在の状態に近いケースから、優先することを決めます。

現在の状態 見立て 優先すること
NN資格があり、復習も翌週までに回る 早稲アカ中心で足りる可能性が高い 教材を増やさず、NNと過去問の誤答原因を減らす
NN資格はあるが、特定科目だけ点が安定しない 塾全体ではなく、科目や答案の一部を補う段階 記述、図形、理科計算など、失点の型を限定して補強する
NN資格に届かず、標準問題の失点が多い 難問不足より、基礎の取りこぼしが先 通常授業、カリキュラムテスト、模試の正答率が高い問題から立て直す
NNや通常授業の宿題が終わらない 量を増やすほど、解き直し時間が減る 提出範囲と定着させる範囲を分け、今週の優先問題を絞る
模試判定は良いが、過去問で合格点に届かない 学校別の時間配分や答案作成に課題がある 年度別の点数ではなく、未着手、時間超過、記述不足を分類する

特定科目だけ弱い場合は、転塾や4科すべての教材追加より、失点している科目・単元・答案の癖を限定して補う方が、今の学習リズムを崩しにくくなります。

SS-1の早稲アカ生の合格体験談にも、女子学院を目指す中で、理科の低迷と国語の成績の波を個別に補い、間違えやすい癖や弱い単元を整理したケースがあります。これは同じ結果を約束するものではありませんが、「塾全体が足りない」と考える前に、答案に表れた原因だけを補う見方の参考になります。

家庭で今週確認する3つのこと

家庭で確認するときは、保護者が難問を教える必要はありません。直近の答案を並べ、本人がどこまで自力で再現できるかを見るだけでも、次の優先順位は整理できます。

  1. 直近のNN志望校別オープン模試、合不合判定テスト、通常授業のテストから、各科目2〜3問ずつ誤答を選ぶ
  2. 解説を閉じた状態で白紙に解き直し、「知識不足」「方針が立たない」「途中で計算を崩した」「時間不足」に分類する
  3. 次の1週間は、最も得点への影響が大きい原因を一つだけ選び、同じ型の問題で改善したか確認する

解き直しの際は、「分かった?」と聞くだけではなく、次の点を確認してください。

  • 最初に何に注目したかを説明できるか
  • なぜその式や選択肢を選んだのかを説明できるか
  • 間違えた理由を「ケアレスミス」で終わらせず、具体的に言えるか
  • 数日後に同じ問題を白紙から解けるか
  • 次のNNや通常授業までに、優先問題の復習が終わるか

ここで「答えを覚えているだけ」「毎週同じ原因で落としている」「復習前に次の課題が来る」と分かった場合は、教材を追加する前に、今ある課題の量と順番を見直します。

早稲アカを続けながら補強を検討する目安

次の状態が続く場合は、早稲アカを辞めるかどうかをすぐ決めるのではなく、科目別・単元別の補強を検討する段階です。

  • NNや模試で、同じ失点原因が3回以上続いている
  • 宿題を提出していても、数日後に白紙から解き直せない
  • 一つの科目が合格点との差の大半を占めている
  • 過去問の点数が伸びず、時間不足や記述不足の原因が分からない
  • NN資格を取るために難問ばかり増やし、標準問題の失点が残っている
  • NNと通常授業の復習が重なり、睡眠や他科目の学習時間を削っている

補強するときも、早稲アカの代わりに別のカリキュラムを丸ごと足すのではなく、今の答案で最も合格点を下げている一か所に絞ることが大切です。

早稲アカの通常授業とNNをどのように活かし、SS-1ではどの部分を補えるのかを確認したい方は、SS-1の授業の仕組みやサポート内容がわかる資料をご覧ください。

「NNには入れているのに過去問が伸びない」「NN資格に届かない原因が分からない」「宿題と復習のどちらを優先すべきか判断できない」という場合は、答案やノートをもとに相談できる無料学習カウンセリングで、早稲アカを続けながら何を残し、何を補うかを整理できます。

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この相談に答えた講師
中学受験 個別指導のSS-1 編集部
中学受験 個別指導のSS-1 編集部です。本コーナーは中学受験を目指すご家庭から実際にご相談いただいた内容をもとに、中学受験専門のプロ講師による学習アドバイスを発信しています。

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