早稲アカは2月から新学年。宿題が終わるかだけでなく、授業翌日の解き直し、テスト前後の復習、睡眠まで、親が最初の2週間で確認したい学習サイクルを学年別に解説します。

早稲アカの小5になり、宿題が終わらず毎日きついです。転塾した方がよいでしょうか?

こんにちは。中学受験 個別指導のSS-1です。
早稲アカの小5で「宿題が終わらない」「毎日きつい」と感じたとき、宿題を全部やり切ろうとする前に、1週間の使い方を組み直す必要があります。小5は通塾日数と授業時間が増えるため、小4までと同じ進め方では回らなくなるのが自然です。
結論からお伝えすると、宿題が終わらないことだけを理由に、すぐ転塾を決める必要はありません。まずは、通塾日は回復と宿題の仕分け、非通塾日は理解と演習、週末はテスト直しと積み残しの整理に役割を分け、宿題は○△×で分類して「△を○にする」問題を優先してください。
立て直しの基準は、提出した量ではなく、授業で習ったことを白紙から自力で再現できる問題が増えているかです。睡眠を削る、答えを写す、親子げんかが続く状態なら、宿題量や優先範囲を塾に相談しましょう。
早稲田アカデミーの現行の小学5年生Sコース実施要項では、通常授業は週3日、時間は17:00~20:30です。さらに、隔週土曜日の16:30~19:10にカリキュラムテストが予定されています。
小5は「授業が増える」のに「家庭学習に使える平日が減る」学年です。帰宅後に夕食や入浴を済ませれば、通塾日にまとまった復習時間を取れないご家庭も少なくありません。
| 項目 | 小4 | 小5 | 家庭への影響 |
|---|---|---|---|
| 通常授業 | 週2日が基本 | 週3日が基本 | 宿題を進められる平日が1日減る |
| 終了時刻 | 19:40までが基本 | 20:30までが基本 | 通塾日の夜に重い学習を入れにくい |
| 土曜テスト | 隔週で実施 | 隔週16:30~19:10 | 土曜を丸ごと宿題日にしにくい |
| 学習内容 | 基本的な典型題が中心 | 割合・速さ・比につながる重要単元が増える | 分からない問題を放置すると後の単元に影響しやすい |
早稲アカのカリキュラムには、総合回や季節講習で既習内容を振り返る機会があります。これは、最初からすべてを完璧にするのではなく、時間を置いて繰り返し定着させる考え方です。
ただし、復習の機会を待っている間にも、カリキュラムテストや組分けテストはやってきます。「あとでまた出るから今は全部放置」でも、「今週中に全部完璧」でもなく、次につながる基礎と理解不足を選んで埋めることが大切です。
同じ「宿題が終わらない」でも、原因によって対処は変わります。まず1週間だけ、科目ごとに開始時刻、終了時刻、止まった問題、答えを見た問題を記録してください。
見るべきなのは、勉強時間の長さではなく、どこで時間が止まっているかです。原因は大きく、時間不足、理解不足、実行の詰まりの3つに分けられます。
| 原因 | 家庭で見えるサイン | 最初に行うこと |
|---|---|---|
| 時間不足 | 集中していても、予定された宿題量が空き時間を超えている | 宿題の最低範囲を塾に確認し、問題数を調整する |
| 理解不足 | 1問で10~15分以上止まる、解説を読んでも式の意味を説明できない | 長く考え続けず、質問する問題として分ける |
| 実行の詰まり | 始めるまでが長い、好きな科目だけ進める、丸つけが後回し | 開始時刻と終了時刻を決め、短い単位で区切る |
特に注意したいのは、宿題を提出するために答えを写している、睡眠時間を削っている、間違えた問題をそのままにしている状態です。量はこなしていても、授業内容の定着にはつながりにくくなります。
また、苦手科目を避けて得意科目だけ進めている場合は、苦手科目を最初や最後にまとめて置くのではなく、得意科目の短い学習の間に、苦手科目を15~20分だけ入れると取りかかりやすくなります。
早稲アカ5年生のスケジュールは、曜日ごとに宿題を均等配分するより、日ごとの役割を決めた方が回りやすくなります。校舎によって授業曜日が異なるため、次の表を家庭の曜日に置き換えてください。
| 日 | 主な役割 | 取り組む内容 | 避けたいこと |
|---|---|---|---|
| 通塾日 | 回復・仕分け | 朝に計算や漢字。帰宅後は宿題一覧の確認、授業で分からなかった問題への印付け、翌日の準備まで | 20:30の授業後に難問を長時間解く |
| 非通塾日1 | 算数の理解 | 授業例題の解き直し、△問題、計算。理社の短い確認 | 最初から発展問題を全部解く |
| 非通塾日2 | 国語・理社の定着 | 漢字・語句、読解の間違い直し、理社の授業範囲を短時間で反復 | 週末まで理社を手つかずにする |
| テストのある土曜 | 確認・受験 | 午前に覚える範囲を軽く確認。帰宅後は採点と間違いの分類まで | テスト後に全問をその日のうちに解き直す |
| 日曜 | 解き直し・調整 | テストの△問題を2~3問解き直す。終わらなかった必須宿題を補う。翌週の予定を決める | 朝から夜まで積み残しを詰め込む |
通塾日の夜を「宿題を進める日」から「分からない箇所を見える化する日」に変えるだけでも、非通塾日の迷いが減ります。
スケジュールは、先に宿題を書き込むのではなく、睡眠、学校、食事、移動、習い事を入れた残り時間から作ります。残り時間より宿題の見積もりが多い場合は、本人の気合いではなく、宿題範囲の調整が必要です。
1週間の予定は30分単位で埋めすぎず、平日に1枠、日曜に1枠の予備時間を残してください。学校行事や体調不良があっても、全体が崩れにくくなります。
リライト元の記事でもお伝えしていた通り、宿題は○△×に分類すると優先順位を決めやすくなります。すべての問題を同じ濃さで繰り返す必要はありません。
| 印 | 状態 | 次の行動 |
|---|---|---|
| ○ | 自力で正解し、解き方も説明できる | 類題を1問確認したら、反復しすぎず次へ進む |
| △ | 不正解だったが、ヒントや正しい考え方があれば解けそう | 最優先で解説を確認し、白紙から解き直す |
| × | 手が止まり、解説を読んでも考え方が分からない | 長時間粘らず、塾や個別指導で質問する問題にする |
家庭学習で最も点数につながりやすいのは、△を○に変える時間です。○を何度も解くと宿題は進んだように見えますが、新しく解ける問題は増えません。×に長く粘ると、ほかの科目まで終わらなくなります。
具体的には、最初の数問を解いて難度を確認し、1問に使う上限時間を決めます。上限を超えたら印を付け、答え合わせの後に、次の4つへ分けてください。
塾から指定された宿題を減らす場合は、家庭だけで判断せず、担当の先生に相談しましょう。その際は「宿題が多いです」だけでなく、どの教材の何ページに何分かかり、△と×がいくつあったかを伝えると、調整の話が具体的になります。
算数は、問題数をこなす前に、授業で扱った例題や基本問題を自力で再現できるか確認します。ノートを見ながら分かった状態と、白紙に図や式を書いて解ける状態は別です。
割合、速さ、図形などは後の単元につながります。1問で止まる時間が長い場合は、宿題量の問題ではなく、授業理解を補う必要があります。質問する問題を2~3問に絞り、次の授業までに解決しましょう。
漢字や語句は朝や短い時間に回し、読解はまとまった時間に行います。長文を毎回最初から解き直すのではなく、間違えた設問について、本文の根拠と選択肢の違いを確認します。
「なぜその答えになるか」を説明できない問題を△として残すと、国語の宿題も量ではなく理解で管理できます。
理科・社会は、非通塾日に20~30分ずつ入れ、授業内容、小テスト範囲、間違えた知識を短く繰り返します。週末にまとめて覚えようとすると、算数や国語の積み残しと重なりやすくなります。
ただし、用語だけを丸暗記するのではなく、理科なら現象の理由、社会なら地図・資料・出来事のつながりも確認してください。答えを隠して言えるだけでなく、問題文の聞かれ方が変わっても答えられるかが定着の目安です。
早稲アカでは、カリキュラムの中に総合回があり、春期・夏期・冬期講習でも既習内容を振り返る機会があります。スパイラル型の学習は、一度で定着しなかった単元に再び触れられる点がメリットです。
一方で、テストのたびに全範囲を解き直そうとすると、次の授業の宿題が止まります。テスト後は点数より先に、失点原因を「知識不足・解法理解・読み違い・時間不足」に分けてください。
SS-1の合格体験談でも、塾で分からなかった問題をピンポイントで確認したり、複数の模試結果から「できるようになったこと」と「次にやること」を整理したりした例があります。個別の結果はさまざまですが、答案をもとに次の1週間の行動へ落とし込むことは、宿題に追われる状態を変えるうえで有効です。
早稲アカの授業を本人が楽しんでいて、担当の先生に相談できる関係があるなら、宿題が終わらないという理由だけで、すぐに転塾する必要はありません。まずは2~3週間、宿題の優先順位と1週間の役割分担を変えてみましょう。
転塾を考える前に、授業が合っていないのか、宿題の回し方が合っていないのかを分けることが重要です。塾を変えても、学習の開始が遅い、分からない問題に長時間粘る、解き直しをしないといった原因が残れば、同じ状態になる可能性があります。
| 早稲アカを続けながら調整しやすい状態 | 転塾・校舎変更も検討したい状態 |
|---|---|
| 授業は楽しく、説明を聞けば理解できる | 複数科目で授業内容がほとんど理解できない |
| 宿題範囲や質問方法を先生に相談できる | 相談しても宿題量や質問対応の調整が難しい |
| 睡眠を確保した上で、必須問題は回せる | 睡眠不足や体調不良、強い拒否反応が続く |
| ○△×で整理すると学習が進む | 量を減らしても、授業と家庭学習の両方が機能しない |
塾に相談するときは、1週間の記録、宿題の○△×、直近の答案を持参し、「最低限どこまで行うか」「質問すべき問題はどれか」「クラスに対して難度が合っているか」を確認してください。
家庭だけで判断しにくい場合は、早稲アカの教材や答案を第三者に見てもらう方法もあります。塾の使い方や宿題の整理について知りたい方は、SS-1の資料請求から、失敗しない塾の使い方がわかるデジタルパンフレットをご覧ください。
すでに答えを写すことが増えている、親が教えるとけんかになる、どの宿題を減らしてよいか分からない場合は、答案やノートをもとに整理する方が早いことがあります。SS-1では、できていない問題を増やして数えるのではなく、今の学習を止めている原因と、次の1週間で優先する課題を具体化します。
早稲アカの授業を続けるか、宿題を減らすか、個別指導を併用するか迷われている方は、SS-1の無料学習カウンセリングからご相談ください。お子さんの答案、宿題、1週間の生活時間を一緒に確認し、無理なく続けられる形を考えていきます。

この相談に答えた講師
中学受験 個別指導のSS-1 編集部
中学受験 個別指導のSS-1 編集部です。本コーナーは中学受験を目指すご家庭から実際にご相談いただいた内容をもとに、中学受験専門のプロ講師による学習アドバイスを発信しています。
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