早稲田アカデミーにお通いの保護者様より「過去問演習、実際のところどれだけ重要なのでしょうか。」というご相談をいただきました。中学受験プロ講師のアドバイスをご紹介。

塾別 成績の上げ方[早稲田アカデミー]

小5の息子が早稲田アカデミーのたまプラーザ校に通っています。
国語や社会の暗記分野をすぐに忘れてしまうことが多く、その場限りの記憶になっています。
本人にも自覚があるようですが、「言葉(語句や地名)が思い出せない」「言葉が思い出せても正しく書けない」などとあり、実際に組分けテストでは漢字が書けないために点を落としている場合もあります。
親子ともに困っています。どうしたら覚えきれますか。

ご相談ありがとうございます。
早稲田アカデミーにお通いで、暗記の仕方にお困りのようですね。
まず、「言葉が思い出せても正しく書けない」のほうからお伝えします。
お子さんの覚え方、その具体的な方法を確認なさってください。
例えば、何度も見たり声に出して言ったりして覚えているケースなら、「漢字で書けない」という事態が容易に考えられます。社会の地名に多いでしょう。
その場合は、現状の方法に、「書いて覚える」という方法を追加しましょう。
体感も加えてみる、ということです。
実際に大量の暗記物を目の前にすると、勉強意欲が減退して、結果としてぼんやりとした時間を過ごしていた、などということはよくあります。
大人でもそうなのですから、お子さんの年齢ならなおさらです。
その時間に比して、やはり「書く」という行動を取り入れる場合は面倒ですが早さが期待できます。
お子さんが嫌がる場合、一部分でも取り入れてみる、といった工夫を諭してください。
「書けるようになるまで覚える」、「覚えたことは書いて確認する」という習慣づけをして、記憶を確実にしていきましょう。
次に、「言葉(語句や地名)が思い出せない」のほうですが、こちらの対応策は、「忘れかける前に、再度、思い出せる癖をつける」というものです。
実際に多くのお子さんは、一度覚えたことで達成感を持ってしまうものです。
このことを知らないお子さんの共通点として、「完璧」、「大丈夫」といった言葉を口癖のように使うことが挙げられますね。
まだ学習の経験が浅いわけですから、「覚えた状態・覚えきったレベルの維持」という意識が弱いわけです。
暗記した翌日に、あるいは翌々日に、すぐに思い出せるかどうか確認なさるとよいでしょう。
正しく漢字で書けるかどうか、これは親御様が細かくチェックなさってください。
書けていなければ、繰り返し書かせてください。
この際、ダラダラとさせずに、時間を決めて取り組ませると良いでしょう。
そもそも、なぜこのような現象になるのでしょうか。
それは、塾のハードなカリキュラムにあります。
いったん覚えたものをしっかりと定着させられると理想的ですよね。
しかし、現実としては、次から次へとカリキュラムが進み、次から次へと暗記すべき量が増していきます。
ですから、どうしてもその場限りの暗記・勉強になっているお子さんが多くなるわけです。
当たり前ですが、入試において実になっていない勉強は合格に結びつきません。
「わかる」と「できる」の違いはここにあります。
翌日、あるいは翌々日という日に思い出す訓練をする、という意識と実行力があれば、定着度は高まり、また、思い出しやすくもなるものです。
つまり、少しの工夫が必要であるわけです。
ここで注意点があります。
はじめに覚える量が多量の場合、いくつかに区切って覚えていくわけですが、2日目、3日目と新たなものだけを覚えていくのではなく、すでに覚えたものから確認しておく、というものです。
はじめのほうは何度も繰り返していますから、おおかた覚えていて、時間も短く済みますね。
何よりお子さんの姿勢が前向きになります。
記憶を強化することで、その内容は一気に固まります。
2度目以降のチェックは、1週間後、組分けテスト前の約1ヶ月後というように徐々に間をあけていってもよいかもしれません。
徐々に期間を広げていくとよいでしょう。
お子さんがこうした習慣に楽しさを抱かれるようになったら、理想的ですね。
お子さんの学力向上を切に願っております。
その他に何かございましたら、お気軽にSS-1にご連絡ください。
この度は、ご相談いただきまして有り難うございました。

この相談に答えた講師
中学受験 個別指導のSS-1
中学受験 個別指導のSS-1 編集部です。本コーナーは中学受験を目指すご家庭のお母さん、お父さんから実際に成績や学習に関するお悩みについてご相談いただいた経験をもとに、中学受験専門のプロ講師による学習アドバイスを発信している中学受験ブログです。お子さまの努力とご家庭のサポートが実を結ぶよう、SS-1がその一歩を支えられましたら嬉しく思います。

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