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夏休みに、計画に沿って学習を進めるためにはどうすればよいでしょうか...

最終更新 / 公開日

Q

サピックスの横浜校に通っています。
いつも授業・テストの復習を後回しにしてしまうために、行うべきことをこなしきれていません。
夏期講習会の予定などもすでに決まっていますが、かなりタイトなスケジュールとなっているためにこのままだと不完全燃焼な夏になってしまうのではないかと不安です。
子供に予定をまもらせる(計画倒れにさせない)ためにはどうすればよいでしょうか。

A

この度はご相談ありがとうございます。サピックスに通っていらっしゃるのですね。

普段から、やるべきことをこなしきれないということは、予定を立てる段階と、実際に予定を進める段階のどちらか、あるいはその両方に問題がありそうですね。
夏休みの計画を立てる前に、まずはふだんの計画の立て方と、その進め方を見直してみましょう。

塾から言われた「やるべきこと」をそのまま、お子さんの「やるべきこと」と受け止めてしまうと、最初からこなせるはずのない計画を立ててしまいかねません。
あれもやらせたい、これもやらせたいと、詰め込みすぎないように気をつけて、本当に今、優先的に取り組むべきことなのかどうかを冷静に考えることが大切です。

◆普段の課題の優先順位

まずは、塾から指示されている課題や自主的に取り組んでいるものを一週間分すべて書き出してみましょう。
そして、それぞれにどれくらいの時間をかけているのか、およその所要時間をメモしておきます。

次に、最近のテスト結果から見えることや、ご家庭での様子から感じていること、さらに面談で指摘されたことなどを振り返って、これから強化していきたい苦手分野や、さらに伸ばしていきたい得意分野を紙に書き出してみてください。

そして、書き出しておいた課題のうち、どれが何に役立つのかを考え、課題の優先順位をA・B・Cにランク分けしてみましょう。

Aは、予定時間を多少オーバーしてでも、じっくり取り組む価値のあるもの。
Bは、解く時間も暗記の時間も、それぞれ予定時間で打ち切って、時間内でできる範囲でよしとするもの。
Cは、「やらなくていい」と割り切って、当面、手をつけないことにするもの。
語句や解法パターンの暗記はBに入れますが、大事なのは、その時間の使い方です。
予定時間を超えてだらだら続けるのはやめましょう。
30分を超えるような暗記時間は与えず、なるべく範囲を細かく分けて、「暗記3分→口頭での確認3分→覚え直し3分→筆記での確認3分」というような短時間のサイクルで集中して取り組ませることが大切です。

じっくり取り組むべきAであっても、ちゃんと手や頭が働いていないようなら、そこで打ち切りましょう。
5分以上手が止まっているようなら、それ以上時間を与えるべきではありません。

また、Cに入れたものの中には、今の学力では難しすぎるけれど入試までにはやっておきたいと思うものもあるかもしれませんが、本当に必要なものは、本格的な志望校対策に入る秋以降にまた授業や宿題で取り組むはずですから、あまり心配は要りません。
(志望校対策の中で扱わないとしたら、少なくともその学校に合格するために必要なものではないということです)

普段できていないという授業やテストの復習の中にも、「その日のうちに見直し、理解して次に進むべきもの」と、「今は棚上げし、いずれもう一度出てきたときに取り組めばよいもの」があるはずですから、そこの見極めに手を貸すのが大人の役割です。

このように、普段の課題の優先順位を考え、それぞれの時間のかけ方を見直すことで、夏休みの計画も立てやすくなります。

◆夏休みの計画

夏休みに優先的に取り組むべきことは何か、塾の面談でも相談されたかもしれませんが、もう一度本人と一緒に書き出してみて、教科ごとに一つか二つ、この夏の目標を絞り込んでみましょう。

そして、その目標を達成するために、どの課題が一番効果的かを考え、1回何分で、1日あるいは1週間に何回やるのか、どの時間帯にやるのかを具体的に考えて、計画表に書き込みましょう。

このとき、親も本人も張り切りすぎて、予定を詰め込みすぎてしまうと、のちのち大変なことになりますので、一週間の予定の中に、やり残しの課題をやるための「予備の時間」を入れておくのがコツです。
計画を立てたときには無理のないスケジュールのつもりでも、外出や来客などで予定が狂うことも多いのが夏休みです。「予備の時間」で、やり残しがたまっていくのを防ぎ、予定通りに済んだときには、家族団欒や遊びに回しましょう。
予定を進めていくうえで、もう一つ大事なのが、「やる予定の課題」と「済んだ課題」の視覚化です。机に向かうときに、今日これから何をやるのかがはっきりしていること。
そして一日の終わりに、自分が今日どれだけのことをやったのかを振り返って、ささやかな達成感を感じることが大切です。

この二つを毎日続けられるように、まずは課題の範囲や予定時間も具体的に書き込んだ計画表を作りましょう。
そして、かごや箱を2つ用意し、前の晩に翌日やる課題を入れておく「予定BOX」と、その日片付けたものから入れていく「完了BOX」とします。

課題が一つ済むごとに予定表の課題の文字を消し、一日の終わりに、空になった予定BOXと、終わった課題が積まれた完了BOXを見てから、翌日にやる予定の課題を紙に書き出して机の前に貼っておきましょう。
この時期に、計画的に予定を一つ一つ消化していく習慣をつけておくことが、中学校でのテスト勉強にも役立ちます。

三日坊主になりがちなお子さんの場合、日々の達成感をより強く味わうために、スタンプラリーのような要素を取り入れてもいいでしょう。
日本地図を貼って、課題が一つ片付くたびに一県ずつ塗りつぶしたり、百円ショップでも売っている、一か月分の日数のポケットのある壁掛けに、コインや駄菓子を入れたりと、本人の興味に合わせて、継続を促すものを試してみてください。

ご本人が自覚を持って日々を過せる様な予定をまずは組み、それをサポート出来る体制を作り上げてください。
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この相談に答えた講師
中学受験 個別指導のSS-1 編集部
中学受験 個別指導のSS-1 編集部です。本コーナーは中学受験を目指すご家庭から実際にご相談いただいた内容をもとに、中学受験専門のプロ講師による学習アドバイスを発信しています。

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