母親が、いつかひどい目にあうから、まじめに勉強しなさいと言っても、遊んでしまう。

ご相談ありがとうございます。
日能研にお通いなのですね。

小学生にとって、友だちと遊ぶことが何よりも優先度が高くなってしまうことは、
ある程度しようがないことなのかもしれません。

また、目の前の「今やりたいこと」に全力投球してしまうことも、視点を変えてみれば、いろんなことに興味を持って、すぐに取り組める行動力もある、ということになるかもしれません。

恐らく、現在のお子さんにとっては、勉強することが大切で楽しいことではなく、お父さんやお母さんにやらされている苦行になってしまっているのかもしれませんね。

であれば、お母さんがいくら未来のことを話しても、勉強することがこの先の未来で困らないことに直結している、と、理解はできないかもしれません。

「いつかひどい目に合うから」
「未来で困らないため」
「まじめに勉強する」
のではなくて、

「得点できたら楽しい、ワクワクする」
「ライバルよりいい点をとったらテンションが上がる」
「難しかった問題が解けたら気持ちいい」
と言ったように、勉強そのものが楽しい！と思えるようにしたほうが健全かもしれませんね。

幸い現状の育テや公開で得点できているときはあるわけですから、もっといい点を何度もとって勉強そのものが楽しめる状況を作っていきましょう。

勉強をしなければ後で苦労するんだから、諦めて面白くなくてもやりなさい！
と言っているようにお子さんが受け止めているのだとしたら、そもそも面白くもないものはやりたくない、と言う反応が出るのは非常に自然なことでもあります。

お子さんの将来を案じて小言を言ってしまわれること、その時のお母さまのお気持ちも痛いほど分かります。

ですが、中学受験はお子さんもお母さんも、毎日つらい思いをしてまで、親子のコミュニケーションを壊してまで取り組むようなものでもありません。

全員で楽しめる環境を作っていただければと思います。

まずはお子さんと一緒に教室に相談に来ていただければと存じます。
ご連絡お待ちいたしております。