灘特進コースで苦手な算数の授業についていけるのか不安です。

最終更新：2023/05/15

日能研に通う小学４年生の娘をもつ母親です。
１月に日能研のテストで、灘特進コースの入室許可をいただくことができ、娘は喜んでいます。
しかし、母親の私から見ると、娘は算数を苦手としており、灘を目指されるようなお子さんの中に入ってついていけるか、非常に不安を感じております。
（今回のテストでも、国語の得点が良かったので、灘特進コースの入室許可をいただいたと思います。）
娘の気持ちを考えるとせっかく許可をいただいたわけですから、このまま入室させるほうが良いのか、あるいは灘特進コースの算数の授業についていけそうになければ、Ｇコースの受講をさせたほうが良いのか、迷っております。
アドバイスをいただけないでしょうか？

この度はご相談ありがとうございます。
日能研の灘特進コースを受講される予定なのですね。

お子様にとってより良い環境をご準備されたい、とお考えなのですね。
まずお母様が不安に思われている「灘を目指されているお子さんの中に入って授業についていけるか」という点ですが、日能研４年生カリキュラム（ステージⅡ）においては授業内容の理解度で大きく差ができる内容は少ないようです。

心配があるとすれば、宿題量の多さで日々の生活に余裕が少なくなることかもしれませんね。特にお子様は算数が苦手ということですので、算数の宿題を消化するのに時間をとる可能性があります。
同じ大手塾の浜学園や希学園と比較して、カリキュラムの進め方はそんなに早くありませんが、授業内容を理解できたか確認し、復習する時間を確保できるかどうかがポイントになります。

お子様の気持ちを考えると、うれしい気持ちで灘特進クラスに入り、がんばってほしいところですが、宿題に「追われる」状態に陥らないか、ご本人のモチベーションを持続できるだけの結果をテストで出すことができるか、とご心配も多いと思います。
幸い日能研の灘特進クラスは、Gクラスと同じカリキュラムで進んでいきますから、まず「試用期間」として数カ月を位置づけ、その期間の宿題消化の状況、テスト結果の推移を見ながら、それ以降在籍するかどうかを見極める、といった方法をとることができます。
こまめに授業の様子をお子様から聞くことや、授業ノートを見ながら復習をした上での宿題演習などを心がけ、試用期間に灘特進クラスでの「手応え」をつかんでください。

学習力育成テスト(旧カリキュラムテスト)では、算数の「共通問題」で100点のうち80点程度の得点が取れているか、に気をつけてみてください。
これくらいの数値を継続できていれば、授業の内容理解に大きな問題点がないといえます。

センター模試においては、「授業内容の理解⇒復習」のみではカバーが難しい領域の問題も出題されますから、「テスト練習」が有効になってきます。
月1回、センター模試の試験時間に合わせて「１問○分で解く」という練習を積んでおくと効果的ですね。