苦手単元である「面積比と辺の比」を克服するために、良い方法はないでしょうか?

最終更新：2023/05/15

日能研の天王寺校に通う小学5年生の男子です。
11月に習った面積の比の単元の学習力育成テスト(旧カリテ)の結果が良くなかったので、冬期講習がよい復習の機会になると思っていましたが、仕上げテストでもやはり似たような問題ができていませんでした。
この単元は入試にとってとても大切と聞いていたので、このまま苦手単元として残るんじゃないかと心配です。
苦手単元克服の良い方法があれば教えてください。

この度はご相談ありがとうございます。
日能研にお通いで、算数の学習でお困りなのですね。

お母様が言われるように、「面積比と辺の比」は中学入試の算数にとって欠かすことができません。特に上位校を目指す場合はなおさらです。
その単元が苦手単元として残りそうだという状況はとても不安だと思います。

今回ご相談をいただきました「面積比と辺の比」という単元を苦手とされるお子様は塾での偏差値が50前後のことが多いようですが、お子様の「持ち偏差値」はいかがですか？　
もし、同じような偏差値でしたら、この単元の｢宿題ノートの作り方｣に着目してあげてください。

チェックポイントは以下の通りです。
[1]テキストの問題図に直接書き込みながら問題を解いている。
[2]ノートに問題図を書くとき、定規やコンパスなどを使っている。
[3]問題図を完全に写し取ってから問題を解いている。
[4]問題図の頂点に記号を書いていない。
[5]問題図に問題文の条件を書き写していない。

[1]が当てはまる場合は、まずノートに図を書いて宿題をするように指導してあげましょう。

[2]が当てはまる場合、フリーハンドで描くと上手く描けない場合は定規の使用を続けてください。できれば、ノートはドット付きか方眼タイプにしてあげて、定規を使わないで済む第1歩を踏み出しやすくしてあげてください。

[3]～[5]が当てはまる場合は、（1）や（2）などの小問ごとに図を描くように指導してください。
ただし、この部分はお子さん一人一人で詰まっている事情が異なりますから、お通いの塾の先生と相談されるほうがよいでしょう。

お子様のこれまでの学習と現在の状況を日能研でご相談されると、適切なアドバイスを頂けると思います。
もし、相談はしたのだけれど、ご家庭での取り組みだけではどうにも改善の糸口が見つからないということでしたらば、お近くのSS-1教室で学習カウンセリングをお受けください。
（SS-1の無料の学習カウンセリングは電話予約制です。）