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希学園についていけないときは転塾すべき?宿題・講座・個別指導を見直す判断基準

最終更新  公開日
カテゴリー:授業の事で悩んでいる

Q

希学園についていけないと感じています。すぐに転塾すべきでしょうか?

A

こんにちは。中学受験 個別指導のSS-1です。

希学園についていけないと感じても、すぐに転塾が必要とは限りません。まずは、授業理解・宿題・復習テスト・公開テストのどこで学習サイクルが止まっているかを分けて確認することが大切です。

宿題や講座を調整し、希学園内の質問環境を使い直すことで立て直せるケースもあります。一方で、睡眠や体調への影響が続く、ベーシックの基本内容まで未定着、志望校と学習内容が合っていないという場合は、個別指導の併用や転塾も含めて環境を見直す必要があります。

「希学園についていけない」を4つに分けて考える

保護者の方が「ついていけない」と感じる場面は一つではありません。転塾の前に、どの段階で困っているのかを特定すると、必要な対応が見えやすくなります。

見えている状態 まず確認したいこと 考えられる対応
授業中に理解できない 授業例題を翌日に白紙から解けるか 質問受け、WEB補講、前学年・基本問題への戻り
宿題が終わらない 一問にかかる時間、止まる問題の難度、丸つけ後の直し 優先範囲の相談、時間上限の設定、講座数の調整
復習テストで取れない 授業内容を理解したつもりで終えていないか 授業翌日とテスト前の二段階で解き直す
公開テストで偏差値が上がらない 範囲が広がると解法を思い出せない、時間切れになる問題がないか 過去の未定着単元、正答率の高い失点、時間配分を分析する

たとえば、復習テストでは取れるのに公開テストで崩れる場合、塾のレベルが合わないとは限りません。解き方を短期的に覚えているだけで、数週間後に自力で再現できていない可能性があります。

反対に、授業例題の意味が分からず、宿題の基本問題でも手が止まり、質問する問題も選べない場合は、学習の土台から支える必要があります。点数だけでなく、答案の途中式、ノートの図、解き直しの跡を見ることが重要です。

転塾前に宿題の進め方を見直す

希学園では授業内容と宿題プリント、復習テストがつながっています。そのため、宿題を軽く扱うことはできませんが、提出することだけが目的になると、理解や定着が後回しになります。

宿題を「終わった・終わらない」だけで見ない

同じ宿題を終えていても、学習効果は大きく異なります。家庭では次の状態を確認してください。

  • 解説や前のページを見ずに、自力で解き直せる
  • なぜ間違えたかを「計算」「条件の読み落とし」「解法が不明」などに分けられる
  • 途中式、線分図、表、図形への書き込みが残っている
  • 授業翌日だけでなく、復習テスト前にも同じ問題を再現できる
  • 分からない問題を質問用に印をつけられる

答えを写して提出している、丸つけを後回しにしている、解説を読んで分かったつもりになっている場合は、宿題量をこなしていても成績につながりにくくなります。

一問ごとの時間上限を決める

難しい問題に20分、30分とかけ続けると、基礎問題の直しや他教科の時間がなくなります。考える時間と、質問に回す判断の境目を決めることが必要です。

算数なら、まず5分程度考えて手がかりが出ない問題には印をつけ、次へ進みます。その後、授業ノートや類題を確認しても解決しない問題を質問に回します。時間はお子さんの学年や問題の難度に応じて調整してください。

勝手に削らず、優先範囲を相談する

宿題の範囲を家庭判断だけで大幅に削ると、復習テストや次の授業に必要な問題まで抜けることがあります。チューターや授業担当の先生に、現在の所要時間と未完了の問題を見せ、次の3段階に分けてもらうとよいでしょう。

  1. 今週、必ず自力で解けるようにする問題
  2. 解説を理解し、余裕があれば解き直す問題
  3. 現時点では優先度を下げてもよい問題

この優先順位が決まると、宿題を減らすことが目的ではなく、復習テストや今後の単元に必要な問題を確実に仕上げるという方針に変えられます。

ベーシック・最レ・志望校別特訓の講座数を見直す

希学園では、ベーシックに加えて、最高レベル演習、実戦レベル演習、社会特訓、志望校別特訓などを受講するケースがあります。資格を得た講座や勧められた講座は魅力的ですが、受講できることと、家庭学習まで含めて成果にできることは別です。

最初に守るのはベーシックの学習サイクル

追加講座の宿題に追われて、ベーシックの授業例題、宿題、復習テスト直しが回らない場合は、順番を見直す必要があります。志望校に必要な基礎と典型解法が不安定なまま、難度の高い問題を増やしても、解説を聞くだけになりやすいためです。

状態 講座の考え方
ベーシックの復習テストが安定し、宿題直しも週内に終わる 志望校や得意科目に合う追加講座を活用しやすい
復習テストの波が大きく、毎週同じ単元で止まる 追加講座を増やす前に、ベーシックの未定着を補う
追加講座の受講日が多く、睡眠や他教科の復習が削られる 受講目的と必要性を一講座ずつ確認する
志望校別特訓の宿題が、通常授業と重複・競合している 志望校で必要な問題を優先し、担当者間で優先順位をそろえる

講座を続けるかは「受講後の自力再現」で判断する

授業が楽しい、先生の説明が分かりやすいという感覚は大切です。ただし、継続判断では、受講後に同レベルの問題を一人で解けるかまで確認します。

講座の宿題を毎週ほとんど質問に頼っている、直しが翌週まで残る、他教科の基本学習が止まるという状態なら、一時的な受講停止や科目の絞り込みも検討対象です。講座を減らす場合も、志望校や今後のカリキュラムへの影響をチューターに確認してから決めましょう。

希学園内の質問・サポートを使い切れているか確認する

希学園の公式案内では、授業前の質問受け、学習サポートルームや居残りサポートルーム、電話質問、WEB補講動画などのフォロー体制が示されています。制度があることと、必要な問題を解決できていることは別なので、使い方を確認しましょう。

質問は「分かりません」だけで持っていかない

質問する前に、問題番号とともに、どこまで分かったか、何を試したか、どこで止まったかを書いておきます。算数なら図や式、国語なら根拠にした文、理社なら迷った選択肢を残します。

質問後は、その場で理解して終わりにせず、翌日また白紙から解きます。質問前の答案と質問後の解き直しをセットにすると、質問が成績につながっているかを確認できます。

自分から質問しにくい子は、相談内容を具体化する

サポートルームに残っていても、簡単な問題だけを進めて質問せずに帰るお子さんもいます。保護者の方は「今日は算数の宿題をする」ではなく、「第3問の図の書き方を質問し、類題を一問解いて帰る」のように、目的を具体化してください。

それでも質問ができない場合は、チューターや担当講師に、声かけが必要なことを共有します。利用時間、取り組んだ問題、解決した内容を一週間だけ記録すると、サポートが機能しているか見えやすくなります。

個別指導は宿題を終わらせるだけの場にしない

希学園を続けながら個別指導を併用する方法は、全科目を置き換えるためだけのものではありません。集団授業で生じた一部のボトルネックを短時間で特定し、家庭学習を回復させるために使うと効果を確認しやすくなります。

個別指導が役立ちやすいケース

  • 算数の比・割合・速さなど、後の単元に影響する弱点が残っている
  • 復習テストでは取れるが、公開テストで同じ失点を繰り返している
  • 国語の記述や選択肢で、答案を見ても家庭では原因を特定できない
  • 質問したい問題を自分で選べず、サポートルームを活用しきれない
  • 志望校別特訓と通常講座の宿題の優先順位が決まらない
  • 親が教えることで言い合いになり、学習開始までに時間がかかる

個別指導で確認すべき4つの役割

個別指導を選ぶときは、分からない問題の解説だけでなく、次の役割を担えるか確認してください。

  1. 復習テスト・公開テスト・宿題答案から、失点原因を分ける
  2. 今週解く問題と、後回しにする問題を決める
  3. 授業で理解した内容を、家庭で自力再現する課題に落とす
  4. 次のテスト後に、改善した点と残った課題を検証する

希学園の宿題を横で解説して終えるだけでは、個別指導がない日に同じ状態へ戻る可能性があります。授業後に一人で何を、どの順で、どの精度まで行うかまで決めることが重要です。

SS-1の体験談にも、希学園の宿題を個別で確認したことで志望校別の課題に取り組みやすくなった例があります。個別の成果はお子さんによって異なりますが、希学園とSS-1を併用したご家庭の合格体験談から、併用時の学び方を確認できます。

希学園を続ける場合と転塾を検討する場合の判断基準

転塾は、今の塾に不満があるかどうかだけで決めるものではありません。現在の問題が環境を変えれば解決するのか、学習方法を変えない限り新しい塾でも続くのかを見分ける必要があります。

希学園を続けながら立て直しやすい状態

  • 本人は授業や通塾を嫌がっておらず、特定科目・単元に課題が限られている
  • 質問受けやサポートルームを使えば、その日の疑問を解消できる
  • 講座や宿題の優先順位を調整すれば、睡眠と復習時間を確保できる
  • ベーシックの基本問題は理解でき、解き直しの方法に改善余地がある
  • 志望校に対する希学園の講座や指導内容に納得している

転塾を具体的に検討したい状態

  • ベーシック中心に絞り、質問環境も使ったが、基本問題の理解不足が続く
  • 睡眠不足、腹痛、頭痛、強い登塾拒否などが続き、生活や健康への影響が大きい
  • 通塾時間や拘束時間のため、復習と学校生活の両立ができない
  • 志望校で必要な難度・出題形式と、現在多くの時間を使っている講座が合わない
  • 家庭が管理・送迎・質問対応を続けることが難しく、塾内の支援でも補えない
  • 転塾先で、未習範囲の補完、教材の切り替え、クラス決定まで具体的な計画が立つ

一回の公開テストや一度のクラスダウンだけで転塾を決めるのは早い場合があります。一方、健康面の問題は「もう少し様子を見る」と長引かせず、早めに通塾量や環境を調整してください。

「個別指導だけに切り替える」は別の判断が必要

集団塾から個別指導のみへ移る場合、四科のカリキュラム、テスト、志望校情報、家庭学習管理を誰が統合するかを確認します。個別指導は柔軟ですが、講師ごとに科目が分かれ、全体の進度や優先順位を管理する人がいないと、学習がばらばらになることがあります。

集団授業の競争環境や一斉授業が合わないことが明確な場合を除き、まずは希学園を軸に一科目だけ補う、講座を絞る、他の集団塾を比較するという中間案も検討してください。

学年別に見る転塾時の注意点

小4は学習習慣と相性を確認しやすい時期

小4では、今後の学習量に耐えられるかだけでなく、授業の理解、宿題の取り組み方、質問行動が身につくかを見ます。数か月かけても学習サイクルが作れず、本人の自己否定が強くなる場合は、他塾の授業や宿題の進め方を体験して比較する余地があります。

小5は未習・既習範囲の差を必ず確認する

小5は比・割合・速さ・図形など、入試算数の土台になる内容が増える時期です。転塾する場合は、転塾先との進度差を単元表で確認し、未習単元を誰が、いつまでに補うか決めます。

宿題量を減らすために転塾しても、進度差の補習が増えれば、かえって負担が大きくなることがあります。新しい塾の通常授業に入る前後の橋渡し学習まで確認してください。

小6は転塾コストと志望校対策を比べる

小6では、教材、解法、テスト、志望校別講座、人間関係が一度に変わります。体調面や明確なミスマッチがない限り、現在の塾を軸に講座を絞り、弱点だけ個別に補う方が負担を抑えられる場合があります。

ただし、志望校別対策が受けられない、通常講座に追われて過去問や必要単元へ進めないなど、入試までの計画が成立しない場合は別です。転塾先が何を引き継ぎ、どこから志望校対策を始めるかを具体的に確認しましょう。

2週間で行う立て直しと相談時に準備するもの

転塾を急がなくてもよい状態なら、まず2週間だけ、学習サイクルを見える形にして試します。期間を決めて改善の有無を確認することで、続塾か環境変更かを感覚ではなく記録で判断できます。

  1. 直近の復習テスト・公開テストから、正答率が高いのに落とした問題を各科目3問ずつ選ぶ
  2. 宿題は必須・理解優先・余裕があればの3段階に分け、担当講師に確認する
  3. 質問する問題を事前に決め、質問後24時間以内に白紙から解き直す
  4. 就寝時刻、宿題時間、解き直せた問題数、テスト結果を2週間記録する

2週間後に、宿題時間が短くなったか、白紙から解ける問題が増えたか、睡眠が確保できたかを見ます。点数がすぐ上がらなくても、学習の進み方が改善していれば、もう少し継続して確認する価値があります。

相談時に持参したいもの

  • 直近2~3回分の復習テストと公開テストの答案
  • 授業ノート、宿題プリント、解き直しノート
  • 一週間の時間割と、各講座・宿題にかかった実際の時間
  • 受講中の講座、在籍クラス、志望校、通塾時間
  • 本人が困っていることと、保護者が困っていることを分けたメモ

希学園についていけないと感じたときは、塾名や偏差値だけで結論を出すのではなく、答案・宿題・講座・生活時間を一緒に見て判断することが大切です。宿題の優先順位や個別指導の使い方を整理したい方は、SS-1の授業の仕組みやサポート内容がわかる資料をご確認ください。

どの講座を残すか、希学園内のサポートで立て直せるか、転塾先との進度差をどう埋めるかは、お子さんの答案やノートによって変わります。判断材料を整理したい場合は、答案やノートをもとに相談できる無料学習カウンセリングで、現在の学習サイクルと志望校までの課題をご相談ください。

中学受験 個別指導のSS-1 編集部

この相談に答えた講師
中学受験 個別指導のSS-1 編集部
中学受験 個別指導のSS-1 編集部です。本コーナーは中学受験を目指すご家庭から実際にご相談いただいた内容をもとに、中学受験専門のプロ講師による学習アドバイスを発信しています。

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