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社会の受講をやめて、6年生4月から3科目受験に絞り込んでも大丈夫でしょうか？

最終更新：2021/11/27

浜学園に通う新小学6年生の男の子の母です。
5年生では平常授業のほかに、最レ算数、最レ国語、社会、灘中合格特訓を受けていました。
6年生になり、最レ理科も受け始め、毎日が塾の勉強になっています。
ただ、6年生になってから、社会を受けておられたお友達が次々と辞められ、3科目に絞ったお勉強をなさっています。
最近の息子の様子を見ていますと、平常の復習テスト、最レ算数の実戦テストの点数が平均点を切ることがあるようで、社会だけでもやめさせてあげようかと思っています。
この時期から3科目受験に絞り込んでも大丈夫なのでしょうか？

ご相談ありがとうございます。
浜学園の授業についてお悩みなのですね。

周りのお友達が3科目に絞り込んだ勉強をしているのではという状況は、お母様にとってもお子様にとっても不安になられることと思います。
最近の小6公開学力テストの受験者数をみましても、3科目受験者が2200人超であるのに対して、4科目受験者は1400人を切っています。
男子に限って言えば、1300人中、4科目受験者は半数以下の600人ほどです。
（ちなみに女子は900人中、700人以上が4科目受験者です。）

今年度のこのような受験状況をみてきますと、社会を継続受講するか、3科目の学習に絞るかについて、お母様が確認されるとよいのは以下の2点だと思われます。

4科目受験である共学校や関東の中学校を第一志望として受験するご予定があるのか。
3科目・4科目校の選択受験が可能な中学を第一志望として受験するご予定があるのか。

1.について、4科目校が第一志望校である場合は、当然、社会を継続受講されるとよいでしょう。ただ、ここで注意することが2点あります。
一つは、「灘中合格特訓」、「最高レベル特訓」を受講されていますが、関西の4科目型共学校でこの水準の講座を必要とする入試問題を課す学校は、ほぼないといえる点です。
また、関東の中学入試の出題傾向や難易度が、浜学園の講座と必ずしも一致しているわけではない点も考慮しましょう。

6年生の残された9か月ほどの期間を考えますと、どの中学を受験するかを明確にし、その学校の出題傾向や難易度に適した講座選択を行い、限られた時間を何に、どのくらい投入するかを早めに計画し、実行に移すことが急がれるでしょう。

2.について「YES」とお答えの場合は、科目数の選択受験について検討することが必要です。
科目間の傾斜配点がどのように決められているかで異なりますが、一般には、社会での高得点が見込まれるお子様の場合は4科目受験、算数や国語で得点を稼ぐタイプのお子様の場合は3科目受験が有利だといえるでしょう。

お子様がどちらのタイプかを見極められると、講座の受け方が決められそうですね。

最後に、(1)、(2)のどちらも「NO」である場合で、新学年になってからの学習サイクルをどう見直しても4科目の勉強が厳しいといわれる場合は、社会の受講を見合わせられると良いでしょう。
社会の授業のクラスが上位である場合はそれ相応の宿題、プリントが出されるでしょうし、クラスが下位である場合は社会の勉強そのものが負担になっていると想像できます。

お通いになっている浜学園は、必須受講の一般コース（3科目）以外は、講座を選んで受講することが可能な塾です。
この特性をいかしつつ、ご家庭の受験戦略との兼ね合いで受講を決められると良いですね。