宿題を付きっきりで怒鳴りながらやってきましたが、疲れました。

お問い合わせありがとうございます。現在は浜学園で学習されているのですね。

お母様のご心中をお察します。
お母様はお子様にがんばってもらいたく、ご自分の時間を削ってでも、付きっきりになって宿題をまわそうとなさっているのですね。

残念ですが、お母様が一生懸命になればなるほど、熱くなればなるほど、お子様の気持ちは冷め、場合によっては反抗するのではないでしょうか。
この場合、宿題を仕上げることが目的となっている為、毎週毎週がその目的の為に必死になっているので、宿題に追われている感が生じるのです。

そこで思い出していただきたいのですが、お母様はお子様にどのようにお声をお掛けしていますか。
それはお子様がやる気になるような言葉でしょうか。
たぶん「怒鳴りながら」という表現から「早くしなさい」とか「ダラダラしないで」といったマイナスな表現だと思うのですが、いかがでしょうか。

早くしなければいけないことはお子様自身も分かっていると思います。
気持ちと行動が伴っていないことも分かっていると思うのです。
宿題の目的は復習テストで点を取ること、そして先々の入試に向けて実力を養うことだと思います。

ですから、まずお母様に行っていただきたいことは、お子様もお母様もお互いが気分よく、宿題を仕上げる為の段取りを、お子様と一緒に考えることです。

まずは、決まった曜日の時間に、決まった教科の宿題ができるように、1週間の学習予定を作成しましょう。
また時間を有効に使うための工夫も大事です。

例えば、算数の文章題で5分考えてわからない問題は飛ばす、国語の記述問題で10分考えてわからない問題は飛ばす...などのルールを作ることです。
これで１週間の宿題も予定通りにこなせると思います。
ただその週の予定が崩れてしまった場合のために、前もって予備の時間を設けることもお勧めします。

振り返りの際には、お子さんと一緒に週の終わりに何がうまくいったか、どんな問題にぶつかったかを共有しましょう。
「頑張ったね！」や「次週はここを工夫してみよう」といったポジティブな声かけが大切です。

また、お子さんのモチベーションを高めるためには、目標設定が役立ちます。
例えば、「今週は宿題を予定通りに終わらせる」といった小さな目標を立て、達成感を味わえるようにしましょう。
達成したらお子さんと一緒に喜びを分かち合い、次の目標に向けてやる気を引き出すことができます。

次の1週間に向けての計画を立てる際には、お子さんが取り組みやすい形で進めることが重要です。
例えば、難易度の高い問題から取り組むのではなく、得意な科目から始めるなど、ポジティブな気持ちでスタートできるように心がけましょう。

更に、勉強時間も無理なく設定することが大切です。
過密なスケジュールはお子さんにストレスをかけますので、十分な休息と遊びの時間を確保しましょう。
計画をたてる際には、お子さんの意見も取り入れて、協力しあえる良い関係を築いていくことが肝心です。

塾に相談すべきタイミングは、お子さんが勉強に対して抵抗感を抱いていると感じた時や、勉強の進捗があまり見込めない場合です。
塾の講師はお子さんの学習状況を的確に把握していますので、お気軽に相談してみてください。

以上のアプローチを通じて、お子さんとのコミュニケーションを大切にし、楽しく効果的な学習環境を築いていくことが、中学受験に向けてのステップアップにつながるでしょう。

SS-1の学習カウンセリングでは塾の宿題の取り組み方についてもアドバイスしております。ご家庭での対策が難しいと感じられましたら、まずはご相談ください。
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