算数の問題を解いているときのノートやテストへの書き込みの字が雑で計算ミスが多いです。

最終更新：2021/12/08

４月から日能研の中目黒校に通うようになった４年生の息子がいます。
算数の問題を解いているときのノートやテストへの書き込みが本当に雑で困っています。
端からなどではなく、書きたいところに書きなぐっているような印象です。
今、ちょうど塾では小数や分数の計算などをやっているのですが、計算ミスが多発しそうで心配です（多発しています）口うるさくいってヘソを曲げられるのも避けたいのですが、何かよい声かけとか、うまい教え方とかはありませんでしょうか？

ご相談ありがとうございます。
日能研にお通いで、算数の学習でお悩みなのですね。

中学受験の算数においては、計算のミスは本当に命取りになります。

計算ミスが発生する理由は多岐にわたります。
もっとも多いのは、そもそも目の前の問題の解き方に自信が無くて、解くこと自体に一生懸命にならざるを得ず、計算の精度に意識を向ける余裕がない、というものかと思います。

この場合、計算ミスを減らす「特効薬」はなかなかありません。

ただ、ご相談者様のお子さんはまだ４年生でいらっしゃいますので、計算ミスを減らすための具体的な方法を知らないか、あるいは納得いくレベルで伝えられていない可能性があります。

そういったお子さんの場合は、コツを伝えるだけである程度改善することもありますので、下記、参考にしていただけますとありがたく存じます。

お子さんの計算ミスの原因が、

字が雑なため、数字を間違えて読み取ってしまう
字の大小が揃っていないため、違う位同士を計算してしまう

あたりだと仮定して話を進めます。

まずは、一日に取り組む計算問題について、問題量を減らしてもいいので、同じ大きさで数字を書くことを習慣づけさせましょう。
マス目のあるノートを用いる（マス目の存在を意識させる）だけでも違います。
また、筆算をする際には、縦と横のラインをそろえて書くことにこだわる必要があります。

４年生で、特にミスが多く発生するのは、「繰り下がり」の伴う引き算です。
縦のラインをそろえたうえで、繰り下がり（や繰り上がり）の位置を決めておくなどの「型」を身につけるようにしましょう。

また、多くのお子さんは、保護者の方、特にお母さまの感情の変化に敏感に反応します。
丁寧に字を書くなど、大人から見ると「できて当たり前」のようなことでも、「できて当然！」といった反応をするのは避けましょう。
マス目にあわせて丁寧に字を書くなどのルールをひとつずつ決めて、それを実行できた際にはお子さんを褒めてあげてください。
正しく計算できた場合は、一緒に喜んであげましょう。

もちろん、最初に申し上げましたように、計算ミスの原因はお子さんによって千差万別です。
具体的な課題解決方法ついては、直接ノートやテストの書き込みを見ないと分からない点もありますので、可能であれば、ぜひ、SS-1の学習カウンセリングなどもご利用いただければ嬉しく思います。

この度はご相談いただきましてありがとうございました。