グノーブルと個別指導を併用するなら、質問対応だけで終わらせず、答案分析・教材の取捨選択・解き直し確認・家庭学習設計を任せることが重要です。学年・科目別の役割分担と選び方を解説します。

グノーブルと個別指導を併用する場合、何を任せると成績につながりやすいですか?

こんにちは。中学受験 個別指導のSS-1です。
グノーブルと個別指導を併用するなら、分からない問題をその場で解説してもらうだけではなく、答案からつまずきの原因を分け、グノーブルの教材の中で今週やる問題を絞り、家庭で自力再現できるところまで設計してもらうことが大切です。
集団授業は新しい考え方や問題に触れる場、個別指導は理解のずれや学習の詰まりを見つけて直す場、家庭学習は反復して定着させる場です。個別指導に宿題のすべてを任せるのではなく、三者の役割を分けることで、授業時間を増やしすぎずにグノーブルの学習を活かしやすくなります。
個別併用の目的は勉強量を増やすことではありません。グノレブや確認テストの答案、Nテキストなどの学習状況をもとに、今のお子さんが点数につなげるために必要な学習へ並べ替えることです。
グノーブルの授業に加えて個別指導を受けると、学習時間は確実に増えます。だからこそ、個別指導を「もう一つの塾」にせず、グノーブルの授業を点数につなげるための調整役にすることが重要です。
役割分担は、次のように考えると整理しやすくなります。
| 学習の場 | 主な役割 | 確認したい状態 |
|---|---|---|
| グノーブルの集団授業 | 新しい考え方を学ぶ、発問や演習を通じて思考を深める | 授業で扱った問題について、何を学んだかを説明できる |
| 個別指導・家庭教師 | 答案分析、理解の穴の特定、教材の取捨選択、解き直し方法の修正 | 次の1週間に何をどの順で行うかが明確になる |
| 家庭学習 | 計算・漢字・知識の反復、授業翌日と数日後の自力再現 | 解説なしで白紙から解き直せる、間違えた理由を言える |
個別指導で毎回新しい問題を解き続けても、家庭で解き直さなければ定着しません。反対に、家庭で何度も反復していても、理解のずれた解法を繰り返していれば、グノレブで数字や聞かれ方が変わったときに対応しにくくなります。
グノーブルでは、授業に応じた課題と取り組み方が示され、学習相談も電話・メール・個別面談などで受け付けられています。欠席時の学習ポイントや授業動画も用意されているため、外部の個別指導を増やす前に、グノーブル内の支援で解消できる問題かを確認することが先です。
これらを確認しても、答案のどこを見ればよいか分からない、家庭では問題の取捨選択ができない、質問して理解しても翌週には解けなくなるという場合は、個別併用を検討する意味があります。
月1回程度のテストでクラスが変動するため、点数が下がるとすぐ個別指導が必要だと感じるかもしれません。しかし、1回の結果だけで決めず、2〜3回分の答案と家庭学習の様子を並べて、同じ失点が続いているかを見て判断しましょう。
最初に任せたいのは、点数を上げる授業ではなく、点数を落とした原因を見つける作業です。理解不足、解法の選択ミス、計算ミス、設問の読み違い、時間不足、復習不足を分けて分析してもらいます。
「算数が苦手」「国語の読解力がない」と大きくまとめず、大問や設問ごとに原因を分けることがポイントです。原因が違えば、授業で扱う問題も家庭での直し方も変わります。
先生の解説を聞いて理解できることと、テストで自力で解けることは同じではありません。個別指導では、解答を閉じた状態で図・式・根拠を白紙から再現できるかを確認してもらいましょう。
算数なら「なぜこの図を描くのか」「今求めている数は何か」、国語なら「本文のどこを根拠に選択肢を消したか」を説明できる状態が目安です。
グノーブルの教材には、基本から発展まで幅のある問題が含まれます。全部を同じ重さで進めると、難問に時間を使い、基礎力テストや確認テストの直しが後回しになることがあります。
今のクラス、直近の正答状況、志望校、家庭学習時間をもとに、必ず解く問題・余裕があれば解く問題・今は深追いしない問題を分けることを個別指導に任せると、宿題が終わらない状態を立て直しやすくなります。
個別指導の授業中に解けても、次のグノレブで再現できなければ併用の効果は見えません。授業で扱った問題について、翌日、数日後、次回授業前のどこで解き直すかを決めてもらいます。
宿題は「何ページ」ではなく、「どの問題を、何も見ずに、何分で、どこまで説明できれば完了か」まで具体化してもらいましょう。
個別指導の時間だけで成績を上げることは難しく、授業と授業の間に何をするかが重要です。グノーブルの通常課題、テスト直し、暗記、苦手単元の補強を1週間に配置してもらいます。
このとき、個別指導の宿題を追加するだけでは負担が増えます。新しい課題を足すなら、グノーブルの課題のどれを減らすかも同時に決めることが必要です。
6年生後半は、グノーブルの通常学習、テスト、志望校の過去問が重なります。個別指導には、過去問の解説だけでなく、失点を単元・解答形式・時間配分に分け、通常教材のどこへ戻るかを判断してもらいます。
過去問の点数を上げるために、グノーブルのどの教材を使い、どの問題はやらないかまでつなげることが、6年生の個別併用では重要です。
個別指導を受ければ安心と考え、家庭学習まで丸ごと任せると、受講時間は増えても自分で考える時間が減ることがあります。個別指導が意味ない状態になりやすいのは、授業中だけ理解し、家庭での行動が変わっていないときです。
| 任せすぎない方がよいこと | 理由 | 代わりに確認すること |
|---|---|---|
| グノーブルの宿題を全部終わらせる伴走 | 完了が目的になり、重要問題の解き直しが浅くなる | 何を削り、何を白紙から解けるようにするか |
| 分からない問題を次々に解説してもらう | 説明を聞く時間が増え、自力で試す時間が減る | 同じ考え方を別の問題で使えるか |
| 計算・漢字・一問一答を授業内だけで行う | 短時間の反復は家庭で回した方が定着回数を確保しやすい | 毎日取り組む量と確認方法 |
| 理由なく追加教材を増やす | グノーブル教材の復習時間が減り、学習経路が複雑になる | 追加教材でしか補えない課題が明確か |
| 毎回違う解き方を教わる | グノーブルで習った方法との整理がつかず、再現しにくい | 本人が最も使いやすい方法に統一できているか |
家庭に残したいのは、決められた問題を自力で解くこと、暗記を繰り返すこと、間違いを記録することです。保護者が教え込む必要はありませんが、予定どおり取り組めたか、白紙から解けたかは確認しましょう。
個別指導を受けるべきかは、クラス名や偏差値だけでは決まりません。今の学習サイクルのどこで止まり、家庭だけで原因を特定・修正できるかで判断します。
| 現在の状態 | 個別指導に任せたいこと | 家庭に残したいこと |
|---|---|---|
| 宿題が終わらない | 教材の優先順位、1問にかける時間、飛ばす基準 | 選ばれた問題の実行と時間記録 |
| 確認テストは取れるがグノレブで下がる | 暗記型の解法になっていないか、初見・時間制限下の答案分析 | 数日空けた解き直しと類題確認 |
| 授業は分かるが自宅で手が止まる | 図や式の書き始め、考え方の手順化 | 最初の一手を見ずに再現する練習 |
| 特定科目だけ成績が上がらない | 科目固有の失点原因と必要単元の補強 | 他科目の学習時間を崩さない運用 |
| 6年生で過去問が進まない | 採点、失点分類、通常教材へ戻る問題の選別 | 指定された年度・大問の再演習 |
4年生では、親がつきっきりにならないことを急ぐより、学習の手順を小さく分けることが先です。教材を出す、時間を決める、丸付けをする、間違いに印をつけるといった一人でできる作業を増やすために個別指導を使います。
難しい問題を増やすより、授業翌日に何を確認するか、分からない問題をどう残すかを身につける方が、その後の自立につながります。
5年生は単元のつながりが重くなり、1つの理解不足が後の複合問題に影響しやすい時期です。毎週の課題を終えるだけになっている場合は、直近の単元と、前提となる単元のどちらに戻るべきかを判断してもらう必要があります。
個別授業を週に増やす前に、1科目・1つのボトルネックに絞り、グノレブや確認テストで変化を確認しましょう。
6年生は授業、テスト、過去問のすべてを完璧にしようとすると、解き直しが浅くなります。志望校で必要な得点に関係する問題と、今は優先度が低い問題を分けることを個別指導の中心にします。
個別の授業数を増やすことより、通常学習と過去問の役割を整理し、睡眠や自習時間を削りすぎないことが重要です。
算数では、答えが合ったかより、図・表・式をどの順に書いたかを見てもらいます。解説を聞いたあとに同じ問題を解くのではなく、白紙で条件を整理し、最初の一手を自分で選べるかを確認する授業が効果的です。
計算ミスが多い場合も、単に丁寧に書くよう言うのではなく、途中式のどこで省略が起き、見直しで何を確認するかを決めてもらいましょう。
国語では「読解力がない」とまとめず、語彙、本文の情報整理、設問理解、選択肢の比較、記述の要素不足に分けます。選択肢を選んだ根拠や、記述に入れる言葉を本文のどこから取ったかを説明させることを個別指導に任せます。
添削で正解文を書いてもらうだけでは、次の文章で再現しにくくなります。本人の答案を残し、どの判断を変えれば得点になったかを確認することが大切です。
理科・社会は、一問一答を増やすだけでなく、知識同士のつながりや、問題文から使う知識を選ぶ練習が必要です。覚えていないのか、覚えているが問題で使えないのかを分け、暗記と演習の比率を変えることを任せましょう。
暗記そのものは家庭で短く繰り返し、個別指導では因果関係の説明、資料の読み取り、計算問題の考え方など、家庭で判断しにくい部分を扱うと時間を活かしやすくなります。
グノーブルとの個別併用では、中学受験を教えられるだけでなく、グノーブルの教材、テスト、家庭学習の流れを踏まえて話せることが必要です。体験授業では「この答案なら、次の1週間で何を直し、どの問題は深追いしないか」を具体的に説明できるかを確認しましょう。
グノーブルの教材を中心に扱う個別指導として、グノリンクという選択肢もあります。系列の個別指導か外部の個別指導かだけで決めるのではなく、お子さんの答案をもとに、授業外の家庭学習まで具体化できるかで比べることが大切です。
また、プロ講師か学生講師かという肩書きだけでなく、授業中にお子さんへ問い返し、自力で考えた過程を確認しているかも見てください。説明が分かりやすいだけでなく、授業後に本人が「次に何をするか」を言えることが判断材料になります。
個別指導を始めた直後は、偏差値やクラスだけで効果を判断しない方がよいでしょう。最初の4週間は、学習の進め方が変わり、同じ失点が減り始めているかを確認します。
個別指導を受けているのに成績が上がらない場合は、講師の説明力だけでなく、授業後の設計を確認してください。宿題の指示がない、毎回その場の質問だけで終わる、扱う問題の理由が説明されない状態なら、目的を再共有する必要があります。
4週間で見るのは、点数だけではありません。「宿題にかかる時間が短くなった」「自分から間違いの理由を言えるようになった」「同じ問題を翌週も解けた」といった変化も、併用が機能しているサインです。
グノーブルと個別指導を併用する必要があるかは、成績表だけでは判断しにくいものです。理解できていないのか、理解しているが再現できないのか、時間が足りないのか、教材の優先順位がずれているのかは、実際の答案やノート、宿題の進み方を見て分ける必要があります。
SS-1のグノーブル生のご相談でも、苦手科目だけを任せる、学年や時期に応じて担当科目を変える、6年生は過去問の直しに絞るなど、個別指導の役割を限定して進めることがあります。個別指導を増やすことそのものではなく、その時点の課題に合う使い方へ調整することが大切です。
まずSS-1の支援内容や授業後のサポートまで確認したい方は、SS-1の授業の仕組みやサポート内容がわかる資料をご覧ください。
直近のグノレブ、確認テスト、ノートをもとに、個別併用が必要か、何を任せるべきかを具体的に整理したい場合は、答案やノートをもとに相談できる無料学習カウンセリングをご活用ください。今のグノーブルの学習を残しながら、家庭だけでは判断しにくい優先順位を一緒に確認します。

この相談に答えた講師
中学受験 個別指導のSS-1 編集部
中学受験 個別指導のSS-1 編集部です。本コーナーは中学受験を目指すご家庭から実際にご相談いただいた内容をもとに、中学受験専門のプロ講師による学習アドバイスを発信しています。
グノーブルと個別指導を併用するなら、質問対応だけで終わらせず、答案分析・教材の取捨選択・解き直し確認・家庭学習設計を任せることが重要です。学年・科目別の役割分担と選び方を解説します。
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