秋からのテスト対策は？5年生編

長い夏休みが終わり、新学期が始まりましたね。

夏期講習や、自宅学習が中心だった日々から、学校＋塾といういつもの生活へ、リズムの切り替えは順調でしょうか？

まだちょっと違和感があるというお子さんもいるかもしれませんね。
今週を乗り切れば、体も気持ちもずいぶんなじむのではないでしょうか。

早めに生活と家庭学習のリズムを取り戻しておくことが大切ですね。

6年生になると、秋はテストの季節です。

サピックスでは「学校別サピックスオープン」が実施されます。

早稲田アカデミーでは10月から毎月のように「NN学校別オープン模試」があります。

日能研ではほぼ月一で「合格判定テスト」が行われます。

どのテストや模試も1月、2月の受験校を左右しますから大変ですね。

一方、受験までに1年半弱ある5年生もこの秋以降はテストが難しくなります。
今までのテスト勉強の方法が通用しなくなってきます。

しかし、「テストが難しくなる」といわれても、どのように難しくなるのかわからなければ、対策がしにくいですね。

サピックスのお子さんは、3日の「志望校診断サピックスオープン」はどうだったでしょうか。
サピックスの説明を見てみると、
「中学入試の問題は、大きく分けて
Ａタイプ(基礎力・問題処理能力重視)
Ｂタイプ(思考力・記述力重視)
の２つのタイプの問題に分けることができます。このテストを通して、問題への適性と現在の学力を知り、いち早く目標を定めて、受験に向けての本格的なスタートをきってください。」
とあります。

5年生がこれまでに受検してきた「マンスリー確認テスト」が
「このテストの得点によってコースを決定します。授業の理解度を問う復習テストなので、テスト実施直前約1か月間の学習内容が出題範囲になります。」という説明なのに対して、大きな違いがありますね。

簡単にまとめると「マンスリー確認テスト」は
1.どれだけ知識を覚えたか
2.どれだけ解き方を覚えたか
のように「知識の定着度」を計るテスト、

「志望校診断サピックスオープン」は、
1.問題がAタイプとBタイプのいずれなのかを見極める
2.Aタイプの問題で失点をしない
3.Bタイプのうち、今の自分の学力で正解できる問題を見つける
という「入試本番で発揮できる力」を計るテスト

となっているのです。

これまでのテストが
「問題をたくさん解いて、知識をどんどん増やす」という、
「量重視」の勉強方法で得点できたのに対して、
5年生のこれからのテストは、
「今の自分の学力で正解できる問題を確実に正解する」という
「質重視」の勉強方法も加えなければ点数が伸びないのです。

四谷大塚でも「5年志望校判定テスト」があります。
日能研は「小5実力判定テスト」ですね。

それらのテスト結果が、
「志望校の合格点＜現在の学力」（合格判定）というよい結果だったお子さんは、塾で学んだことの定着を中心にしながら、問題を選んで正解させる練習を少しずつ加えていけば、今後も順調に進んでいけると思います。

もし、「志望校の合格点＞現在の学力」（不合格判定）という結果になってしまうとしたら、
その原因は、
1.知識の定着不足によるAタイプでの失点
2.あれもこれも手を出して結局、間違いだらけ
3.正解できると思って選んだBタイプでの失点

３つのどれに当てはまるのかを理解し、それぞれの原因に応じた学習を次のテストや模試に向けて行っていくことが必要です。

テストにおける理想は「全科目を満点で合格すること」でしょう。

しかし、特に苦手科目はそうですが、満点は難しいですね。

苦手科目こそ、どの問題を解いて点数を積み上げていくか「作戦」をたてて、志望校の合格点に現在の学力を近づけ合格判定を勝ち取ることが、テストや模試において重要です。

5年生は8月や9月のテスト結果をもとに、お子さんに適切な学習方法に変えていきましょう。
サピックス生は「志望校診断サピックスオープン」、四谷大塚生や浜学園生は「小5志望校判定模試」などで「作戦」をたてて実行できる学力を身につけていかなければなりません。
もし学習方法についてわかりにくいことやお悩みがあるようでしたら、SS-1で学習相談を受ける等、早めの対策をお勧めします。

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☆　5年生の秋からの模試対策のポイント☆
テスト勉強を「量だけ」から、「量＆質」へ変える。
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