春休みは勉強が順調に進んできたか、見直しとやり直しをする絶好のチャンス!
2018年も3月に入りました。
塾での新学年も、ひと月が過ぎましたね。
新しい学年の一週間の学習サイクルは順調に回っているでしょうか。
ひとまず、勉強が順調に進んできたかそうでないか、見直しとやり直しのチャンスとなるのが春休みです。
その前には、各塾ともテストがありましたね。
サピックスは3月11日(日)「3月度組分けテスト」、四谷大塚でも同じ日に「第1回公開組分けテスト」が行われました。
日能研は毎月の公開模試が実力テストです。
塾によってやや違いはあるものの、各学年の学習の目標はだいたい同じです。
【4年生】
まず4年生は、塾のある生活に慣れること。
週2回塾に通い、復習、宿題をして定期的にテストに臨む。
このサイクルにお子さん、ご家庭とも慣れるのが4年生の大きなテーマです。
だから学習内容は高学年にくらべるとゆっくりで、余裕があります。
【5年生】
5年生はいよいよ本格的に「受験勉強」の詳細を習っていく学年になります。
算数は、4年生で習った単元と同じ単元であっても、より高度なことを学ぶようになります。
4年生では「解き方を覚える」という学習でもなんとかテストで点が取れていても、5年生ではそうはいきません。
より問題が複雑になるため、「なぜそうなるのか」をきちんと説明できる状態になっておかないと応用問題が解けなくなります。
5年生の春の段階で「テストで思うように点が取れない」という感触があるなら、春休みを機に勉強のしかた、サイクルを見直したほうがいいでしょう。
たくさんある宿題の中で優先順位をつけ、順位が高いものから取り組むのです。
またテスト直しにも優先順位をつけましょう。
優先順位がもっとも高いのは「正答率が高かったけど間違った問題」です。
つまり「みんなができているのにできなかった問題」を中心に取り組むのです。
【6年生】
6年生は、いよいよ総復習です。
社会の公民分野以外は「すべて習って習得したもの」としてカリキュラムは進んでいきます。
1回の授業で取り扱う問題の種類も量も、5年生までとはまるで違います。
それは「習うこと」中心の勉強ではなく「解くこと」中心の勉強に変わっているからです。
つまり、各学年とも2月・3月のうちに「前の学年と勉強がどう変わったか」を理解し、それに合わせた勉強方法に変えていく必要があるのです。
そのチャンスの1つが春休みなのですが、春休みを過ごす上で、次のような注意があります。
- 「何」が弱点になっているのかが、はっきりしていること
- 「どのレベル」まで弱点を克服したいかが決まっていること
- 弱点克服に取り組むスケジュールが決まっていること
1.の「何」が弱点になっているのかを明確にするのは、やはり2月・3月のテストです。
特に冒頭にあげたような実力テストでは、顕著にわかります。
2.の「どのレベル」まで弱点を克服したいかレベルを考えるときは、欲張りすぎないことが大切です。
5年生の項目であげたように「みんなができているのにできなかった問題」を中心にピックアップしておきましょう。
そして弱点克服で最も大切なことは、
3.の弱点克服に取り組むスケジュールが決まっていることです。
毎週の塾の授業と宿題はなくなることがありませんから、苦手や弱点の克服にかける時間をどこでとるかは、難しいところです。
そのチャンスの1つの春休みを、どのように使えばいいか具体例を挙げますね。
春休みには、塾の春期講習があります。
たとえば、お子さんが東京都内の小学校に通う5年生だとすると、春休みは11日間の可能性が高いです。
そして、もしもサピックスに通っているなら、春期講習は5日間の日程です。
春休みが始まるのが3月26日、そして春期講習が始まるのが3月29日です。
つまり春期講習が始まるまでに、3日間の空き日があります。
ここを使わない手はないですね。
春期講習が始まってしまうと、連続して塾に通うことになります。
この期間は+αの勉強は難しいでしょう。
春期講習が終わってからも2日間の空き日がありますが、ほぼ連続5日間春期講習を受けたあとですから、その整理も必要ですね。
このように、お子さんの学校の春休みとお通いの塾、学年によって「使える日」は決まってきます。
スケジュールをチェックし、ベストな「弱点克服日」を見つけてください。
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