早稲アカの夏期講習前に何を復習すべきか迷う保護者向けに、小4・小5・小6別の確認項目、答案から苦手単元を絞る方法、宿題を増やしすぎない1週間の準備手順を解説します。

早稲アカの夏期講習前は、何をどこまで復習しておけばよいですか?

こんにちは。中学受験 個別指導のSS-1です。
早稲アカの夏期講習前に行う準備は、1学期の全範囲をやり直すことではありません。直近のテストや宿題から、夏期講習で再び使うのに自力では解けない単元を2〜3個に絞り、白紙から解き直せる状態にすることが大切です。
2026年度の早稲田アカデミーの夏期講習会は、小4・小5が前後期計18日間、小6が前後期計24日間と案内されています。小4・小5では復習内容と新出内容を組み合わせ、小6では主要単元を広く扱うため、講習が始まってから1学期の抜けを一から埋める時間は限られます。
この記事では、早稲アカの夏期講習の準備として、答案から復習リストを作る方法、小4・小5・小6別の確認項目、科目別の見直しポイント、1週間で進める手順を解説します。
早稲アカの夏期講習は、まとまった時間を使って既習内容を振り返れる一方、学年によっては新しい単元も進みます。講習前の準備は、講習内容を先取りするためではなく、授業で説明を聞いたときに理解できる土台を整えるために行います。
たとえば小5の算数では、数の性質、図形の移動、和と差、速さ、割合などの復習と並行して、比、相似、通過算、流水算などへ学習がつながります。割合の「何を1とするか」が曖昧なままでは、比や相似の説明を聞いても式の意味を追いにくくなります。
小6は、割合と比、速さ、平面図形、立体図形、場合の数などを広く扱います。苦手単元が複数あっても、講習中は当日の授業と宿題が優先されるため、以前の教材へ大きく戻る余裕は取りにくくなります。
夏期講習前に目指すのは「苦手をなくすこと」ではなく、講習で扱う内容の説明を理解できる最低限の土台を作ることです。
復習する教材を先に決めると、「予習シリーズを最初から」「Wベーシックを全部」と範囲が広がりやすくなります。先に見るべきものは教材ではなく、直近2〜3回分のテスト答案、宿題、授業ノートです。
点数が低かったテストだけを見る必要はありません。正解していても、解くのに長時間かかった問題、勘で選んだ問題、解説を見た直後に解いただけの問題は、夏期講習で再びつまずく候補になります。
| 答案・ノートの状態 | 考えられる原因 | 家庭での確認 |
|---|---|---|
| 解説を読めば分かるが、白紙では手が止まる | 解法理解が曖昧 | なぜその式や図を使うか説明させる |
| 同じ単元で毎回失点している | 前提知識の抜け | 一つ前の基本問題へ戻る |
| 途中式や根拠がなく、答えだけ書いている | 条件整理の不足 | 図・線分図・表・根拠の線を残す |
| 家では解けるが、テストでは時間切れになる | 処理速度や問題選択 | 時間を測り、止まる問題を確認する |
復習リストには単元名だけでなく、「何ができないか」まで書くと、取り組む問題を絞りやすくなります。「速さが苦手」ではなく、「線分図を描かず、出会いと追いつきで和と差を取り違える」のように記録してください。
夏期講習前に使える時間は限られます。復習候補が10個見つかっても、すべてに同じ時間を使う必要はありません。優先するのは、夏の学習の前提になる単元、複数回間違えている単元、短期間で改善の手応えを確認できる単元です。
| 優先度 | 判断基準 | 例 |
|---|---|---|
| 高 | 夏期講習の新しい内容を理解する前提になる | 小5の割合・速さ、小6の比・平面図形 |
| 高 | 直近の複数のテストで同じ原因の失点がある | 計算ミス、条件の読み落とし、図を描かない |
| 中 | 基本問題は解けるが、少し形が変わると止まる | 類題を2〜3問使って考え方を確認する |
| 低 | 正答率が低い難問だけで失点している | 講習前は後回しにし、基礎の安定を優先する |
選んだ単元は、1単元につき基本問題を3〜5問ほど使って確認します。最初から大量の問題を解かせるのではなく、1問目で解き方を確認し、翌日か2日後に数字や聞かれ方が違う問題を白紙から解かせます。
「一度正解した」ではなく、「時間を空けても、自分で方針を決めて解けた」ことを完了の基準にしてください。
ここからは、2026年度の早稲アカ夏期講習会で扱われる内容を踏まえ、講習前に確認しやすい項目を学年別に整理します。校舎やクラス、授業の進み方によって重点は異なるため、実際の案内や担当講師の指示も確認してください。
小4の夏は、約数・倍数、規則性、図形、つるかめ算などを扱います。単元を深く先取りするより、問題文を読み、式や図を書き、答えまでたどる基本動作を安定させることを優先します。
小5の夏は、1学期までの復習に加えて、比、逆比、相似、通過算、流水算など、2学期以降につながる内容を学びます。割合・速さ・図形の基礎に抜けがある場合は、他の単元より先に確認したい時期です。
小6の夏期講習では、算数の割合と比、速さ、平面図形、立体図形、数の性質、場合の数など、入試で頻出の分野を広く扱います。小6は全範囲を均等に復習するのではなく、志望校で必要な単元と、直近の答案で失点が続く単元の重なりを優先します。
算数では、答えが合っているかだけでなく、どの条件を使い、なぜその図や式を選んだかを確認します。解説を閉じた状態で、最初の一手を説明できなければ、まだ自力で解ける状態とはいえません。
途中式をすべて細かく書かせる必要はありませんが、比の基準、速さの関係、図形の対応など、次に見直すときの手掛かりは残してください。
国語は文章を何題も解くより、直近のテスト1題を使って、設問条件、本文の根拠、自分の答えのずれを確認します。選択肢を勘で選んでいないか、記述で必要な要素を本文から拾えているかを見てください。
知識問題は、漢字・語句・文法を一度に広げず、直近のテストで繰り返し間違えている種類を毎日10分程度で確認します。
理科で点が取れない原因は、用語を覚えていない場合と、実験・計算問題の条件を整理できない場合で異なります。答えを覚え直す前に、「知識がなかったのか」「問題文から使う条件を選べなかったのか」を分けることが重要です。
知識不足なら予習シリーズや授業ノートへ戻り、計算・実験問題なら図や表へ条件を書き込む練習をします。
社会は一問一答だけで覚えると、聞かれ方が変わったときに答えにくくなります。地理なら地図と産業、歴史なら出来事の前後、公民なら制度と役割をセットで説明できるかを確認してください。
復習リストには「東北地方」などの広い項目ではなく、「東北の農業を気候と結びつけて説明できない」のように書くと、確認範囲を絞れます。
講習まで時間がない場合でも、7日間あれば復習対象を絞り、解き直しまで進められます。毎日長時間取り組むより、同じ単元を時間を空けて再確認することを重視してください。
講習中に継続する項目は、「計算を毎朝10分」「理科の知識カードを移動中に確認」など、小さく設定します。講習が始まった後に、平常時と同じ量の追加学習を続けようとすると、当日の復習や睡眠を圧迫しやすくなります。
復習が終わった問題には、日付と「白紙で解けた」「説明できた」などの確認結果を残すと、講習中に再確認する問題を選びやすくなります。
予習シリーズやWベーシックを最初から進めると、できる問題にも時間を使い、改善したい単元まで届かないことがあります。答案で止まった問題から戻る範囲を決め、必要な回だけ使う方が現実的です。
上位クラスや難関校を目指していても、基本問題で方針が決まらない状態なら、難問演習の効果は限られます。まずは典型問題で、解法を選ぶ理由と途中の条件整理を確認してください。
解説を読んだ直後は、内容を覚えているため解けることがあります。翌日か2日後に、解説を閉じてもう一度解けるかを確認することで、夏期講習で使える知識になっているか判断できます。
早稲アカの夏期講習の準備では、復習量を増やすほど安心できるように感じます。しかし、実際には「どの問題で止まり、なぜ止まったか」を見ないまま量を増やすと、講習前から宿題が終わらない状態になりかねません。
まずは答案とノートから、夏の学習に影響する2〜3単元を選び、白紙で解けるかを確認することから始めてください。苦手単元の整理に役立つ資料として、苦手単元の重要ポイントまとめもご活用いただけます。
それでも、どの単元を優先すべきか、予習シリーズやWベーシックのどこまで戻るべきか判断しにくい場合は、テスト答案、授業ノート、宿題の進み方を一緒に見る必要があります。SS-1では、答案やノートをもとに相談できる無料学習カウンセリングで、夏期講習前に整えたい内容と、講習中に残す学習を具体的に整理しています。

この相談に答えた講師
中学受験 個別指導のSS-1 編集部
中学受験 個別指導のSS-1 編集部です。本コーナーは中学受験を目指すご家庭から実際にご相談いただいた内容をもとに、中学受験専門のプロ講師による学習アドバイスを発信しています。
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