早稲アカの組分けテスト対策を、範囲確認、クラスへの影響、科目別の復習、直前期の進め方まで解説。カリテは取れるのに組分けで点が伸びない原因や、答案から優先課題を見つける方法も紹介します。

早稲アカの夏期講習は4年・5年・6年でどう違い、行くべきか、行かない場合は何を基準に判断すればよいですか?

こんにちは。中学受験 個別指導のSS-1です。
早稲アカの夏期講習は、通常授業の延長として受けるだけではなく、学年ごとの目的を決めて活用することが大切です。4年生は学習リズム、5年生は比・相似など後期の土台、6年生は総復習を秋の志望校学習につなげることが主な確認ポイントになります。
早稲アカに継続して通っているお子さんは、基本的には参加を軸に考えやすい講習です。4年生・5年生では復習と新出内容が組み合わされており、欠席すると夏以降の授業につながる単元を自宅で補う必要があるためです。
一方で、授業を受けても宿題を写すだけになっている、睡眠時間が減っている、前期の重要単元に大きな抜けがある場合は、すべてに参加することだけが答えとは限りません。「周りが行くか」ではなく、欠席する内容を誰が・いつまでに・どう教え、理解を確認するかまで決められるかで判断しましょう。
以下は、2026年度の早稲田アカデミー公式案内をもとにした整理です。校舎やクラス、受講科目によって日程・授業時間・課題の指示が異なる場合があるため、最終的には所属校舎の案内も確認してください。
早稲アカの夏期講習について、「行かないとクラスが下がるのではないか」「全部受けないと後期についていけないのではないか」と心配されるご家庭は少なくありません。
ただし、受講日数が多いことと、学んだ内容が定着することは別です。夏期講習の成果は、授業を受けた回数ではなく、授業翌日に白紙から解き直せる問題が増えたかで確認する方が実態を捉えやすくなります。
| 夏の状況 | 判断の方向 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 通常授業の復習がある程度回っている | 参加を軸にする | 講習中も翌日の解き直し時間を確保できるか |
| 宿題は終わるが、テストで同じ単元を落とす | 参加しつつ復習方法を変える | 答えを見ずに解けるか、間違えた理由を説明できるか |
| 通常授業から理解できない単元が積み上がっている | 部分参加や補強との組み合わせを検討する | 講習内容を受け取る前に必要な基礎は何か |
| 旅行・体調などで欠席が必要 | 欠席範囲の代替計画を先に作る | 教材、指導者、期限、理解確認の方法が決まっているか |
「受けるべきか」を考える前に、直近の組分けテストやカリキュラムテスト、普段の宿題から、夏に直したい状態を1〜2個に絞ってください。たとえば、「算数で式だけ書いて図を描かない」「国語の選択肢を根拠なく選ぶ」「理社の用語は言えるが説明できない」といった具体的な状態です。
夏の目標は「教材を終える」ではなく、「秋にも自力で使える解き方を増やす」ことです。講習前に、答案やノートで改善したい行動を決めておくと、参加の意味が明確になります。
2026年度の中学受験Sコースでは、小4・小5は前後期計18日間、小6は前後期計24日間と案内されています。標準的な授業時間は学年が上がるほど長くなり、5年生・6年生は講習後の復習時間まで含めると、生活全体の組み直しが必要です。
特に注意したいのは、小4・小5が「前期の総復習だけ」ではなく、復習内容と新出内容を並行して学ぶ講習だという点です。
| 学年 | 2026年度の標準的な実施 | 主な学習の特徴 | 家庭での注意点 |
|---|---|---|---|
| 小4 | 前後期計18日間。国算は1日110分、理社は1日60分が標準 | 前期内容の復習に加え、差集め算、方陣算、分数計算、つるかめ算などを学ぶ | 長時間学習より、同じ時間に起きて短い復習を続ける |
| 小5 | 前後期計18日間。4科受講日は国算2コマと理社1コマが標準 | 前期内容の復習と、比、逆比、相似、面積比、通過算、流水算などの新出内容を扱う | 授業当日の宿題完了より、翌日に新出内容を解き直せるかを優先する |
| 小6 | 前後期計24日間。4科受講日は午前から夕方までの授業が標準 | 算数の割合・比、図形、速さ、数の性質など、4科の広い範囲をクラス別に総復習する | 全問復習ではなく、秋の志望校学習に必要な問題を選ぶ |
公式案内では、対面授業と双方向Web授業を選べる形も示されています。やむを得ず校舎へ行けない日がある場合は、欠席扱いにする前に、受講形態の変更や教材の受け取り方を所属校舎へ確認するとよいでしょう。
また、夏期講習と夏期合宿は別の講座です。夏期講習の出欠と、夏期合宿に参加するかどうかは、一つの判断にまとめず分けて考えてください。
4年生の夏は、勉強時間を急に長くするよりも、「授業を受ける」「短く復習する」「寝る」の流れを安定させる時期です。夏休みだからと朝から夜まで予定を入れると、前半は回っても後半に疲れが出やすくなります。
4年生で優先したいのは、決めた量を終えた経験と、授業翌日に1問を自力で解き直す習慣です。
授業後すぐに大量の宿題をさせるより、まず「授業で難しかった問題」に印を付けます。その日の夜は解説を確認するところまでにし、翌朝か翌日の決まった時間に、答えを閉じてもう一度解かせてください。
1問に長時間止まるときは、努力不足ではなく、授業で理解できていない可能性があります。10〜15分考えて手が動かない問題は、質問する問題として分け、同じ日に抱え込ませないことも大切です。
旅行や習い事で一部欠席すること自体が、直ちに問題になるわけではありません。ただし、欠席回の新出単元を確認せず、後期授業で初めて見る状態にするのは避けたいところです。
欠席する場合は、校舎に学習内容と宿題範囲を確認し、休み明けまでに例題を理解する日と、白紙から解く日を分けて設けましょう。家庭だけで教えにくい単元は、無理に親子で解決せず、質問できる機会を先に確保してください。
5年生の夏期講習は、前期の復習だけでなく、比の表し方、比例式と逆比、相似、底辺の比と面積比など、後期の算数を支える新しい考え方が続きます。
5年生は「講習に出たか」より、比と相似を図や式で使える状態にして後期へ進めるかが重要です。
| 家庭で見える様子 | 考えられる状態 | 優先する対応 |
|---|---|---|
| 解説を見ると分かるが、翌日は解けない | 解法を再現する手順が定着していない | 例題を閉じ、図と式を最初から書く |
| 比の式は書けるが、何と何の比か言えない | 記号だけを覚えている | 対応する量に線を引き、言葉で説明する |
| 相似の問題で対応する辺を取り違える | 図の見方が曖昧 | 同じ角・対応する辺に印を付ける |
| 算数に時間がかかり、理社に触れられない | 難問まで同じ優先度で進めている | 算数を必須・再挑戦・保留に分ける |
5年生は講習時間が長く、帰宅後に4科すべてを深く復習するのは難しい日があります。その場合、算数は新出内容から1〜2問、国語は授業で根拠を取り違えた設問、理社はその日の用語確認というように、最低限の復習を決めておきます。
追加の問題集を増やすより、講習教材の中で「授業ではできたが一人では解けなかった問題」を減らす方が優先です。夏の後半に同じ単元をもう一度白紙で解き、初見に近い状態でも考え方を使えるかを確認してください。
5年生で全期間参加しない場合は、新出内容を誰が教えるかまで決まっていることが前提です。教材を渡して「自分で進める」だけでは、分かったつもりを見つけにくくなります。
比・逆比・相似は、後の速さや図形にもつながります。欠席する範囲がこれらの単元に当たる場合は、例題の理解、類題演習、数日後の再テストまでを一つの計画にしてください。
6年生の夏期講習は、4科の広い範囲を扱い、標準的な時間割では午前から夕方まで授業があります。授業後に全問を復習しようとすると、睡眠が削られ、翌日の集中力が下がることがあります。
6年生の目標は、講習教材をすべて終えることではなく、秋の過去問・志望校別学習へ持ち越してはいけない基礎の穴を見つけて埋めることです。
「難しい問題を解けたか」だけでなく、正答率の高い問題を時間内に取れたかを確認してください。算数なら途中式や図が残っているか、国語なら選択肢の根拠や記述の要素が本文に印付けされているか、理社なら知識不足と読み違いを分けられているかを見ます。
夏の終わりには、単元名だけの苦手一覧ではなく、「速さでダイヤグラムを描かない」「理科の実験条件を読み飛ばす」のように、失点につながる行動をまとめます。秋の学習計画に使えるのは、苦手単元の数より、次に何を変えるかが分かる記録です。
6年生で前期から大きな未理解が残り、講習の総合問題をほとんど自力で解けない場合は、講習の一部と基礎補強をどう組み合わせるかを検討する余地があります。
ただし、欠席日を増やすだけでは学習時間が空くだけです。志望校で必要な単元、直近の模試で落としている標準問題、基礎に戻る教材を決め、毎週の確認テストや添削まで用意してください。
「早稲アカの夏期講習に行かない」という選択は、参加しないこと自体で良し悪しが決まるものではありません。欠席によって空いた時間が、現在の課題を解消する学習に置き換わるかが判断の中心です。
| 判断軸 | 参加を優先しやすい状態 | 部分参加・不参加を検討できる状態 |
|---|---|---|
| 新出内容 | 自宅だけで新しい単元を学ぶのが難しい | 欠席単元の指導者・教材・期限が決まっている |
| 現在の理解度 | 通常授業の基本問題は自力で解ける | 前期の基礎不足が大きく、総合演習より補強が必要 |
| 復習と確認 | 塾の授業が質問・添削の機会になっている | 家庭外で質問でき、答案を確認する人がいる |
| 生活と体調 | 睡眠を保ちながら通える | 体調面の負担が大きく、受講形態や日数調整が必要 |
判断するときは、次の4点を紙に書いてください。
この4点が曖昧なまま「家で苦手をやる」と決めても、得意科目や解きやすい問題だけに偏りやすくなります。部分参加を考える場合も、自己判断だけで進めず、所属校舎に欠席範囲、新出単元、オンライン受講や振替に相当する対応の有無を確認しましょう。
行かない場合に必要なのは、講習と同じ時間数ではなく、課題に合った授業・演習・確認の一組です。「教わる」「一人で解く」「数日後にもう一度解く」まで揃っているかを確認してください。
夏期講習中は、授業時間が長いうえに宿題も重なります。すべてを同じ深さで終えようとすると、丸付けや解き直しが後回しになり、「提出できたが身についていない」という状態になりがちです。
宿題の優先順位は、先生からの指示だけでなく、授業中の理解度と翌日の再現性を合わせて決めます。
「必須」と「再挑戦」が終わっていないのに、保留に近い難問へ長時間使う必要はありません。宿題を減らすときは、問題番号だけでなく、なぜ後回しにするのかを記録しておくと、後で先生に相談しやすくなります。
| 時間帯 | 行うこと | 目安 |
|---|---|---|
| 授業後 | 丸付けをし、必須・再挑戦・質問・保留に分ける | 15〜20分程度 |
| その日の夜 | 必須問題の解法確認と、理社の短い知識確認 | 睡眠を削らない範囲 |
| 翌朝または翌日の決まった時間 | 算数1〜2問、国語1問を白紙から解き直す | 30〜60分程度 |
| 数日ごとの予備時間 | 再挑戦問題、欠席分、質問後の解き直しを行う | 週に1〜2枠 |
上記は一例です。学年や通塾時間によって調整してください。毎日の予定を限界まで埋めず、遅れを戻す予備時間を最初から置く方が、講習後半まで学習を続けやすくなります。
夏期合宿は、普段と異なる環境で長時間学習し、時間の使い方や学習への向き合い方を見直す機会になり得ます。一方で、理解できていない単元を個別に教え直す場とは限りません。
合宿に参加するかは、本人が「何を変えたいか」を言えるか、合宿後に家庭で続ける行動が決まっているかで判断しましょう。夏期講習へ参加することと、合宿へ参加することは別に考えて構いません。
4年生・5年生では、家族の予定をすべて受験勉強に置き換える必要はありません。ただし、新出単元を欠席する場合は、旅行前後のどちらで補うかを決めておきます。
6年生は講習日数が多く、秋への準備もあるため、移動日を含めた疲れと復習の遅れを見積もる必要があります。旅行を一律に避けるのではなく、睡眠と体調を戻す日、欠席教材を受け取る日、解き直しの日まで予定に入れてください。
夏休みになると、市販教材や他塾の問題集を追加したくなることがあります。しかし、講習教材の基本問題を白紙から解けない状態で教材を増やすと、未完了の問題が増えるだけになりやすいものです。
追加教材を使うのは、目的が「計算の正確さ」「比の基礎」「理科の特定単元」など一つに絞れ、講習の復習時間を奪わない場合に限ると考えると整理しやすくなります。
夏期講習の成果を、受講日数や宿題のページ数だけで判断すると、理解不足を見落とすことがあります。講習の前半・中盤・後半で、同じ観点から答案やノートを確認してください。
見るべきなのは「正解したか」だけでなく、答えを閉じた状態で考え方を再現できるかです。
| 確認するもの | 家庭での確認方法 | 立て直しが必要な兆候 |
|---|---|---|
| 算数のノート | 図・途中式・単位が残っているかを見る | 答えだけ、解説の写し、消し跡が多い |
| 国語の答案 | 選択肢の根拠、記述に入れる要素を説明させる | 「なんとなく」で選び、本文に戻れない |
| 理社の間違い | 知識不足・読み違い・条件整理・時間不足に分ける | すべてを暗記不足としてやり直している |
| 翌日の解き直し | 白紙に自力で解き、途中で見たヒントを記録する | 答えを見れば分かるが、最初の一手が出ない |
| 生活記録 | 睡眠、開始時刻、予定との差を確認する | 夜更かしが続き、翌日の授業で集中できない |
SS-1の早稲アカ生の体験談でも、授業後に習った問題を自分から保護者へ説明したことが、学習の変化として語られています。個別の成果をそのまま他のお子さんに当てはめることはできませんが、「説明できるようになったか」は理解の深まりを見る一つの手がかりです。
反対に、正解は増えても理由を説明できない場合は、問題の形を覚えているだけかもしれません。数字や問い方を少し変えた問題でも解けるか、数日後にも同じ考え方を使えるかを確認しましょう。
早稲アカの夏期講習は、4年生・5年生では復習と新出内容、6年生では広い総復習を扱います。継続生は参加を軸に考えやすい一方、授業を受けるだけで理解が定着するわけではありません。
参加する場合も行かない場合も、授業翌日の白紙解き直し、質問する問題の整理、数日後の再確認までを計画に入れることが大切です。
講習や宿題をどう使うかを整理したい方は、資料請求でお届けしている失敗しない塾の使い方がわかるデジタルパンフレットも参考にしてください。早稲アカの課題を全部こなすのではなく、お子さんに必要な部分を見分ける考え方を確認できます。
また、「参加した方がよいか、苦手補強に時間を使うべきか決められない」「答案を見ても、どこから直すべきか分からない」という場合は、直近のテスト、講習教材、ノートを並べると判断しやすくなります。SS-1では、現在の解き方や宿題の進み方をもとに、夏に残す課題と後回しにする課題を整理しています。
ご家庭だけで判断が難しいときは、答案やノートをもとに相談できる無料学習カウンセリングで、夏期講習の参加方法と復習計画を一緒に確認してみてください。

この相談に答えた講師
中学受験 個別指導のSS-1 編集部
中学受験 個別指導のSS-1 編集部です。本コーナーは中学受験を目指すご家庭から実際にご相談いただいた内容をもとに、中学受験専門のプロ講師による学習アドバイスを発信しています。
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