早稲アカに通う子どものやる気が下がる原因を、苦手科目・宿題量・クラスダウン・親子関係に分けて解説。家庭で確認するサイン、1週間の立て直し方、塾への相談ポイントが分かります。

早稲アカに通う子どものやる気が下がっているとき、家庭ではどう立て直せばよいですか?

こんにちは。中学受験 個別指導のSS-1です。
早稲アカに通うお子さんのやる気が下がったときは、叱って動かすよりも、「やる気がない」の裏にある学習上の原因を先に見つけることが大切です。苦手科目で止まる、宿題量に追われる、組分けテストやクラスダウンで自信を失うなど、原因によって立て直し方は変わります。
まずは、何時に勉強を始めたか、どの問題で手が止まったか、白紙から解き直せるかを確認してください。気持ちを励ますだけでなく、取り組む量・問題の難度・一週間の流れを調整すると、再び動き出せるきっかけをつくりやすくなります。
早稲田アカデミーは「本気でやる子を育てる」を教育理念に掲げています。目標に向かって努力する雰囲気が力になるお子さんがいる一方で、授業や宿題、テストで「できない」が続くと、本気を出せないのではなく、失敗を避けるために動けなくなっていることがあります。
特に中学受験の小学生は、「苦手だから練習しよう」と冷静に切り替えられるとは限りません。分からない問題に向かうより、得意科目に移る、机に座るまで時間をかける、塾に行きたくないと言うなど、避ける行動として表れます。
そのため、「やる気を出しなさい」と言う前に、授業を理解できているか、宿題が今の学力に合っているか、テスト結果を必要以上に怖がっていないかを確認する必要があります。やる気は学習の原因ではなく、学習が回っているかどうかを示す結果として見ると、取るべき対応が見えやすくなります。
よくあるのは、算数や国語など苦手科目を後回しにし、得意科目ばかりに取り組むケースです。これは単なる好き嫌いではなく、問題を開いた時点で「またできない」と予想してしまう状態になっている可能性があります。
授業の解説を聞いた直後は分かったように見えても、翌日に白紙から解き直せない、式や根拠を説明できない場合は、理解が十分ではありません。宿題の量を増やすより、どこまでなら自力で再現できるかを確認することが先です。
授業、宿題、テスト対策が重なり、毎日が「終わらせるだけ」になると、勉強を始めること自体が重くなります。宿題が終わらない状態が続くと、本人は毎日「できなかった」という感覚を持ちやすいためです。
開始が遅い、字や途中式が急に雑になる、答えを写して終わらせる、休日に長く寝るといった様子があれば、意欲より先に学習量と生活リズムを見直してください。
クラスが下がった、偏差値が落ちた、友達に結果を知られるのが嫌だという経験は、小学生にとって大きな負担です。「次も悪かったらどうしよう」という不安が、テスト勉強や通塾を避ける行動につながることがあります。
この場合、すぐにクラスアップを目標にすると、再び結果だけで評価される感覚が強くなります。まずは前回間違えた問題を3問解けるようにする、週の学習を決めた時刻に始めるなど、本人が確認できる行動目標に置き換えます。
保護者が心配するほど、声かけの回数が増えやすくなります。しかし、毎日「早くやりなさい」「このままではクラスが下がる」と言われると、内容ではなく親に反発して勉強を止めることがあります。
親が勉強をさせる役、お子さんが逃げる役に固定されていないかを確認してください。反抗が強いときは、家庭ですべてを解決しようとせず、塾の先生や第三者に学習の確認役を任せる方法もあります。
早稲アカでやる気が下がる背景には、苦手科目、宿題量、テスト結果、親子関係が重なっていることがあります。ひとつの声かけで変えようとせず、どの原因が強いかを先に整理しましょう。
やる気は目に見えませんが、学習中の行動は確認できます。「何時間勉強したか」より、どこで止まり、何をすると再開できたかを見てください。
| 家庭で見える様子 | 確認したいこと | 考えられる原因 |
|---|---|---|
| 苦手科目を開くが、すぐ得意科目に移る | 例題を見ずに1問目を解けるか | 授業理解や基礎の不足 |
| 机に座るまで長く、始めても字が雑になる | 通塾日を含めた睡眠時間と宿題量 | 疲労や過負荷 |
| テスト前に「どうせ無理」と言う | 前回の失点を問題別に振り返れているか | 結果への不安、自信の低下 |
| 親が声をかけると怒るが、先生の指示では動く | 親が指示・採点・解説を抱えすぎていないか | 親子関係の固定化 |
| 解き直しでは答えを覚えているが、類題は解けない | 解き方を自分の言葉で説明できるか | 理解不足、丸覚え |
まず3日間だけ、次の3点を記録すると原因を整理しやすくなります。
「なぜやらないの」と聞くと、お子さん自身も理由を説明できず、話が止まることがあります。代わりに、「どの問題から難しくなった?」「一人でできたのはどこまで?」と、事実を尋ねてください。
苦手科目で止まる場合は、いきなり宿題全体をやらせず、授業で扱った例題や基本問題から、15分で終えられる量に絞ります。最初の目標は成績を上げることではなく、「自力で正解できる問題がある」と本人が確認することです。
解いた問題は、〇・△・×に分けます。〇は白紙から解けて説明できる問題、△はヒントがあれば解ける問題、×は解説を読んでも再現できない問題です。次の日は△だけを解き直し、〇が増えたことを見えるようにします。
宿題を全部終わらせることが難しいときは、家庭だけで勝手に削るのではなく、担当の先生に相談します。「全部できていません」ではなく、どの教材のどこで何分止まるかを伝えると、優先順位を相談しやすくなります。
相談時には、次の3点を確認してください。
宿題の提出量だけでなく、翌日に白紙から解き直せるかを基準にします。終わったページが減っても、授業内容の定着が上がれば、学習サイクルは立て直しやすくなります。
クラスアップや偏差値を目標にすると、本人が自分で調整できない要素が多くなります。そこで、「前回×だった問題を3問、自力で解けるようにする」「大問1を見直す時間を5分残す」など、行動に変えます。
テスト後は点数だけを見ず、正答率が高い問題の取りこぼし、時間不足、問題文の読み違い、理解不足に分けてください。原因が違えば、次にすることも変わります。
「今すぐ算数をやりなさい」と命じる代わりに、「算数15分と漢字10分のどちらから始める?」と、決められる範囲を渡します。勉強するかどうかではなく、始め方を本人に選ばせることがポイントです。
保護者が解説するとけんかになる、予定を立てても守れない場合は、塾の先生に週の重点を伝えてもらう、質問する問題に付箋を貼るなど、第三者につなぐ仕組みを作ります。
やる気を一度に戻そうとすると、計画が大きくなりすぎます。1週間だけ学習量を調整し、開始・理解・解き直しの3点を整えると、原因と改善の手応えを確認できます。
| 日程 | 家庭で行うこと | 確認すること |
|---|---|---|
| 1~2日目 | 指示を増やさず、開始時刻と止まった問題を記録する | 苦手、疲労、不安のどれが強いか |
| 3日目 | 塾の先生に必須課題と後回しにできる課題を確認する | 宿題量が今の理解度に合っているか |
| 4~5日目 | 苦手科目を15分、基本問題2~3問から始める | 白紙から解ける問題が増えたか |
| 6日目 | △だった問題だけを解き直し、解き方を説明してもらう | 答えの暗記ではなく理解できているか |
| 7日目 | できたことと残った課題を親子で確認する | 翌週も続ける量と、先生に相談する内容 |
1週間で急に意欲的になる必要はありません。予定時刻との差が短くなった、苦手科目を途中で投げ出さなかった、質問する問題を自分で選べたなど、行動の小さな変化を回復のサインとして見てください。
リセット期間中は、新しい教材を追加せず、早稲アカの授業・宿題・テストで今使っているものから範囲を絞る方が、原因を見失いにくくなります。
やる気が下がっているときほど、抽象的な励ましは届きにくくなります。気持ちを変えようとするより、次の一歩を具体的にする声かけに置き換えてください。
| 避けたい声かけ | 置き換え例 |
|---|---|
| やる気を出して | 最初の15分は何から始める? |
| またクラスが下がるよ | 前回×だった3問のうち、どれから戻す? |
| 前はできていたのに | 今回はどこから難しくなった? |
| 全部終わるまでやりなさい | 今日はこの2問を、説明できるところまでやろう |
| どうしてやらないの | 一人でできるところと、質問したいところを分けよう |
褒めるときも、「頭がいい」「やればできる」だけではなく、予定時刻に始めた、途中式を書いた、分からない問題を質問に回したなど、本人が再現できる行動を認めます。
親の関わり方を見直すきっかけが必要な場合は、中学受験で親が「ついやってしまうこと」を解説した動画で、声かけや距離の取り方を整理できます。
やる気が下がると、「早稲アカが合っていないのでは」「中学受験をやめるべきでは」と考えることがあります。ただし、一度の組分けテストや一時的なクラスダウンだけで、すぐに結論を出す必要はありません。
| 判断の方向 | 見られる状態 |
|---|---|
| 早稲アカを続けながら調整する | 授業には参加でき、苦手科目や宿題量など原因が具体的で、先生と優先順位を調整できる |
| 一時的に負荷を下げる | 学校行事や講習で疲れている、睡眠が不足している、宿題を終えることが目的になっている |
| 学習環境の変更も検討する | 量と難度を調整しても通塾拒否が続く、授業の理解が長く追いつかない、親子だけでは学習管理が成り立たない |
まず2~3週間、宿題の優先順位と学習時間を調整し、授業参加、開始時刻、白紙からの解き直しに変化があるか見ます。改善が見られない場合は、担当の先生にクラスや受講内容を相談し、必要に応じて個別指導や転塾を含めて比較します。
なお、勉強以外の時間にも強い落ち込みが続く、睡眠や食事、学校生活に大きな変化がある場合は、学習方法だけの問題と決めつけず、学校や適切な専門機関にも相談してください。
SS-1の早稲田アカデミー生の体験談には、塾のペースが速く基礎が追いつかなかったケースや、苦手科目を基礎から復習し、スランプ時に先生の励ましを受けながら学習を続けた例があります。個別の成果が同じ形で表れるとは限りませんが、やる気の問題を、理解度・教材の難度・学習量・精神面と一緒に見ることの大切さが分かります。
「やる気がない」と見えるときでも、答案には、正答率の高い問題を落としている、途中式が書けていない、解き直しではできるが類題では止まるなど、具体的な原因が表れます。ノートや一週間の学習記録も合わせると、苦手意識の原因が授業理解なのか、宿題量なのか、テストの受け方なのかを整理しやすくなります。
「やる気を出させる」方法を探す前に、今のお子さんがどこで止まり、何なら自力でできるのかを整理することから始めてみてください。家庭だけでは原因を切り分けにくい場合は、答案やノートをもとに相談できる無料学習カウンセリングで、早稲アカの授業・宿題・テストの回し方を一緒に確認できます。

この相談に答えた講師
中学受験 個別指導のSS-1
中学受験 個別指導のSS-1 編集部です。本コーナーは中学受験を目指すご家庭から実際にご相談いただいた内容をもとに、中学受験専門のプロ講師による学習アドバイスを発信しています。
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