冬期講習を受講しても、復習する時間がとれないため消化不良になることが不安です。

ご相談ありがとうございます。
馬渕教室にお通いで、冬期講習の受講についてお悩みなのですね。

馬渕教室の講習は、復習ではなく通常授業が継続される形態です。
ですから平常の１週間の学習サイクルを講習期間中は変更しなければいけません。
まずは現状の1週間の学習サイクルを振り返り、量（時間）と質（内容）を検証してみましょう。

この平常の１週間の学習サイクルを、どのように馬渕教室の冬期講習のターム期間に合わせて、計画をたてることができるかどうかです。

宿題はこなすことが目的ではなく、学習した内容をどのように定着させるかがポイントです。

睡眠時間を削ってまで長い時間学習すればいいというものではなく、定着度を高める学習の仕方ができているかという点をみていきましょう。

また、２学期中に発見された弱点単元の克服や２学期中にできなかったテスト直しも冬休み中にまとめてするとなると、なかなか時間が取れないということが分かります。

ですから、冬休みにできることは限られているので優先順位も決める必要もあります。

時間の使い方、宿題のやり方や学習のルールなどを踏まえ、冬休み用の学習サイクルを作っていきましょう。

なお、学習サイクルの作成方法についても大まかな考え方を、記載いたしますので参考にしていただければと思います。

学習サイクルとは、
①目的・やる気：目標が明確になっているか、その目標をやればできると思えているか
②授業の準備：目的意識を持って授業に臨めているか、前回の内容が復習できているか
③授業：授業を理解できているか、分からない問題など必要なことを残すことができているか
④復習・質問：授業で分からなかった問題を解消できているか、前回の内容が復習できているか
⑤演習強化：優先順位をつけて宿題に取り組んでいるか、〇✖だけでなく「次に生きる」答え合わせができているか
⑥振り返り：テストで取るべき問題と解けなくていい問題の区別ができているか、達成感を感じているか
⑦テスト：テストの受け方が身についているか、成績が少しずつでも上がっているか
⑧分析：テスト後すぐに分析をできているか、次に向けて戦術を考えられているか

上記の学習サイクルの精度を早期に高めることができているお子さんは、
着実に、成績を上げていきます。サイクルの中の上手く行っている箇所、上手くいっていない箇所を見極め、適切なサポートをお渡しすることが大切です。

これはお子様の状況によってことなりますので、ご不安なようでしたら、最寄りのSS-1の教室へ個別の学習カウンセリングをお申込みください。

ご相談の際に、どの箇所でのつまずきがあるのかを、
明確にしてからお越しいただければ、より具体的で問題の解決に直結するヒントをお渡しできるかと思います。