日能研6年生の夏期講習テキストをどう復習するかを解説。共通問題428題や国語・理社の進め方、宿題が終わらないときの優先順位、秋の過去問につなげる確認ポイントが分かります。
9月も半ばですね。
少しずつ、秋らしさを感じる日も増えてきました。
6年生はもちろんですが、秋は5年生にとっても大切なテストの季節です。
浜学園は「公開学力テスト」、希学園は「公開テスト」、日能研は「実力判定テスト」があります。
四谷大塚では、2026年10月4日、11月8日、12月13日に5年生の公開組分けテストが予定されています。
日能研では実力判定テストが続き、12月20日には志望校判定のある「PRE合格判定テスト」が実施されます。
5年生も、だんだんテストが難しくなっていきます。
そして、塾やコースによっては、冬から新6年生にかけて行われるテストの結果が、6年生のクラスや受講資格に関係することがあります。
その冬のテストで結果を出すために、秋のテストで準備をしておきたいところです。
では、冬のテストで結果を出すために、秋のテストでできる対策とは何でしょうか。
その一つは、知識問題の「抜け漏れ」を補充することです。
たとえば、次のような問題があるとします。
==========
【問題】
次の植物のうち、雄花と雌花に分かれていないものはどれですか。
ア.ハギ
イ.マツ
ウ.トウモロコシ
エ.カボチャ
==========
マツ、トウモロコシ、カボチャには雄花と雌花があります。
正解は、アの「ハギ」です。
イ・ウ・エが雄花と雌花に分かれていることは知っていても、「ハギ」についてはどうでしょうか。
ハギは「秋の七草」の一つですが、七つすべて言えるでしょうか?
ハギ・ススキ・キキョウ・オミナエシ・フジバカマ・クズ・ナデシコですね。
こういった「あやふやな知識」を、秋のテストを使って補充しておくのです。
ただし、テスト直しで確認する知識を、際限なく広げる必要はありません。
今回の問題であれば、まずは「雄花と雌花に分かれる植物」と「一つの花におしべとめしべがある植物」の違いを整理することが優先です。
そのうえで、余裕があれば関連する植物の知識まで確認するとよいでしょう。
もう一つの準備対策は、基本公式のチェックです。
次のような問題はどうでしょう?
==========
【問題】
正八角形の対角線の数は何本ですか。
==========
多角形の対角線の本数を求める公式を、お子さんはすぐに言えるでしょうか?
(頂点の数-3)×頂点の数÷2
が正しい公式です。
正八角形の場合は、
(8-3)×8÷2=20
となるため、正解は20本です。
「公式の丸覚え」はおすすめできませんが、代表的な公式は、どうしてその式になるのかも含めて、すぐに説明して使えるようにしておきたいですね。
一つの頂点から引ける対角線は、自分自身と両隣の頂点を除くため、「頂点の数-3」本です。
それをすべての頂点について数えると、同じ対角線を2回ずつ数えることになるため、最後に2で割ります。
この仕組みまで理解できていれば、公式を忘れてしまったときにも、自分で考え直すことができます。
秋の間に代表的な公式をできるだけおさらいし、いわゆる「一行問題」のような基本問題で、少しずつ失点してしまわないように足元を固めておくとよいですね。
そして3つ目の準備対策は、「問題を見極める力」を養うことです。
これは難しそうに聞こえるかもしれませんが、
「今の自分に解ける問題と、解くのが難しい問題を見分ける」
ということです。
テストでは、解ける可能性が高い問題を確実に解くことが、まず第一です。
「テストのときは解けなかったのに、家に帰ってもう一度解き直したらできた」
という問題を減らすのです。
家に持ち帰って解くと正解できる理由は、家では落ち着いて情報を整理できますが、テスト中は時間に追われて焦り、考え方や作業が雑になってしまうからです。
テスト直しをすると、「応用問題」と呼ばれる問題の中にも、本来なら解けた問題が見つかることがあります。
そのような問題をテスト中に正解するためには、時間の余裕が必要です。
そのためには、解き方が分かっている基本問題で時間を使いすぎないようにしなければなりません。
解き方が分かる問題はなるべく速く、正確に解く練習を、秋のテストの中で行っていきましょう。
ただし、「速く解こう」として計算や文字を雑にしてしまっては逆効果です。
まずは、
解き方を思い出せずに止まっている時間
問題文を何度も読み直している時間
難しい問題を飛ばすか迷っている時間
を減らすことから始めましょう。
このように、冬から新6年生にかけてのテストで望ましい結果を得るために、秋の間に準備を整えておくことが大切です。
意識して取り組んでいきましょう。
∽∽∽∽∽∽∽∽∽
☆ 秋のテストで整えておく準備対策とは☆
1. 知識問題の「抜け漏れ」を補充する
2. 基本公式のチェックをしておく
3. 「問題を見極める力」を養う
∽∽∽∽∽∽∽∽∽

この記事を執筆した講師
中学受験 個別指導のSS-1 編集部
中学受験 個別指導のSS-1 編集部です。本コーナーは中学受験を目指すご家庭から実際にご相談いただいた内容をもとに、中学受験専門のプロ講師による学習アドバイスを発信しています。
中学受験の5年生のテストで点数を伸ばすためには今までとは異なる勉強方法も必要です。各塾の志望校判定テストなどの結果でお子さんの理解度を見てみましょう。
[目次] 表示・非表示 裏ワザ① 第一志望から解かない 裏ワザ② 合格者平均点は狙わなくていい 裏ワザ③ 第一志望の初回は「30点」でいい...
今週の攻略ポイント 皆さんこんにちは。SS-1理科講師の村橋です。 サピックス5年生の皆さんへ、今週の理科の攻略ポイントをお届けします! 「...
今週の攻略ポイント 皆さんこんにちは。SS-1理科講師の村橋です。 サピックス5年生の皆さんへ、今週の理科の攻略ポイントをお届けします! 「...
今週の攻略ポイント 皆さんこんにちは。SS-1理科講師の村橋です。 サピックス5年生の皆さんへ、今週の理科の攻略ポイントをお届けします! 「...